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ばらかもんネタバレ原作の最終回結末は?なると半田は結婚する?

ばらかもん原作ネタバレと最終回結末までのあらすじ!なると結婚する?
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2023年7月ドラマ化された人気漫画「ばらかもん」の原作ネタバレとドラマ最終回までのあらすじをお伝えしています!

「ばらかもん」原作はヨシノサツキさん作の漫画で、2008年4月にガンガンパワードにて当初読み切りで連載された作品。

あまりの反響ぶりから、その後2009~2019年の約10年に渡り連載されました。

そんな大人気漫画のネタバレ、とっても気になりますよね。

ドラマ化され、再度注目された「ばらかもん」原作。

ここでは原作の最終回・結末までのネタバレ、半田となるは果たして結婚したのか?さらにドラマ全話のあらすじまでネタバレしています!

ドラマ「ばらかもん」のキャスト相関図については別記事でまとめていますので合わせてご覧くださいね。

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目次

ばらかもん原作漫画の登場人物ネタバレ!

漫画「ばらかもん」主人公の半田清舟は何者?なるって誰?なるに両親はいるの?

まずは登場人物ネタバレを見ながら、そんな疑問を解いていきましょう。

半田清舟(はんだせいしゅう)

23歳、書道家。書道家の家元の跡継ぎで通称「先生」。島民からイケメンと評されている。

琴石なる(こといしなる)

小学1年生。清舟が借りた空き家に出入りしていた。のちに亜夫清舟に書道を教えてもらうことになる。

久保田陽菜(くぼたひな)

なるの同級生であり親友。人見知り。

山村美和(やまむらみわ)

なると一緒に空き家に出入りしていた中学生。ボーイッシュで勝気。

新井珠子(あらいたまこ)

通称=タマ。美和の同級生で、なるや美和と一緒に空き家を遊び場にしていた。

木戸浩志(きどひろし)

郷長の息子で高校3年生。ヒロ、ヒロ兄と呼ばれている。

琴石耕作(こといしこうさく)

なるの祖父。茶目っ気がある。清舟に「第一村人」と呼ばれる。

木戸裕次郎(きどゆうじろう)

郷長。清舟が借りた家の管理人。

教頭

なるが通う分校の教頭。強面。

川藤鷹生(かわふじたかお)

清舟の友人であり、良き理解者。

神崎康介(かんざきこうすけ)

清舟をリスペクトしている書道家。高校生。

半田清明(はんだせいめい)

清舟の父であり、有名な書道家。

半田えみ

清舟の母。清舟を溺愛しており過保護。

館長

清舟の字を「つまらん字だ。」と言い、怒らせ殴られた人物。

館永譲

半田に一目ぼれし、お見合いを申し込む。

「ばらかもん」原作では、半田のもともとの身の回りの人物に加え、村に行ってからたくさんの出会いがあったことで非常にたくさんの登場人物がいます!

なるの両親をネタバレ

「ばらかもん」原作の中で、なるは祖父の耕作と2人で暮らしています

なので、なるに両親がいるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

結論、

なるに父親はいます。

なるの父親は琴石優一郎と言います。

タンカー船乗りで1年のほとんどは家におりません。

村では変わり者呼ばわりされています。

一方で母親に関しては、いるような表現がなされていません

そのため亡くなっているか、離婚していて居ないのではないかと考えられます。

ばらかもん原作漫画のネタバレとあらすじ

主人公の書道家・半田清舟はある出来事から、五島列島の島に移り住むことになります。

そこでの日々の暮らしから、少しずつ変わってゆく半田や村の人々の様子が描かれた漫画「ばらかもん」原作のあらすじをネタバレしていきます♪

ばらかもん原作漫画ネタバレ~清舟が五島へ行くまで~

半田清舟は23歳の若き書道家として注目の存在でした。

ところがそんな半田は、ある受賞パーティーで館長に酷評されることになります。

実につまらん字だ。

「君は平凡という壁を乗り越えようとしたか?」

館長にそう言われたことで、なんと半田は館長を殴ってしまったのです!

それから間もなくして、半田は父・清明に「頭を冷やしてこい。」と五島列島の田舎に1人で送り込まれます

ここから半田の五島での暮らしが始まってゆくのです。

原作漫画ネタバレ~清舟となるの出会い~

村はバスもタクシーも無いようなところで、仕方なく通りがかった軽トラに乗せてもらいます。

この軽トラの運転手は、なるの祖父・耕作でした。

道中で耕作に海を見させられた半田ですが、どうだとの問いにこう答えます。

普通の海だ。光ってるけど

キレイに見えないのは俺の心が荒んでるせいか?

