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    DCUのネタバレを最終回まで考察!黒幕は誰?あらすじや結末予想も

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    2022年1月16日から放送スタートし、最終回を迎えたドラマ「DCU」(TBS系列日曜劇場ドラマ)のあらすじを最終回まで考察し、黒幕もネタバレしてご紹介します。

    このドラマでは、海上保安庁の架空の特殊部隊『DCU』(Deep Crime Unit)と呼ばれる、潜水特殊捜査のスペシャリスト達の活躍を描きます。

    海上特殊部隊『DCU』は、日本全国の「水中未解決事件」の謎を解き明かし、真実にたどり着く事が出来るのでしょうか?

    ドラマ「DCU」は、完全オリジナル脚本の為、結末のストーリーや黒幕に関してSNSでも考察が大いに盛り上がりました。

    海上保安庁が監修をするリアルな現場を描いたこのドラマで、一体どんな物語が展開したのか内容が気になりますよね。

    また、海外の配信会社や制作会社と協力して撮影される”世界に通用するドラマ”を目指しているとして、作品の品質も期待されていました。

    ドラマ「DCU」のネタバレやあらすじを最終回までと、黒幕の考察、ドラマスタート時の結末予想などもご紹介していきます。

    目次

    DCU(日曜劇場ドラマ)|登場人物ネタバレ!

    ドラマ「DCU」(日曜劇場ドラマ)に登場する人物達をネタバレでご紹介します。

    DCU新名班所属メンバー

    新名 正義(にいな まさよし) 

    • 主人公で、DCU第一部隊の隊長。
    • 海洋汚染行為を決して許さない。
    • 真実を解明させる事を絶対としている。
    • 周囲に流される事のない芯のある男。
    • 自分の信念の為にはルール無視も厭わない。
    • 5年前の海難事故で、バディの成合敦を助けられなかった。
    • 5年前の海難事故の証拠となる鍵を持っている。
    • 第2話で、瀬能を水中捜査方から外す。
    • 第3話で、サンチェス(ロペス)を取り逃した隆子を捜査から外す。
    • 第3話で、佐久間の命令でDCU隊長を解任される。
    • 第4話で、佐久間に隊長復帰を言い渡されます。
    • 第4話で、隆子の携帯データに残された、成合淳の写真の存在を知ります。
    • 第5話で、15年前の事故の経緯を西野に打ち明ける。
    • 第6話で、根岸と成合淳が関係していると知ります。
    • 第8話で、瀬能博士の残したデータを陽生から託される
    • 最終回で、成合淳と協力し黒幕の佐久間を逮捕する。

    瀬能 陽生(せのう はるき)

    •  DCU第一部隊のダイバー。
    • 隊長の新名正義とバディを組む。
    • ダイバーとして高いスキルを持つ。
    • チームを牽引するが、たまに暴走する。
    • 子供の頃に、海難事故に遭い父親を失う。
    • 新名正義は命の恩人。
    • 父親は藤堂重工海洋研究所の博士で、海上保安庁と開発していた機密をリークした人物とされている。
    • 第1話で、海難事故で無くしたと思っていた父の鍵を新名が持っている事に気が付く。
    • 第2話で、海難事故の記憶を思い出し、新名が裏切り者である可能性を知り怒りに燃える。
    • 第2話で、救助の際にPTSDの発作を再度起こし、溺れてしまう。
    • 第4話で、隆子のお陰でフラッシュバックを克服します。
    • 第6話で、成合淳と接触し鍵と過去の記憶の関連を知らされます。
    • 第8話で、記憶を取り戻し「鍵」のついた宝物入れから父のデータを発見する。
    • 第8話で、成合淳には空データ、新名を”信じて”本物のデータを渡す。

    成合 隆子(なりあい たかこ)

    • DCU第一部隊の女性ダイバー。
    • 海上保安庁では初の女性潜水士。
    • 努力家の苦労人。
    • いつも明るい朗らかな性格。
    • チームから絶大な信頼をされている。
    • かつて新名とバディだった成合淳の妹。
    • 第2話で、リブザード試験を受ける。
    • 第2話で、容疑者のサンチェスに証拠品を持ち逃げされる。
    • 第3話で、国外逃亡を狙うロペスを追い、船内で殺害される。
    • 第3話で、死亡後にリブザード試験に合格していたと判明する。
    • 第4話で、ロペスの携帯の画面にあった、兄の写真を自分の携帯で撮影していたと判明します。
    • 最終回で、佐久間の闇を知り消されたと判明する。

    西野 斗真(にしの とうま)

    • 特殊救難隊で隊長を勤めた。
    • 現在はDCU第一部隊の副隊長。
    • エリート中のエリート。
    • 隊長の座を新名に奪われ不満がある。
    • 第4話で、早川の指示で新名を見張っていて何か裏で動いていると描かれます。
    • 第5話で、15年前の事故の経緯を新名より打ち明けられ、新名を信じる事にする。
    • 第5話で、新名の監視を辞めると早川に伝える。
    • 第6話で、新名に全面協力し成合淳の情報を集めます。
    • 第8話で、新名の身代わりで硫化水素を吸ってしまい倒れる。

    森田 七雄(もりた ななお)

    • DCU第一部隊のお調子者ダイバー。
    • 潜水技術が高い。
    • 海への知識も深く、メカ操作も得意。
    • ムードメーカーとしてチームを支える。

    大友 裕也(おおとも ゆうや)

    • DCU第一部隊のダイバー。
    • 元海上保安庁特殊救難隊所属。
    • 海保では人命救助件数ナンバーワンの持ち主。
    • 海保のエリートだった西野に憧れている。

    成合 淳(なりあい あつし)

    • 5年前まで新名のバディだった。
    • 事故調査中に殉職。
    • 裏切り者の可能性があるが、真相を知るのは新名のみ。
    • 成合隆子の兄。
    • 黒江真子の恋人だった。
    • 第4話で、ロペスの携帯に近影の写真が残されている事が判明します。
    • 第8話で、瀬能に接触しフロッピーを入手するもデータは空だった。
    • 最終回、新名と協力し、佐久間の闇を暴く。

    DCU組織所属メンバー

    黒江 真子(くろえ まこ)

    •  DCU科学捜査班の班長。
    • 問題の白黒をつけないと気が済まない。
    • サバサバした性格。
    • 新名との付き合いが長く、現在新名と婚約中。
    • 成合隆子の兄で、殉職した成合淳はかつての恋人。
    • 第4話で、亡くなった隆子が作ったプランで結婚式を挙げます。
    • 第8話で、「成合淳が生きている」というメモを見て絶句する。
    • 最終回で、成合淳と「おとり捜査」で15年ぶりに再会する。

    神田 瑠璃(かんだ るり)

    • DCUの電子情報分析課サイバー班の職員。
    • サイバースキルが突出して高い。
    • 新名からも一目を置かれる信頼できる存在。
    • 第4話で、隆子の水没した携帯電話を復旧させます。
    • 第6話で、西野と協力して根岸と成合淳が繋がっている証拠映像を撮影します。

    北川皆平(きたがわかいへい)

    • DCUサイバー班所属。
    • 神田瑠璃の部下。
    • 第8話で、神田と瀬能の行動監視をするも巻かれてしまう。

    海上保安庁所属メンバー

    早川 守(はやかわ まもる)

    • 海上保安庁のナンバー2の次長。
    • 新設のDCUを成功させ、更なる出世を目論んでいる。
    • 新名のやり方が気に食わない。
    • 第4話で、西野と何か裏で画策している描写があります。

    佐久間 雄二(さくま ゆうじ)

    • 海上保安庁の警備救難部部長。
    • 新名達の直属の上司。
    • 新名を新人時代から育てた過去を持つ。
    • DCU発足のきっかけを作った人物。
    • DCUメンバーからの信頼が厚い。
    • 第4話で、新名をDCU隊長に復帰させます。
    • 最終回で、ブラックバタフライに情報を流す”海保の内通者”だったと判明する。
    • 最終回で、黒幕として逮捕される

    警視庁所属メンバー

    清水 健治(しみず けんじ)

    • DCUと対立する公安部公安第一課の敏腕刑事。
    • 第4話で、瀬能に隆子の個人データを渡します。
    • 第4話で、新名に隆子の水没した携帯の復旧を依頼します。

    その他の登場人物

    第1話登場:毛利新

    • 京国建設前社長。
    • 会社の資金を300億横領して失踪。
    • 遺体が発見されたとしてDCU案件になる。
    • 遺体は毛利ではなく、野田浩正だった。

    第1話登場:野田浩正

    • 老舗釜飯屋の一人息子。
    • 京国建設の元社員。
    • ロシア出張中に失踪したとされていたが、実際は殺害された。
    • 会社の資金を横領したのは、ダム建設反対運動の資金の為だった。

    第1話登場:若林朱里

    • 京国建設で社長秘書をしている。
    • 野田浩二の婚約者だった。
    • 小山内の横領疑惑の証拠を掴む為に、秘書となった。

    第1話登場:小山内正一

    • ダム湖を建設した京国建設社長。
    • 建設したダムで事件が発生する。
    • 5年前の横領で末国外逃亡した前社長の後任。
    • 横領に関わったと噂されているもアリバイがある。
    • 野田を殺害した犯人。

    第2話登場:ロドリゴ・サンチェス(本名:ジョアン・ロペス)

    • 技能実習生。
    • 島田龍平の元で漁師の手伝いをしている外国人。
    • 島田龍平の漁場を守ろうと作業中に、島田龍平が殺されるのを目撃している。
    • 刑事の坂東によって、犯人に仕立て上げられそうになる。
    • 自分の無実を証明する為に、島田龍平の携帯を探している。
    • 第二話の最後で、証拠品を持ち逃げして失踪。
    • 第三話で、国際テロ組織「ブラックバタフライ」ジョアン・ロペスであると判明。
    • 第三話で、海保のテロを示唆するも、実際は国外逃亡を狙っていた。
    • 第三話で、海上の船内で何者かに刺され死亡。
    • 第四話で、携帯電話に「成合淳」の写真が残されていたと判明します。

    第2話登場:島田龍平

    • 事件の被害者となった漁師。
    • アワビが採れる秘密の漁場を持っている。
    • 坂東と岡部によって殺害された。

    第2話登場:坂東

    • 地元のベテラン刑事。
    • 新名にお願いされて、瀬能と行動を共にして捜査にあたる。
    • サンチェスに罪を着せる為に裏工作をする。
    • 島田隆平殺害事件に関わっている。

    第2話登場:岡部

    • 地元の市議会議員。
    • 暴力団との繋がりがあり、島田の漁場を狙っている。
    • 島田と揉めて、釣り道具で刺してしまった。

    第2話登場:マリア・シルバ

    • 第2話に登場した謎の女性。
    • 第2話で、日本語学校に通うサンチェスを病室で見舞っていた。
    • 第3話で、サンチェス(ロペス)の同郷で、国外逃亡の連絡を手伝っていた事が判明。
    • 第3話で、隆子に拘束される。
    • 第4話で、ロペスやテロリストとの関係を問われるもメールで指示をされていただけと分かります。

