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100万回言えばよかったネタバレ!原作やドラマ最終回結末を考察

100万回言えばよかったネタバレ!原作やドラマ最終回結末を考察
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この記事では、2023年1月からスタートするドラマ「100万回言えばよかった」のネタバレや最終回の結末を考察していきます。

「100万回言えばよかった」は、井上真央さん主演、佐藤健さんや松山ケンイチさんなどの豪華キャストが出演する、切なくも温かいラブストーリー。

井上真央さんはなんと、16年ぶりのドラマ主演で注目されていますね♩

そして佐藤健さんが演じるの幽霊役!どんな展開になっていくのかとっても楽しみです。

ドラマ「100万回言えばよかった」に原作はあるのか、ドラマの最終回や結末はどうなるのか、各話のネタバレあらすじをあわせてご紹介していきますね。

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目次

100万回言えばよかった(ドラマ)基本情報

ドラマ「100万回言えばよかった」の基本情報についてご紹介します。

100万回言えばよかった(ドラマ)の放送開始日

ドラマ「100万回言えばよかった」の放送開始日は・・・

2023年1月13日から放送開始されています!

ちなみに1年前に放送されていた「妻、小学生になる」は、2022年1月21日スタートでした。

昨年より約1週間早いスタートとなりましたね。

100万回言えばよかった(ドラマ)の最終回

ドラマ「100万回言えばよかった」の最終回は、いつなのでしょうか?

現時点では、まだ最終回の放送日は発表されていません。

とはいえ2023年1月13日にスタートして全10話と想定すると、最終回は2023年3月17日だと考えられます。

「妻、小学生になる」は、放送開始日が2022年1月21日からで、最終回は2022年3月25日でした。

視聴率が低ければ途中で放送打ち切りといった可能性もありますが、「100万回言えばよかった」は放送開始前だけでなく、放送開始後も話題となり、人気作品となっていますよね!

そのため早く終わってしまう心配はなさそうです。

あまりの人気ぶりだと続編や映画化なんて可能性もあるかもしれません!

100万回言えばよかった(ドラマ)の原作は?

ドラマ「100万回言えばよかった」の原作はあるのでしょうか?

ドラマ「100万回言えばよかった」は、原作がありません

「100万回言えばよかった」は安達奈緒子さん脚本の完全オリジナルストーリーとなっています。

原作の小説やマンガなど無いので、ネタバレを気にせず最終回まで楽しむことができますね♩

安達奈緒子さんの代表作

  • コードブルー
  • おかえりモネ
  • リッチマン、プアウーマン

過去の作品では、主人公やその周りの人物たちが環境に翻弄されながらも、それぞれの使命を果たし成功をおさめていく内容のものが多い安達さん。

恋愛ものは多くなくパターンが予測出来ないので、「100万回言えばよかった」のストーリー展開はハラハラドキドキすること必至です!

100万回言えばよかった(ドラマ)の設定とは

ドラマ「100万回言えばよかった」の設定は、どうなっているのでしょうか?

「100万回言えばよかった」登場人物と出演者

  • 相馬悠依役(井上真央さん)
  • 鳥野直木役(佐藤健さん)
  • 魚住譲役(松山ケンイチさん)
  • ソン・ハヨン役(シム・ウンギョンさん)
  • 樋口昌通役(板倉俊之さん)
  • 魚住叶恵役(平岩紙さん)
  • 池澤英介役(荒川良々さん)
  • 広田勝役(春風亭昇太さん)

特に主要な登場人物4名の簡単な役柄がこちら。

相馬悠依役(井上真央さん)

主人公で有名美容室系列店の店長。直木と幼馴染でしたが、大人になり再会して恋人に。

鳥野直木役(佐藤健さん)

悠依の幼馴染。家庭の事情で里親に預けられた過去があります。

直木は料理人として小さな店をオープンさせ、そこで悠依と偶然の再会を果たし恋仲に。

魚住譲役(松山ケンイチさん)

警視庁捜査一課への配属に憧れる刑事。

実家は千年続く寺で、霊媒体質の家系に生まれたものの幼少期からその才能はまったくありません。

とある事件を追っている最中に、魂となって現世を彷徨う直木の姿が見えることに気付きます。

ソン・ハヨン役(シム・ウンギョンさん)

