グレイトギフトのネタバレ原作は?最終回結末予想やドラマのあらすじ

グレイトギフトのネタバレ原作は?最終回結末予想やドラマのあらすじ
  • URLをコピーしました!

2024年1月スタートの新木曜ドラマ、「グレイトギフト

主演を務めるのは反町隆史さん、共演には波留さんなど豪華なキャストの方々が出演されます!

そんな期待の新ドラマ「グレイトギフト」にはネタバレ原作はあるのでしょうか?

そこでこのまとめでは

  • 「グレイトギフト」にネタバレ原作はある?
  • ドラマ「グレイトギフト」各話あらすじのネタバレ
  • 最終回の結末予想

などドラマ放送前の今から最終回を迎えるまで楽しめる情報をご紹介していきます♪

目次

グレイトギフトのネタバレ原作はある?脚本は誰?

「グレイトギフト」は黒岩勉さん脚本の完全オリジナルストーリー

「グレイトギフト」にはネタバレ原作はありません

数々のヒット作を手掛けてきた脚本家である黒岩勉さん描き下ろしの完全オリジナル作品です。

黒岩勉さんが手掛けた過去の作品

担当作品

ドラマ

  • 謎解きはディナーのあとで
  • 絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜
  • ストロベリーナイト
  • グランメゾン東京

映画

  • LIAR GAME シリーズ
  • 累-かさね-
  • キングダムシリーズ
  • ONE PIECE FILM GOLD

紹介した担当作品はごく1部ですが、どれも大人気作品ばかり!

特にアニメ「ワンピース」の劇場版作品を担当されていることに驚きです♪

見てわかる通り、手掛けている作品はミステリー要素の強いものが多いですよね。

これは今回の「グレイトギフト」もかなり期待できるのではないでしょうか!

最終回の結末まで見逃せませんね♪

グレイトギフトのストーリー

ギフト”と呼ばれる謎の殺人球菌をめぐるストーリー!

舞台は大学病院。ある患者の不審死をきっかけに、うだつの上がらない病理医・藤巻達臣(反町)が発見した未知の殺人球菌「ギフト」――。この球菌が体内に侵入すると、まもなく患者は死亡。その後、球菌は完全消滅(!)し、死因は急性心不全としか診断できなくなる…。そう、それはまさに《完全犯罪の殺人》を可能にする、世にも恐ろしい球菌だったのです!

tv asahi グレイトギフト

未知の殺人球菌”ギフト”。

人を命を奪ってしまう恐ろしい未知の殺人球菌です。

その”ギフト”による連続殺人が起こってしまうことから物語は進んでいきます。

完全犯罪を可能にする未知の球菌や犯人が誰かわからない点はもちろん恐ろしいですよね。

しかしもっと恐ろしいのは、その”ギフト”を使って権力争いを勝ち上がろうとする者や、金を儲けようとする者も出て来てしまうというところ。

未知の物に対する怖さや人の怖さが感じられる物語です。

黒岩勉さんが手掛けるミステリー作品は綿密に張られる伏線も見どころとなっています。

まさか!と思うような出来事や、意外な人物が裏で暗躍していたりしそうですね!

ネタバレ原作が無いので、どんな展開になるのかワクワク♪

最終回の結末が明かされる時に見えてくる伏線の内容にも注目です。

ドラマグレイトギフトのあらすじを最終回結末までネタバレ!

ドラマ「グレイトギフト」を1話から最終回結末までネタバレ

「グレイトギフト」のネタバレを知れる原作は無かったので、毎回何が起きるのかドキドキしますね♪

ここでは1話から最終回の結末まであらすじをネタバレしていきます!

第1話

明鏡医科大学付属病院で、ある日、元総理の愛宕克己が急死しました。

死因は急性心不全

ですが、検査技師の久留米穂希は、周囲の話から殺人を疑っていました。

詳しい死因を確認しようと、解剖を始めた病理医の藤巻達臣と伊集院薫

その最中、首筋にある黒い染みのようなものが気になった藤巻は、念のため取り出して調べることにしました。

ですが、早く結果を知りたいと騒ぎ始めた愛宕の妻と身内達。

どうやら愛人と相続の件で揉めているらしく、事務長の本坊巧は困った様子で、とりあえず急性心不全と伝えて欲しいと頼んできました。

それでもまだ染みのことが気になっていた藤巻は、自分の作業部屋に本坊を連れ込みます。

そして、染みの正体がわずか1時間で消滅してしまう、新種の球菌だと突き止めたのでした。

院内感染や、パンデミックを危惧した藤巻は、すぐに対策が必要だと焦りますが、大事にしたくない本坊は、「まだ誰にも言うな」と釘を刺し、逃げるように去って行きます。

そして、その直後、心臓外科医の郡司博光に呼び出された藤巻。

郡司は改めて急性心不全で押し通すようゴリ押しし、さりげなく藤巻が余計なことをしないよう、牽制するのでした。

その後

教授の白鳥稔と共に、妻・麻帆の病室を訪れた藤巻。

彼女は難病に冒されており、まだ認可の降りていない治療法を待っている状態でした。

心配そうな様子を見せる藤巻に、にこりともしない麻帆。

伊集院によると、麻帆はこの病院の元看護師で、郡司の元カノでした。

その後も、藤巻と彼女の夫婦関係は完全に破綻しており、藤巻は顕微鏡と友達で臓器にしか興味がないと酒の席で言いたい放題。

検査技師の奈良茉莉は、にこにこしながら相槌を打ちますが、伊集院に口説かれていると感じるととっさに久留米に話しかけ、話をそらしてしまいました。

そんなふたりを気にも留めず、黙々と食事に集中している久留米。

ですが、伊集院が席を外すと、彼とふたりきりにならないために自分を巻き込むのは辞めて欲しいと、苦言を呈しました。

奈良は悪びれる様子を全く見せず、藤巻と交際してるのではと疑ってきます。

呆れる久留米は、「彼とは気が合う」と言葉を濁したのでした。

一方その頃

まだ球菌のことを調べていた藤巻。

突然理事長の奥野信二に呼び出され、アルカナムという会員制ラウンジを訪れました。

そこで、球菌のことを報告し、専門機関に調査を依頼するべきと提案した藤巻。

ですが、感染経路や他の患者に与える影響について突っ込まれると、しどろもどろになり、

苛立った奥野は、公表はするなと口止めし、極秘で球菌の正体を突き止めろと命令するのでした。

その帰り際、愛宕の愛人だという、オーナーの安曇杏梨に呼び止められた藤巻。

彼女は愛宕の遺体と対面すると、愛しそうに頬を撫で、満足げに帰って行きました。

そして翌朝

病院内でパンデミックが起こるという悪夢で、最悪な目覚めをした藤巻。

寝坊して家事当番を忘れた彼に、冷ややかな視線を向ける娘のあかり

息つく暇もなく病院から呼び出された藤巻は、白鳥から麻帆の容体が予断を許さない状況だと説明を受けました。

すぐに何もできないと言われ、隣で聞いていたあかりは茫然。

焦った藤巻は、すぐに奥野の元へ向かい、球菌は口から体内に入り、温度の変化によって死滅すると説明しました。

他者に感染した事実もないことから、愛宕は何者かに計画的に殺されたのだと断言した藤巻を、鼻で笑う奥野。

「証拠が見つかれば警察に通報する」と息まく藤巻でしたが、奥野の権力に屈し、黙っている代わりに、麻帆の治療法の許可を早急に取り付けることを約束させたのでした。

その後、球菌のデータを破棄している場面をうっかり久留米に目撃されてしまった藤巻。

彼女に隠蔽工作を咎められ、死因はあくまで急性心不全だと誤魔化したものの、内心もやもや。

その後

すぐに麻帆の治療の許可が下り、嬉しそうな白鳥の横で複雑な表情を浮かべている藤巻を、郡司は「裏から手を回したのでは?」と疑っていました。

その直後、突然容体が急変した患者の安田

郡司はすぐに救命措置を行いますが、彼はすぐに息を引き取りました。

彼の首筋に黒い染みを発見した藤巻は、意図的な殺人と断定し、無差別連続殺人の可能性を奥野に報告します。

ですが、奥野は「犯人を捜せ。警察に通報するなら、妻の治療の許可を取り下げる」と脅すだけでした。

何もできない不甲斐なさに、がっくりと項垂れる藤巻。

そこで白鳥と遭遇し、彼の医者としての理念を信用している藤巻は、思い切って殺人球菌のことを打ち明けました。

藤巻の主張を受け入れたものの、「証拠がないと警察には通報できない」と菌の培養を勧めた白鳥。

この事実を教授会の場で発表し、理事長を失脚させるという白鳥の案に驚きを隠せない藤巻。

ですが、麻帆の治療のために渋々従うしかありませんでした。

そして教授会当日

こっそり会場に潜入していた藤巻を見つけ、激怒する奥野。

勢いよく立ち上がった直後、急に苦しみ出し、そのまま床に倒れ込みました。

心肺停止状態で、ぴくりとも動かない彼に、騒然とする室内。

彼の首筋に黒い染みを見つけた藤巻は、すぐに白鳥の仕業と気づき、彼を問い詰めました。

ですが、顔色一つ変えず、「これで殺人球菌ということが証明できた」と言い放った白鳥は、自分がトップに立ち、腐った医療界を変えていくと豪語します。

そして、「この球菌は神からの素晴らしいギフトだ」とうっとりする彼を、藤巻は警察に突き出そうとしますが、逆に「疑われるのは培養したお前だ」と牽制されてしまいます。

さらに、妻の命を盾に培養することを強要してくる白鳥に、何も言い返せない藤巻。

そこに、奥野の捜査のため、刑事の月足修平がやって来ました。

あくまで急性心不全だと言い張る白鳥に、同調するしかない藤巻。

その後、自分のせいで人が死んだと思い悩む藤巻の元に、1通の手紙が。

それは、「自分の球菌を勝手に使った代償を払ってもらう」という、真犯人からの脅迫状でした。

封筒には消印がなく、真犯人は病院内にいると悟る藤巻なのでした。

のっけから、騙されまくり、脅されまくりな藤巻が、ちょっと不憫に思えるレベルでした。

とはいえ、自分のコミュニケーション不足が原因なのに、プリンひとつで妻がご機嫌になると信じてるあたり、女心が全くわかってませんね。

普通の感覚なら「いや、このタイミングでプリンじゃねえわ!」と投げつけたくなるとこですが、もうそんな次元じゃなさそうですね。

麻帆さん、もはや目を合わすことすら拒否してるし。

喧嘩できるうちが華とよく言われますが、何年も相当我慢してたんでしょうね。

それにしても、これで助かるかもしれないという場面で、何で素直に一緒に喜んであげないの?