    第4話登場:真鍋宗雄

    • 法医学教授で、隆子とロペスの解剖を担当した。
    • 隆子とロペスは同一犯の犯行と断定する。
    • テロリストの指示で、隆子を殺害した犯人だった。

    第4話登場:月島秀樹

    • ダイビング機材の会社「AQUA DEEP」社長。
    • 2年前のダイビングで機材を使った外国人が海難事故で亡くなった。
    • ロペスと月島は知り合いだった。
    • 真壁の指示でロッカーに向かったところをDCUに取り押さえられる。

    第5話登場:木下裕司

    • 国土交通省副大臣のドラ息子。
    • 麻薬使用の疑いありで麻取が捜査している。
    • 伊豆沖で行方不明となりDCUが捜索する。
    • 麻薬グループに捕らえられ、大臣に身代金を要求

    第5話登場:日村

    • 国土交通省副大臣の秘書
    • 裕司に麻薬をやめて欲しいと何度も説得していた。
    • 大臣の息子・木下裕司の為に奔走する。

    第5話登場:中林

    • 瀬能の高校時代に、水泳部所属していた先輩。
    • 当時、親を亡くした瀬能にも平等に接してくれていた。
    • 現在は、サーフショップ経営。
    • 実は、麻薬グループの一員で大臣の息子を誘拐した犯人

    第6話登場:木見一郎

    • 水族館で、魚のサプライヤーをしている。
    • ダイヤの密売をしていた。
    • 婚約者の高田和美に密売を咎められて殺害した犯人
    • 第7話で、逮捕後自殺したと判明するも、新名と西野は裏で動いたテロリストの犯行を疑う。

    第6話登場:根岸那由

    • 水族館プロデューサー。
    • 成合淳と連絡を取っている。
    • 木見にダイヤの密売指示した
    • 第7話、笠原と共にリモートダイビングVRの開発に携わっている。
    • 第7話、ブラックバタフライのメンバーであると判明する。
    • 第7話、娘の海外での高額な治療費を工面するためにテロリストになった。

    第7話登場:笠原英伍

    • 東都重工海洋研究所の博士で、瀬能の父の部下だった。
    • リモートダイビングVRの開発責任者。
    • リゾート施設で潜入捜査する新名の殺害を支配人の明男に依頼する。
    • 最終回で、新名を刺し逮捕されるもブラックバタフライの恐怖に怯える。

    第7話登場:玉井千英

    • DCUの大友有輝の元カノでシングルマザー。
    • ダイビングに興味のある病気の息子と水族館のイベントに参加する。

    第7話登場:根岸亜紀

    • シングルマザーの根岸那由に代わって、心疾患を抱える孫の面倒を見ている。

    第8話登場:戸塚明男

    • 東都重工で瀬能博士の下で働く研究員だった。
    • 15年前の瀬能博士が亡くなった事故の直後に退職している。
    • 妻の実家のリゾート施設で支配人をしている。
    • 過去に、東都重工の社長に指示され瀬能博士のデータを盗むよう指示されていた。
    • 笠原の指示で新名の命を狙う。

    第8話登場:戸塚明美

    • 支配人の娘。
    • 結婚を控えている。
    • 父の行動を止めるために、新名に真相を明かす。

    DCU(ドラマ)のキャスト登場人物と相関図まとめはこちら>>

    DCU(日曜劇場ドラマ)|ネタバレあらすじを最終回まで考察!

    ドラマ「DCU」(日曜劇場ドラマ)のネタバレあらすじを最終回まで考察してご紹介します!

    第1話ネタバレ・あらすじと考察

    15年前に起きた海難事故

    海上保安庁と藤堂重工が、共同開発をする船の自動運行システムの情報が、何者かによってリークされます。

    新名正義は上官から、犯人は藤堂重工海洋研究所の瀬能博士であり、海上保安庁内部に博士とつながるスパイがいる可能性も示唆されます。

    新名とバディの成合淳は博士の身柄確保へ向かったのでした。

    情報をリークしたスパイの真相とは?

    瀬能博士が船から息子を投げたその瞬間に、船が大爆発を起こします。

    その衝撃で新名達は気を失うも、新名は目を覚ましバディの淳がいないことに気がつきます。

    そして、海面には淳のガスボンベと浮きをつけた少年が浮いていたのでした。

    少年の安全を確認してから新名は海へ潜り、博士を探していた淳と合流します。

    新名は、博士の持ち物と推測する鍵を淳に見せつけると、淳は慌てた素振りを見せました。

    新名は、海上保安庁内部の裏切り者のスパイが”淳”であると確信します。

    ところが、淳は足に船の配線が絡まり、そのまま海の底へと沈んでいき、助ける事は出来ませんでした…。

    15年後

    DCU発足の発表の場が設けられます。

    DCUのメンバーには、かつて新名が助けた少年の瀬能陽生もいます。

    発足式の合間に、佐久間部長の強い推薦によって新名がDCUの隊長に抜擢された噂話をするメンバー達でした。

    式の途中、新名に事件の知らせが届きメンバーは急ぎ準備を整えます。

    DCU初出動

    京国建設前社長・毛利新の塩酸が付着した遺体が発見され、死亡推定は1ヶ月が経過しています。

    毛利は5年前に会社資金を300億円横領した疑惑で国外逃亡していました。

    サイバー班のエースである神田瑠璃からの通信で、ヘリで現場へ向かうメンバー達に情報が伝えられます。

    県警の情報では一週間前の台風の影響により、ダム湖の水流によって湖岸で遺体が発見されたのではと推測されています。

    そして、DCUのAIデータによると水深50メートル付近に船が沈んでいる可能性があると伝えられます。

    新名は自らが潜ると宣言し、瀬能をバディに選びました。

    船上で指揮を取るという、西野に対して新名はあくまでも指揮は自分が取ると強気の判断で押し切ります。

    新システムの酸素ボンベを取り扱えるのはチームの中でも、新名、西野、瀬能だけでしたが、初バディとなる新名と瀬野は息の合ったコンビネーションを見せます。

    捜査報告会

    DCUは警察と共に事件の会議を開き、お互いの情報を交換します。

    科学捜査ラボ班長の黒江は、DCUが回収したダム湖の遺体一部の分析結果が、湖岸で見つかった毛利新のものと一致したと言います。

    また、防犯カメラには怪しい人物は写っておらず、死因が塩酸である可能性はあるものの情報が少ない為、分析の為に更なる骨を探す必要があると伝えます。

    そして、警察側に新たな情報は無く、京国建設の取り調べもDCUがアポイントを取っている事が分かり、警察側はどよめきます。

    新名は、DCUは水中捜査だけでなく事件の全てが捜査領域だと主張して、反発する警察側を黙らせます。

    そこへ、公安一課の刑事・清水健治が現れ、相変わらずの強引な捜査をする新名をたしなめます。

    新名と黒江

    科学捜査ラボ班長の黒江は、新名の帰宅を自宅で待っていました。

    二人は婚約していて、既に一緒に暮らしています。

    京国建設

    5年前の毛利による横領失踪事件の聞き込みで、秘書から京国建設・現社長の秘書の現社長の小山内正一は、その時にサンフランシスコにいたと聞かされアリバイがあると判明します。

    そして、DCUでは、西野と新名が言い争いになります。

    警察が手を引いた事で、部下達の仕事の負担が多くなった事への不満が募り、西野は新名を責めます。

    そんな西野を見かねた瀬能はフォローするも、西野は瀬能に「過去の事件で新名に助けられたと思っているが、本当は騙されているのでは?」と言い放ち、瀬能は激昂します。

    瀬能は幼い頃から、ずっと新名に見守られて成長してきたので、新名の裏切りなどあり得ないと考えていました。

    過去の水難事故で兄の成合淳を失った妹の隆子は、瀬能を励まします。

    毛利事件の容疑者

    ダムの周辺に設置された防犯カメラ映像に京国建設の車両を発見し、分析の結果、京国建設の社長秘書である若林朱里だったと西野は新名に伝えます。

    朱里の恋人は釜飯屋の一人息子で、京国建設社員の野田浩正でした。

    野田もまた、会社の資金を横領し、ロシア出張中に失踪していますが、事件は毛利事件の直後とあって、会社のダメージになるとして表沙汰にはなっていません。

    朱里の事情聴取では、ダムを訪れたのは恋人の実家の釜飯屋に寄った時の映像だと言います。

    新名は隆子と共に釜飯屋に聞き込みに向かいますが、父親は息子がダム建設側の人間だったとして恨んでおり、行方は知らないと言い放ちます。

    新名達は、周辺の聞き込みで、釜飯屋で提供している手作りの器を作る際に”塩酸”を使用していることを知ります。

    そして、かつて毛利はダム建設のプロジェクトに野田浩正を抜擢するも、実は野田浩正は地元の反対派の一員である事が判明します。

    しかし、その事実は一部の人間しか知らされておらず、釜飯屋の主人である浩正の父親もその事実を知らなかったと言うのです。

    朱里の通話履歴から浩正が現在は日本に帰国している可能性がある事や、防犯カメラで塩酸の様なものを工場から運び出す朱里と男性の姿の証拠映像が見つかります。

    毛利を殺害に関与したのが、朱里と浩正であると浮上します。

    DCUメンバーは小山内が次の復讐のターゲットになる可能性があるとして小山内の周辺を監視します。

    そこへ、小山内を塩酸入りの容器で襲おうとした朱里を取り押さえます。

    逃げたもう一人の人物を追った瀬能は取り押さえ、顔を確認すると、野田浩正ではなく父親の釜飯屋主人だったのでした。

    二人を取り調べるDCUでしたが、朱里が持っていた容器には塩酸ではなくが入っていました。

    毛利事件の裏金の証拠を掴んだ秘書の朱里と浩正の父親は、浩正失踪の真実を聞き出すために毛利殺害の犯人の真似をして小山内を脅すつもりだったのです。

    嘘をついている様に見えない二人でしたが、では毛利を殺害した犯人は一体誰なのでしょうか?