そうつぶやく半田でした。

着いた家は空き家のはずですが、どうも人が出入りしている様子。

そこを秘密基地にしていたのが、なるをはじめとする村の子どもたちでした。

追い払っても追い払っても侵入してくるなる。

半田が書いた字を見て言います。

学校の先生が書いた字みてぇだもんな

その言葉で半田はかつて館長に言われた言葉を思い起こしてしまい、怒ります。

勢いで家を出た半田ですが、大人げなかったと反省し、なるに謝り仲直りする2人でした。

ここでなるが防波堤に登ろうと提案します。

ひょいひょいと登ったなるは、躊躇する半田に声を掛けました。

この壁を越えなきゃ何も見えないぞ

その言葉でまた館長の言葉を思い起こした半田は、防波堤を登ります。

そこに広がる夕日と海を見て、なるに「なっ、きれいだろ」と言われて答えました。

本当だ

先ほど耕作に問われた時とは違った反応を示す半田だったのです。

原作漫画ネタバレ~村に馴染んでゆく清舟~

都会育ちの半田は最初、田舎の人々にびっくりすることばかりの毎日でした。

しかし、次第に交流を深め、時には村の人々に影響を受け、時には村の人々に影響を与えていく半田でした。

郷長の息子である高校生の浩志は、最初はやさぐれていました。

しかし、半田の書道に懸ける思いや、何度も失敗を生み出しても向き合う姿を見て、自分に足りないものを見出し改心してゆくのです。

なるは字を書く半田の影響でカタカナを覚え始めます。

中学生であるタマ(珠子)は同じ物書きである半田に、自分が漫画家希望であることを打ち明けるなど、村の子ども達はすっかり半田に懐いていきます

原作漫画ネタバレ~島に来た川藤と神崎~

島の生活にすっかり慣れた頃、ある出来事が起きます。

半田の友人である川藤と半田を賞で負かした神崎が島に現れました。

半田の字が以前より下手になったから東京に戻るよう説得しに来たのです。

半田はどうしたらいいのか混乱します。

しかし、なるが半田の雑誌の特集記事を紙飛行機にして飛ばしました。

風が吹けば飛ぶんだよ

その言葉に何か吹っ切れた半田。

何が正解かわからないけど、変わりたい

島に残ることを決意する半田だったのです。

原作漫画ネタバレ~東京に戻る清舟~

いつも通りの賑やかな日常が続く中、半田は書展を前に自分の書について思い悩んでいました。

そんな中、半田は呼び出され東京に出向くことになります。

半田が何も言わず居なくなったので、なるはすっかり抜け殻状態に。

半田は自分が賞に出そうとしている書を館長に見せに行き、謝ろうと決意していました。

館長に頭を下げ、あの時のことを心の底から謝罪し、許してもらうことができたのです。

しかしその後、自分の書を見せた半田は、館長がコメントを口にしようとした瞬間、聞くのが怖くなり水をかけてしまうのです。

母・えみは、島に行って変わった半田を心配し、戻るのを反対します。

しかし「この先はお前が決めろ」という父の言葉と、なるたちが島から送ってきた道具を見た半田は新たな字を書きなおし、島へ戻るのでした。

そのとき半田が書いた字は、島で出会った人々の名前を書き連ねたものだったのです。

結局、賞は逃しましたが半田は満足そうでした。

原作漫画ネタバレ~清舟の両親が島に来る~

季節は進み、島では様々な行事や出来事が日々ありました。

そんなある日、宅急便で頼んだはずの荷物を両親が持ってきたのです。

母・えみがお見合い写真を差し出してきます。

両親の顔を潰すわけにもいかないと悩む半田。

しかし子供たちがお見合いをやめさせようとします。

「いい方法がある」と言い出すなる。

半田が両親に返事を迫られているところに現れこう言います。

なるとの約束忘れちょらんよの

なるとケッコンするち言ったろ?

その後ほかの子どもたちも続き結婚に反対するので、半田は結局お見合いを断ることとなりました。

原作漫画ネタバレ~なるの父~

クリスマスが近づき、子どもたちがプレゼントにそわそわし始めるころ、半田は落ち着かない様子。

両親が家にいないなるは一体どうしているのか心配なのです。

耕作に聞くも「毎年何もしていない」とのこと。

しかしなるは毎年プレゼントをもらっているというのです。

そんなある日、半田の前に不審者が現れます。

それはなるの父・優一郎でした

なるの父が毎年こっそりプレゼントを届けに来ていたのです。

しかしなるに会わない父に理由を尋ねた半田に、

めんどくさか

と答えるのでした。

それはなるが幼いころ、タンカー乗りの優一朗が久しぶりに会うと、父であるにも関わらず人見知りをしてしまうことが原因だったようです。

半田は「今のなるなら大丈夫」と言いますが。

今さらなるに会っても名に話せば良かかわからんし

複雑な心境のようです。

その後実際になると思いがけず対面するも、なるは父だとは気づかず、優一朗も結局招待を明かさないまま去るのでした

原作漫画ネタバレ~なるの東京デビュー~

半田の里帰りになるがついていくことに。

そこでなんとお見合いをするはずだった館永譲に会います。

その後、東京にいる間、半田となると譲で動物園に行ったり、買い物に行ったりと仲を深める中で譲はあることに気づきます。

半田さんって一人でいるときは半田さんなのに、なるちゃんといると半田先生って呼びたくなりますね。

その言葉に何か考えさせられた様子の半田は、その後なるに問います。

お前にとってオレは何の先生なんだ?」「オレは何なんだ?

半田先生は半田先生。それ以外思いつかないや。

なるにそう言われた半田は、そこで決心が固まったようです。

その後、父に言います。

オレ、書道家をやめます。オレはオレの道を決めました。

ちゃんとあいつらの先生になろうと思います。

ばらかもん原作漫画の最終巻と結末

先ほど半田がなると東京に行った際に、先生になろうと決心する場面を紹介しました。

このときの出来事がばらかもん原作の最終巻へと繋がっていきます

ここからは最終巻のネタバレを教えちゃいます♪

半田は最終的には東京には戻らず、島で暮らします。書道家を辞めて書道教室の先生に。

最初は反省しに一時的に住むことになった五島でしたが、そこで暮らすうちに半田はすっかり島の暮らしと島の人々が好きになったのです。

それは半田だけでなく、島の人にも変化を及ぼしており、島の人にとっても半田は特別な存在になっていったのですね。

笑いあり、涙ありの日々の様子をたくさん表わしながら、半田が大きく変わってゆく姿が描かれた心温まる漫画「ばらかもん」

とても素敵なストーリーの原作漫画を是非一度読んでみてはいかがでしょうか。

半田と大人になったなるは結婚する?

「ばらかもん」原作の中で、半田となるのちょっと特別な関係に、その後が気になる人もきっと多いはず♪

作中で「ケッコンする」と言っていたなるは大人になり、本当に結婚したのでしょうか。

半田となるが恋愛関係になることはない。

「ばらかもん」原作作者のヨシノサツキ先生はそう述べているそうです。

しかしファンの間では妄想が止まらない様子です。

でも半田せんせいはなると結婚すればいいと思う。ずっと一緒にいてなるが大きくなって中学卒業して一緒に東京いって高校は東京で半田家で居候して外堀埋められていって学生結婚すればいいと思う。— maria (@maria_maro5869) July 24, 2016

もう半田先生となるは結婚したほうがいいよホントに← めっちゃ年の差婚になるけどなwwwwwwwwwwwwwwww— 雨 💫 (@riis_pop) August 21, 2014

とっても気持ちがわかります!

歳の差はあれど、お似合いな2人が将来結婚していたらいいなと思わずにはいられませんよね。

ばらかもん最終回の10年後とは?

「ばらかもん」原作漫画の単行本は18巻が最終巻ですが、その後18+1巻というものが発売されているのです。

実はこの最後の数ページに、10年後の様子が少しだけネタバレされています。

はっきりとは表現されていないものの、確実にわかっていることが。

  • 半田は10年後も島に住んでいる。
  • 半田となるは10年後も交友がある。

10年後皆それぞれ歳を重ねても、島で仲良く暮らしているのは変わらないようですね。

「ばらかもん」ドラマ化に伴い、最終回のその後を描いた「ばらかもん18+1」も!

続きはぜひ漫画で読んでみてくださいね♩

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アニメの最終回結末

「ばらかもん」はアニメ化もされています!