そりゃ、自分の裏工作のおかげという後ろめたさもあるかもしれないけど、無言を貫くのは無関心だと受け取られても仕方ないと思います。

もし藤巻が無理やり郡司から奪い取って結婚したんだとしたら、嫌味のひとつも言いたくなりますね。

そのあたりも、後々明らかになっていくのかな?

まあ、それよりも殺人球菌ですよ。

一瞬で人を殺せて、たった1時間で証拠隠滅できて、死因はどう頑張っても急性心不全にしかならないとか、ちょっとデスノートを彷彿とさせましたが。

邪魔者を不自然じゃない形で排除したい白鳥にとっては、そりゃ素敵なギフトでしょうね。

藤巻は、一番話しちゃいけない相手に、秘密を打ち明けてしまったようですね。

これから彼は、殺人兵器製造マシーンとしてこき使われることになるんでしょうが、真犯人からも脅されてるし、せめて麻帆が助かるという、明るい希望だけは取り上げないで欲しいと心から思います。

第2話

奥野の遺体が行政解剖されることになり、ギフトの隠蔽工作を白鳥から命じられた藤巻

顔見知りの元刑事・神林に同席を依頼すると、一瞬訝し気な表情を向けられてしまいます。

それでも必死に自分の職務を全うしたいと食い下がると、「見るだけなら」と渋々了承してもらい、「もしかしたら自分が疑われてるかもしれない」という漠然とした不安を抱えながら、車に乗り込むのでした。

いざ遺体と対面し、まだギフトが残っているかもしれないとさらに不安になる藤巻。

何とか見つからないように体温を下げてギフトを消滅させようと、首筋に保冷剤を当ててみますが、首筋の染みに気づかれてしまいます。

ですが、死因とは関係ないと判断され、ホッと胸を撫でおろす藤巻。

結局、死因は急性心不全ということに落ち着いたのでした。

その夜

藤巻からその報告を受け、「監察医の目を欺くギフトの実力がわかった」と喜ぶ白鳥。

ですが、藤巻は病理医という立場から罪悪感で一杯になり、浮かない顔をしています。

そして、思い切って脅迫状のことを打ち明けると、白鳥は顔色ひとつ変えず、「とりあえず一刻も早く犯人を特定するべき。ギフトで命を狙われるかもしれないから、食べ物には気を付けろ」と逆に不安を煽るのでした。

そんなふたりの様子を、遠目から見ている人影が。

自分のことで一杯一杯になっているその時の藤巻には、自分が誰かに監視されていることなど、知る由もないのでした。

その後

まだギフトのことを調べていた藤巻を、突然呼び出した久留米

藤巻は彼女が真犯人なのではと疑いを持ちますが、奥野安田がギフトで殺されたと核心をつかれ、思わずドキリ。

ですが、実行犯は誰かと尋ねて来る彼女に少し違和感を感じます。

さらに、「なぜ球菌を培養してるのか」と聞かれ、犯人が見つかった時の証拠のためと苦し紛れについた嘘をあっさり信じ、「自分も手伝う」ととんでもないことを言い出した久留米。

藤巻はワクチンや特効薬開発のためと言い張る彼女を訝しく思いつつも、嫌なら警察にバラすと脅され、渋々受け入れるしかないのでした。

その後

しばらくして、新理事長に任命された白鳥

そのことを麻帆あかりも喜びますが、ひとり複雑な表情の藤巻。

ですが、そんな彼を病理部教授に推薦すると言い出した白鳥に、横で聞いていた郡司は唖然。

静かに藤巻を睨みつけながら、何か言いたげにしながら立ち去るのでした。

そんな中

新たに急性心不全の死者が出たと連絡を受けた藤巻。

慌てて確認しに行くと、首筋には染みはなく、ギフトじゃないと安堵しました。

ですが翌日、神林から「奥野は誰かに殺されたと思ってる」と言われ、またドキリ。

完全に自分が疑われていると覚悟したものの、神林は白鳥が犯人だと言い当てました。

ですが、奥野が口にした水差しからは毒物が検出されず、手詰まりな様子。

そこで、「白鳥の行動を監視し、不審な動きがあれば報告して欲しい」と頼まれてしまった藤巻。

困惑したものの、「友達だから頼んでる」と言われてしまうと、無下に断れないのでした。

その後、そのことを早速白鳥に報告した藤巻。

白鳥は笑いながら聞き流し、逆に彼から捜査状況を聞き出し、報告しろと言ってくる始末。

ますます困惑するものの、麻帆の手術のことをほのめかされると、手紙の犯人探しに尽力すると約束する藤巻なのでした。

一方その頃

ギフトの培養に意外な能力を発揮していた久留米。

藤巻は「まるで経験があるようだ」とカマをかけますが、偶然で片付けられてしまいます。

そこに伊集院と奈良が現れ、久留米を食事に誘ってきました。

彼女は断ろうとするものの、ふたりの交際を言いふらすと脅され、仕方なく付き合う羽目になったのでした。

そして、彼女と別れた藤巻は、安曇杏里に話を聞くため、アルカナムへ直行。

ですが、そこでは白鳥の祝賀会が開かれており、なぜか混じることになってしまった藤巻。

隙を見て杏里を連れ出し、「あなたが愛宕を殺したのでは」とストレートに疑問をぶつけます。

彼女は真剣な藤巻を笑い飛ばすと、「今度は白鳥を好きになりそう」と意味深な言葉を残して立ち去るのでした。

その翌日

殺人球菌のことで話があると、真犯人に手紙で呼び出された藤巻。

やはり久留米が犯人という疑いを強めますが、そこにいたのは伊集院でした。

彼は藤巻が白鳥に頼まれてギフトで奥野を殺し、その見返りに教授のポストをもらったんだろうと問い質してきますが、殺人は否定。

藤巻がギフトを培養しているのを知り、金が欲しくて脅迫してきただけでした。

伊集院が真犯人じゃなかったと、思わず愕然とする藤巻。

ですが彼は、藤巻を使って白鳥を嵌め、1億円を騙し取るという計画を立てていました。

藤巻は拒否しようとしますが、警察にバラすと脅し、折半した金を麻帆の手術費に使えばいいと、甘い言葉をささやく伊集院。

藤巻は仕方なく言う通りにし、その報告を聞いてにやりとする伊集院。

ですが、保管庫からギフトがなくなっていることに気づいた藤巻は、慌てて伊集院に「命を狙われているかもしれない」と忠告します。

実は伊集院と接触する前、白鳥に相談を持ち掛けていた藤巻。

伊集院の計画は白鳥に筒抜けで、騙されていたのは伊集院の方だったと打ち明けます。

急に不安になり、周囲を警戒し出した伊集院。

藤巻は彼に追いついたものの、持ち歩いた水筒のお茶を一口飲むと、その場に倒れ込んだ伊集院。

その首筋には黒い染みがあり、白鳥がお茶にギフトを混ぜたと確信する藤巻なのでした。

今回も見事にポンコツぶりを発揮してましたね、藤巻さん。

もはや白鳥に洗脳されてるじゃないですか。

それに、こんなに大勢の人に、いっぺんに脅される人います?

嘘がつけないし、頼まれたら断れないし、彼は典型的なパシリ体質だと確信しました。

動けば動くほどドツボにハマるし、伊集院に主体性のなさを呆れられるのも仕方ありませんね。

とはいえ、麻帆のためにこんなに必死に動いてるのに、きっとその事実は本人に伝わらないし、感謝もされないだろうと思うと、やはり不憫になってきます。

結局ギフトを作って持ち込んだ人もまだ謎のままだし、藤巻はこれからもいつどこで真犯人に狙われるかわからないと、不安な日々を送ることになりそうですね。

予告を見る限り、久留米と郡司は今後味方になってくれそうな感じ?