    迫る台風、そして答えは水中にある。

    新名は、自宅で黒江が付けた酢漬けのラッキョウを食べて閃きます。

    遺体はバラバラで遺棄された訳では無く、ずっとダムの中にあり、今もダムの底で眠っていると。

    数日後から海外出張になると言っていた小山内が急遽、今日の夕方に出発する事が判明します。

    そのまま国外逃亡を図っていると悟ったメンバーでしたが、運悪く台風が接近していました。

    しかも、捜査の場所は水深120mに達していて通常であってもかなり危険な条件です。

    新名はバディを募りますが、西野は絶対不可能な任務に対して手を上げ損ね、その横にいた瀬能が颯爽と手を挙げたのでした。

    小山内の出国を見守る、公安の清水達は新名からの連絡を待ち空港で待機します。

    小山内の出国まであと一時間と迫る中、新名と瀬能は水中で必死の捜索を続けます。

    湖上の船では激しい雨と風にさらされるDCUメンバー達が、二人の援護作業に当たっています。

    捜査中、瀬能のワイヤーが湖底に引っかかり、一時的にパニックを起こしかけますが新名がワイヤーを切り事なきを得ます。

    そして、ついに湖の底に眠る焼物窯の中遺体を発見するのでした。

    フライト間近の飛行機内で、公安の清水は小山内に、殺人容疑の逮捕状を突き付けたのです…。

    事件の真相

    小山内には毛利の死亡推定時期である1ヶ月前海外にいたので、殺害が不可能であるというアリバイがありました。

    しかし、湖底で発見された遺体は毛利のものではなく、5年前にロシアで失踪したはずの野田浩正のものだったのです。

    新名による事件の真相考察

    5年前、町が水に沈む前日に小山内と野田浩正は、釜飯屋の焼き釜の前で会っていたと新名は考察します。

    小山内と毛利の裏金の証拠を掴んだ野田浩正は、それをネタにダム建設の中断を最後まで訴えていました。

    そして、小山内は浩正ともみ合いになり、浩正は棚にぶつかり希塩酸を浴びます。

    小山内は刃物で浩正にトドメを刺して、釜の中へ押し込み遺体の上に泥を被せました。

    遺体は発見されないまま、町はダムの底に沈められます。

    多くの偶然が重なった結果、遺体は一部を残してほぼ亡くなった時と同じ状態で湖の底で保管されたのです。

    そして死後、5年を経てもDNAの証拠は問題なく分析可能でした。

    また、野田浩正の遺体の手には小山内のパスポートの切れ端が残されていて二人が直前まで会っていた証でした。

    そして、小山内は浩正の遺体を毛利に見せかけるために、国外逃亡した毛利を利用していたと…。

    ギリギリの逮捕劇となった事件でしたが、雑誌には大きくDCUの活躍が掲載されました。

    そして、その情報を流したのは新名である事を知った上官の佐久間は、新名の抜かりなさに満足します。

    新名と瀬能の確執

    事件解決後、公安の清水にも新名の事を信用しない方が良いと言われた瀬能でしたが、ふと過去の事を思い出します。

    瀬能の記憶では、父親の鍵を奪ったのは新名であり、成合淳に「裏切り者」と呼ばれていたのは新名だったのです。

    突如思い出したその記憶に驚愕する瀬能の前に新名が現れます。

    そして、新名のロッカー内にある鍵がその時の鍵であると新名に突きつけます。

    成合淳に濡れ衣を着せて海に沈めたのに、そんな人を命の恩人だと思っていた事が悲しくて笑えくると新名に言います。

    しかし、新名は「悔しかったらもっと記憶を思い出してみろ」と瀬能を焚き付けるのでした。

    瀬能は、全ての真実を暴いてやると決意し、新名は「やれるものならやってみろ」と不敵に笑うのでした…。

    【第1話のポイント】

    • 15年前に起きた、海上保安庁と藤堂重工の開発機密漏洩事件に瀬能陽生の父が関わっている。
    • ドラマ冒頭では成合淳が瀬能の父の鍵を探す「スパイ」であると新名が気が付く。
    • ドラマラストでは、事件当時の記憶を取り戻した瀬能は新名こそが「スパイ」であり、バディの成合淳に濡れ衣を着せたのだと確信する。

    新名は真のヒーローなのでしょうか?それとも、瀬能の記憶が正しくスパイなのでしょうか?

    そして、西野や公安の清水が「新名を信じるな」と言う理由はいったい何故なのでしょうか。

    第2話ネタバレ・あらすじと考察

    新名のスパイ疑惑を知った瀬能は、15年前の事件の資料を探るも、瀬能の父が持っていた鍵に関連した記述が一切無い事を知ります。

    証拠品を隠す、新名の行動を怪しんだ瀬能は悪事を暴く事を誓ったのでした。

    しかし、そんな瀬能に対して新名は、湖でパニックを起こした原因が過去の記憶のフラッシュバックによる”PTSD”の可能性を指摘します。

    そして、瀬能を潜水業務から外してしまったのでした。

    北能登港の変死体

    その後、北能登の港で変死体が発見される事件が発生します。

    遺体として発見されたのは、島田龍平という地元の漁師で、密漁グループの犯行であると噂されていました。

    現場は、水産物研究所の建設計画があり、5日後にはロシア政府の高官が視察に来る事となっています。

    5日以内の事件解決をDCU達は目標にして捜査に当たります。

    風成海流の影響もあり、出発点の計算は困難として、刑事の坂東は島田は死後7日から10日であると伝えます。

    しかし、DCUの科学班の海流調査の結果、島田殺害の日程を7日間までに絞り、殺害現場の場所を推測します。

    新名と瀬能は、島田の元で働いていた外国人のサンチェスに聞き込みを行います。

    事件当日、千流埼付近をパトロールの為に船を出していた、というサンチェスの船には不審な点は見当たりません。

    そして、新名は何気なく夜光虫を見たかと聞くと、サンチェスは「見た」と答えたのです。

    新名と瀬能は、サンチェスの言動に不信感がある事を見逃しませんでした。

    そして、瀬能は海での調査から外され、地元の刑事である坂東と共に行動するように新名に命じられます。

    その後、DCUの捜査で凶器とされる二本鉤が発見され、左利きのサンチェスが容疑者に浮上します。

    その頃、瀬能は捜査中に、海に落ちた少年の救助の為に海に飛び込みます。

    それと同時に対岸から突如現れたサンチェスもまた、少年の救助の為に海に飛び込んだのです。

    瀬能とサンチェスは少年を助け、瀬能はサンチェスを海に上げる補助に当たります。

    しかし、その最中に瀬能は突如過去の記憶のフラッシュバックを起こし、気を失って海に沈んでしまったのです…。

    新名はPTSDの症状がある瀬能の事は、上に報告しないで欲しいと黒江にお願いします。

    そして、リブザード試験の為に一時的に現場を離れていた隆子は病院へ向かい瀬能の無事を確認します。

    その際に、間違えてサンチェスの病室を開けてしまった隆子は、サンチェスを見舞う見知らぬ女性が部屋に居たのを目撃しています。

    瀬能は再び現場に戻り、サンチェスの家宅捜査で島田の血がついた財布を発見し、サンチェスは逮捕されたのです。

    しかし、少年の救助にあたる姿を間近で見ている瀬能には、サンチェスが殺人犯には思えませんでした。

    島田の残した携帯電話の存在がサンチェスの無実を証明できる手がかりとなるのです。

    サンチェスが聞き込みで「夜光虫」を見たという言葉から、同じ条件が揃う場所と日時を計測します。

    そして、瀬能とサンチェスが少年を助けた港の近くに犯行現場があったのです。

    同じ条件となる深夜に、犯行現場と予測される岩場でついに島田の血痕を発見したのでした。

    サンチェスの送検が迫る中、島田の携帯電話を探すべく、DCUメンバーは残り少ない時間の中で、水中ドローンを使って捜査します。

    森田の懸命のドローン操作技術で、ついに海底に沈む携帯電話を発見します。

    そして、新名と西野によってその電話を拾い上げる事に成功します。

    事件の真相

    送検まであと1時間を切る中、証拠品の携帯電話を持って取調室に向かう新名。

    そこで、真犯人が刑事の坂東であると告げたのでした。

    サンチェスの自宅を以前にも捜査していた坂東が、財布に気が付かないハズが無いと新名は指摘し、そして島田の携帯に残された音声データを突きつけます。

    そこには、市議会議員の岡部密漁グループと繋がっている事や、岡部とグルであった刑事の坂東達と揉めている音声が入っていたのです。

    決定的な証拠を抑えられ、坂東はその場で取り押さえられます。

    そして、サンチェスはその犯行の一部始終を見ていたのでした。

    しかし、無くなった島田龍平の漁場を守るために事件の真相を黙っていたのです。

    何故、真実を打ち明けなかったのかと問われたサンチェスは、本当に信じられるのは島田さんだけだと言ったのでした。

    容疑者の失踪

    無実を証明されたサンチェスは、「通っていた日本語学校をしばらく休んでしまったので挨拶に行く」と、隆子と共に車で向かいます。

    二人は学校へ到着するも、サンチェスは「車に忘れ物をした」と言って隆子を残して一旦車に戻ります。

    その様子を、サンチェスの病室にいた女性が伺っています。

    その頃、新名の元にサンチェスに関する緊急通知が届きます。

    なかなか戻らないサンチェスの様子を見に、車へ戻った隆子は、サンチェスが何処にも居ないことに気がつきます。

    そして、荷物の中から証拠品の携帯が無くなっている事も判明します。

    新名から「サンチェスから目を離すな」と連絡を受け、隆子は愕然とするのでした…。

    【第2話のポイント】

    • 瀬能がPTSDを再び発症し、海難救助隊にも関わらず溺れてしまうという失態を犯す。
    • 無実となったサンチェスが証拠品を持ち逃げし失踪。
    • サンチェスを見舞っていた日本語学校に通う謎の女性の正体とは?

    今回の捜査では森田が操作する水中ドローンが活躍し、森田の自信にも繋がりましたね。

    しかし、新名から陸の捜査を担当する様に命令された瀬能は、救助中に溺れてしまいました。

    今後トラウマを克服する事が出来るのでしょうか?