脳神経内科医。ひょんなことから悠依と出会い、深く関わっていくことになります。

その他の詳しいキャストや相関図については100万回言えばよかったキャスト相関図の記事でまとめていますので、参考になさってくださいね。

100万回言えばよかった(ドラマ)のネタバレと考察

ドラマ「100万回言えばよかった」のあらすじをご紹介します。

井上真央さん主演の”切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。

幼なじみだった相馬悠依と鳥野直木は、大人になって偶然再会し、そこからお互いを運命の相手だと確信しました。

しかし、運命のいたずらなのか、直木が悠依にプロポーズしようとした矢先、直木はとある事件に巻き込まれて突然姿を消してしまいます。

状況を受け入れられず悲しみを抱えながらも直木を捜す悠依。

一方、直木は自分が死んだと気付かず魂となり現世をさまよい続けていたのです。

自分の声が悠依に届かないので不安を感じている直木の前に、唯一直木の存在を認識できる刑事の魚住譲が現れました。

直木は、譲に自分の言葉を悠依に伝えてほしいとお願いするも、果たしてその願いは…。

100万回言えばよかったキャスト相関図>>

第1話あらすじ

1月13日夜、美容師の相馬悠依は、自宅で苛立ちながら掃除機をかけていました。

その日は彼女の誕生日でしたが、仕事を休んで待っていたのに恋人の鳥野直木はなかなか帰って来ません。

そこへ直木が戻って来て必死に弁明しましたが、悠依は聞く耳を持ちませんでした。

しかし、冷蔵庫に好物のハンバーグとプリンが用意されていたのを見つけます。

悠依の誕生日のお祝いはハンバーグとプリンがお決まりでした。

「馬鹿の一つ覚えが最強だ」という直木の言葉に素直に喜べない悠依。

少し怒りが収まるも、そのハンバーグとプリンを食べずに部屋を出るのでした。

悠依の後を追いかけた直木ですが、ある男とぶつかりそうになります。

2日後

とあるマンションの一室で女性の絞殺死体が見つかりました。

刑事の魚住譲がその捜査担当になりましたが、その日悠依が直木の捜索願を出しに警察にやってきます。

13日から直木と連絡の取れない悠依は、心配になり警察に捜索願いを出しに行ったのでした。

魚住に大抵は本人が自発的に居なくなっているので、余程のことがない限り、警察が動くことはないと言われた悠依。

自分が振られたのだとショックを受け、直木の勤務先のカフェ・ハチドリのオーナーにそのことを伝えました。

その後、失恋したという女子高生を接客した悠依は、帰宅後、直木が作ったハンバーグを食べながら、彼と再会した時のことを思い出します。

ふたりは家庭の事情で中学生の頃、同じ里親の元で暮らしていました。

直木はその頃から料理が得意で、彼のハンバーグを食べた悠依はそのおいしさに感激しました。

その後、ふたりは高校生の頃お互いの家に戻り、そのまま疎遠になっていましたが、2年前に偶然直木がシェフを務めるハチドリで20年ぶりに再会。

すぐに意気投合したふたりはその日から毎日のように会うようになり、1年前の悠依の誕生日に付き合い始めました。

当時はしょっぱかったプリンが、今はちゃんと甘くなっていて、悠依は直木が突然いなくなった理由がわからず、涙を流したのでした。

魚住と直木

翌日、魚住が街で聞き込みをしていると、道端で突っ立っている直木を見かけました。

ですが、彼の体を人がすり抜け、魚住が驚いていると、直木が話しかけてきました。

魚住は寺の家系で、霊が見える体質でしたが、突然のことに戸惑い、そのまま逃げてしまいました。

その後、姉からその人はすでに死んでいるから、助けてあげた方がいいと助言された魚住は、直木と一緒に悠依の元を訪れます。

悠依は隣に直木がいるという魚住の言葉を信じようとせず、すぐに追い返してしまいましたが、思い直して魚住の話を聞くことにしました。

悠依は直木との出会いや思い出を魚住に伝えましたが、やはり直木が死んだことを受け入れられませんでした。

直木が近くにいる・・・?

