TBSの日曜ドラマで、小栗旬さん主演の「日本沈没-希望のひと-」が話題となっていますね。
小栗旬さん以外にも、香川照之さんや杏さん、松山ケンイチさん、仲村トオルさんなど、豪華なメンバーが出演することでも話題となっていましたが、そのストーリーにも注目が集まっています。
「日本沈没」は小説が原作で、過去にも映画やドラマ、アニメなど何作も放送されてきました。
そんな有名な「日本沈没」ですが、毎回ストーリーや登場人物、結末ラストが原作とは違うんです。
今回の「日本沈没-希望のひと-」も、どんなストーリーでどんな結末ラストを迎えるのか、気になるところですよね。
この記事では、「日本沈没」原作のネタバレを紹介し、「日本沈没-希望のひと-」のラスト・結末を予想します!
原作と違うところも紹介していきますよ〜!
この記事を読んで分かること
- ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」原作のネタバレ
- ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」は原作と違う?
- ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」のラスト・結末の予想
日本沈没の原作ネタバレ
「日本沈没-希望のひと-」の原作は、小松左京さんのベストセラー小説「日本沈没」です。
「日本沈没」原作は1973年の作品で、歴史ある古い小説とご存知でしたか??
原作では1970年代の設定で、主人公は潜水艇の操縦士の小野寺俊夫です。
小笠原諸島の北方にある島が沈んでしまい、小野寺は地球物理学者の田所博士と共に海に潜ります。
そこで海中の異変を見つけ、田所はさらに調査を進めることになります。
一方、小野寺は上司に勧められて逗子にお見合いへ…
そこで出会った阿部玲子と楽しい時間を過ごしていると、近くの山が噴火します!
学者の集まりが開かれ、田所は日本が沈没する!と主張しますが、他の学者達は田所の主張をバカにし、聞く耳を持ちません…
財政界の黒幕の渡老人は田所の意見に興味を持ち、山本首相など政府の要人を動かして極秘プロジェクトを立ち上げます!
そして、日本はこのままだと沈没することが分かり、政府は日本人を海外に移住させるよう動きますが…
その間も大地震が続き、田所はマスコミを使い、日本が沈没することを国民に公表します!
小野寺は玲子とスイスへ逃げようとしますが、玲子は噴火に巻き込まれて行方不明になってしまいます。
ラストでは、日本は完全に沈没し、田所博士は日本と心中します。
小野寺はソ連に向かう電車で目を覚まし、玲子は奇跡的に生き延びてスイスに向かっていて、2人は会えるのか…というところで終わります。
過去の日本沈没の最終回結末ラストをネタバレ
現在放送されている「日本沈没-希望のひと-」以外にも過去に何度も映画やドラマなど放送されています。
それぞれ、原作と違う点や最終回・結末をネタバレしていきますね。
映画
「日本沈没」の映画は日本では2回上映されています!
まず1回目は、1973年に小林桂樹さん主演で撮影されました。
小林桂樹さんは「赤ひげ」など戦後のドラマで大活躍され、当時大変人気でした♪
「日本沈没」は特撮がすごい!と話題になり、アジア映画祭で特殊効果賞を受賞しています。
小野寺と玲子のことはあまり描写されていません。
ラストは原作と同じで、日本は沈没し、田所博士は日本と心中します。
1970年代は高度経済成長期で、日本は大きく成長しましたが公害が問題となりました。
また、オイルショックによるトイレットペーパーの買いだめもありましたね。
こういった時代背景を踏まえて、原作通り日本が沈没するというラストが選ばれたのかもしれません。
一方、2006年に上映された草彅剛さん主演の「日本沈没」では前作より明るいラストとなります。
原作や1973年の映画と異なり、草彅剛さん演じる小野寺と柴咲コウさん演じる玲子が主役です。
田所博士の日本は沈没する!という主張を固め、政府として動くというところが1973年の映画の見どころでした。
しかし、2006年の映画では学会の最高権威が日本は沈没すると宣言するので、黒幕や首相は重要な役ではありません。
小野寺と玲子の恋愛が中心となります。
ラストでは、小野寺はN2爆薬でプレートを爆破し日本沈没を防ぎますが、爆破に巻き込まれ亡くなってしまいます…
また、原作や1973年の映画と異なり政治家が我先に日本から逃げようとするところも見所です!
