全領域異常解決室のネタバレ原作は？最終回結末までのあらすじ全話

犯人は人間ではない？

ガールズバーの経営者の駿河美鶴(工藤美桜)の変死体が発見されます。

所持品、衣服などは残っているのに、何故か死体はなく…。

第一発見者の松宮瑠偉(吉村界人)は「犯人はヒルコだ！」と叫ぶのでした。

実は、この死体なき事件は8人が犠牲になった「神隠し」だと世間で騒ぎになっていました。

ヒルコの犠牲者は、人生の成功者で、世間ではちょっとしたヒーローや神として崇められていたのです。

全領域異常解決室

神隠し事件を解決する為に、内閣官房直轄の機関の全領域異常解決室が捜査する事が決定。

通称：全決と呼ばれるこの組織に、早速配属された新人がいました。

警視庁音楽隊カラーガードだった雨野小夢(広瀬アリス)は、戸惑いながらも本部へ。

そこで出会ったのは、室長代理の興玉雅(藤原竜也)。

全決がどんな仕事をするのか聞いた雨野ですが、どうもピンと来ません。

「そんなオカルトみたいな組織、本当にあるんですね…」

そして、神隠し事件の詳細を説明を受ける雨野ですが、現実味を感じません。

説明を終えた頃に、室長の宇喜之民生(小日向文世)に捜査一課へ向かう様に、興玉と雨野は言われるのでした。

神隠し事件の第一発見者

捜査一課の刑事・荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)に情報提供してもらう全決。

そこで松宮という3回も第一発見者になった人物に注目がいきます。

犯人はシャドーマン

ヒルコが犯人だと言われていますが、興玉は別の犯人を疑います。

それは、シャドーマンと言われる影の人型ではないかと。

実は犯行現場近くの防犯カメラに、そのシャドーマンの様な姿が映っていて…。

しかし、その映像は簡単にモザイクスプレーで作れるものでした。

松宮の家

松宮の自宅に向かった興玉と雨野。

松宮の事務所の社長の落合が、玄関で対応しますが興玉が上手く言いくるめます。

家の中に入ると、そこで松宮の妻と名乗るひより(志田未来)から話を聞くことになりました。

ひよりも松宮と同じ地下アイドルでしたが、今は松宮の裏方として支えていたのです。

興玉は、松宮のヒルコを見たという話を信じていると伝えます。

そして1ヵ月前からヒルコをみるようになったと松宮は詳細を伝えるのでした。

消えた遺体

そんな時、神隠しに遭い行方不明になっていた2人が発見されます。

惨殺された遺体を見た松宮は、大パニックを起こし腰を抜かしてしまうのでした。

神隠しの犯人は？

雨野は今回の事件は、動画をバズらせる為にやった松宮と落合の狂言じゃないかと疑います。

しかし、それは的外れだと興玉に言われてしまいます。

そんな時、松宮のチャンネルの生放送が始まり、ひよりが松宮の妻である事を伝え、夫の言っていることは本当だと言うのでした。

それを見た興玉は、ひよりに危険が迫っているとひよりの元へ急ぎます。

神隠しの真犯人

夜道を歩いていたひよりに襲い掛かる人物を止める松宮。

ひよりを襲い、松宮のファン2人を殺害した犯人は、駿河美鶴だったのです。

推しの為に、犯罪も厭わない行動に、雨野は言葉がありません。

ヒルコのバズりを利用したファン達ですが、駿河は2人を裏切ります。

松宮を独占する為に、2人を亡き者にし自分が一番だと豪語。

しかし、自分の人生を捨てた2人と違い、大事なネイルを捨てれなかった駿河は、負けていると話す興玉。

「そんな事ない！彼は妻を捨てて私と逃げようとしたわ！！」

興玉はそれは、妻を助けようとした行動だと言うのでした。

納得がいかない駿河は、ひよりを襲おうとしますが、雨野が現行犯逮捕。

神隠しの黒幕

被害者の1人と仲が良かったひよりは、ファンの心理を巧みに誘導し、夫とファンへ復讐を果たしたのです。

そんなひよりに興玉は、松宮の取り調べで彼の動機を話しました。

「自分を懸命に支えてくれている妻を喜ばせたかったから」

しかし、2人は嘗ての夫婦の時間を取り戻すには、手遅れで…。

新たなヒルコ事件

ヒルコ騒動で世間が騒ぎになる中、新たな不可解現象が発生。

それは、名門女子の進学校による生徒・教師の7割が集団失神を起こすものでした。

早速、全決が解決をする為に学校へ行くと校長から生徒会長の剣持日向(清乃あさ姫)を紹介してもらいます。

そんな彼らを教室の外で怪しげに覗く生物教師の山杉幹夫(林泰文)は、生徒から嫌われていました。

生徒の飛び降りと人気イケメン教師の失踪

この学校では、更に不思議な事が起きていたのです。

狐憑きによる祟り

校内を調べると、学校にあったはずの祠がないと気付く興玉雅(藤原竜也)。

全生徒教師を呼んで、体育館で集団失神の原因を発表した興玉。

「生物部が古いからと壊した祠による祟りです。罰当たりな行為に神の怒りが君たちに及んだ」

この現象は狐憑きというものでした。

勿論、俄かに信じられないものでしたが、突然山杉が発狂し倒れてしまいます。

山杉を落ち着かせた興玉は、生徒達に名乗らなくて構わないからと目安箱に罪の告白を促しました。

目安箱に入れられたもの

目安箱には、山杉が怪しい箱を持っていると書かれていました。

その後、興玉は目安箱にはもう1枚気になるものが入っていると山杉に言います。

「祟りの正体が、あの場所に眠っている」

そしてそこを掘ってみると、行方不明だった池神だったのです。

生徒を脅す教師

実は学校に内緒でメイドカフェでバイトをしていた白石と剣持。

それを山杉にバレてしまい、盗撮するように脅迫をされていました。

白石から相談を受けていた池神は、山杉を問い詰めた結果、口封じされたんじゃないか。

生徒を脅す教師と生徒を救う教師

しかしこの真相に納得いっていない興玉は、剣持に問いかけます。

「山杉先生は、祠を大事にしていたのに、壊すでしょうか？」

「山杉先生は、周りが言うような先生じゃない。生徒の鑑ですね」

興玉はそんな先生をこのまま犯罪者にしていいのかと、剣持を諭すのでした。

その後、全てを自供した剣持ですが、それでも山杉は庇おうとします。

無くなったはずの池神のパソコンを剣持が保管していた為、それが証拠になると伝えました。

「剣持さんが出した答えを、山杉先生は認めてあげるべきです」

集団失神の理由

そもそも発端の失神はなんだったのかがまだ不明でした。

興玉は、井戸の息抜きを封じたことによる地下でのメタンガスだと校長に説明します。

「それはつまり、お稲荷様の祟りって事ですね」

ケサランパサランの願いを届けた神社

山杉は学校を去る前に、興玉にケサランパサランを手に入れた場所を聞かれます。

豊玉神社で願い事をしたら、祠に現れたと教えてもらいました。

そして、その神社にはちょうど宇喜之民生(小日向文世)が参拝。

去り際に、神社の巫女・豊玉妃花(福本莉子)に「派手に動きすぎるとバレますよ」と宇喜之は忠告しますが…。