漫画に沿ったストーリーとなっており、中でもアニメ版のなるが可愛いと大人気です。

そんな「ばらかもん」のアニメの最終回は漫画とほとんど変わらないラストを迎えます。

ばらかもん打ち切りの理由はなぜ?>>

書道教室の子どもたちにサプライズで大きな筆と紙を差し出されます。

「先生のかっこいいところが見たい」とせがまれ、半田は「楽」という字を書きます。

大きな「楽」の字を前に満面の笑みで写真を撮る半田と子供たちでした。

ばらかもんドラマあらすじと最終回までを考察

「ばらかもん」が2023年7月、ドラマ化されます。

主演は杉野遥亮さんとすでに発表されていますね♪

ドラマのあらすじも情報が出ていますよ。

五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家が、五島列島で出会った島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル”島”コメディー。

第1話ネタバレ

若き書道家である清舟は、東京から五島列島に引っ越してきます。

高名な書道家である清明を父に持つ清舟は、幼い頃から書道家を目指し、ようやく賞を貰いました。

が、その授賞式で周囲からは七光り呼ばわりされ、更には展示会場の館長から「型にはまったつまらない書」だと非難されてしまいます。

清舟は激高し、館長に掴みかかってしまったのでした。

それを重く見た清明から、島で反省するように言われて五島列島に来た清舟でしたが、プライドの高い性格ゆえに、自らの字を非難した方が悪いと納得が行きません。

そんな清舟に追い打ちをかけるかのように、

  • 提供された家が古い上に地元の子供達の基地になっていること
  • そのため清舟が入居しても勝手に子供達が入り込むこと
  • 頼んでもいないのに村人たちが世話を焼きに来ること

等、気に入らない事が続きます。

それでも、子供の一人で一番懐いてくる『なる』のことは、多少受け入れ始めていた頃、初めて清舟の書を見たなるが「学校の先生のお手本のような字」だと言ってきました。

なるは素直に「字が上手」だと伝えたかっただけなのですが、そのなるの言葉が館長の言葉と重なった清舟。

なるを怒鳴りつけ追い出すと、丸一日家から出ずに書を書き続けたのです。

ところが、無理をして今詰めたため体調を崩し、昼食を持ってきた浩志という青年の前で倒れてしまいます。

病院に運ばれた清舟は過労とのことで一晩入院することになり、浩志は入院用の荷物を取りに行くよう母親から頼まれます。

なると共に清舟の家に向かった浩志は、清舟が書いた沢山の書を見て驚きました。

浩志は清舟が、努力なく書が書ける天才だと思っていたのです。

清舟の努力を目の当たりにして、浩志は気持ちが動くのでした。

一方、書を書くことを焦る清舟は、しっかり入院もせず、明け方を待って勝手に病院を去ってしまいました。

その帰宅途中でなると会います。

なるは、自分が投げ捨てたはずの自身の書を元に、なるが書を書いたと見せてくれたのです。

その上手さに驚く清舟に、なるは、清舟の嫌がることを言ったからと、清舟に謝罪しました。

なるの真っ直ぐな謝罪と、「謝るのは怖いけど謝って良かった」という言葉にハッとした清舟。

その後なるに連れて行かれた堤防で見た夕日にも心打たれ、帰宅してから大きな『』という書を本当に楽しそうに書くのでした。

「ばらかもん」ついに始まりましたね!

プライドの高い清舟でしたが、早速1話から島民たちの触れ合いによって心がほぐれていく感じがあり感動しました。

個人的にはいろいろ刺さる言葉もあったり。

ただ清舟の姿を見て、少し気の毒に思うところがありました。

プライドが高いと言ってしまえばそれまでですが、幼い頃から父親に憧れて沢山の練習をしてきたはずで。

それを周囲も褒めていたはずなのに、賞を取った途端に「七光り」だの「型にはまっている」だの言われたら納得が行かないのは無理もないですよね。

もちろん、素直に意見を聞けないことは良くないですが、幼い頃からの意識を変えるのは簡単なことではないと思うので、五島列島でゆっくり自分を見つめてもらえたらと感じました。

今後清舟が成長していく姿が楽しみです。

第2話ネタバレ

島での暮らしを始めて1ヶ月経った清舟は、少しずつ島の暮らしに慣れ始めていました。


そんな中、書道展に出していた、島で初めて出来た作品が準賞だったと連絡が来ます。

しかも、優勝は18歳の新人だというのです。

自信があっただけに落ち込む清舟でしたが、そんな清舟の気持ちなどお構いなしに、郷長から、町内の体育祭のゼッケン作りを任されてしまいます。

そんな気分にはなれないと放っておく清舟でしたが、今度は島に嵐が来て家の中がメチャクチャになりスマホは水没、更には近くに落ちた雷の影響でパソコンや風呂も壊れ使えなくなりました。

踏んだり蹴ったりの状況に絶望する清舟でしたが、都度、島の誰かが助けに来てくれて難を逃れました。


そんな中、育江から、子供達が新しいゼッケンを楽しみにしているという話を聞きます。

清舟は育江に、書を頑張るために余裕がないと伝えますが、たまには息抜きをするようにと諭されてしまいました。

そんな中、なるが餅拾いの誘いに来ます。

島では、新しい船を手に入れると餅をまくと言うのです。

なるの強引な誘いで参加した清舟でしたが、飛んでくる餅を全く取ることができず、それを自らの書の実力と重ねて座り込んでしまいました。


そこにヤスが声を掛けてきます。

ヤスは、「上ばかり見てはダメ。下を見れば意外とチャンスはある」と、拾われずに地面に落ちていく餅を指します。

それでも拾えなければどうすれば良いかと問いかけた清舟に、ヤスは「そこは譲って、もっとデカい餅を取れば良い」と教えてくれました。

ヤスの言葉に何かを感じ取った清舟は、餅拾いに挑みます。

結局1つも取れませんでしたが、清舟の気持ちは晴れやかでした。

そして、1人になり書に向かおうとした清舟は、それまでの島民との繋がりや思いやりを思い出して、ゼッケンを手に取り、徹夜でゼッケンを仕上げるのでした。

町民体育会当日、皆が清舟の家に行くと床一面に沢山のゼッケンが。

皆大喜びでゼッケンを付けて海辺の道を歩いていると、体育祭の始まりを告げる花火の音がするのでした。

その頃、空港の到着ロビーに川藤が少年と一緒に姿を現します。

少年は清舟に会えるのが嬉しいようです。

相変わらずプライドの高い清舟の扱い方を島民が分かり始めてきましたね!

1ヶ月の間の島民との関わりや、島民の優しさのようなものを感じました。

ただ、なるだけは変わらず自然と清舟に関わっていて何も狙っておらず、そこも心が暖かくなるポイントでした。

なるの自然体な関わりと、島民の気遣いが相まって、これからまた清舟の気持ちもどんどん変化していくのではないかと楽しみです♩

川藤も五島列島にやってきたことで、何か波乱も待っていそうな気もしますね!