    また、証拠品を持ち逃げしたサンチェスの行方や目的も気になる終わり方でした。

    次回放送では、サンチェスを取り逃してしまった隆子とDCUが責任を追求される展開となりそうです。

    第3話ネタバレ・あらすじと考察

    事件の証拠品である、被害者の携帯を盗んだサンチェスを取り逃した隆子のせいで、DCUは責任を追求される事となります。

    国際テロ組織「ブラックバタフライ」

    そして、サンチェスの本名は「ジョアン・ロペス」であり、”ブラックバタフライ”と呼ばれる国際テロ組織のメンバーであった事が判明します

    ”ブラックバタフライ”のメンバーは耳の後ろに、位置情報や通信が可能なマイクロチップが埋め込まれていて、そのマイクロチップが「黒い蝶」の様な形状なのです。

    犯罪者を取り逃した事で、ロシア高官の来日は中止となります。

    そして隆子は、焦るあまり日本語学校のマリア・シルバの聞き込みの際に、マリアに怪我をさせそうになり、新名は隆子を捜査から外します。

    しかし、隆子は一人でも捜査を続ける事を決意したのでした。

    その後、証拠品スマホは発見されるも、埋め込まれていたマイクロチップは無くなっている事が分かります。

    そして、スマホのメールには海上保安庁の座標を示したメールが残されていたのでした。

    また、ロペスを匿った人物がロペスによって拘束され、去り際に「海上保安庁を狙う」テロの予告をしていた事が分かります。

    海上保安庁が次のテロの標的となり、警察やDCUなどが海上保安庁の警備を高め、ロペス逮捕の為の検問を各所に設置し大規模な捜査が始まります。

    マリア・シルバの正体

    警察らが海上保安庁警備に力を入れる最中、単独行動していた隆子はマリア・シルバとロペスの関係を疑い、直接会って確かめる事にします。

    ロペスの素性を何も知らないと言う、マリアですが、ロペスの故郷の文様が入った鞄と同じ刺青を足首に入れている事に気がつきます。

    そして隆子は、マリアとロペスが同郷の仲間であると確信し、マリアを拘束します。

    マリアの携帯を使って仲間と連絡をとっていたロペスが記す座標は、海上保安庁ではなく日本の排他的経済水域の外の海上でした。

    隆子は、ロペスの目的は海上保安庁を狙ったテロではなく、国外逃亡であると新名に連絡します。

    排他的経済水域を超えた先の海上は、日本の警察や海上保安庁も手が出せない国外領域です。

    隆子の単独追跡

    新名は隆子に待機命令を出し、瀬能と西野に船でロペス追跡を命令します。

    しかし、既にロペスは亡くなった島田の漁船を使い海上に出ていました。

    隆子は迷うも、瀬能と西野の到着を待っていられないと一人ボートで後を追います。

    探査レーダーに、ロペスの船を追う瀬能と西野の船の前に、隆子のボートの位置情報が映り司令室はどよめきます。

    ギリギリの追跡の中、ついにロペスは境界線を超えてしまいます。

    新名は、隆子、瀬能、西野に追跡を止めて戻るように命令を出します。

    しかし、隆子はDCUに繋がる通信網を全てシャットアウトして、独断で境界線を超えてロペスの船を追う決断をします。

    数分後、海上で停留するロペスの船に追いつき、隆子はロペスの乗る船に飛び移り、船内を確認します。

    すると、操舵室で血を流しているロペスが倒れていて、既に死亡していることを確認します。

    ロペスの傍に落ちている連絡用のスマホで何かを発見した隆子は証拠写真を撮るも、背後にナイフを握る人影が…。

    隆子との悲しい別れ

    その後、漂流していた二艘の船は潮の流れで、日本の領海に入り、海上で待機していた瀬能と西野がロペスの船を捜査する事となります。

    そこで、瀬能は隆子が殺害されている事に気がつき絶叫したのでした。

    そして、ロペスの携帯がその場から持ち去られていたのです…。

    安置室で隆子の遺体を囲み、咽び泣くDCUメンバー。

    そこで、隆子が通信をシャットアウトした後に、瀬能の携帯電話に残した留守録のメッセージを全員で聞く事となります。

    隆子の残したメッセージの内容

    「これは退職届である」という音声から始まり、領海を越える判断一市民の独断であり、DCUとは関係が無いと隆子は言います。

    そして、兄の殉職の以来、自分は言い訳し、甘えていたのが今回の事態を招いたと謝罪していました。

    そしてDCUメンバーへの感謝と共に、リブリーザー試験の結果に自信あると言うのは嘘で、実は受かる自信がないと、瀬能に謝ります。

    最後は、隊長である新名に対して、新名が何故自分を捜査から外したか本当の理由を知っていると伝え、感謝を述べました。

    隆子を捜査に外した本当の理由とは?

    佐久間は、ロペスの件の責任を隆子に取らせてクビにすると言ったのですが、新名は「隆子はDCUの希望だ」と言い、責任は自分が取る佐久間に訴えたのです。

    その場面を隆子は全て聞いていました。

    そして、新名の元に電話があり、隆子がリブリーザー試験に合格していたと判明します。

    DCUメンバーは泣きながら、隆子へ祝いの言葉を送ります。

    ロドリゴ・サンチェス(ジョアン・ロペス)の事件は、被疑者死亡で書類送検され幕を閉じます。

    DCUはなんとか面子を保つことができましたが、佐久間は新名を「DCU隊長から外す」と伝えたのでした…。

    【第3話のポイント】

    • ロドリゴ・サンチェスは偽名であり、ジョアン・ロペスが本名。
    • ジョアン・ロペスは国際テロ組織「ブラックバタフライ」のメンバー。
    • マリアはジョアン・ロペスの同郷で、仲間との連絡に携帯電話を貸していた。
    • ロペスを追い、領海を越えた先の船内で、何者かに隆子は殺されてしまう。
    • 新名は責任を取り、DCUの隊長から外される。

    国際テロ組織「ブラックバタフライ」と言う、DCUの最大の敵が現れました。

    そして、隊長の新名が「DCUの希望」とまで言っていた、みんなに慕われるムードメーカーの隆子が何者かによって殺害されてしまうという、ショッキングな展開となりました。

    誰もが予想しなかった隆子の死亡の知らせは、多くの視聴者の胸に悲痛に刺さりましたよね。

    今後、「ブラックバタフライ」と「DCU」の壮絶な戦いが幕開けするのでしょうか?展開が気になります!

    第4話ネタバレ・あらすじと考察

    亡くなった隆子に献花し敬礼する海保とDCUメンバー達。

    隆子の捜査は公安に移り、新名が隊長の任務を解かれ、西野が隊長代理となりました。

    隆子の遺品の一部を引き取りするも、隆子のスマホはまだ見つかっていません。

    西野は隆子の捜査は、公安に移ったとして感傷に浸るなと言います。

    新名はその間、漁港で漁師たちと共に仕事をしています。

    新名の携帯には隆子からの最後の着信履歴が残っていました。

    「AQUA DEEP」社長の月島

    そして、隆子とサンチェスは傷口の形状から同一犯の”プロによる犯行”であると、解剖を担当した法医学教授の真壁は断定しました。

    そんな最中、瀬能は公安の清水から隆子の遺品であるSDカードを手渡され、隠しデータからロペス(サンチェス)と関連する会社の存在にたどり着きます。

    2年前の水難事故に関わっていた、ダイビング機材を取り扱う会社「AQUA DEEP」社長の月島と、ロペスが繋がっているのです。

    新名もまた、漁師達の噂話で同じく「AQUA DEEP」との関連にたどり着きました。

    瀬能と新名は同じタイミングで「AQUA DEEP」の月島に事情聴取に向かっていました。

    一足先に着いた新名は、西野から預かった瀬能の身分証明書を使いDCUを名乗り月島を聴取します。

    月島はテロリストの事は何も知らないが、少し前に隆子が2年前の水難事故の件の聴取で「AQUA DEEP」を訪れていた事が判明します。

    瀬能は新名の行動に呆れつつも、新名と共に隆子の敵討ちの為に協力する事となりました。

    マリアとロペスの関係

    そして、ロペスに協力していたマリアを、テロリストとして強制送還されたくなければ「真実を話せ」と脅します。

    マリアは、ロペスの指示の元、隆子の服にGPSの付ける手伝いはしたものの、その意味は知らなかったと答えます。

    また、ロペスとはプリペイド携帯のメッセージでやり取りをしていて、コインロッカーを通してGPS端末を受け取っていた事も判明します。

    その後、新名は、佐久間に隆子の調査を独自に続けていることや、海保に対する叱責のニュース記事を咎められるも、新名は佐久間に覚悟を告げます。

    そして、佐久間は2年前の水難事件を解決する名目で新名をDCUの隊長に戻したのです。

    その裏で、西野は早川に新名の行動を見張る様に言われ、「ミイラ取りがミイラになるな」と釘を刺されます。

    新たる証拠「鳴き砂」

    DCUメンバーは隆子の乗り込んだロペスの船を再捜査します。

    そして公安が見逃した「砂の粒」に気がついたのです。

    その砂は、石川県の琴ヶ浜にしか無い、珍しい「鳴き砂」だと判明しました。

    船が琴ヶ浜に行った形跡は無いものの、月島が琴ヶ浜に行っていた事実も分かります。

    犯人は真壁

    DCUメンバーは、月島の関連を疑い、テロリストを装ってロッカーに罠を仕掛けました。

    携帯のメッセージを見てロッカーに現れた月島を取り押さえるも、月島は何者かと電話で連絡を取っています。

    その相手が現場近くにいると、背後の船の汽笛から勘付き、DCUメンバーは周辺の捜索に当たります。

    そして、月島に指示をしていたのが法医学者の真鍋だと分かり、逃走する真壁を追います。

    真鍋は隆子の携帯を漁港から海へ投げた瞬間を新名は見逃しませんでした。

    真壁に追いつき、携帯を探す事になったものの、瀬能は過去の海難事故の記憶のフラッシュバックからなかなか飛び込む決意が付きません。

    しかし、瀬能の脳裏に隆子の任務に対する熱い意思と、いつも前向きだった笑顔が思い浮かびます。

    瀬能の気持ちは次第に落ち着いていき、海への恐怖心が消えていったのです。

    瀬能は海に飛び込み、隆子の携帯を見つけ出しました。

    真壁の携帯にメールが届き、ロペスの遺体の写真と共に、殺害を仄めかす内容のメッセージが送られてきます。

    真壁は、金欲しさに隆子の殺害依頼を受けてテロリストに協力していました。

    そして、船の上でロペスを殺害した同一犯と見せかけるために、ロペスに刺さっていたナイフを使い隆子を刺したと分かります。

    そして、その時に月島の会社「AQUA DEEP」から借りたダイビングスーツから「鳴り砂」がこぼれ落ちていたのでした。

    真壁は恐怖に怯え、DCUに助けを求めますが、その姿を見た瀬能は真壁を激しく殴ります。

    新名に静止され、隆子の遺品の手錠を使って真壁を逮捕したのでした。

    隆子の携帯に残された衝撃の事実

    その後、新名は公安の清水から水没した隆子の携帯電話の復元を依頼されます。

    瀬能は、隆子の事件が終わったらDCUを辞めるつもりだったと新名に告げますが、新名にその必要はないと言われ、身分証明書を返されます。

    瀬能は「隆子さんが自分をまた海に戻してくれた」と言ったのでした。

    その後、瀬能は隆子との約束していた、”隆子のアイディア”を元に新名と黒江の細やかな結婚式を執り行いました。

    西野はその裏で、早川に何かの作戦を伝えています。

    その夜、新名の元に神田から連絡が入ります。

    隆子の水没した携帯の解析結果に衝撃的なものが残されていたと言うのです。

    隆子の携帯に残っていた一枚の写真は、亡くなったロペスの傍に落ちていた携帯電話の画面を船の上で撮影したものでした。

    そこには亡くなったはずの隆子の兄・成合淳の近影が残っていたのでした…。

    【第4話のポイント】

    • 隆子を刺した犯人は法医学教授の真壁だが、真壁も何者かに裏で指示されている。
    • 瀬能が隆子のお陰でフラッシュバックを克服し、再び海の現場に復帰可能となる。
    • 隆子の兄である成合淳の写真が、亡くなったロペスの携帯に送られていた謎。

    成合淳とテロリストの関係の謎や、何処かで生存している可能性が出てきた事で物語はさらに複雑化してきそうです。

    また、西野と早川が水面下でDCUに何かを仕掛けようとしているのも気になりますよね。

    DCUは背後に動いているテロリスト達の正体を暴き、壊滅させる事が出来るのでしょうか?