とりあえずは、無事に麻帆の手術が終わるのを祈るばかりですね。

第3話

伊集院の死後、司法解剖がなされ、死因が急性心不全と判明しました。

藤巻はホッとしたものの、何となく不信感が拭えない神林は、藤巻が触れたコーヒーカップをこっそり鑑識に回せと月足に指示します。

どうも神林は、藤巻に何か疑いを持っているようでした。

一方その頃

白鳥に全ての事情を打ち明けていた藤巻。

白鳥がギフトを盗んだという前提で、残ったひとつを返して欲しいと頼みました。

ですが、それは自分が持っておくと食い下がり、ギフトの培養を辞めるという藤巻を「ギフトを持ち込んだ犯人の手掛かりがなくなる。それに、麻帆の手術ができなくなってもいいのか」と逆に脅す白鳥。

それを聞いた藤巻は、吐き捨てるように「麻帆の手術が終わるまでは協力する」と告げ、部屋を出て行ったのでした。

そして後日

伊集院の葬儀が行われ、思わず泣き崩れる奈良

彼の猛烈なアプローチに散々悩まされていたものの、いざいなくなると寂しいと、複雑な心境を久留米にぶつけていました。

それでも冷静な久留米は、伊集院がギフトで殺されたことに気づいており、そのことで藤巻を追及します。

憔悴しきった様子で、「もうこれ以上首を突っ込むな」と彼女を牽制しつつも、彼女が真犯人なのではないかとさらに疑いを深めた藤巻。

そこに、また新たな急性心不全の死人が出たと看護師の鶴下から連絡があり、患者の元に向かった藤巻。

今度もギフトではありませんでしたが、このハラハラ感にうんざりした様子の藤巻は、「今後はもう知らせなくていい」と小声で告げ、落ち込んだ様子で部屋を出て行くのでした。

そして、そんな彼を怪訝な顔で見つめていた鶴下と郡司

郡司は何かに気づいたものの、無言を貫いていました。

その後

無事に手術までこぎつけそうだと嬉しそうに麻帆に報告した白鳥。

あかりも手放しで喜んでいましたが、相変わらずひとり浮かない顔の藤巻。

そんな彼をこっそり呼び出し、突然持論を語り出した郡司。

  • 藤巻が毒を白鳥に提供して、彼が奥野を殺した。
  • 藤巻は毒の製造をしたくなかったが、妻の手術を盾に脅され、殺人の手伝いをすることに悩んでいる。

図星をさされたものの、認めるわけにいかず、はぐらかそうとする藤巻。

そんなことなど気に留めない郡司は、白鳥が次に狙うのは、医学系大学連合会議の副議長である大泉篤だと断定し、軽井沢の別荘で殺すつもりだろうと告げました。

白鳥なら本当にやりかねないと危惧した藤巻は、一緒に殺人を阻止しようという郡司の言葉を信じ、接待ゴルフへの同行を承諾します。

その話を、こっそり陰から久留米が盗み聞きしていたことなど知る由もなく。

その夜

本坊に呼び出され、アルカナムを訪れた藤巻。

久留米との仲を勘繰られ、否定したものの、タイミング悪くそこに現れた久留米。

彼女は郡司の話を鵜呑みにしており、藤巻に殺人を止めるべきだと後押しします。

まだ久留米が真犯人だと思っている藤巻は、迂闊なことは言えず、仕方なく彼女にも軽井沢に行くことを約束するのでした。

そして接待ゴルフ当日

突然参加の藤巻に、若干困惑気味の大泉

ですが白鳥は写真係だと言い張り、気にせずゴルフを続けていました。

白鳥が毒を入れる隙を与えるなと、郡司はこっそり藤巻に釘を刺しましたが、絶好のチャンスであるワイン会の前に約束があると帰ってしまった白鳥。

藤巻はホッとしたものの、ギフトのことは郡司には打ち明けられませんでした。

そんな中、郡司が注いだワインを口にした途端、苦しみ出して床に倒れ込んだ大泉。

彼の首筋には黒い染みが浮かび上がり、愕然とする藤巻。

郡司は全てわかっていた上で、白鳥の指示で藤巻を嵌めていたのでした。

しばらくしてギフトが完全消滅したのを確認し、しれっと救急車を呼んだ郡司。

そこにはもう、患者の命を救いたいという、希望に満ちていた頃の郡司の姿は影も形もありませんでした。

上に行くためには医者のプライドも理想も捨てる。

郡司は最後まで顔色ひとつ変えることなく、去って行ったのでした。

その日の深夜

落ち込みながら白鳥の元に戻って来た藤巻。

彼は郡司と共に、麻帆の手術について話し合っているところでした。

ふたりの切り替えの早さに感情が全く追い付かない藤巻。

ですが翌日、早速麻帆の手術が行われることになりました。

心配そうに藤巻が声をかけても、にこりともしない麻帆。

そのまま手術室に入ると、郡司の方に微笑みかけるのでした。

その後、思ったよりも難解な手術に、緊迫する室内。

無謀な措置を強引に進めようとする白鳥に、一瞬困惑する郡司。

ですが、何とか手術は成功し、ホッと胸をなでおろした藤巻。

そこにすかさず、これからもギフトの培養を続けろと釘を刺す白鳥なのでした。

その後

夜になっても、麻帆ひとりのために3人の命が奪われたことにもやもやが止まらない藤巻。

屋上でひとり黄昏ていると、神林が声をかけてきました。

彼はまだ白鳥のことを疑っており、伊集院の水筒から白鳥の指紋が出たと告げます。

そして神林もまた、藤巻が白鳥に命令されてギフトの製造に関わっていることを見抜いていました。

しらばっくれようとしたものの、娘を任せていいか不安だと言われ、思わず心が揺らぐ藤巻。

それでも固く口を閉ざし、その場を離れたのでした。

その足で自室に戻り、思わずギフトを飲みたい衝動に駆られた藤巻。

慌てて久留米が止めに入りましたが、彼女がわざわざ大泉の死因を確かめに行ったと聞き、ますます真犯人の疑惑を深めた藤巻。

とうとう、久留米が病院にギフトを持ち込み、自分達に殺人を続けさせることで、実証データを得ようとしていると、ストレートに疑問をぶつけてしまいました。

ですが、きっぱりと否定した上で、藤巻が好きだと衝撃の告白をしてきた久留米。

想定外の答えに、思わず茫然とする藤巻なのでした。

郡司といい、神林といい、勘が良すぎるのか、藤巻がわかりやすすぎるせいなのか、いずれにしてもぴたりと言い当てすぎなのでは?と、ちょっと怖くなりました。

まあ、郡司が相当な二枚舌なのには呆れましたが、さすが白鳥を崇拝するだけのことはありますね。

てっきり味方になってくれるものと信じてたのに、あっさり裏切られました。

しかも、鶴下と不倫しておきながら、まだ麻帆とも切れてない感じ?

同じように妻とは夫婦関係が破綻してるといっても、藤巻とは状況が違いすぎますね。

でも、そういう野心に満ちた男性の方が魅力的に見えるものなんでしょうか?

個人的には、真顔で人殺せる郡司より、繊細な藤巻の方が人間的に好感持てますけどね。

久留米が心配で放っておけないと言ってしまった気持ちはよくわかります。

とはいえ、散々恋愛話が都市伝説だと言い張ってたのに、あのタイミングでいきなり好意を認めてしまうって何?