第3話ネタバレ

新人書道家・神崎康介を連れ川藤鷹生が島に着いた頃、清舟は墨汁を買いに新井珠子の実家の雑貨屋を訪れていました。

そこで珠子が漫画を描いているのを偶然知った清舟ですが、ユニークな作風を評価し、珠子は励まされます。

スーツケースを引きずりながら清舟の家に向かう神崎と川藤。

二人は途中で貝殻を売っていたなるに道を訪ねます。

そこに通りかかった美和と浩志に康介は名刺を出し、自己紹介しました。

半田清舟に憧れて書道の道に入ったと説明し、書道展で青舟を差し置いて大賞を取ってしまったと話します。

それを聞いた美和と浩志は康介は清舟に自慢しに来たに違いないと勘違いし、これ以上清舟を落ち込ませてはならないと、なるも巻き込み二人が清舟と会うのを邪魔するのでした。

島中に誤解された2人でしたが、無事和解し町民たちと飲みに行きベロベロになった川藤と神崎は、清舟の家に連れられます。

それでも神崎と清舟が話すのを邪魔していましたが、もう清舟は神崎が誰かなのか分かっていました。

自分にとって清舟は憧れの人だと神崎は言います。

これまで集めてきた写真や記事を見せ、こんなところでくすぶってないで東京でまた書を続けてくれと熱心に清舟に勧めました。

美しく基本に則った書を誉める神崎ですが、それをけなされたのが行き詰まる原因となった清舟。

清舟は餅拾いの時に教わったどうぞお先にという言葉を思い出していました。

父にいわれたままの字ではなく自分でなければ書けない字を書きたい。

ここで変わりたいのだと神崎に言います。

どんな書を書けばいいのか、この土地で清舟の模索は続くのです。

美味しい魚が食べたいという川藤の希望を聞き、皆で釣りに向かいます。

めったに釣れないヒサンウオを狙う浩志ですが、清舟たちはアジを沢山吊り上げ大喜び。

ヒサンウオと呼ばれる大物の鯛もなるが作った針にかかりましたが、逃してしまいました。

釣りをしながら康介はいま自身がスランプだということを話します。

手本にしていた清舟の字が変わったことで目標を見失い、不安になり書けなくなってしまったのです。

清舟はここで過ごしていると書きたいという気持ちがムクムクと湧いてくると言います。

それを聞いた康介も清舟がこの島にいる理由が少しわかったような気がすると答えました。

釣りあげた魚は全て浩志が捌き、フライや刺身に。

その美味しさに、料理人になればいいと皆褒めるほどです。

東京に帰る神崎達を見送る清舟は、何かが見つかるような期待が溢れてくるのを感じていたのでした。

清舟と神崎がお互いにスランプでも誤解が解けて、よかったですね♪

島民と同じく、康介は最初清舟に自慢しに来た嫌な奴かと思いましたが、まさかの熱烈な清舟ファン!

天才ではありますが、所々に今どきの若者っぽさがありました。

清舟は島の生活にもだいぶ慣れてきて、気に入っているようです。

島全体が家族のようで居心地が良さそうですね。

清舟がまた傷つかないよう奮闘する島の人々が微笑ましかったです。

もともと穏やかな性格なのかも知れませんが島の人々に好かれているのがよく分かりました。

そして最後、清舟が魚で「」の字を書くのが斬新でしたね。

それを教えてくれた、なるの発想は改めてすごいです。

今後、清舟は少しずつ自分の正解を見つけていけそうな予感が感じられる回でした。

第4話ネタバレ

清舟が目を覚ますと美和、珠子が両脇に、足元にはなるがうずくまって寝ていました。

驚いて飛び起きた清舟は、カギをかけた家の中に入ってこれる理由を尋ねると、美和が勝手に合い鍵を5本作っていたと知ります。

清舟は鍵を知り取り上げますが、美和は最後の二本を無くしたというのです。

美和、珠子が来たのは、夏休み課題の習字を教えてもらいたかったからでした。

いざ、清舟が指導すると、その厳しさに二人はヘロヘロになってしまいます。

そこに川藤から電話があり調子はどうかと聞いてきました。

自分の字が書けたらその時は東京に帰ると清舟は言います。

ですが、半紙に向かっても、書展の作品が書けない清舟は散歩に出ることにしました。

途中で石垣を積んでいる耕作に会い、手伝うことに。

最初は渋々手伝っていましたが、段々と楽しんで積んでいく清舟に耕作は、神社の寄付寄進者の名を、新しく書いてくれと頼みます。

清舟は上の空で考え事をしながら散歩を続けていると、美和の父の干物をひっくり返してしまいました。

清舟は、お詫びとして船体に船の名前を書くことになります。

墨汁ではなくインク、筆ではなく刷毛。

紙でなく丸みのある船体という初めてづくしの状況に、失敗したらどうしようと、清舟は中々手が出ません。

そんな中、待ちくたびれたなる達が、船体に黒い手形をつけ始め清舟は大慌て。

手形を隠すため、勢いをつけ大きく船名を書きだすと、それまでの重圧はどこへやら。

筆は軽くなり、スイスイ書き進められたのです。

猛々しい書に、美和の父も大満足でした。

お礼に干物をたくさんもらい、清舟はお裾分けに島の家々を回ることに。

ところがおすそ分けすると、どこの家でもお返しをもらい、わらしべ長者状態です。

その帰り道、大きな夕陽に創作意欲がわき、勇んで帰ろうとして足を滑らした清舟は、斜面を滑り落ちてしまいます。

足首をひねってしまい、助けを呼んでも誰も来てくれません。

寂しく焦る中、を発見。

それは美和が無くしたと言っていた合い鍵で、その偶然に清舟は笑ってしまいました。


やがて夜になり、見上げた空に広がる星々に清舟は感動します。

なると美和が見つけてくれてやっと家に帰れた清舟が書きあげたのは「」。

黒い背景に浮き上がった白い「星」の文字は迫力に満ちていました。

翌日、なるは秘密の扉から清舟の家に忍び込むも、神社の寄付者名表だけが残されています。

清舟は新しく書いた書を持ち、挨拶もなく早朝に島から出て行ってしまっていたのです。

船に書いた「唯我独尊丸」の勢い溢れた字は感動しました!