    第5話ネタバレ・あらすじと考察

    国土交通省副大臣の息子である木下裕司が、伊豆沖の海上で行方不明となる事件が起きます。

    佐久間は国交相の木下大臣は、DCU発足の為に尽力してくれた人物だと新名に打ち明けました。

    そんな最中、瀬能は15年前の事件の調書を改めて見直すも”鍵”に関しての記載はありません。

    西野には「調べても何も出てこない、頼れるのはお前の過去の記憶だけだ」と言われます。

    そして、DCUは国交相の木下大臣の息子・裕司の捜索を始めます。

    DCUは独自の捜査方法で、裕司の乗っていたゴムボートが海岸に打ち上げられているの発見するも、本人は見つかりません。

    2億円の身代金

    その後、2億円の身代金が要求されたと副大臣秘書の日村が、犯人から送られてきた囚われの身の裕司の動画を見せます。

    裕司は足のつかない”海の上”で売人と危険ドラッグの受け渡しをしていて、その売人達に誘拐された可能性がありました。

    新名と瀬能は日村からの情報で、麻薬の”仲介人・立花”が出入りしていたと言う店に聞き込みに向かいます。

    情報のあったサーフショップを訪れると、その店は瀬能が高校時代に世話になった先輩・中林の店であると分かります。

    懐かしい出会いに喜び合う瀬能と中林でしたが、新名は中林が顧客の名刺を隠した瞬間を見逃しませんでした。

    そして、瀬能は水泳部の同窓会記念の時計のアラームの調子が悪いと言って、中林が修理をしてくれます。

    帰り際、中林は、瀬能に立花の名刺を渡してくれたのでした。

    瀬能と新名は名刺を元に立花の勤務先のクラブに向かうも、立花が逃げた直後であると分かります。

    さらに、大臣の息子と麻薬組織の関連を極秘捜査していた麻取と公安から捜査の中止命令が出されます。

    その頃、DCUでは神田が極秘で、船内に監禁されている裕司の動画を解析していました。

    新名の自宅

    結婚パーティーのお礼として新名宅で夕飯をご馳走になる事になった瀬能は、新名不在の間に部屋を探ります。

    しかし、新名の部屋からは何の情報も得られず、新名の帰宅後に鍋を囲みます。

    そこで、新名達は成合淳が魚を上手に食べて、最後にはお皿に骨しか残っていなかったと言う話を瀬能にしました。

    身代金の取引

    後日、新名は独自に捜査する事を決め、瀬能をバディに日村から預かった2億円を持って取引現場に向かいます。

    新名は、GPS信号を元に西野にパトロールを装わせ、麻薬の取引現場にたまたま居合わせたと言う筋書きを狙っていました。

    そして、瀬能は身代金を持参する秘書の日村のふりをして犯人グループと接触を試みます。

    しかし、新名は海から取引の船に侵入するも犯人に見つかり捕まってしまいました。

    犯人グループと共に瀬能は港の倉庫に移動します。

    そこで、裕司に秘書の日村の”身代わり”であると言う真意が伝わらず、瀬能は正体がバレてしまいます。

    瀬能は犯人に囚われ、新名もまた捕まっている事が分かり絶体絶命となります。

    しかも、麻薬グループの主犯はサーフショップの中林である事も判明します。

    瀬能の時計を修理した中林は盗聴器を仕込んでいて、新名のGPSも海に捨てられてしまいました。

    そして、瀬能が慕っていた中林は過去の言動は全て嘘であったと言い、瀬能はショックを受けます。

    新名はナイフを突きつけられ、瀬能は涙を流し「新名を助けて欲しい」と懇願します。

    事件の裏捜査

    しかし、ギリギリのところで公安と麻取が到着します。

    実は、新名は捜査中にタイミングよく立花が逃げていた事から、瀬能が盗聴されている可能性に気がついたのでした。

    そして、瀬能には真実を伏せたまま、盗聴を逆手に取ってDCUは公安と麻取、日村とも協力し動いていました。

    また、犯人の映像を解析した結果、監禁場所の船内と音声は合成映像で、実際には陸であるとも判明していたのです。

    盗聴器の電波から取引先の倉庫を発見したのでした。

    瀬能は、中林に手錠をかけて逮捕し、時計を証拠品として公安の清水に提出します。

    そして、日村を罵倒するドラ息子の裕司を新名は殴り、説教しました。

    西野と新名の知る事実

    西野は、作戦で騙す事になった瀬能に謝罪し、新名から打ち明けられた15年前の事故についてを話します。

    新名は報告書に、瀬能の父東都重工の悪事をリークした為に殺されたと記した。

    実際は?

    • 瀬能の父はテロリストの可能性がある事。
    • 瀬能の父と成合淳はテロリストと繋がっていて、裏切り者の可能性がある事。
    • 成合は瀬能の父親から鍵を受け取る予定だった可能性がある事。

    西野が副隊長である事から、新名は西野を信頼してその真相を打ち明けたのでした。

    西野からその話を聞いた瀬能は「信じられるものなら信じたい」と言います。

    そして、西野は早川に新名の監視を辞めると伝え、「新名に賭けてみる」と決意をしました。

    その後、新名は港の食堂に残されたお皿に綺麗に並ぶ魚の骨を見て驚きます。

    窓の外には、成合淳が立っていたのです。

    新名は慌てて店を飛び出しますが、既に淳の姿は消えていたのでした…。

    【第5話のポイント】

    • 新名が15年前の事件についての秘密を西野に打ち明けた
    • 西野は新名を信じる事に賭けると決意し、早川と決別する
    • 瀬能の父親がテロリストであると確定した場合、瀬能はDCUを辞職しなければならない。
    • 成合淳は生きていて、新名達の近くに潜伏している。

    事件解決の為には、部下をも騙す新名の強引な捜査方法が今回も大々的に描かれていました。

    瀬能は、高校時代の先輩からも裏切られ失意のどん底で可哀想でしたね。

    しかも、瀬能の父親がテロリストであると確定すると、身内である瀬能はDCUを辞職する事になる為、新名は難しい立場にいる事も判明しました。

    そして、成合淳は日本国内にいる事も判明し、いよいよ15年前の事件が大きく動き出しそうな予感です。

    第6話ネタバレ・あらすじと考察

    横浜港で発見された女性の遺体から北極海のプランクトンが検出されました。

    死後1日しか経過していないと判明し、北極海から流れてきた可能性は少ないと考えます。

    その後、遺体からは南シナ海のプランクトンも発見され、新名は二つのプランクトンが存在する「水族館」が殺害現場の可能性があると捜査に向かいます。

    二つの海域のプランクトン

    水族館の水槽の水サンプルを集める新名と瀬能は、ある水族館で水族館プロデューサーの根岸那由とサプライヤーの木見一郎という人物に出会います。

    二人の勤務する水族館の水サンプルから二つのプランクトンが発見され、該当の殺害現場であると確信します。

    そしてさらに、亡くなった女性は木見の婚約者で水槽デザイナーの高田和美であると判明したのでした。

    結婚式を間近に控え、オーストラリアへの移住も決まっていたと言います。

    水族館での本格的な捜査が始まるも、水族館の水流を止める許可は降りず、事件現場となったという証拠も見つかりません。

    唯一判明した事は、水族館の水槽がリニューアルした時に、北極海と南シナ海の水槽の入れ替えがあったと分かりました。

    根岸の電話相手とは?

    そんな最中、新名と西野、神田は成合淳の情報を秘密裏で追っていて、その3人の不審な動きを瀬能は一人感じていました。

    その後、被害者の遺留品が港で見つかり、木見と被害者の高田が閉店後のショッピングモールの駐車場にいたことが判明します。

    木見と根岸の浮気の関係性を疑って、高田が尾行していたのでは無いかとDCUは考えます。

    新名は、聞き込みに向かうも根岸は木見と二人だけで会ってはいないと答えます。

    その直後、「川の流れは必ず海に出る」という言葉を電話の相手に伝える根岸の姿を新名は目撃します。

    密輸ダイヤとロシア人国際弁護士

    新名は、高田が身につけていたダイヤの婚約指輪が1000万円相当である事から、ダイヤの入手経路を木見に聞くも、ロシアの宝石バイヤーから譲ってもらったと言います。

    また、根岸の耳にも大振りのダイヤがある事から、そのバイヤーから根岸も買ったのかと尋ねますが「さあ?」と木見は答えます。

    DCUの情報の結果、木見が言う宝石バイヤーが、密輸ダイヤの総元締めをしているという噂のある、ユダヤ系ロシア人の国際弁護士『アンドレイ』だという情報に辿り着きます。

    新名は水族館の監視カメラ映像から、木見が深夜に水族館のバルブを回している映像を見つけ現場へ向かいます。

    バルブを閉じると水族館の水槽の気泡で隠れていた、水槽の大きな傷を発見したのでした。

    水槽の傷と二つの指輪

    水槽の傷が、亡くなった高田の婚約指輪のダイヤで付けられたものであると考えたDCUチームは、あらゆる方法で検証を試みるも、ダイヤの傷と水槽の傷は一致しません。

    そして新名はある事に気がつき、逮捕状を持って水族館にいる木見の元へ行きます。

    水槽の中にいたエイが、高田が事件当時に身につけてたダイヤを飲み込んでいたのでした。

    ダイヤの指輪は二つあり、それぞれのダイヤのカットは「ローズカット」「ブリリアントカット」と言う異なるものでした。

    高額なダイヤをいくつも買えるはずがないという木見でしたが、実はダイヤを密輸するペーパーカンパニーを運営していたのです。

    捜査に当たっていたDCUメンバーが、その会社の金庫にある4億円相当のダイヤを発見します。

    閉店後のショッピングモールの駐車場にいたのは、木見がバイヤーと会っていたからでした。

    事件当日、木見は婚約者の高田から罪を償って自首して欲しいとお願いされ、「犯罪者の水槽」と言うセリフに激昂して高田を水槽に突き落としたのでした。

    その最中に、ダイヤの指輪で水槽に傷を付け、その衝撃でダイヤは外れて何処かへ行ってしまったのです。

    木見はダイヤ紛失に気がつき、高田の指にカットの違う別のダイヤの指輪をつけて遺体を遺棄しました。

    そして、無くしたダイヤを水槽内で探していたものの、エイが飲み込んでいたとは知らず回収できなかったのでした。

    殺人容疑と遺体遺棄の容疑で木見は逮捕され、その様子を根岸は不敵な笑みを浮かべながら見ていました。

    後日、瀬能の家の玄関に時間と場所が記されたメモが挟まれていて、その場所へ向かいます。

    その頃、新名は、根岸の行動を追っていた西野、神田から根岸と成合淳が繋がっている証拠映像を見せられます。

    そして、瀬能はメモの場所で成合淳と対面し、淳から「鍵は息子に託したかったはずだ」と言われます。

    多くの人の命に関わる事であり、あの鍵がなんの鍵なのか見つければ記憶が戻るとも淳は言ってその場を去ります。

    証拠映像を確認した新名は「川の流れは必ず海に出る」という成合淳の口癖を思い出し、水族館で根岸は成合淳と電話していたのだと確信します。

    【第6話のポイント】

    • 根岸と言う女性は、成合淳と共に行動していると判明する。
    • 根岸は、ロシアの国際弁護士で密輸ダイヤの元締めをしている人物を木見に紹介した可能性が高い。

    成合淳が瀬能に言った事

    • 鍵は新名が奪ったが、本来は父から息子へ託すはずの物だった。
    • 多くの人命が関わる出来事が動いていて、鍵が何なのか突き止めれば瀬能の記憶も戻る。

    根岸と言う、水族館のプロデュースを手がける女性が成合淳と繋がり何かを企んでいます。

    また、瀬能が成合淳と直接会って鍵の秘密を探るように指示されました。

    鍵と瀬能の記憶、そして父親は何を息子に託そうとしていたのでしょうか?

    また瀬能は今後、新名と成合淳のどちらの言葉を信じて行動すれば良いのか、展開が気になりますね!