久留米にはもう少し、理詰めな思考しかできない変人でいて欲しかったです。

まあ、とりあえず真犯人という誤解は解けたようだし、彼女だけは藤巻の味方になってくれそうでホッとしました。

でも、今後麻帆が急変するという可能性もまだあるし、藤巻にとっては不安の日々が続きそうですね。

第4話

久留米にいきなり告白され、戸惑う藤巻でしたが、それは恋愛ではなく、人間性に惹かれているだけだと断言され、ホッとしつつも複雑な心境になってしまいます。

ですが、完全に不倫の可能性がないとわかると、改めて一緒に事件のことを考えてみることにしました。

久留米いわく、藤巻が謎の犯人と思っている人物は、実は白鳥自身で、全て最初から藤巻を巻き込むように仕組まれていたのではないか。

藤巻には思い当たる節がありましたが、それだと病院とは何のつながりもない安田が犠牲になった理由がつきません。

久留米もそこが気になっており、これ以上ギフトで誰も死なせたくないとも思っていました。

そんな彼女を、これ以上危険なことに巻き込みたくないと心から思い、「協力してもらう代わりに、ギフトに関わっていることは秘密にする」と条件を出す藤巻。

久留米も渋々同意し、ふたりはギフトの秘密を探って連続殺人を止めるという同盟を結んだのでした。

その後

白鳥理事長兼心臓外科主任教授に任命され、郡司藤巻も教授に昇進。

麻帆の術後の経過も良好で、歩行訓練ができるほどにまで回復していました。

すっかり元気になった奈良も大袈裟に祝福し、藤巻と久留米の仲を勝手にあれこれ邪推していましたが、その話を本坊から聞かされた藤巻は呆れ顔。

ですが、そこに久留米が現れ、ますます交際の疑惑を深める本坊なのでした。

そんな中

極秘でギフトの殺傷能力を無効化する特効薬の開発を始めた藤巻と久留米。

観察していくと、ギフトの弱点もいくつか見えてきました。

  • ギフトは30度以下になると活動が弱まり、死滅していくこと。
  • 乾燥化した環境では生きられないこと。
  • ギフトの寿命は最長2週間であること。

それゆえに、ギフトは培養し続けないと、わずか2週間で全滅してしまうのです。

ふたりは、大泉の件以降、白鳥に大きな動きがないのを少し不審に思いつつも、今のうちに特効薬の開発を進めようと誓い合うのでした。

その白鳥は、院内の大改革に夢中になっており、最新機器の導入や、人員拡大などに尽力することで、労働環境は格段に改善。

これまでの理事長達が私腹を肥やしていたお金を、彼は病院のために使っているのです。

とはいえ、元大泉派だった人間も取り込み、次の議長の座を本格的に狙っている彼は、政治家達に賄賂を贈り、根回しも完璧。

彼の医者としての姿勢は素晴らしいと思うものの、そのために手段を選ばないという裏の顔に、藤巻は戸惑い続けていました。

そんなある日

藤巻は白鳥からギフトのことで相談があると呼び出されます。

そこには郡司も同席しており、ここ最近立て続けに政財界の大物3人が急性心不全で不審死したと告げました。

遺体の写真にはギフトの黒い染みがあり、「これは院外感染だ」と嘆く白鳥。

そして、誰かにギフトを譲ったのではないかと疑ってきました。

そんなはずはないと盗まれた可能性も否定しましたが、調べてみると藤巻の手元にあったギフトは全て偽物

何者かがこっそりすり替えて盗み出したと確信した郡司は、犯人探しを藤巻に命じるのでした。

一方その頃

月足も同じ事件を調べており、未知の細菌兵器が使われた可能性があると、神林に告げます。

ギフトの件でまだ白鳥を疑っている神林は、少し複雑な表情をしますが、そのまま白鳥の元に向かいました。

そこで、郡司から娘・琴葉の難解な手術が白鳥にしかできないと力説され、戸惑いを隠し切れない神林。

琴葉は同意済みだとわかっていても、手術の許可をその場で快諾できず、そのまま立ち去るのでした。

その夜

アルカナムに本坊を呼び出した藤巻。

ストレートにギフトを盗んだのかと問い質すと、あっさり認め、杏梨に頼まれて部屋の会話を盗聴していたと打ち明けた本坊。

さらに悪びれもなく、ここに出入りしている人物に3本1500万円で売ったと笑います。

死人が出てるのに、まるで他人事のように話す本坊に、思わずイラっとする藤巻。

全ては杏梨のため。

ギフトは人を惑わせる麻薬のようなもの。

心酔したようにそう語る本坊の耳には、白鳥に命を狙われるかもしれないという藤巻の脅しも全く届きません。

そして、しれっと「分け前を渡すし、久留米のことも黙っている代わりにこれからもギフトを作れ」と笑顔で脅してきました。

そんなふたりを、真後ろでこっそり観察していた郡司。

「久留米のことは白鳥に報告しないから、本坊には偽物を握らせろ」と笑いながら告げて去って行くのでした。

その後、どう動くのが正解か悩み始めた藤巻は、プリンを持って麻帆の元に向かいます。

ですが、心底呆れたように「プリンは嫌いだって何度も言ったよね?」と不満をぶつける麻帆。

「入院した時まで同じセリフを言いたくなかった」と意外な本音を聞き、戸惑う藤巻でしたが、無理して来なくていいと不器用な気遣いを見せる麻帆に、少しホッとしたのでした。