子供たちのつけた手形が上手く清舟の緊張を解いて、本来の力を引き出してくれたんですね。

今回も「星」という満足のいく字を書くことが出来ていましたね♪

清舟が字が書けると思えたのは島の夕陽を見たときでした。

清舟にとって、島の大きな夕陽満天の星という、自然の大きさに圧倒される島の風景は字を書く刺激になっているのですね。

また、島の人たちにお裾分けしに行ったつもりが、逆に沢山のものを貰ってしまったりという田舎ならではの関わり合いにクスッとなりました♪

最後、清舟が居ないことに気づき、なる達が島中探しているシーンは切なかったですね。

清舟がいない寂しさを感じるほど子どもたちは清舟に懐いているのでしょう。

第5話ネタバレ

新作を書いて東京に出てきた清舟。

館長、八神が新しく書いてきた書をどう評価するか、緊張でコチコチです。

その頃島では、突然清舟が姿を消してしまったので、なるがすっかり元気をなくしていました。

杖をついてゆっくりと歩きながら八神がやってきます。

先日の振る舞いを心から謝った清舟。

その様子から成長を感じた八神は、彼を許すと謝罪を受け入れました。

新作を見つめる八神の厳しい目つきに、耐えられなかった清舟。

自身の無さと緊張のあまり、作品を試作品だと口を滑らせて言ってしまいます。

八神は、これは大賞に選ばれてもおかしくない作品だ。

これが試作品なら、もっと素晴らしい作品が見られるんだなと言い、清舟は自分にさらにプレッシャーをかけることになってしまいます。

島では美和、浩志ら子供たちが清舟の思い出を話し、もう会えないかと悲しんでいました。

何も言わず突然いなくなってしまったのがどうしても許せず、皆で東京に会いに行こう、と盛り上がっていると、川藤からメールが届きます。

そこで来週には帰ると分かり、子供たちは安心するのでした。

更にいいものを、と書いても書いても満足のいかない清舟。

苦しんだ末、川藤を呼んで打開策を練ります。

島の空気感を思い出そうと、神崎も呼び、島の子供たちのコスプレをすることに。

3人を見て母・えみは悲鳴を上げてしまいます。

ですが、その努力も虚しく、島で書いた作品を超えるものは出来ません。

なんとしてもいい作品を書きたいという、清舟の必死さが分かった川藤は、なるら子供たちと電話を繋ぎます。

電話の向こうから聞こえてくる元気な声と、待っているという言葉に気持ちが落ち着いた清舟。

ふと取りだしたのは、神社に寄付した人たちの名簿でした。

清舟は川藤に大量の墨と神崎に練習用の紙を買ってきてもらうように頼みます。

墨の調達に走る川藤達を見て、父・清明はやっと動き出したと喜びました。

翌朝、川藤と神崎を起こし、出来た作品を見せます。

そこには島民の名前が様々な大きさで書かれていました。

子供達の名前は全て大きな文字で書かれています。

いつの間にか島は、清舟が帰りたい場所となっていました。

その匂い、景色、村人たちを思い出しながら書き上げたのは、たくさんの名前。

これこそ自分の中に積み上げられたもの。

その作品の名前は「石垣」。

清舟が今一番大切に思っているものだと言いました。

作品が無事に完成し、川藤が島に戻るのか、と聞くと、戻るつもりだという清舟。

その時、突然入ってきた母親、えみから島へ戻ることを許さないと言われてしまいます。

清舟が突然姿を消してしまったことで、ショックを受けるなるは可哀想でしたね。

ですが、清舟のことが本当に好きなのだなと分かるシーンでもあり、ほっこりしてしまいました。

最初の頃は書道も人生も悩んでいる清舟でしたが、島での暮らしを経たことで、館長にも優しくなれたのではないかと考えます。

また酷評されるのが怖くて思わず試作品だと言ってしまう清舟はまだ心が強くないのでしょう。

これから自信を持って作品を見てもらえる日が来るのが楽しみです。

2人が子どもたちのコスプレをするところは笑ってしまいましたね!

突然見た母が、悲鳴を上げてしまったのも無理もないです。

母親に島に戻ることを反対されてしまっていましたが、どう説得していくのか気になりますね!