    第7話ネタバレ・あらすじと考察

    東都重工と水族館プロデューサーの那由は、「リモートダイビングVR」を共同開発しました。

    VR技術のイベントが病気で入院中の子供たちに披露され、心臓病を抱える那由の娘や、DCUの大友の元カノの息子もそのVRを楽しみました。

    水中カメラに搭載された爆弾

    しかし、そのVR技術を搭載した”リモート水中カメラ”が乗っ取られてしまい、海上で水上バイクとの接触し爆発事故を起こしてしまいます。

    港の監視カメラ映像により、水上バイクに乗っていたとされる人物の画像は特定されるも、解像度は低いものでした。

    新名はその写真に映る人物が「成合淳」であると確信していました。

    DCUは事故現場で破片を拾い集め、那由が関わる「リモートダイビングVR技術」との関連に気がつき開発チームの元へ向かったのでした。

    そこで、瀬能は開発の責任者である東都重工海洋研究所の博士・笠原瀬能の父の部下であったと知ります。

    また、水中カメラにはロシア製の爆薬が搭載されていて、爆破の影響で水上バイクに乗っていた人物は死亡している可能性が高いとの判断がされました。

    しかし、新名は成合淳が「3分5秒」という潜水記録を持つ事からも、水上バイクを捨て、監視カメラに写らない様に岸まで潜水で逃げたのではと考えます。

    成合淳の生還。那由の正体。

    成合淳からの連絡で作戦が失敗したと知り那由は絶望します。

    成合淳を狙ったのは成合淳を殺してブラックバタフライを抜けようと画策した那由なのでした。

    その頃、新名たちは笠原の協力の元、乗っ取られたリモートダイビングVRのプログラミングを書き換えたのが那由であるという事実を掴みます。

    そのプログラミングには、「特定の携帯電話を追跡する」という書き換えが行われていました。

    新名は、那由の自宅を訪問し娘が心臓病である事を知り、那由の母親から指名手配となった那由の行方を聞き出します。

    水中カメラ爆弾は水族館へ!

    那由は生きていた成合淳を再び誘き寄せ爆弾を搭載した水中カメラと、自分の体内から摘出したGPSを使って罠を張りました

    DCUでは、那由が電波の遮断される水族館の水中トンネル内で、外国人医師と密会する映像を入手していました。

    新名は那由が「ブラックバタフライ」のメンバーであり、仲間に情報が漏れない様に電波の届かない場所で会っていたと推測します。

    その頃、ボートで那由の元へ向かう成合淳は異変に気がつき、防波堤から水族館の「八景島シーパラダイス」へと進路を変更します。

    那由は、水族館で子供向けのイベントが開催中で、娘が勝手に家を抜けて参加していると母親から連絡を受けます。

    那由は、慌てて水中カメラの停止ボタンを押します。

    しかし、カメラは既に何者かにハッキングされ、停止ボタンは作動しなくなっていました。

    那由はタクシーの行き先を空港から水族館へ変更し、娘を救うべく向かったのでした。

    水族館へ向かうDCUメンバー

    システムの開発をした笠原は、プログラムの停止にはターゲットとなる携帯のSIMを抜くか壊すしかないと進言します。

    水族館では緊急の避難アナウンスが流れ、来場者達はパニックとなります。

    そんな中で、大友は元カノとその息子を救助、そして那由の娘が行方不明だと知ります。

    那由の娘を探すためにDCUメンバーは急ぎ館内を捜索します。

    その騒動の中で、成合淳は水族館の事務所に居たのでした。

    そして、爆弾を搭載した水中カメラが水族館に到達するまでのタイムリミットが迫っていました。

    ターゲットの携帯の電波水族館の事務所で止まった事を神田は伝えます。

    那由も携帯の電波を元に事務所に到着しDCUメンバーと共に携帯電話を探します。

    しかし、事務所には成合淳の姿は既にありません。

    また、水槽の前で倒れていた那由の娘も発見されますが、爆破までのタイムリミットは残りわずか

    タイムリミット!新名の向かった先は…

    那由はデスクの隙間にあった携帯を見つけ、瀬能は叩き壊そうとしますがシステムは停止しませんでした。

    爆破まであと30秒となったところで、新名は携帯を持って走り出します。

    しかし、水族館を出て海に捨てるまで30秒では時間が足りません。

    新名を追って瀬能も走ります、そして新名が向かった先はあの那由と医師が密会していた場所でした。

    新名は携帯電話を電波が遮断されるトンネル内に投げ、間一髪の残り「4秒」でプログラムを停止させたのでした。

    那由とブラックバタフライ

    那由は逮捕され、水族館での騒動は無事に収まります。

    那由は、自分がテロリストの「ブラックバタフライ」と繋がり密輸で多額の資金を得ていたのは、娘を海外で治療する治療費の為だったと新名に語ります。

    そして、ブラックバタフライを抜ける為に、医師に頼んで耳の下に埋め込まれたGPSを摘出し、それを囮にして成合淳殺害の罠を仕掛けようとしていたと明かします。

    外国人医師と電波のない場所で密会していたのは、GPSの摘出を依頼する為だったと言うのです。

    しかし新名は、那由が”ゴースト”と呼ぶ成合淳がまだ生きている事からも、那由が今後協力して情報提供するなら一連の事件に関してはDCUが引き取ると提案したのでした。

    そして、那由は瀬能に「瀬能博士の設計図を一度だけ見た事がある。」と伝え警察に連行されて行きました。

    瀬能と成合淳

    瀬能は、新名から父親の形見である鍵を返してもらいました

    そして、成合淳から再び呼び出された瀬能は人気のない倉庫へ向かいます。

    そして、成合淳から父の研究について明かされたのでした。

    • 瀬能博士は遠隔操作システムを研究していて、その技術があれば豪華客船も軍艦も乗り物全てが凶器になる。
    • 瀬能博士は、その技術をテロリストに横流しして多額の報酬を受けていた。

    瀬能は、成合淳の言葉を否定するも、「鍵を使って自分の目で確かめろ」と言われます。

    そして、その場を後にしようとする成合淳を見て、瀬能は隠し持っていた手錠を握り締めました。

    しかし成合は「死ぬぞ」と告げます。

    瀬能は、狙撃銃の赤いレーザーポイントが自分の心臓を狙っていると気がつき慌てます。

    その隙に成合淳は姿を消してしまいました。

    【第7話のポイント】

    那由が「ブラックバタフライ」のメンバーとなったのは、心臓病の娘の高額な治療費の為でした。

    そして、過去に瀬能の父を知っている人物が第7話で二人出てきました。

    瀬能の父の部下だった東都重工海洋研究所の博士・笠原と、那由もまた瀬能の父の設計図を見た事があると告げています。

    この二人は今後も瀬能の父の秘密に関する過去と関わりが出てくるかも知れません。

    また、瀬能の父が横流ししていた技術が、全ての乗り物に応用可能な「遠隔操作システム」である事も判明しました。

    次週は、成合淳の潜伏先として、三重県の温泉施設「ナガシマリゾート」が舞台となります。

    成合淳は、一体何故逮捕される危険を犯してまで瀬能に接触するのでしょうか?

    そして鍵は一体どんな秘密を明かすモノとなるのか…最終回まであと残りわずかとなった放送が楽しみですね。

    第8話ネタバレ・あらすじと考察

    瀬能は父がテロリストから高額の報酬を受けていると、成合淳から聞き信じられない思いでいました。

    その頃、新名は佐久間の提案で新婚旅行を装い、成合の潜伏先とされているリゾート施設への潜入捜査を開始します。

    リゾートホテルの潜入捜査と殺人未遂事件

    DCUメンバーの一部には明かされないまま、西野、神田も新名の元で潜入捜査にあたります。

    その頃、瀬能は父の鍵の秘密を探すために久しぶりに自宅へ向い、自宅の内を遺留品を探っていました。

    新名は、真子と共にリゾートで過ごす中、西野と調査してリゾート施設の支配人の娘・明美と出会います。

    リゾート施設の支配人は、元東都重工で瀬能博士の助手を務めていた戸塚明男という人物で、15年前の事故の後すぐに離職していたことからも事件との関連を探っていました。

    新名と真子は風呂に向かい、新名は脱衣所で西野と合流し、捜査の進行状況を確認しました。

    その直後、西野は風呂場で意識を失い浴槽に浮いた状態だったところを新名は助け出したのでした。

    浴室内には硫黄ガスが充満していて、西野は意識を取り戻すも、真子は夫が狙いだったと知り激昂します。

    真子は、西野と新名が、瀬能の父が「ブラックバタフライ」と繋がっている可能性があり、元部下の戸塚も関連しているとして潜入調査をしていたと明かされました。

    真子は、温泉の水質調査のサンプルを取り、新名と西野も温泉内をくまなく調べます。

    温泉の中から硫化した痕跡を見つけ、硫化水素が充満するように誰かが仕組んだと分析し、バルブを捻った痕跡も発見します。

    瀬能博士の遺留品と過去の記憶

    その頃、瀬能の足取りを密かに追っていた神田ですが、携帯の信号に気がついた瀬能に巻かれてしまいました。

    瀬能は、実家で見つけた写真から父が生前によく訪れていた釣具店に向い、父の残した私物を探ります。

    しかし、父の残した鍵で開けられる物は何も見つかりませんでした。

    瀬能が店を後にすると、成合淳が姿を表し、瀬能に告げたのです。

    瀬能の記憶は「マインドコントロール」新名の都合の良い記憶に書き換えられている可能性を指摘します。

    そして、DCUが瀬能の動きを怪しみ、行動観察している事からも、成合は「俺を信じろ」と瀬能に言い残し去っていきました。

    瀬能の幼少期、プールのテストで合格できない瀬能を励ました新名が「青い帽子」を被せてくれた記憶が蘇ります。

    新名と瀬能の決別

    真子は、「これ以上大切な人を失うのはもう沢山」と言って、新名と指切りします。

    真子はリゾート施設を後にし、温泉で見つけた証拠の分析の為にDCUの任務に戻ります。

    瀬能は新名を追ってリゾートに行き、新婚旅行と言う新名の嘘や、過去の記憶を上書きしようとしたのではないかと問い詰めました。

    しかし、新名は鍵も返したのでこれ以上お互いを干渉するのは止めようと提案し、二人は決別する事となります。

    戸塚親子の企み?