そして翌朝

本坊にこっそり偽物を渡した藤巻。

本物は久留米を守るために郡司に渡します。

ですが、その日の夕方、ギフトが偽物だったと本坊から怒りの電話が。

客の男から1時間以内にアルカナムに本物を持って来いと脅された藤巻は、仕方なく1本だけ持って行きます。

ですが、後をつけていた郡司が、交渉を装ってさりげなく客の君島がギフトの売人であることを聞き出しました。

その上で本坊より高値の1本1000万円でギフトを売りつけようとする郡司。

君島はそれでも快諾し、一緒に祝杯をあげようとブランデーを勧めてきました。

思わず郡司がためらったため、君島と部下の男が先に飲みますが、その直後に床に倒れ込んだふたり。

首筋には黒い染みが浮かび上がり、藤巻はすぐに郡司がこっそりギフトを仕込んでいたと確信しました。

そして、「この件は全て自分がやったこと。黙っている代わりに白鳥を潰す協力をしろ」とこれ見よがしに脅してくる郡司。

本坊はあっさりと郡司の手下になると宣言し、藤巻も仕方なく同意するのでした。

ここにきて、一気に騙し合いとギフト争奪戦が激しくなってきましたね。

本坊は白鳥をぶっ潰す!と息まいていたわりには小物感がすごいし、あっさりと郡司に擦り寄っていくあたり、天性の腰巾着体質なのでは?と思ってしまいました。

まあ、それにしても、藤巻以外の人間の野心と強欲ぶりがヤバイ。

こんな身内同士でも足引っ張り合ってて、この病院大丈夫か?と心配になるレベルですね。

でも、白鳥はライバルを蹴散らした後は、病院のためになることもやってはいるし、医師としての責務もちゃんと果たしてるし、完全に悪人とは言い切れなくなってきました。

今のところ、色んな意味で一番ヤバイのは郡司ですが、麻帆の元カレという立場上、白鳥からは必死に守るだろうし、藤巻的にはまだ安心できる展開かもしれません。

とはいえ、真意が全く読めない郡司なので、きっと藤巻はまだまだ翻弄されそうですね。

弱点が麻帆から久留米に変わっただけで、相変わらず色んな人から脅されまくってるし。

なにが正義なのかわからないまま、殺人兵器を作り続けないといけない藤巻の良心の呵責とプレッシャーを思うと、心苦しくなってしまいます。

とにかく、せめて藤巻と久留米だけは最後まで無事でいて欲しいですね。

第5話

君島と部下の男が倒れているのを見た立花は、顔色一つ変えず、遺体の処理を始めました。

続けて杏梨も現れますが、郡司が用意した酒を出しただけと涼しい顔。

郡司水溶性のカプセルの中にギフトを仕込み、本坊の酒に混ぜて時間差で溶け出すように細工していたのでした。

自分も死ぬかもしれなかったと知り、思わずゾッとする本坊

さらに、杏梨の本命が郡司だと聞かされ、ますます複雑な気持ちになるのでした。

翌日

郡司に呼び出された本坊と藤巻

本坊がこれまでのギフトの売上金を郡司に献上すると、彼は「白鳥の寝首をかく為にまだまだお前達を利用する」と笑い、藤巻にもギフトを作り続けるよう命令するのでした。

その後も、ギフトの横流しの件は上手くはぐらかし、白鳥の手下を装い続ける郡司。

藤巻はギフトを作り続けることに葛藤していましたが、やめたら麻帆の命が危ないと思うと、逆らう気にはなれませんでした。

悩んだ末、麻帆に転院を勧めた藤巻。

麻帆あかりも、突然の話に戸惑いを隠し切れません。

その後も悩みすぎてぼんやりしている藤巻が心配になってしまった久留米

ギフトの窃盗の件は黙っておこうとしますが、そこに突然現れた本坊にあっさりバラされてしまうのでした。

一方その頃

君島を調べていた月足と神林

彼が先日不審死した3人の関係者に接触していたことがわかり、ギフトをばら撒いていたのではと推測していました。

そして、君島が失踪したと聞き、すでに消されているのではと考えた神林。

改めて不審死遺体の写真を見直し、全員の首筋に黒い染みがあることに気づきました。

それが死因の手掛かりになるかもしれないと、急に浮足立った月足。

ですが、琴葉の命を白鳥に預けていいか、ますます不安になる神林なのでした。

同じ頃

本坊から全てを聞かされた久留米は、思わず苦い表情。

不倫をネタに郡司を強請り、自分達が優位に立つと息まいている本坊に、藤巻も賛成する気にはなれません。

ですが、本坊はすぐに奈良から郡司が鶴下と不倫しているという情報を仕入れ、藤巻の離婚話で盛り上がりました。

一方その頃

当事者のふたりはちょうど密会中で、ギフトのことに気づいていた鶴下は、白鳥を殺すためにギフトが欲しいと郡司にねだります。

ですが、君を守りたいとはぐらかし、しばらく会うのをやめようと提案する郡司。

鶴下は納得できないまま、とりあえず郡司の言葉を信じることにしたのでした。

そんなことはつゆ知らず、ふたりを尾行し始めた藤巻と久留米。

ですが、ふたりが会う様子もないまま数日が過ぎ、麻帆の退院日が決まりました。

手放しで喜ぶ麻帆とあかりに、これで麻帆は安全だと少しホッとする藤巻。

ですが、そんな彼を見透かすように、「ギフトを別ルートで手に入れることができる」と脅してくる白鳥。

さらに、郡司が自分の命を狙っているのだろうとカマをかけます。

その場ははぐらかしたものの、焦った藤巻は慌てて郡司に接触し、不倫をネタに麻帆に転院するよう説得して欲しいと強引に頼むのでした。

その足で仕方なく麻帆の元を訪れた郡司。

麻帆は彼の顔を見るなり、笑顔で抱きつき、温泉旅行に行きたいと話します。

ですが、藤巻が自分達の関係に気づいていると聞かされ、急に顔を曇らせる麻帆。

話を陰で聞いていた藤巻は、不倫相手が麻帆だったことに大ショック。

麻帆は正直に入院前から不倫していたと打ち明け、離婚届を突きつけました。

さらに、そこに現れたあかりにも離婚に賛成され、何も言い返せなくなった藤巻。

自分が家を出ると力なく告げ、ふらふらと病室を出て行くのでした。

ですが、通路に出るなり、離婚届を床にたたきつけ、奇声を上げながらどこかへ走り出した藤巻。

鶴下はその様子を切なそうな表情で見つめていましたが、郡司と麻帆が一緒にいるところを見て、ショックを受けました。

その後、白鳥に郡司があなたを殺そうとしていると打ち明け、郡司を殺すためにギフトが欲しいと頼んだ鶴下。

白鳥は軽く受け流しましたが、全てを世間に暴露すると脅されると、仕方なくギフトを渡しました。

その夜

様子がおかしい藤巻を心配していた奈良と久留米。

本坊から郡司の不倫相手が麻帆だったと聞いた奈良はびっくり。

3人はそっとしておいてあげようと、静かにその場を立ち去りました。

その時、鶴下から電話で「これから復讐をする。ギフトを手に入れた」と告げられた藤巻。

郡司が殺されると悟った藤巻は、すぐに郡司の元に向かい、鶴下に命を狙われていると忠告しました。

ですが、狙いは麻帆の方だと気づいた郡司は、藤巻と共に彼女の元へ。

鶴下は麻帆の水にギフトを混ぜていましたが、何も知らずに飲んでしまう麻帆。

廊下で思わず笑みをこぼす鶴下でしたが、その時突然白鳥に何かを注射されました。

その中身こそが本物のギフトで、しばらくして苦しみ出した鶴下。

自分が口封じのために殺されると悟った彼女は、白鳥に恨み節をぶつけ、そのまま絶命しました。

そのまま何食わぬ顔で介助するフリをする白鳥。

そこに駆けつけた郡司は、慌てて彼女に人工呼吸をしますが、時すでに遅し。

首筋に黒い染みが現れ、郡司は号泣。

その様子をこっそり陰で見ていた神林。

翌朝

出勤してきたばかりの白鳥を捕まえ、鶴下の死因に不審な点はないと告げますが、白鳥が彼女を殺したことに気づいていました。

それでも涼しい顔をしてはぐらかし、すぐに立ち去った白鳥。

神林はものすごい形相で、白鳥の後姿を見送ったのでした。

その後、激しく落ち込んでいる郡司を見て、本当に鶴下のことを愛していたと感じた藤巻。

ふたり同時に好きになることもあるという言い分は理解できませんでしたが、もう白鳥に復讐するのはやめたほうがいいと提案します。

そんな彼を鼻で笑う郡司。

その足で理事長室に連れて行かれた藤巻は、そこに本坊、杏梨、久留米がいたことに驚きを隠せません。

そして、全員が白鳥派だと聞かされると、ショックで茫然としてしまうのでした。

ここにきて、一気に風向きが変わりましたね。

何かみんながみんな、1時間の間に言うこと変わりすぎで、人間不信になりそうです。

まあ、一番どうかしてるのは、嫁とも別れず、周囲にもバレバレなのに、愛人ふたりとも本気で愛してるとか堂々と開き直れる郡司ですけどね。

藤巻が単純すぎるのも悪いとは思いますが、郡司の言い分がどこまで本音なのか、正直読めないです。

もし本当に鶴下を愛してたのなら、白鳥への怒りはさらに大きくなってるだろうし、その気持ちを押し殺して白鳥に擦り寄ってるフリをしてるなら、相当な策士だと思います。

本坊のことははなから信用してませんが、藤巻的には久留米に裏切られたことが何よりキツイでしょうね。

まあ、何か思惑があって白鳥に近づいているという可能性もまだありますし、むしろそうであってほしい。

予告を見る限り、神林だけは味方でいてくれそうなので、少しでも藤巻が報われる展開になることを期待しています。

第6話

これまでの経緯が全て自分への忠誠心を試すための嘘だった白鳥から聞かされ、一気に自暴自棄になった藤巻

これからは自分の意志でギフトを作る見返りとして、大金を要求しました。

微妙な空気の中、全員の利害は一致し、改めてギフトを使って医療改革をすると宣言する白鳥。

こうして一同は、新たなステージに向かって動き始めることになったのでした。

そんな中

無事退院日を迎えることになった麻帆

そんな彼女に離婚届を渡し、退院祝いの一言だけ告げて去った藤巻。

麻帆とあかりは、少し複雑な表情で彼を見送りました。

その後、藤巻が自分のラボに戻ると、散らかった部屋を勝手に片づけていた奈良達。

藤巻は正直に麻帆と離婚することになったと打ち明け、人払いをすると、久留米をこっそり屋上に呼び出しました。

そして、これからは慎重に白鳥を追い詰めていくと宣言し、その夜に神林に全てを打ち明けたのです。

今ある証拠だけで白鳥を逮捕したいと言う藤巻と久留米に対し、「彼から殺人の証拠を引き出さないと無理」と苦い顔をする神林。

迷った末、内偵捜査をすると約束し、その場は別れました。

その翌日

本坊からギフトの大量生産を急ぐよう急かされ始めた藤巻と久留米。

ふたりは必要以上に会話せず、本坊が消えると早速部屋に仕掛けられた盗聴器を見つけ出しました。

それが2台もあったことに愕然とするふたり。

全く白鳥に信用されていないと感じ、裏切り行為がバレる前に早めに行動した方がいいと話し合いました。

その後すぐに神林に連絡し、ギフトの取引の日に白鳥を逮捕して欲しいと頼んだ藤巻。

神林がもうすでに根回ししていることを告げると、少しホッとするのでした。

そして、取引の前日

郡司や本坊も交えて打ち合わせを行っていた中で、白鳥が取引場所に来ないと知り、焦り始めた藤巻。

そんな中、琴葉の容体が急激に悪化し、神林を気遣って計画中止を提案しました。

ですが、殺人をこれ以上見逃すことはできないと覚悟を決めた彼に、それ以上口出しするのは野暮だと引き下がる藤巻なのでした。

そして取引当日

盗聴器のことで激昂した体で、取引に同席するよう白鳥に詰め寄った藤巻。

ギフトで殺し合う覚悟も辞さない彼の剣幕に、仕方なく出席を約束した白鳥。

ですが、ギリギリになって、白鳥から殺人に関与したという発言を引き出さないといけないと神林から告げられ、さらに焦る藤巻と久留米。

それでも、いざという時のために捜査員を周辺に待機させているという神林の言葉を信じ、アルカナムに向かうのでした。

その後

いきなり先日の殺人事件のことを持ち出し、白鳥が殺人の指示をしたのかと問い質し始めた藤巻。

慌てて郡司が制止しようとしますが、攻撃の手を緩めない藤巻。

そこに杏梨が現れ、仕方なく取引を続行する一同。

白鳥は郡司にギフトが本物か確かめさせ、それを確認した杏梨は、約束通り5000万円を渡します。

このまま取引を終わらせては困ると、しつこく取引相手を聞き出そうとする藤巻。

場所はわからないが、海外で使うつもりだと悟った藤巻は、自分が自ら実行犯になると言い、白鳥から邪魔になる人物を聞き出そうとしました。

その覚悟を聞き、ある男の写真を見せ、「この男を殺して欲しい」とはっきり告げた白鳥。

藤巻と久留米が勝利を確信した瞬間、神林が姿を見せました。

「自分に殺人を指示した」と勝ち誇る藤巻に対し、「約束が違う」と白鳥に予想外の反応を示した神林。

実は彼も白鳥に丸め込まれていて、逮捕の準備をしているというのも全くの嘘だったのです。

またも全ての行動が裏目に出たと、愕然とする藤巻。

翌朝

白鳥に琴葉の命を盾に脅されたのだろうと神林を問い質しました。

ですが、意外にも自分の意志で行動したと答えた神林。

「ギフトを使ってでも自分から白鳥を守る」と決別宣言され、ショックを受ける藤巻でしたが、それでも同情心を見せ、相談になら乗れると言い残してその場を立ち去るのでした。

その夜

何故か藤巻のラボで彼を待ち伏せしていた白鳥。

神林を味方につけ、自分の身の安全は保障されたと改めて告げます。

ですが、自分がギフトを院内に持ち込んだという可能性は否定しました。

さらに、二つ目の盗聴器も知らないと言われ、思わず困惑した藤巻。

そこに非通知電話がかかってきて、「アルカナムでギフトを売りさばくのを辞めなければ、院内にギフトをばらまく」と脅迫してくる機械音声

その相手は、自分がギフトの生みの親だと名乗り、その人物が名指しした患者が、ギフトで殺されていました。

それを見て、思わず愕然とする藤巻と白鳥。

藤巻はとうとう本気で真犯人の怒りを買ってしまったと、密かに戦慄するのでした。

久留米が敵じゃなかったのは不幸中の幸いでしたが、いくら娘のためとはいえ、あんなにしれっと藤巻をだました神林はさすがに酷いと思ってしまいました。

でも、同じ立場だから、藤巻も怒るに怒れませんよね。

それも全て見透かしての行動だとしたら、もはや白鳥の洞察力はエスパー並みですね。

そんな彼でも脅威に感じるギフトの生みの親って一体誰なんでしょう?

予告の感じだと、一周回ってまた久留米が疑われそうですが、奈良も意外と簡単にラボに出入りしてるし、久留米と同じ検査技師という立場なのも気になりますね。

一見一番無害そうに見えて、すごくあざとい感じもするし、周りを上手く巻き込んで病院の誰かに復讐しようとしてるとか?