第6話ネタバレ

母・えみに島に戻ることを大反対された半田清舟は、父・清明や川藤鷹生もまじえ、話しあうことになりました。

その頃新井珠子は、清舟の指導を受けた書が金賞をとり大喜び。

しかし山村美和は銀賞でガックリ。

清舟が二位になって落ち込んでいたのが、やっと美和にも理解できたのでした。

島で過ごし、スランプを乗り越えた経験のある清明。

島の良さを話しても、えみは清舟が心配で、島に帰ることを許せないのです。

そこに、木戸浩志から電話が。

子供たちと話す姿に成長を感じたえみは、戻ることを許したのでした。

帰ってくると美和、琴石なるらから出迎えられ、笑顔になる清舟。

出品した書道展の結果は圏外でしたが、書きたいものを書いた結果に落ち込むことはありませんでした。

そんな中、ヤス婆の具合が悪くなります。

子供の頃からなついていた久保田育江が看病に通いますが、状態は思わしくありません。

けれど子供たちがやって来ると、ヤスは笑顔になるのでした。

その数日後、ヤスは亡くなります。

葬式に出た清舟は、大鍋で料理を作る女性たちにビックリ。

更に様々な手伝いを頼まれ、予想外の忙しさに悲しむ暇がありません。

しかしヤスを乗せた車を見送り号泣する育江の姿は、皆の涙を誘ったのでした。

その後、野辺送りのための幟に記帳を頼まれた清舟は、ヤスの思い出を胸に丁寧に書をしたためます。

送りを見ながら手を合わせる人々の中に育江を認め、清舟は思わず「お疲れ様」と声をかけます。

清舟の中に、悲しむ人を労わる心が生まれていました。

ヤスの見送りに涙を見せなかったなる。

死というものが分からないのか?と清舟は思いましたが、最後に会ったヤスから、「『笑ってる顔が一番好き』と言われたから」という言葉にハッとするのでした。

その夜清舟となるは一緒に月を見て笑顔で顔を見合わせました。

きれいな月が出ていました。

まるで子供のように駄々をこねるえみと、なだめる清明がなんとも微笑ましい夫婦ですよね。

仲が良く、子供への愛も豊か。

豊かな愛情は、拘束にもなるけれど保護にもなる。

年を重ねても、大きな子供のように清舟が育った理由が分かるようです。

そんな清舟には、美和と珠子に書を指導したのはいい経験となったようですね。

人の書を見ることで、前のめりな書道への姿勢に距離がとれそう。

書道展の結果は思わしくなかったけれど、自分だけの書の手がかりをつかんだような清舟。

書道家への大きな一歩になったに違いないと、これから書く書が楽しみです。

ヤスの葬式の意外な明るさに、生き切った人の終わりへのリスペクトも感じました。

きちんと悲しみ、野辺送りをし、その人の生きざまを心に刻む。

死も人の一生の一つの地点、大きな自然の営みの一つと教えられたようでした。

第7話ネタバレ

休暇を取ると言い出した清舟の父、半田清明

清明はサウザンズホテルと大事な仕事を控えていたため、川藤は大慌てです。

ですが、清明は中途半端な作品を書くわけにはいかないから、そのための準備期間だといって川藤を説き伏せました。

清明は五島列島の清舟に会いに行くつもりでした。

それを聞いた川藤はえみと共に一緒に行くことにします。

清舟の両親が島に来ると聞き、なるや美和ら島の子供たちは大興奮。

清舟はなるたちにの家への出入りを禁じ、家から追い出しましたが、子供達は礼儀正しい態度が出来ることをやってみせました。

清舟は子供達に母親はすごく面倒くさい人だと忠告します。

いよいよ清舟の両親がやってくる日になりました。

えみから土産の菓子をもらい、子供たちは大喜び。

けれどなるが渡したセミの抜け殻を繋げたネックレスを見て、えみは倒れてしまいます。

島に来ても仕事に追われる清明を見て、焦りを感じる清舟。

清明の古い知り合いの木戸裕次郎に、清明の若い頃も完璧な人だったかと聞くと、木戸は清舟と一緒だと答えます。

だが、先生はお父さんと違って気持ちが顔に出るとも言いました。

清舟は、父は感情が顔に出ないで書道で表現しているから、人の心を揺さぶる字が書ける。

父のようになりたいが、自分は一生追いつけないと暗い表情で漏らします。

木戸ははそんなふうに言ってくれる息子がいることを羨ましがりました。

そして、目標にされるのもいいが、息子に追い越されるのはまた違った喜びがあるのではないか。

と言葉を続けます。

書道の大先生が来たのだから、ぜひ指導して欲しいと育江に頼まれ、清明は子供たちに特別授業をすることになりました。

清明は子供相手でもしっかり指導し、子供達も真面目な態度で書いています。

その時、なるが清明と清舟、どちらが上手いのか、と、子供らしい質問をしました。

そこで川藤の提案で、対決をすることになります。

こどもたちが出すお題に、心を掴むような字を見せる父。

清舟は勝てないと諦めますが、書いた半紙と白のままの半紙を集め、「」という漢字を表現します。

清明は、清舟の字は素直で、教えに従い努力した字と褒めるのでした。

そんな中、えみは清舟に、館長・八神の孫娘との見合い話を持ってきていました。

えみは清舟を東京に連れ戻すことを諦めていなかったのです。

偶然話を耳にしたなるから見合い話を聞き、美和達は結婚して上手くいくはずがないと猛反対。

皆で阻止しようと一致しました。

お見合いの返事を迫られ応えようとした時、なるや子供たちが清舟と結婚の約束をしたと言い出します。

これは、お見合いして欲しくない子供たちの精一杯の抵抗、と清明、えみにはお見通しでした。

清明は清舟を誘って外に出ました。

改めて見合いの返事を聞かれた清舟はきっぱりと断ります。

清明には全て分かっていました。

そして、自分はは息子にとっての生涯のライバルでいたいから、まだ超えられるわけにはいかないのだ、と言います。

どんな状況でも書ける字を見つけろ、努力を怠るなと清舟を励まし、えみと共に東京に帰って行ったのでした。

厳格で表情があまり出なかった父、清明の人柄が垣間見える回でしたね♪

清明が子供達に教えている様子や清舟のこどものころの回想シーンの様子から真面目で穏やかな人柄が感じられました。

何時も清舟を優しく見守りながら、強制することはなく、自由に自分で考えて決めさせてきたのです。

本当に大切に育てられたのだと感動しました。

えみはお見合いを積極的に勧めるのだと思いましたが、あっさり諦めたのは意外でしたね。

島の人達に会って安心したようですが、息子の成長が嬉しくもあり、寂しくもある複雑な気持ちが感じられました。

今回清舟は父・清明と競った事で、今まで以上に書に対する気持ちが強くなったことでしょう。

父の考え方や文字の選び方、発想の豊かさ、心の余裕を感じ取ることが出来たのは貴重な体験だったと思います。

第8話ネタバレ

なるが防波堤で飛行機雲を見ながら、誰か来るのかなと嬉しそうな顔をしています。

空港では男が飛行機のおもちゃを買ってプレゼント用に包装してもらっていました。

清舟は美和と珠子に誘われて、サプライズでなるの誕生日パーティーを企画しますが、なにをプレゼントしたらいいのか迷います。

高校卒業後の進路に悩んでいた浩志は、清舟に相談しました。

料理人になろうと思ったが、周囲の反対があり、迷っていると言うのです。

清舟が書道家になった訳を聞くと、親が書道家だったから何の疑問もなく書道の道に入ったが、一度だけケーキ屋になりたいと思ったことがあったと打ち明けます。

浩志が料理の自信は有るが踏み出せないと言うと、必要なのは自信と覚悟だと教えました。

この会話を偶然聞いた美和と珠子は、翌朝、材料を用意して清舟の家に来て一緒になるのバースデーケーキを作ることを提案しました。

レシピを見ながら作りましたが、ケーキ屋の夢は本当なのか疑うほど失敗の連続でした。

なるの誕生日パーティー当日、空港の土産コーナーに居た怪しい男が訪ねてきます。

対応に出た清舟はその男から、なるに渡すプレゼントを受け取ります。

通りすがりの者だと名乗る男はプレゼントを渡すと帰ってしまいました。

なるがみんなからのプレゼントを受け取り、男が置いていったプレゼントを開けてみると、それは飛行機

毎年飛行機をもらえるのだと言い、誰からなのかは分からないと言います。

清舟のプレゼントは「何でも言うこと聞く券」でした。

飛行機で遊んでいる防波堤の上のなるを眺めている男がいます。

清舟が通りかかり、昨日の男だと気が付きました。

つけていくと男は朋子と談笑し、山村酒店の前で店主の巌に酒を勧められています。

気づいた巌に誘われて店に行くと清舟に男が何か用かと聞いてきました。

もしかしてなるのお父さんかと聞くと頷きます。

なるの父はタンカー船に乗っていて、年に何回かしか帰ってこれないのでした。

なぜ、正体を明かして会わないのかと聞くと面倒くさいと答えます。

そこになる、陽菜、健太がきて、男がなるをストーカーしていたことはバレバレだったと言います。

そう言われた男は笑って缶蹴りをしようと言うと、なるの顔がパッと明るくなりました。

夕方、帰り道子供達が男に何者かと聞くと男は正体は明かせないと答えます。

清舟がこっそり父だと教えると、なるは清舟の服を掴んで動かなくなり、陽菜とケン太と歩いている男の後ろ姿を見つめていました。

翌朝、バス停に飛行機を持って、なると清舟が待っていました。

そこに男が来ます。

なるは清舟の服を掴んで動きません。

清舟が背中を押し、男が両手を広げましたが、なるは宇宙人は遠くから見るだけのつもりだと言います。

缶蹴りは楽しかったといい、宇宙人の名前は有るかと聞くと、男は「命名優一郎」と書いた命名札を渡しました。