2000年代は、SARSといった疫病や新潟県中越地震、スマトラ沖地震など災害には敏感でした。
また「世界の中心で愛を叫ぶ」が大ヒットしたので、恋愛パートに重点を置き、沈没しないラストを選んだのかもしれません。
ドラマ
ドラマも「日本沈没-希望のひと-」の前に、放送されたことがあります。
1974年に村野武範さん主演で撮影されました!
村野武範さんは1972年放送の「飛び出せ!青春」で熱血教師役を演じ、一躍人気者になりました。
最近のドラマだと大河ドラマ「山河燃ゆ」やNHKの朝の連続ドラマ「風見鶏」に出演しています!
1974年のドラマでは、海底のマントルによる沈没ではなく、地震が多発して日本はギリギリ浮いている状態となります。
小野寺も玲子も生き残り、日本がぐちゃぐちゃの状態でも前を向いて必死に生きていく描写が印象的です。
1972年の映画が希望の持てないストーリーだったので、ドラマではラストを変えたのかもしれないですね。
アニメ
「日本沈没」はNetflixでアニメ化もされました。
武藤一家が主役で、お父さんは日本人でお母さんはフィリピン人です。
突然、大地震が起こり状況が掴めない中、周りの友人がどんどん亡くなっていきます。
武藤一家の長女・歩も足の傷が原因で感染症を起こし、足を切断することになります…
ラストでは歩はパラリンピック選手となり、どんな時も諦めず生きることの大切さが描かれています。
お母さんがフィリピン人であることから差別を受けるシーンもあり、外国人が増えた現代ならではの描写ですよね。
漫画
「日本沈没」は一色登希彦さんによって漫画化もされています。
漫画「日本沈没」では日本は沈没し、小野寺が行方不明となります!
「日本沈没」の漫画は東京で小野寺が新宿の雑居ビルが消滅するという事態に遭遇するところから始まります。
奇跡的に犠牲者は出なかったものの、これを機に、日本各地で災害が発生することになり…
ラストでは、日本に最後まで残った人を逃がしてから脱出する小野寺と玲子ですが、脱出する船が転覆し小野寺は海に沈み行方不明となります…
友人の結城が小野寺の代わりに亡くなり、小野寺が記憶喪失となるところも見どころです。
災害時に混乱する人々の様子や人の死に関して力強いタッチで描かれています。
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」も原作と違う?
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」も原作と違うのか気になりますよね。
原作は1970年代の設定でしたが、ドラマでは2023年となっています。
香川照之さん演じる田所博士以外は原作では登場しないオリジナルキャラクターです!
主人公は小野寺や田所博士ではなく、原作に登場しない厚生労働省の官僚・天海啓示です。
小栗旬さん演じる天海啓示は別居中の妻と子供がいる設定です。
また、石橋蓮司さん演じる里城副総理がなかなか嫌なヤツで、仲村トオルさん演じる東山総理とどうなっていくのかも注目です!
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」は原作と違う結末になる?最終回ラストを予想
これまで何度もリメイクされてきた「日本沈没」ですが、時代背景に合わせてストーリーやラストを変えていることが分かります。
2006年の映画「日本沈没」はSARSが流行した時期で、日本は完全には沈没しない結末となりました。
そのため、コロナ禍の現在も日本は沈没しないと予想します。
現代は情報があふれており、自分でどの情報が正しいのか判断する必要があります。
自分の考えを持つこと、常識に囚われないことも描写されると考えます。
また原作とは違い、それぞれの登場人物に家族があることもポイントになってくるのではないでしょうか。
特に宮崎美子さんや風吹ジュンさんなどお母さんが登場することも見逃せません。
現代は核家族化が進んでおり、すぐに両親とも会えない人も多いですよね。
そういった中で、誤った報道や災害があった時にどう対応するのか…
自分の人生で本当に大切なのか何か?ということを考えさせられる展開になるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、「日本沈没」の原作と違う点を過去の映画やドラマなどと比較しました。
「日本沈没-希望のひと-」では田所博士以外はオリジナルメンバーであることから、ラスト・最終回は日本は沈没しないと予想しました。
原作と違う登場人物など新しい見所がたくさんあり、原作をご存知の方も楽しんでみれるようになっています!
ドラマの中だけでなく、私たちにとっても希望のひととなることを期待したく思います♪