これから藤巻は、ますます人を信用できなくなりそうで心配ですが、今後は真犯人との戦いという、新展開に期待大ですね。

第7話

新たなギフトの犠牲者を前にし、真犯人から「ギフトの販売を辞めなければ、これからもどんどん犠牲者が増える」と電話で脅された藤巻と白鳥

白鳥はギフトの販売の中止を約束し、真犯人の「ギフトには決定的な弱点がある」という言葉が気になったふたりは、オクトセブンと呼んでいた球菌を患者から採取。

その後、藤巻はオクトセブンを培養し、ギフトとの違いを詳しく調べることにしました。

一方白鳥は、神林に協力を要請し、真犯人を突き止めることに専念します。

ですが、神林の検証によると、監視カメラの死角に入ったり、藤巻の留守を狙ってラボに盗聴器を仕掛けることは誰にでも可能。

結局、病院内の誰もが真犯人の可能性があるとのことでした。

いきなり壁にぶち当たったものの、愛宕元総理と真犯人の繋がりを、国立生命理工学研究所にあることを突き止めていた神林。

そして、この研究所から明鏡医科大学付属病院に移って来た、北本秀介という男。

翌日

神林と藤巻が早速彼に接触すると、オクトセブンの名を聞き、思わず動揺します。

北本によると、オクトセブンは研究所内で偶然発見された、危険度の高い球菌

ですが、すでに死滅させられているはずとのことでした。

直接真犯人に繋がる手掛かりはなかったものの、愛宕と懇意にしていた稲場所長という人物の名が上がり、神林は彼に会いに行くことにしました。

そんな中、ようやく琴葉の意識が戻り、ホッと胸を撫でおろした神林と藤巻。

ですが、そこにオクトセブンを培養していた久留米から、球菌の半分以上が死滅していると連絡が。

さらに真犯人からも電話がかかってきて、「オクトセブンの死滅は創造者としての義務」と意味深な言葉を告げてきました。

その夜

白鳥に全てを報告した藤巻と久留米。

結局オクトセブンは全滅してしまい、培養は不可能だと判明しました。

そのことから、真犯人は「ギフトを不用意にばらまくとコピーされてしまう」と警告してきたのではと考えた3人。

白鳥はギフトをコピーできないように改良することを提案し、新しいラボとして、病院の独身寮の一室を藤巻に提供しました。

このことで、ますます藤巻と久留米の仲を勘繰る奈良と本坊

ふたりは戸惑ったものの、本坊の提案で交際してるフリをすることにしたのでした。

一方その頃

術後の定期健診に来ていた麻帆

郡司は他人行儀に振舞っていましたが、鶴下の実家に香典を渡したいと言い出した麻帆に思わず困惑。

渋々了承すると、何も知らない麻帆は上機嫌で診察室を後にしたのです。

ですが、その帰りに郡司の妻・佳澄とばったり出くわし、思わず硬直。

佳澄はふたりの不倫のことを知っていたものの、責めたりはせず、麻帆に郡司を理事長にするための協力を求めてきました。

困惑したものの、拒否できないほどの圧をかけられ、仕方なく了承する麻帆なのでした。

そんな中

麻帆の留守中に荷物を取りに来ていた藤巻。

まだ離婚届が提出されていなかったことに戸惑っていると、そこに麻帆が帰宅。

あからさまに嫌な顔をする麻帆。

ですが、離婚届を早く出すように言われると、もう新しい恋人を見つけたのではと勘繰り、少し複雑な気持ちになるのでした。

その後

神林と共に、稲場に面会することになった藤巻。

唐突に愛宕の死について聞きたいと言われ、あからさまに不機嫌になる稲場。

ですが、ギフト殺人のことをほのめかされると急に顔色を変え、研究所からオクトセブンが盗み出されたことを指摘されると、さらに狼狽します。

真犯人を知っていると踏んだふたりは、その名前を聞き出そうと詰め寄りますが、即答はしない稲場。

ふたりは一旦引き下がりましたが、その様子を陰から見ている人物が。

ふたりと別れた後、海辺のベンチに座り、ぼんやりと考え込んでいた稲場。

そこに何者かが近づき、彼の腕にギフトを注射しました。

その人物に心当たりがあった稲場。

彼は「計画を止められなかった報いだ」と意味深な言葉を残し、そのまま絶命したのでした。

そして翌日

神林から稲場が殺されたと告げられた藤巻。

神林は真犯人がGPSをこっそり仕込んでこちらの動きを把握していたと憤り、「こちらも自衛しなければ」と告げ、藤巻が保管していた最後のギフトを持ち去りました。

その夜

自宅で久留米と焼うどんを頬張りながら、改めて真犯人のことを話し合っていた藤巻。

なぜ真犯人は、邪魔なはずの自分達にギフトを培養させていたのかという疑問を口にした時、ふとオクトセブンのシャーレが目に入りました。

そのラベルが妙に気になった藤巻は、突然久留米にこの件から手を引くよう提案します。

その時、「犯人がわかった」と理事長室に呼び出されたふたり。

そこにはギフトチームの全員が集められており、戸惑いを隠せないふたり。

北本から研究所の職員名簿をもらった神林は、その中に久留米の名前を見つけていました。

さらに困惑する藤巻は、必死に久留米を庇おうとしましたが、郡司が彼女の腕にギフト入りの注射針を突きつけ、本当のことを言わなければ注入すると脅す白鳥。

とうとう観念した久留米は、自分がオクトセブンを作ったことを認めたのでした。

初回から延々怪しまれまくって、否定しまくってた久留米が、1周回って結局ギフトの創造者だったというオチはかなり衝撃的でしたね。

藤巻も素直すぎるとは思いますが、あれだけしれっと真顔で無関係を装い続けられる久留米は、もはや詐欺師レベルですね。

今までの言動が全部本心だとしたら、なんか色々と矛盾する気がしますが、オクトセブンを作ったとは言ったけど、自分が犯人だとは言ってないんですよね。

ということは、まだワンチャン、オクトセブンを持ち込んだけど、殺人に使ったのは誰か別人という可能性もあるわけで。

藤巻の気持ちを考えると、まだ久留米が殺人犯だとは信じたくないです。

でも、あっさり稲場のことは殺しちゃってるし、彼女もまたベクトルは違うけど、目的のためには手段を選ばない思考の持ち主なのかもしれません。

予告を見る限り、恐らく誰かの復讐っぽい感じですが、やはり本当のターゲットは白鳥なんでしょうか?

色々とアリバイ工作に手が込んでるわりに、シャーレのラベルだけで身バレするとか、ちょっと簡単すぎる気がするし、まだ久留米の先に黒幕がいるのかも?