それは清舟の父・清明が書いたものだったのです。

なるは名前を教えてもらったお礼に今年は新しいのを貰ったから、とお礼に飛行機の入った袋を渡しました。

そんな二人を清舟は笑顔で見守ります。

優一郎は清舟になるを宜しく頼むと言い、手紙を書くことを勧められ、応じました。

なるはバスにのりこんだ優一郎に笑顔で手を振りました。

帰り道、なるは毎年飛行機を本当は誰がくれたのかわかっていたと話します。

また来年も飛行機持って来てくれるかなと清舟に聞くとひざを落とした清舟は、また来るに決まっている、ずっと来ると元気づけました。

後日、清舟が墨をすっているとなるが来て、教えて欲しい字があると言ってきました。

そして迎えた学習発表会。

保護者達の前でひとりひとり発表します。

なるは習字が上手になりましたと言い、「」と書いた半紙を広げました。

なるは清舟にVサインをしてみせます。

ずっと謎だったなるの父親が明らかになりました。

どんなに忙しくても、なるの誕生日には飛行機をもって会いに来る父親。

遠く離れていても1日もなるのことを忘れることはないのでしょう。

別れる際、今まで貰っていた飛行機を返す形になってしまっていたのは子供らしくて笑えましたね♪

なるも父親に対する思いや、先生とのやりとりがとても素直で、感動しました。

先生となるの間にも今まで以上に絆が深まっているように感じる回でしたね。

先生もこの島にずっといたいと思っているのではないでしょうか。

なるも同じように先生と離れるのは嫌になっていて、今後離されるような展開になっていくとしたら嫌ですね・・・。

どうにかして離れない方法を考えて、お互いに行動していくんじゃないかと思います。

これからのふたりの関係に注目です。

第9話ネタバレ

イベントの手伝いで東京に戻ることになった清舟。

なるは誕生日に清舟から貰った「なんでもいうことをきく券」を使って、一緒に東京に行くことを頼みました。

その頃東京では、清明の手伝いをしていた康介が、雑用ばかりに音を上げ、島に家出して来ます。

空港で東京に行く清舟と入れ違いになりますが、清舟の家の鍵をもらいしばらく住むことになりました。

清舟が仕事で構ってくれず、なるが暇を持て余している頃、清明が大きなホテルプロデュースを受けたものの、進んでいないのを清舟は知ります。

島ではやってきた康介を囲んで、美和、珠子、浩志たちが集まっていました。

才能があるだけで好きでない書道を、このまま続けていいのかと悩む康介。

得意かどうかより好きかどうかが大事ではという康介に、浩志は特技が仕事になるのもありだと答えます。

得意を生かし料理人試験を受ける浩志は、いつか答えが降ってくると康介にアドバイスするのでした。

新しい書道家の、表装の打ち合わせに付き合うことになった清舟。

掛け軸の布選びで意見を求められたものの、今まで作品を出すだけだった清舟には、選ぶ基準がわかりません。

表装の選択で書道家の作品を支えるプロの仕事を目の当たりにします。

そして、川藤に書道家を引き立てるプロがいる事を忘れるなと言われるのでした。

その夜、清舟は清明から呼ばれます。

島できっかけがつかめたなら修業は終わりにして自分の手伝いをしてくれと頼まれますが、清舟は即答できません。

翌日、清舟はなるを動物園に連れていきます。

なるは楽しそうでしたが、清舟は何だか上の空でした。

帰り道、なるは楽しかったと言い、清舟に肩車をして貰ったのが嬉しかった、有難うと笑います。

半田家に川藤とホテル側担当者が訪ねてきました。

清明はまだ納得いくものが書けないと話します。

特に個室に書かれる字が「夢」と固定されているのに反発が強く、皆で何がいいか知恵を出し合いました。

納得できないものでもいいと言うホテル担当者たちと、清明、川藤が言い争いになったその時、お茶を運んできたなるがつまずき、作品の上にお茶をこぼしてしまいます。

ところがにじんだ文字は、清明に閃きを与えたのでした。

妥協しない清明の姿は、清舟には大きなインパクトを与えます。

島になるを連れていく前日、清舟が出したのは、島に戻り東京に戻らないという選択。

書道家を辞め、みんなの先生になるという返事に、清明は言葉がないのでした。

清舟にもらった「なんでもいうことをきく券」を早速使うなるがとても微笑ましかったですね♪

今回清舟は、今まで書を書き、出品することしか知らなかったですが、それを輝かせるために尽力する人たちがいることに気が付きました。

これに気づいている作家と気づいていない作家とでは色んな場面で差が出てきてしまうことではないかと思います。

そして今回は悩みを抱えた若者達が自分の将来を話し合う姿も描かれていましたね。

康介も自然とそんな将来を語り合える仲間を見つけていることに気付いてほしいです。

なるがお茶を作品の上にこぼした時、作品の心配ではなく、先ずなるを心配をした清舟

そこに彼にとって大事なものは何かがはっきり表れていて、最後に出した結論は納得でした。

そしてその結論に清明、川藤らが納得できるのか、最終話まで見逃せませんね!

第10話ネタバレ

清舟が書道家をやめると聞いて激怒した川藤。

自分の力でやっていきたい、今後は島で書道教室をやる、と聞き、呆れて帰って行ってしまいました。

大喧嘩した二人になるは心を痛めます。

島に着き、家に帰ると、書道をやめると言いながら書き続ける康介の姿がありました。

一方、父親の巌が実家の酒屋を閉めようとしていて、美和は複雑な思いを抱えています。

巌は島の人より家族の方が大事で、美和は大学に行って、やりたいことをやった方がいいと思っての判断だったのです。

教室用の机を木戸裕次郎と息子・浩志が運んできますが、浩志が不機嫌なのが気になる清舟。

浩志は長崎の料亭の就職試験が不採用だったのです。

清舟も書道家を辞め、書道教室を開くと宣言します。

清舟が川藤のところをやめて大丈夫かと神崎は心配しますが、川藤との信頼関係が厚いことに少し安心しました。

康介は自分のこれからを相談すると清舟は、書道しかできないんだから書道をやっておけ、となんとも雑な答え。

けれど、お前は大物になる、川藤を信頼して書きまくれという言葉は響いたのでした。

川藤が事務所の会議室で清舟の書を見ていると、康介が戻ってきました。

笑顔で迎えた川藤が真顔になってこれからは死ぬほど仕事させるから覚悟しとけと言いますが、康介を許しまます。

康介は清舟からの伝言を預かっていました。

何時遊びに来てもいい様にして待っているから、たまには休んで遊びに来い

伝え終わったとき、川藤の携帯電話に着信がありました。

看板は出来たものの生徒が集まらない書道教室。

これからは家賃も払っていかないといけない清舟。

考えた結果、月謝を月1万円にすると言い出し、美和と珠子は卒業します!と出て行ってしまいます。

書道教室をやめた方がいいのではと美和たちが話していると、やってきたのは川藤でした。

まだ生徒がいないと聞き、甘いと厳しく清舟を叱ります。

しかし清舟のために帳簿を作り、資金計画をたて、清舟を助けてくれました。

書道教室の準備を手伝って帰ろうとする浩志に清舟が声をかけました。

不採用にまだ落ち込んでいる浩志。

島を出ることも不安と聞き、東京から島に来た自分も同じだと清舟は励まします。

何度でも飛び込め、という清舟のアドバイスは浩志の心を楽にしたのでした。

川藤のアドバイスに従って体験授業を開きますが、細かく口を出す清舟に子供たちはウンザリ。

収拾のつかなくなった清舟に川藤は、自分らしくやれと一言。

ハッとした清舟は子どもたちに向き直り、庭に咲く花を使って、正しい筆運びを教えることに成功します。

美和の店のために看板を書いた清舟。

立派な看板に美和は、一度店を閉めても自分に再開させて欲しい。そのために酒や経営を勉強すると父に宣言しました。

それを聞いて珠子は、描いた漫画を郵送する決心がつき、ポストへ走ります。

それぞれが一歩を踏み出せたのでした。

川藤が帰ろうとすると、今いいのが書けそうな気がするといって長い半紙を広げる清舟。

川藤が仕事としてではなく友達として心配してくれていたことを改めて感謝ました。

遠回りしているようで、誰も通らない道を歩んでいるかも知れないが、俺に道案内させてくれと川藤に言います。

庭で聞いていたなるは仲直りしたと嬉しそうに笑顔を見せました。

半紙に書いたのは両手の指先で書いた長い線でした。タイトルは川藤の「」。

川藤はフフッと笑いました。

そして、なるが仲直りするようにと毎日電話してきた事を話します。

半年後、清舟はフェリーのデッキに立っていました。

なるが清舟の投げた赤い紙テープを掴み、美和と珠子も清舟を見上げています。

なるはこれでお別れだ、と寂しそうにつぶやくのでした。

成長し、若者たちの悩みにちゃんと答えを与えられるようになった清舟。

康介や浩志にかけた、気持ちを思いやり背中を押す言葉に感動しましたね♪

島で生きてきたら、その外へ行くのがどれだけ大きな一歩となるか。

珠子や浩志が踏み出せない気持ちに共感した人も沢山いるのではないでしょうか。

けれど変化に耐える力があるのも若者です。

いつか戻るとしても、広い視野を得るために島から出て行くのは大事なのだと思います。

川藤とも仲直りできて安心しました。

そして最後は清舟がフェリーに乗っている姿がありましたね。

島を出て行く清舟の行き先はどこなのでしょう。

なるがお別れだと言っているのも気になりますね!