    DCUで分析を進めた真子は、支配人の娘・明美の指紋がバルブから検出された事を新名に告げ、新名は明美の後を追ったのでした。

    新名は、西野が倒れた件で支配人・戸塚と接触し、ホテルの部屋で硫化水素は娘の仕業ではないかと問い詰めます。

    戸塚は「娘の仕業ではない」と憤るも、気を取り直して名産のハマグリを差し出し一緒に食べようと提案します。

    並んだハマグリを前に警戒して手を出さない新名を見て、戸塚はハマグリの皿を目の前で反対向きに置き直し一緒に食べ始めたのです。

    数時間後、支配人は誰かと電話し、動かなくなった新名を風呂の浴槽に沈めようと試みます。

    しかし、新名は死んだふりをしていたのです。

    新名が死んだと思い込んだ支配人は、突如うとうとと眠り始めてしまったのでした…。

    ハマグリには睡眠薬が仕込まれていて、戸塚が目を離した一瞬で、新名がさらに反転させ、戸塚自身が薬入りを食べていたのでした。

    殺人未遂事件と瀬能博士の真相

    実は、明美を追いかけた際に、新名は明美から父親が”成合淳が来た時から何かに怯える様になった”と聞いていました。

    父が仕掛けた大浴場での罠を停止させ、睡眠薬の存在を新名に打ち明けたのも明美でした。

    そして、戸塚が脅されていたと分かり、新名は真相を話す代わりに逮捕はしないと言います。

    支配人・戸塚明男が明かした事実

    • 3ヶ月前に、瀬能博士の「遠隔システムの完全版」がどこにあるか成合淳が聞きに来た。
    • 過去、瀬能博士は上層部がシステムを横流しするのを食い止めるために一人戦っていた。
    • 戸塚は、博士の持つ完全版データの回収をしようとしていたが、事故が起きて叶わなかった。
    • 事故で瀬能博士が亡くなり、怖くなって仕事を辞めて妻の実家のリゾートを継いだ。

    瀬能の記憶と鍵のついた宝物入れ

    その頃、瀬能は突如父との記憶を思い出していました。

    水泳の指導に付き合ってれたのが新名ではなく父であったことや、父から「宝物入れの中身は信頼できる人に渡せ」と言われた記憶も。

    そして、記憶の中の帽子の色は「青」ではなく「白」で、実家にあったプールバッグの中に「白い帽子」と「鍵のついた缶」を見つけ、自分の記憶が戻ってきていると気が付きます。

    その缶にはフロッピーディスクがあり、瀬能は父の残した言葉を元に、成合淳に会いに行ったのでした。

    瀬能が信頼できるのは…新名だった!

    「父との思い出の場所にあった」と答えた瀬能の手には、フロッピーディスクがありました。

    成合淳は、「責任を持って保管し、もう世に出る事はない」と約束し、瀬能はディスクを渡してしまいます。

    成合淳がディスク回収後に迎えの電話をしていた所へ、新名は駆けつけます。

    新名は、瀬能が成合にディスクを渡すように嘘を並べて仕向けたと吐き捨て、成合の耳の下に「ブラックバタフライの証」を見たのでした。

    成合は迎えのクルーザーに飛び乗り、あっという間に港から離れて行きます。

    西野たちが駆けつけ、緊急手配を要請しようと駆け出した所に瀬能が現れます

    瀬能は、かつて新名に「海で人を助ける人になりたい」と言った記憶は確かであると確信し、過去の振る舞いを新名に謝罪します。

    本物は瀬能が持っていて、成合に渡したディスクは空のデータでした。

    新名は自宅で、証拠品を集めた秘密の壁にそのディスクを収めました。

    戸塚の裏にいた黒幕とは?

    その後、リゾートホテルを後にしようとする新名に戸塚は更なる秘密を打ち明けました。

    戸塚が明かした東都重工の黒幕の真実とは?

    • 遠隔システムの完全版」を瀬能博士から盗むように15年前に指示を出したのは「東都重工社長・楢原」。
    • そして、事件を嗅ぎ回る新名の殺害を命じたのは成合淳ではなく「瀬能博士の部下・笠原」。

    その後、自宅に戻った新名は回収したフロッピーディスクを提出せず、自宅の秘密の壁に収めます。

    真子は棚の後ろに何かが挟まっている事に気がつき、その棚をどけました。

    そこには新名が独自で調べていた15年前の事件に関する資料が貼られていました。

    そして、真子はその壁に「成合が生きている」というメモ書きと、近影の写真を発見し絶句したのでした。

    【第8話のポイント】

    ついに、新名が過去の記憶を取り戻し「鍵」によって父の残した「遠隔操作システム完全版」のフロッピーディスクを発見しました。

    しかし、新名は過去に自分が抱いた新名への思いや、父との記憶を思い出し、判断を誤る事なく踏みとどまる事が出来ました。

    そして、ついに新名への信頼を取り戻した瀬能は、新名に今までの態度を謝罪し二人の絆がまた戻る展開となりました。

    成合淳は瀬能に何度も接触し、成合の指示に従う様に”洗脳”を試みていた様ですね!

    そして、気になるのは最後に「淳」が生きていると知らなかった真子がついに事実を知ってしまった事ですよね。

    最終回に向け、新名、真子、淳の三人の関係や、テロ組織と東都重工の社長・楢原、笠原との決着が迫ってきています!

    最終回ネタバレ・あらすじと考察

    G20東京サミットの開催を目前に控え、横浜海上保安部は警備の強化を言い渡されます。

    人の出入りに乗じて、成合淳がディスクと鍵を奪いにくると想定し、新名は佐久間に保管場所を相談しました。

    鍵には文字列が刻印されていて、データを完成させる為にはフロッピーディスクと鍵の二つを揃える必要があったのです。

    海保のセーフルーム

    佐久間は、海上保安庁内にある管理者しか入れない「セーフルーム」でフロッピーを保管すると新名に提案します。

    セーフルームは、第1扉「アクセスカード」、第2扉「生体認証」、第3扉「守衛と同時に2つのアナログキーを指す」と言う3つのセキュリティが設置されていると分かります。