毎回ラスト5分で展開が一気にひっくり返るので、ますます続きが気になりますね。

第8話

ギフトで脅され、ついに真実を語り始めた久留米

オクトセブンは溶連菌の遺伝子操作の中で偶然生み出されたものでした。

久留米は稲場にその危険性を訴えたものの、彼は特効薬の研究のために培養することを勧めます。

さらに作業を極秘で進めろと言われ、不信感を持った久留米は、彼の命令に背き、オクトセブンを全て消滅させた上で研究所を辞めました。

その後、明鏡医科大学付属病院に転職してきた久留米。

ある日、偶然藤巻がギフトを発見したことに動揺し、こっそり解析したところ、オクトセブンと同じものだとわかりました。

その後しばらくして、懇意にしていた安田がギフトで殺され、自分が感染させたのではと不安になった久留米。

他に犯人がいるという確信が持てず、藤巻に近づいて真相を探ろうとしたのでした。

そんな中、ついに真犯人が脅迫を始め、久留米は新たに見つかったオクトセブンが、意図的に改良されたものだと気づきます。

真犯人は久留米を一方的にライバル視し、あえて挑発するような態度を取っていると聞いた白鳥は、ようやく納得し、彼女の主張を信じることにしました。

その上で、ギフトにコピー防止機能を追加することを急がせ、自分は真犯人を見つけることに尽力すると約束。

ですが、白鳥は久留米が安田に闘病で亡くなった父親の姿を重ね、苦しみから救うために安楽死させたのではと考えていました。

「彼女は自分の正義感に酔っている」と苦い顔をし、味方のフリをして改良型オクトセブンを強奪するという計画を密かに立てていた白鳥。

その後、ふたりを殺すつもりだった白鳥は、その前に誰かにギフトを培養させることにしました。

一方

久留米はとあるトランクルームで極秘にギフトを無効化させる特効薬を開発していたことを藤巻に打ち明け、後を託しました。

翌日

北本研究所の新しい名簿を入手したいと相談を持ち掛けた藤巻。

久留米は自分が辞めた後、業務を引き継いだ人間がいると考えており、藤巻はその名簿の中に真犯人の名前があると確信していたのです。

そんな中、奈良に白羽の矢を立てた白鳥達。

最初は戸惑ったものの、成功報酬の額を聞き、快諾する奈良。

それから数日後、彼女はあっさりと培養に成功し、白鳥は早速神林に久留米を殺させることにしました。

麻帆を使い、久留米を公園におびき出した郡司と神林

直接久留米の口から藤巻との関係を聞かされ、少しムッとしたものの、久留米が藤巻にふさわしいと悟った麻帆。

それ以上は何も言わずに、そっとその場を立ち去ります。

そして久留米がひとりになった隙に、背後から近づき、久留米にギフトを注射しようとした神林。

ふたりの間にとっさに藤巻が割り込み、代わりに刺されてしまいました。

久留米から連絡を受けていた藤巻は、嫌な予感がして、自分も公園に向かっていたのです。

戸惑う神林を退散させ、芝生の上に倒れ込んだ藤巻に、慌てて特効薬を飲ませた久留米。

彼はぴくりともせず、首筋には黒い染み。

それでも久留米が必死に心臓マッサージを試みると、しばらくして、藤巻は息を吹き返しました。

その後

白鳥に計画が失敗したことを報告した神林。

藤巻がギフトを打たれたのに蘇生したことに驚きを隠せない白鳥。

その間に藤巻と久留米は全てを持ち去って姿を消していましたが、突然ふらっと理事長室に現れました。

復讐を警戒する一同に、一気に緊張感が走りますが、藤巻は久留米が開発した特効薬のことを打ち明け、ギフトとオクトセブンの抹消を宣言。

そして、真犯人の盗聴器を利用して、「お前は久留米より格下だ」と煽りました。

これで怒った真犯人が自分から名乗り出て来ると、自信満々に立ち去った藤巻達。

白鳥は何も言えませんでしたが、その直後に、奈良が培養したギフトを使ってすぐにふたりを殺そうと言い出しました。

ですが、郡司が調べたところ、ギフトは何者かに盗み出されており、愕然とする白鳥。

しばらく黙って傍観していた杏梨は、「皇帝が変わるかも」と楽し気に笑うのでした。

その夜

佳澄と食事に出かけた郡司。

なぜか彼女はギフトのことを知っており、内通者が本坊だと打ち明けました。

本坊はまだ杏梨のことを諦めておらず、白鳥を失脚させ、郡司が新理事長になればいいと提案します。

実はギフトを盗んだのは本坊で、鶴下の死を蒸し返し、邪魔者をみんな殺していけばいいと物騒な口ぶりで郡司を煽るのでした。

一方その頃

茫然としている白鳥の元に一本の電話が。

それは真犯人からで、なぜか白鳥がギフトを失ったことを知っており、あなたと手を組みたいと申し出ます。

コピーできない改良型オクトセブン『グレイトギフト』をプレゼントするので、藤巻と久留米を殺して欲しいと頼んでくる真犯人に、胡散臭さを感じてしまう白鳥。

「先に姿を見せろ」と怒鳴りますが、その人物が現れると笑顔で共闘を約束するのでした。

同じ頃

特効薬の開発を急ごうとしていた藤巻と久留米。

そこに北本から2年前の名簿を入手したと連絡が。

名簿を確認した藤巻は、そこに麻帆の名を見つけ、思わず愕然とします。

そして、麻帆が入院前に派遣で看護師として働くと言っていたことを思い出し、ますます彼女が真犯人という確信を持ってしまったのでした。

ここにきて、まさかの麻帆が真犯人!?

いやいや、嘘でしょというのが、正直な感想ですね。

たかだか看護師の彼女が、未知のデリケートな球菌を簡単に扱えるとは思えないし、すでに退院した後に盗聴したり、藤巻達をこっそり見張れるものでしょうか?

そもそも、麻帆が愛宕を殺さないといけなかった理由って何?

考えれば考えるほど、矛盾だらけなんですよね。

まあ、共犯者がいることは間違いなさそうですね。

最悪、麻帆が最初に院内に球菌を持ち込んでいたとしても、実際に使ったのはきっと別人。

でもこれだけ二転三転して、やっぱり久留米というオチはさすがにないだろうし、白鳥の反応から察するに、何となく「こんなの簡単だった」と余裕かましてた奈良っぽいんですよね。

ギフトを軽く見てるとこが、久留米より自分が上と勝ち誇ってるようにも思えるし。

常にさりげなくみんなの近くにいて、様子を探ることだってできるし、藤巻のラボにも普通に出入りしてましたからね。

答え合わせは次回のお楽しみですが、どんなどんでん返しが待っているのか、今からドキドキですね。

第9話(最終回)

麻帆が真犯人という事実を受け入れられない藤巻は、久留米と共に、麻帆を問い質すことに。

麻帆はギフトのことは知らない様子でしたが、稲場とは面識があり、彼が採用面接で執拗に藤巻の院内での立場について知りたがっていたことがわかりました。

一方その頃

白鳥殺害計画を立てていた本坊佳澄にそそのかされ、渋々ギフトを培養していた郡司

琴葉のオペが終わるまで計画を引き延ばそうとしたものの、本坊に詰め寄られ、結局受け入れるしかありませんでした。

その直後、白鳥に呼び出された郡司と本坊。

郡司は白鳥が目を離した隙にコーヒーにギフトを混ぜましたが、そこに藤巻と久留米がやって来ました。

オクトセブンプラスという改良型を見せ、ギフトの販売を再開すると言い出した白鳥。

その上で真犯人と手を組んだことをほのめかし、自分達に従わないなら殺すと脅しをかけてきました。

それでも、真犯人を見つけ出して警察に突き出すと、断固協力を拒否する藤巻と久留米。

郡司と本坊は、真犯人に自分達と手を組むことを約束させ、白鳥のコーヒーにギフトを入れたことを打ち明けました。

久留米は慌てて特効薬を渡そうとしますが、本坊に瓶ごと壊されてしまいます。

ですが、実は郡司のギフトは、佳澄の手によって、偽物にすり替えられていたのです。

彼女は白鳥のスパイで、浮気を繰り返す郡司に復讐するために、わざと白鳥を裏切るように煽っていたのでした。

そして、全員に裏切られたことを根に持ち、見せしめにひとりを殺すと宣言した白鳥。

ターゲットになったのは、まさかの佳澄で、さすがに愕然とした郡司は、慌てて蘇生措置を施すのでした。

一方その頃

月足から稲場がギフトで殺されたことを聞かされていた神林

稲場は愛宕と繋がりがあり、自分が稲場と関わっていたことを知っている月足に、神林は一気に心がざわついたのでした。

その後、正式に琴葉の手術が翌日と決まり、郡司の様子が気になった神林。

その郡司は、佳澄を殺されたことで、心底白鳥に恐怖を感じていました。

そんな彼の隣で、あっさりと白旗を上げた本坊。

そこに麻帆が現れ、全てを打ち明けるよう、郡司に詰め寄るのでした。

そんな中

「これ以上お前の思い通りにはさせない」と真犯人を煽り、全員を呼び出した藤巻と久留米。

神林達3人は白鳥の味方でしたが、「もう真犯人の正体はわかっている」と告げるふたり。

実は麻帆からもうひとりこの院内に研究所出身の人間がいると聞いており、盗撮カメラで真犯人の姿を見ていたのです。

そして、名指しされると、何事もなかったかのようにしれっと登場した奈良

彼女は院内にギフトを持ち込んだことと、安田を殺したことは認めたものの、愛宕殺害は否定しました。

彼女の話によると、この計画は元々愛宕の発案で、オクトセブンを海外に輸出して、外貨で儲けようとしていたのです。

極秘に培養しろと言われた稲場は、一旦は拒絶したものの、今の地位に便宜を図ったことを持ち出され、承諾するしかありませんでした。

ですが、久留米に拒否されたため、その後を引き継ぐことになった奈良。

この時すでにコピーできないオクトセブンプラスを開発済みでしたが、輸出する前に人体実験が必要でした。

そこで藤巻に目を付けた稲場が、その舞台を明鏡医科大学付属病院に指定し、愛宕が奥野に圧をかけ、実験用の患者・安田を用意させたのです。

その後、愛宕が邪魔になった奥野が、ギフトで彼を殺したというのが、最初の殺人の真相でした。

それでもデータが欲しくて、予定通り安田を殺した奈良。

白鳥が奥野を殺したのは想定外だったようですが、藤巻と久留米のおかげでいいデータが取れたと喜んでいました。

ですが、それだけで満足できなくなった奈良は、自らも殺人に加担し始め、稲場を殺害

未来の不安要素という軽い気持ちで殺したことを淡々と語る彼女に、怒りが抑えきれない藤巻。

まだ殺人を続ける気満々の奈良は、自分こそがギフトの母親だと高笑い。

白鳥は、特効薬のレシピを渡すなら命だけは助けてやると藤巻と久留米に詰め寄ります。

ふたりは何も答えず、白鳥と奈良が姿を消すと、久留米は本坊に奈良の球菌を盗み出して欲しいと頼みました。

あまり乗り気ではない3人を、「みんなギフトの魅力にとり憑かれていただけ。本当は患者や正義を守りたいと思っている。今、白鳥を殺してしまったら負け」と必死に説得する藤巻。