自分の形がつかめての旅立ちであることを願うばかりです。

第11話ネタバレ

清舟がフェリーのデッキから赤いかみテープを投げ、なるが拾い、美和、珠子が清舟を見上げています。

清舟は遅れてやって来た浩志にテープの束を渡すと、別れを告げました。

浩志が調理師学校に進学できたため、見送りに来たのです。

いつのまにか清舟も島に来て一年が経とうとしていました。

清舟の家で、なるは父・優一郎からもらったスマホを見ています。

中学生の美和と珠子は自分たちがなる親子にくびを突っ込んでもいいのかと清舟に相談すると、父と呼べるチャンスを待っているのではないかと答えました。

書道教室での練習中、もうお手本ではない字は書かないのかと尋ねるなるに、清舟はお前たちの書く字が俺の書く字だと思っている、と答えます。

それに生徒たち中から書道家がでるかもしれないのが楽しみだと続けますが、子ども達は何だか寂しそうでした。

そんな中、七ツ岳郷に売り出し中のアイドル・ゆなとカメラマンのアキオがやってきました。

島の人はゆなのことなど全く知りませんでした。

清舟は自分がはじめて島に来たとき、気持ちよく村人のみんなに迎え入れていただいたことを思い出し、その2人を家に泊まらせることに決めます。

二人を連れて帰宅すると、何時ものように美和と珠子がいて、村人としてのインタビューを受けました。

宝物は何かと聞かれると、美和は村の自然だと言い、珠子にカメラを向けると全く同じだと答えます。

清舟は村人からかけられる一声だと答え、島に来たばかりの時の事を回想し、村人たちが声を掛けてくれて全てが始まったと話しました。

新学期になって二年生になったなる。

美和がなるに優一郎に電話をして欲しいと頼みました。

美和の父は酒屋をたたみ、優一郎の紹介で同じタンカー船に乗っていました。

美和は心配で話を聞きたいと言います。

電話をするのを嫌がるなるからスマホを渡された美和が優一郎に電話をかけました。

仕事のことなどを聞いた後に寂しくないかと聞き、なるにスマホを渡します。

電話の向こうからは「早くなるに会いたいよ」と言う優一郎の声が聞こえました。

それを聞いたなるは涙をこぼします。

そして、美和はなるに代わりますと言うと、なるは嬉しそうに話して思い切ってお父さんと言い、電話を切った後、やったーと言って二人で抱き合いました。

父・清明の作品「夢」が完成し、川藤が清舟のパソコンに画像を送りました。

清舟は川藤に電話をしましたが、電話の相手はいつの間にか父・清明に代わっていました。

そんな清舟に、一年生歓迎会の招待状が届きます。

一年生がいないのにと不思議に思いながら会場に行くと、それは「一年先生」の清舟の歓迎会となっていました。

清舟はとても喜び、村人たちと和気あいあいとご飯を食べたり、話したりしているところで、メインイベントが開かれます。

清舟は子供たちに目隠しをされ、連れて行かれます。

目隠しを取ると、そこには大きな半紙が用意されていました。

先生が先生の字を書くのが見たいと言い、そして先生が沢山字を書いて書道で有名になる見本を見せて欲しい、と言うのでした。

久しぶりの高ぶりが清舟の中に沸いてきます。

皆が声援する中、清舟は力強く筆を走らせました。

書いた字は「」。

川藤、康介、浩志が天ぷら屋に行こうとしていると、浩志のスマホにその時の画像がなるから送られてきました。

清舟がやる気になった姿を見て浩志も東京で頑張る決心をします。

清舟が海辺を歩いていると川藤からメッセージが届きました。

内容は次の書展に新作だすんだろうな?という確認です。

子供たちに教えながら書道家としての仕事も続けることを決意して、川藤に伝えました。

清舟となるは防波堤の上で腰を下ろして夕日を見つめ、顏を見合わせて微笑みました。

ついに最終回を迎えました。

結果、清舟は島に残り、なるら子どもたちもそれぞれハッピーエンドという形になったのではないでしょうか。

前回の最後にフェリーに乗っていたのが清舟だったので、どうなるのかハラハラしましたが、浩志を見送っていただけで一安心しましたね♪

清舟が村に馴染み、一員として成長していく姿が毎回楽しみでした。

大人も子供も悩みを抱えていましたが、清舟と関わっていく中で、最終的に皆前を向いていくことが出来ましたね。

珠子が投稿した漫画が清舟となるをモデルにした物語だったことがとても良かったです!

清舟も書道家として作品を作っていく決意を固め、きっとなる達も喜ぶでしょうね♪

とても気持ちの良い最終回だったのではないかと感じました。

ばらかもんドラマ最終回は?

「ばらかもん」原作では、半田が最終的には書道教室の先生として島で暮らし続けると先ほど述べています。

ドラマの最終回も原作と同じでした!

発表されているドラマのあらすじも原作に沿ったものであること原作漫画がすでに完結していることから、オリジナルストーリーを展開していく可能性は低いと予想していました!

原作の中では最終回に至るまで数多くの出来事がおきているため、ドラマではそこからどのストーリーを取り上げていくか非常に楽しみな所でしたが、結構まんべんなく取り上げていたのではないでしょうか?

原作ファンも納得のいく最終回となっていましたね♪

ばらかもん原作ネタバレとドラマ最終回結末まで考察のまとめ

大人気漫画「ばらかもん」原作のネタバレと、ドラマの最終回結末まで全話あらすじをネタバレしてみました。

原作ファンもアニメファンも注目していた「ばらかもん」ドラマ化ですが、大好評でしたね!

主人公の半田役は杉野遥亮さん、なる役は宮崎莉里沙さんで、どちらの役もピッタリハマっていました♪

ドラマは最終回を迎えてしまいましたが、あの島の風景が忘れられない方は是非、原作を一度読んでみてはいかがでしょうか。

笑いあり、涙ありのほっこり温まるとても素敵なおすすめの作品です。

加えて清舟となるの10年後を描いた「ばらかもん18+1」も合わせて読んでみたくなること間違いなしですよ♪

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