    しかし、そのセーフルームのセキュリティを開発したのは東都重工の笠原であり、成合淳は笠原にそのセキュリティの解除を依頼していたのでした。

    そして、新名は公安の清水から内通者の存在を明かされ、また同時に佐久間からは笠原と早川の関連を告げられます。

    海保に仕掛けられた時限爆弾

    真子は自宅で見つけた新名の隠していた成合淳の電話番号に連絡を試みます。

    真子からの連絡を受け、淳は無言でしたが、その時突如サイレン音電話口と海保内に響き渡り、淳が海保内にいると真子は気がついたのです。

    海保の中にいくつもの時限爆弾が仕掛けられていると判明し、タイムリミットは既に36分しかありません。

    新名と佐久間は、早川を警戒して行動を別にして新名は爆弾処理の指揮を担当し、瀬能と佐久間は淳が狙うフロッピーのあるセーフルームへと向かいます。

    その間にも、笠原は遠隔操作で次々と扉を解除し、成合淳はセーフルームへと直進します。

    途中、佐久間は転んで第3扉のアナログキーを落とし、瀬能が取りに戻る失態を犯すもなんとかセーフルームへと到着。

    爆弾処理班の活躍により、海保内に仕掛けられた爆弾は全て解除に成功し海保のメンバーは安堵しました。

    しかし、一足先に扉は淳と笠原によって開けられていて、金庫の中のフロッピーディスクは既に無くなっていたのです。

    しかも、セーフルーム内には最後の爆弾が仕掛けれられていて、爆発まで15分を切った段階で突如、瀬能と佐久間はセーフルームに閉じ込められてしまいました。

    新名は早川を問い詰めるも、早川は二人を助けるために既に車を手配するなど根回しをしていて内通者では無いことが判明します。

    最後の爆弾

    新名は成合淳が出てくるであろう、脱出口へ向かい淳と遭遇します。

    鍵を渡す代わりにセーフルーム内に仕掛けられた爆弾の解除コードを聞き出そうとしますが淳は答えずに去っていきます。

    瀬能は死を覚悟し、海保やDCUのメンバー達に感謝と別れの言葉を告げ、新名は「諦めるな!」と叫びます。

    爆弾はついに時間オーバーでセーフルーム内で爆発し、海保内では閉じ込められた二人の安否は絶望的と思われました。

    しかし、間一髪で佐久間が”不具合だった”脱出口のキーワードを入力し、二人は逃げ出していたと分かります。

    そして、この爆弾事件が起きる直前に、ある料亭で笠原、成合淳、東都重工の楢原社長が密会をしていた場面が描かれます。

    その場に駆けつけたもう一人の人物は、なんと…「佐久間部長」だったのです。

    明らかとなる佐久間の裏の顔

    瀬能は佐久間と共に閉じ込められた際に、”脱出ハッチの誤作動”と言っていた佐久間の言動に違和感を感じていました。

    そして同じく、新名も”セーフルームにフロッピーを隠す”と提案したのが佐久間である事から不信感を抱いていました。

    第3扉の解除には二人同時にアナログキーを差し込む必要がある事から、瀬能が鍵を取りに戻った隙に、成合淳と佐久間が協力して開けた可能性を考えます。

    そして、新名と瀬能はその可能性から佐久間が黒幕であると気がつき、慌てて海保の金庫に隠したの有無を確かめに走ります。

    そこで新名は鍵を探す笠原に遭遇し、揉み合った際に脇腹をナイフで刺されてしまいます。

    追いついた瀬能は笠原を確保し、新名は緊急搬送され重傷ながらも命には別状が無く、絶対安静を言い渡されます。

    しかし、新名は真子の協力で病院を抜け出し捜査に戻る事を決めたのでした。

    15年前の真実

    取調室で「ブラックバタフライに殺される」と笠原は怯え、「佐久間に裏切られた」と証言していました。

    その後、15年前に、佐久間の息子が留学先のアメリカで麻薬使用で逮捕されていたと判明します。

    その時に弁護を担当したのが東都重工の顧問弁護士で、ほぼ有罪確定とされていたにも関わらず、裁判では逆転無罪となり、裏工作があったと考えられます。

    そして、時を同じくして東都重工に楢原社長が就任し、経営の立て直しの為に、軍事利用可能な技術をブラックバタフライに横流して荒稼ぎしていた可能性が出てきます。

    瀬能博士はそれを阻止するために、遠隔操作システムを隠して逃亡したのです。

    東都重工の楢原は佐久間に瀬能博士をテロリストと繋がる内通者とするよう指示し、佐久間は新名と成合にブラックバタフライのスパイがいるとして作戦行動に移したのです。

    そして、成合淳が行方不明になったこと利用して、佐久間は淳に罪を着せて海保のスパイとして仕立て上げていたのでした。

    15年ぶりに向き合う成合淳と真子

    DCUは佐久間の行動を監視するも、これと言った怪しい動きは掴めませんでした。

    そこで、フロッピーディスクを持って逃げた成合淳の尻尾を掴むために、最後の頼みの綱となった真子が連絡を取って「おとり捜査」をする事になります。

    駐車場に呼び出された真子は淳の車に乗り込み、何処かへ連れて行かれます。

    淳の信頼を得るために、真子は隠していた隠しカメラ搭載のネックレスとイヤホンを投げ捨て、DCUは真子をドローンで追跡します。

    そして真子は隙を見て、”とある数字の4桁”である淳の携帯パスワードの解除に成功し、データを転送しました。

    ブラックバタフライの仲間と落ち合うとされる倉庫に車が入って来ますが、乗っていたのは仲間ではなく新名であり、倉庫に隠れていた警察官によって成合淳は取り囲まれます。

    淳は真子を盾にして、倉庫から逃走し、新名は真子に駆け寄ったのでした。

    その後、淳のデータは転送に失敗していたと分かりますが、淳が「鍵を探していると言う重要な事実が判明します。

    佐久間が隠した鍵の場所

    笠原に続き、成合淳も鍵を入手していない事実が判明した事で、「佐久間が鍵を持っている」と分かります。

    そこで、最も怪しいとされる霞が関の執務室をDCUは独自調査しましたが、鍵は出て来ませんでした。

    そんな最中に、佐久間はテロ組織と取引するために「直接ボスに会って鍵を渡す」と連絡していました。

    その後、新名はDCUを探りに来た佐久間の髪が濡れていた事に気がつき、海保のプール内が怪しいと潜水服でプール内を調査します。

    プール内で鍵を発見するも、佐久間と淳が現れ、新名の動きを封じて酸素ボンベのチューブを切り、新名の腕をプールと繋いで手錠を掛けてしまったのです。

    しかし、プールから上がった淳を佐久間は裏切り、淳を殴りつけて100キロの重りと共にプールに沈めたのです。

    倉庫に現れたのは…

    ”ブラックバタフライ”のボスとの待ち合わせ場所に向かった佐久間は、そこでプールに沈めた筈の「新名」と遭遇し慌てます。

    成合淳は、佐久間が裏切る可能性を考えてプールに上がる直前に新名に手錠の鍵を渡していたのです。

    そして、新名は重りで沈んでいく成合淳の為にプールから上がり新しい酸素ボンベを持って助けに向かったのでした。

    新名は、成合淳と共に海保の黒幕である佐久間を追い詰めることに成功しました。

    淳が佐久間によってテロリストに仕立てられ人生が変わった事、そして隆子が殺されたのも佐久間の真実に気がついた為でした。

    新名は佐久間に「全員が人生を狂わされた」と言い、「海保の誇りを教えてくれたのに何故?」と問いました。

    しかし、佐久間は「他人の為に命を懸けるのは馬鹿馬鹿しい。この組織のどこにプライドがある?」と吐き捨てました。

    佐久間は、新名と淳に銃を向け、早川に二人の裏切り者を確保する様に連絡します…しかし。

    佐久間の逮捕

    倉庫の外には大勢の警官や早川率いる海保のメンバーが「佐久間逮捕」の為に配備されていたのです。

    しかし、佐久間は最後まで新名と淳がブラックバタフライと繋がっていると主張します。

    ところが佐久間が言い放った海保への暴言は倉庫の周りに配備された全員が聞いてたのでした。

    新名は佐久間に「海にも陸にもお前の生きる場所は無い!」と言い放ち、ついに佐久間は観念して逮捕されたのです。

    また、東都重工の楢原も緊急逮捕され、笠原はブラックバタフライに怯えながら留置所で震えていました。

    真のバディ「成合淳と新名正義」

    逮捕劇の直後から成合淳は完全に消息を断ち、見つけることができませんでした。

    新名はそんな成合が”ブラックバタフライである証”だと言います。

    佐久間逮捕の合間に、成合淳は新名に鍵を投げ渡しますが、その鍵は「偽物」だったのです。

    その事実を知り、瀬能は鍵とフロッピーの両方がテロ組織に渡ってしまったと慌てます。

    しかし、新名は淳が”完全にブラックバタフライではない”と考えていました。

    なぜなら、淳の携帯の暗証番号が”真子の誕生日”で、表示された携帯の画面に「俺を信じろ。水は嘘をつかない。」と言うメッセージがあったのでした。

    しかし、瀬能はそのメッセージの信憑性を疑います。

    そして、新名も淳のせいで何度も死にかけた事は認めるも、「こんなことで死ぬはずがない」と淳が思っていたのではと想像します。

    そんな二人の関係性を瀬能は「真のバディ」と呼び「嫉妬する」と伝えたのです。

    新名は笑って「俺は必ずヤツを逮捕する。手伝うか?」と瀬能に言ったのです。

    瀬能は満面の笑みで「もちろんです隊長!」と答えたのでした。

    【最終回のポイント】

    怪しいと思われていた早川は「シロ」で、佐久間がまさかの「クロ」でしたね。

    そして、佐久間と東都重工の繋がりが15年前からあり、その長い年月を佐久間は上手く取り繕って過ごしていたと判明しました。

    まさかの黒幕の正体で盛り上がった最終回ですが、新名と成合淳の関係性も熱いものがありましたね。

    成合淳は確かに「ブラックバタフライ」のメンバーですが、その根底には佐久間の闇を暴く為に暗躍していたのではと暗示されていました。

    二人がお互いを警戒しつつ、信頼して佐久間の逮捕にまで至る”絶妙なバディの関係”はなかなか見応えがありましたよね!

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    DCU(日曜劇場ドラマ)|黒幕は誰?最終回の結末を考察・予想!

    ドラマ「DCU」(日曜劇場ドラマ)での最終回の結末をネタバレし、その考察・予想についてもご紹介したいと思います。

    黒幕は海保の部長・佐久間雄二!

    最終回で、ついに海保の情報を流していた裏切り者がDCUを発足させた「佐久間雄二」であると判明します。

    最終回を目前にし、ドラマの黒幕とされるテロ組織「ブラックバタフライ」の存在が徐々に明らかになってきていましたが、まさかの裏切り者がDCUの直属の上司・佐久間でした。

    佐久間は、東都重工の社長、笠原英伍、成合淳と繋がり、ブラックバタフライに情報を流していました。

    佐久間、東都重工、ブラックバタフライの繋がりは?

    • 15年前、東都重工は経営難だったが、新社長になった楢原が軍事利用可能な技術をテロ組織に売り、回復した。
    • 佐久間の息子がアメリカで薬物使用で逮捕されるも、東都重工の弁護士によって無罪になり、その事で東都重工に借りを作り、テロ組織との繋がりから抜けられなかった。
    • 佐久間は鍵を利用して、テロ組織のボスに直接交渉して抜けようと画策していた。

    そして、佐久間は最後まで足掻いたものの、最後は新名が成合と協力した結果、瀬能によって逮捕されます。

    また、成合淳はブラックバタフライに所属しながらも、佐久間の真相を確かめるために独自で動いていた様です。

    テロ組織に渡った瀬能博士の技術の行方は?

    最後に瀬能博士のデータと鍵を二つとも手に入れた成合淳でしたが、きっと彼の手によって葬られるのでは無いでしょうか?

    ブラックバタフライはどうなる?

    ブラックバタフライのボスに鍵を渡すと交渉した佐久間でしたが、ボスは現れず、組織の壊滅にも至らず最終回を迎えました。

    黒幕は早川では無く、まさかの佐久間でした!

    そして、成合淳がテロ組織に入った目的は、テロではなく”佐久間の闇を暴く”為だった様です。

    【最終回直前の黒幕考察はコチラでした!】

    しかし、成合淳は本当に「ブラックバタフライ」のスパイで、ドラマの”黒幕”なのでしょうか?

    テロ組織「ブラックバタフライ」は国際的な組織として描かれていますので、日本人の成合淳がそのトップである可能性は少なそうですよね。

    第8話で、瀬能に対し、成合淳は新名に「マインドコントロール」されていると言いますが、実際には淳が瀬能を”洗脳”してディスクを手に入れようとしていたと分かりました。

    その後、成合淳の耳元に「ブラックバタフライ」の証のマークがある事からも、テロ組織の一員であることは確定しています。

    そして、テロ組織に瀬能博士の研究データを横流しの指示していたのが東都重工の社長・楢原であったという事実も描かれました。

    また、瀬能博士の部下だった笠原も新名を消そうとしていた事から、東都重工の黒幕の一味として描かれました。

    【これまでの黒幕予想はコチラでした!】

    成合淳は「ブラックバタフライ」のスパイを装いながらも、実は公安やFBIなどと繋がりテロ組織壊滅の為に潜入捜査しているとも考えられます。

    もし、本当にテロリストなら逮捕される可能性があるのに、わざわざ瀬能の前に姿を見せるのは不自然ですよね。

    ただ、爆弾を搭載した水中カメラを水族館を標的にさせるなど、テロリストらしい行動も確かにしています。

    そして、あまり登場シーンのない早川ですが、実は「ブラックバタフライ」と繋がっていて、過去の事件を調べようとしている新名を潰そうとしているのでは無いかとも考えられます。

    最終回の結末を予想

    最終回の結末予想はコチラでした!

    新名のチームはついに、「ブラックバタフライ」の黒幕の淳を逮捕します。

    「ブラックバタフライ」はロシアの闇組織や東都重工と癒着していました。

    また、東都重工の社長・楢原と早川は裏で繋がっています。

    早川は、事件の真相を揉み消す事で、更なるキャリアアップの道が開く裏取引をしています。

    事件の真相を闇に葬り昇進を狙う早川と、それを阻止しようとする佐久間

    DCUを解散させようと早川は目論みますが…。

    新名はフロッピーディスクを公安に渡した事で、早川達の企みが明るみに出ます。

    そして、佐久間が新しく海上保安庁のナンバー2に就任。

    新名のチームは、事件の真相を公表し関係者は一斉検挙されます。

    大きな山を乗り越えたDUCでしたが、海や水に関する事故や事件は日々発生しています。

    新名のチームは更なる活躍を続けていくのでした…。

    ドラマ「DCU」の考察はこちらです。

    テロ組織「ブラックバタフライ」の事件で対立が起き、「早川VS佐久間」の様な構図になるのではないかと考察します。

    最終回の結末「早川VS佐久間」もしくは「新名&成合淳vs佐久間」の構図になり、黒幕は早川ではなく佐久間でした!!

    ドラマ「DCU」の最終回の結末予想はこちらです。

    新名のチームが最後に大きな事件を解決し世間に活躍を認められ、更なる活躍を期待されていく…そんな最終回になるのではないかと予想しました!

    最終回の結末→成合淳の逮捕には至りませんでしたが、東都重工の社長や佐久間が逮捕され、事件は解決されましたね!

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    DCU(日曜劇場ドラマ)|ネタバレと最終回結末の考察予想まとめ

    2022年1月16日から放送スタートし最終回を迎えたドラマ「DCU」(TBS系列日曜劇場ドラマ)のあらすじを最終回まで黒幕もネタバレしてご紹介しました!

    このドラマでは、海上保安庁の架空の特殊部隊『DCU』(Deep Crime Unit)と呼ばれる、潜水特殊捜査のスペシャリスト達の活躍を描きます。

    海上特殊部隊『DCU』は、日本全国の「水中未解決事件」の謎を解き明かし、真実にたどり着く事が出来るのでしょうか?

    最終回の結末と考察・黒幕の予想のまとめはこちらでした。

    考察:黒幕とされていた、成合淳は実はテロ組織壊滅の為に、潜入捜査する捜査官なのでは無いかと考察します。

    最終回の結末→成合淳はデータと鍵を手に入れるも、新名はバディを「信頼」しているとしています。

    考察:ドラマ「DCU」では、組織の中で対立が起き、「早川VS佐久間」の様な構図になるのではないかと考察します。

    最終回の結末「早川VS佐久間」もしくは新名&成合淳vs佐久間」の構図になり、黒幕は早川ではなく佐久間でした!!

    考察:最後にブラックバタフライ事件を解決し世間に活躍を認められ、更なる活躍を期待されていく…そんな最終回になるのではないでしょうか?

    最終回の結末→成合淳の逮捕には至りませんでしたが、東都重工の社長や佐久間が逮捕され、事件は解決されましたね!

    また、最終回でもブラックバタフライのボスの正体は不明のままで、テロ組織の壊滅には至りませんでした。

    以上、ドラマ「DCU」の完全オリジナル脚本のストーリーのネタバレや登場人物を最終回まで考察し、あらすじや結末予想もしてみました。

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