郡司は渋々、特効薬と引き換えに協力を約束しました。

一方その頃

杏梨に奈良を紹介していた白鳥。

そこに特効薬を持って現れた郡司達。

これで安心してふたりを殺せると笑う白鳥を、険しい表情で見つめながらも、改めて彼に忠誠を誓うのでした。

そして翌日

藤巻と久留米の前にふらっと現れた麻帆。

彼女は心から藤巻に感謝の気持ちを伝え、「一緒に逃げよう」と告げました。

ですが、久留米をひとりにできないと、白鳥の元に向かった藤巻。

ギフトを消滅させると譲らない彼に痺れを切らした白鳥と奈良は、藤巻と久留米にオクトセブンプラスを注射しようとしますが、とっさに阻止する郡司達。

実は神林が殺人未遂の現場を押さえようと、わざと騙されたフリをする作戦だったのです。

そこに刑事達がなだれ込み、白鳥に敗北宣言を突きつけた郡司。

その隙に奈良はオクトセブンプラスで自殺しようとしましたが、藤巻はとっさに特効薬を投与。

瀕死の状態で、久留米に勝ったと強がる奈良でしたが、特効薬が効き始め、一命を取り留めました。

とうとう白鳥も観念したものの、月足の機転と藤巻の説得により、無事に琴葉の手術が行われることに。

成功を確信した白鳥は、満足げに神林に手錠をかけられたのでした。

それから1か月後

神林の情状酌量が認められたと杏梨に報告した藤巻と久留米。

杏梨も取り調べを受けたものの、大したお咎めはなく、アルカナムの営業を続けていました。

もっと上を目指せばいいと勧められても、人と争うのは好きじゃないときっぱり断った藤巻。

彼は病院を辞めると決めていましたが、病理医を続けて欲しいという久留米に、その時は協力して欲しいと笑うのでした。

一方その頃

とあるラボを訪れていた北本

中で待っていた女性に実証データの資料を手渡しましたが、彼女の指には、特徴的な形の指輪が光っていました。

真犯人は、やはり予想通り奈良でしたね。

普段天真爛漫な感じを装いつつも、実は久留米に嫉妬しまくりで、彼女より優位に立つことしか頭にない。

自分の能力にうぬぼれていて、その自己顕示欲のためだけに、平気で人を殺す。

そして、自分の実力を否定されると、途端に逆ギレ。

久留米や藤巻の分析通り、奈良はほんと幼稚で単細胞だと思います。

せっかく機械音声で無機質感を出してたのに、突然うるせえよ!って感情丸出しにしてきて、ちょっと笑ってしまいました。

肝心なところで冷静になり切れないあたり、器の小ささがバレてるし、「研究者の性」という久留米と同じセリフを言っても、全然重みが違うんですよね。

稲場は、一番ふさわしくない人に、危険なおもちゃを与えてしまったわけですね。

所長という地位にしがみついた結果、ポイ捨てされて命まで失うという悲惨な末路も、やはり自業自得。

他人を蹴落とそうとする人は、何かしら罰を受ける羽目になるということがよくわかりましたね。

それにしても気になったのが、最後の謎の女性ですよ。

髪型と指輪の感じからして、恐らく杏梨なのかな?と思いましたが。

もし、諸悪の根源だった愛宕をそそのかしてたのが彼女だったとしたら?

真の皇帝は、実は彼女だったのかもしれません。

また新たな球菌が培養されてるようだったし、久留米が心配するような未来は、意外とすぐやって来るのかも?

一応の決着はつきましたが、まだ悪夢の続きがあるの?と思わせるような、何となく嫌な余韻が残るラストでした。

そもそもギフトって?

1話の登場から謎に包まれている、殺人球菌「ギフト」。

7話でその出所が明らかになりましたが、ここで一旦ギフトについて整理してみたいと思います。

まず、ギフトの母体となったのは、国立生命理工学研究所内で偶然発見された、危険度Bランクという球菌で、10月7日に発見されたことから「オクトセブン」と名付けられました。

これを発見したのは久留米。

それをギフトとして持ち込んだのが彼女かはまだ不明ですが、白鳥はこのギフトの特性を活かして、次々と邪魔者を始末していきました。

ギフトの主な特徴は以下の通り。

  • ギフトは人体に入ると、数分で呼吸困難を引き起こし、確実に死に至らしめる。
  • 遺体の首筋に黒い染みとして現れるが、1時間後には完全に消滅し、死因は急性心不全となる。
  • ギフトは30度以下になると活動が弱まり、死滅していく。
  • 乾燥化した環境では生きられない。
  • ギフトの寿命は最長2週間。
  • 温度に気を付けながら培養し続ければ、コピーを生み出し続けることができる。

その一方、オクトセブンはギフトと同じような培養の仕方ではすぐに死滅してしまい、コピーは不可能。

久留米によると、このコピーできないという点がオクトセブンの最大の特徴であり、分析できれば誰でもコピーできてしまうところがギフトの弱点。

今後も白鳥はギフトを悪用する気満々ですが、8話で久留米がギフトを消滅させる特効薬を作り出していたことがわかりました。

その効果は皮肉にも藤巻の体で証明されましたが、真犯人の持ってる改良型オクトセブンにも効くのかは不明。

ですが、それも最終話で奈良が自分の体で有効であることを証明しました。

というわけで、最終的には、久留米が作り出した特効薬が最強という結果になりました。

グレイトギフトのドラマ最終回結末予想!

最終回の結末は真犯人との一騎打ち

「グレイトギフト」にはネタバレを知れる原作はありません。

完全オリジナルストーリーなので、最終回の結末は放送されるまで謎なのですが、今分かる内容から真犯人の人物像を予想していきたいと思います♪

予想①

藤巻を憎む人物が真犯人?

最初に”ギフト”を見つけたのは反町さん演じる藤巻です。

真犯人は藤巻にわざと”ギフト”を見つけさせ、彼の人生をめちゃくちゃにしようと企んでいる可能性もあるのではないでしょうか。

連続殺人も藤巻に罪を着せようとするか、最終的に藤巻を狙ってくるのかもしれません。

それは病院関係者の仕業と見せかけて、藤巻に近い外部の人間にも出来ることなのかもしれませんね。

予想②

協力関係にあった人物が真犯人?

藤巻は心臓外科医の「白鳥」と検査技師の「久留米」と協力関係を結ぶことになります。

しかし、彼らが真犯人ではないという保証はありません。

特に久留米は女性ですし、あまり疑われない立場なのを利用している可能性もあります。

藤巻の近くで動向を監視しているのかもしれません。

白鳥も凄腕の外科医で人格者という人物ですし、簡単に疑われることは普通無いと考えられます。

ですが真犯人がわからない中で、心の底から信用出来るのかは疑問が残りますよね。

予想③

真犯人は欲にまみれた快楽殺人者?

3話から、藤巻の同期・郡司が、ギフトを使った殺人を始めました。

白鳥を崇拝し、全て彼のために動いていると思われていましたが、4話でそれが全て演技だったことがわかりました。

実は、郡司は白鳥を踏み台にして、自分がトップに立つという野望を胸に抱いていたのです。

手品のように酒にギフトを仕込むところがすごく手慣れているし、実は愛宕を殺したのも白鳥ではなく郡司だったのかも?

笑いながら人を殺すところはなんとなくサイコパスっぽいし、人を人とは思ってなさそう。

郡司が院内にギフトを持ち込んだのかはまだわかりませんが、白鳥みたいに人望もカリスマ性もないし、たとえ地位も金も権力も手に入れたとしても、周りには誰もいないという孤独に苦しむことになるかもしれませんね。

予想④

真犯人は派閥争いとは無関係の、個人的に病院に恨みを持つ人物?

6話終盤で、真犯人を名乗る人物が浮かび上がってきました。

この時、藤巻と白鳥が一緒にいたことから、現時点では白鳥は候補から外れました。

まだ郡司が土壇場で白鳥を裏切る可能性もありますが、彼には球菌を作り出す技術は今のところなさそう?

となると、現時点ではノーマークで、球菌を培養してる久留米と同じ立場にある検査技師の奈良茉莉がちょっと怪しい感じもします。

一見無関係のようで、気が付くと久留米や藤巻の傍にいるし、こっそり内情を把握しているという可能性もあるかも?

ここまで色々予想してきましたが、最終的な真犯人は、久留米の後輩・奈良茉莉でした。

彼女は久留米を尊敬しつつも、実力で久留米に負けていると思い知らされることが我慢ならず、承認欲求のために殺人まで犯してしまいました。

特に病院に恨みがあったわけでもなく、純粋な研究者としての好奇心と久留米に対する異常な執着心だけでここまで事を大きくしていたのです。

白鳥達は、つい自分の欲に負けて、沢山の人を見殺しにしてきました。

ですが、そんな彼らも、最後には自分の正義に従い、心を入れ替えることができました。

奈良だけは反省していないようなのが、ちょっとモヤモヤしますが、みんながそれぞれ痛みを抱えながらも少しでも前を向いて進めたのは良かったと思います。

グレイトギフトのネタバレ原作はある?最終回結末予想まとめ

今回は

  • 「グレイトギフト」はネタバレ原作は無い!
  • ストーリーは未知の殺人球菌をめぐるサバイバル医療ミステリー!
  • 真犯人の予想は藤巻に近い人物?

など、ドラマ「グレイトギフト」が数倍楽しめる情報をご紹介しました!

ネタバレ原作が無い作品は、最終回の結末まで何が起こるかわからないドキドキを楽しむことが出来ますよね♪

「グレイトギフト」は反町さんを筆頭に豪華な役者さんが出演されているのも見どころ。

未知の殺人球菌”ギフト”。

それを取り巻く人間の怖さや、身体の中から攻撃してくる未知の球菌には太刀打ち出来ない人間の弱さ

このドラマには、真犯人に踊らされながらどんどん狂っていく、人間のダークサイドが沢山描かれていました。

ですが、それとは対照的に、男女の恋愛、夫婦愛、親子愛、そして友情という、希望の持てる描写もありました。

真犯人は誰かという考察要素を軸に、サスペンス感や心が温かくなる要素もあり、刻一刻と状況が二転三転するジェットコースター的展開に、毎週ドキドキが止まりませんでした。

そして、誰の立場から物語を見るかで、印象が大きく変わっていく可能性もあります。

そういう意味では、真犯人がわかった上でもう一度最初から見直してみると、また違った景色が見えてくるかもしれませんね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次