翌朝、ぼんやりしていた悠依は、車に轢かれそうになりましたが、直木は助けることができませんでした。

偶然通りかかった女性に助けられた悠依の様子を見ていた直木は、自分の料理で悠依を納得させようと思いつきます。

ハチドリでハンバーグを作る羽目になった魚住は、直木の味を再現するなんて無理だと弱音を吐きましたが、揉み合っている間に、直木が魚住に憑依してしまいました。

直木がいつものようにハンバーグを作っていると、魚住に呼び出された悠依が現れ、どういうつもりだと激怒しました。

料理を並べたところで、直木が抜けてしまい、状況のわからない魚住は戸惑いましたが、悠依にハンバーグを食べるよう促しました。

その味に驚いた悠依は、さらにしょっぱいプリンで直木の存在を確信し、彼がすでに死んでいて、近くにいることを認めざるを得ませんでした。

翌日、魚住が殺人事件の捜査で防犯カメラ映像を確認していると、エントランスで直木が誰かと電話している姿を目撃し、思わず身を乗り出してしまうのでした。

100万回言えばよかったのロケ地撮影場所はこちら>>

突然、大切な人が居なくなってしまったら・・・想像するだけでも怖いですよね!

突然直木が死んだと告げられた悠依の絶望感と、自分がまだ死んだのかも把握できていない直木の戸惑いがリアルで、見ていてかなり心苦しかったです。

20年前の悠依と直木の出会いや2年前の再会のシーンを見て、さりげない毎日がどれだけ幸せなのかが伝わってくる第1話でした。

魚住は完全に巻き込まれた感じですが、不器用ながらも、なんだかんだ親身に接してあげているところに好感が持てました。

終始戸惑っている松山ケンイチさんの演技も絶妙で、全体的にシリアスな中で、彼のコミカルさにホッとできました。

突然の殺人事件という、不穏な場面もありましたが、直木が何か関わっていそうだったし、もしかすると今の彼は単なる幽体離脱か浮遊霊で、まだ完全に死んでいないような気もしましたよね!

あの謎の男や、殺人事件がどうストーリーに絡んでくるのか気になります。

第2話あらすじ

魚住譲と別れ、鳥野直木の自宅に戻った相馬悠依は、彼の気配を何とか感じ取ろうと、ろうそくに火を灯しましたが、上手くいきませんでした。

ですが、悠依は直木がそこにいると信じ、そっと頬の辺りに手を伸ばすと、彼を安心させるように大丈夫と呟きます。

翌日の1/20、魚住は上司達と高原涼香殺害の件を話し合っていました。

魚住は

  • 1/16に直木の捜索願が出されていたこと
  • それ以前の1/12に高原涼香の自宅を訪ねる直木の姿が監視カメラに映っていたこと
  • 彼の幽霊が見えること

を報告しました。

その頃、悠依の美容院を、以前交通事故から助けてくれた女性が訪れていました。

彼女は医者の宋夏英(ソン・ハヨン)と名乗り、悠依の体調を気遣ってくれていました。

その様子を遠くから見守っていた直木は、その後、勤めていたハチドリを訪れ、潰れたんじゃないかと噂する客の心無い言葉に悲しくなりました。

その時、謎の男・樋口昌通に話しかけられた直木は、普通に話せることに一瞬驚きましたが、彼はそのまま去っていきます。

その直後に魚住が現れ、何か言いかけましたが、悠依から電話で頼み事をされ、またファミレスで話し合うことになりました。

まるで直木が傍にいるかのように振舞う悠依に、魚住は驚きを隠せませんでしたが、悠依は彼のおかげで直木がいるとわかったことに感謝していました。

悠依は直木の身に何が起こったのか調べて欲しいと頼みましたが、ファミレスが閉店時間になり、3人は直木の自宅で詳しい話をすることになりました。

直木は自分が行方不明になった1/13の状況を振り返り、子供食堂を出た記憶がなく、気が付くと自宅で眠っていたと話しました。

7時間の空白を探るため、悠依がパソコンで直木のスマホを探すと、ショートメールのメッセージを見つけ、直木がその日、尾崎莉桜という女性と会う約束をしていたことがわかりました。

彼女は一時期、悠依達と同じ里親の元で一緒に暮らしていましたが、ある日突然行方不明になり、そのまま20年が経とうとしていました。

直木は美貴子が亡くなった6年前からまた勝と交流しており、池澤英介を紹介されて、カフェ・ハチドリを経営することになりました。

そこで悠依と再会してからは、ふたりでよく勝の元を訪れていましたが、彼もつい先日亡くなっていました。

勝の自宅で『100万回生きたねこ』の絵本を見つけた悠依は、自分なら残された相手にも生きていて欲しいと呟きました。

直木はそんな悠依は薄情だと言ってしまいましたが、本当は好きだと言えばよかったと後悔していました。

その後、直木は勝から「莉桜を捜して私物を返して欲しい」と頼まれていたことを打ち明けましたが、記憶がないため、なぜ待ち合わせ場所に行かなかったのかはわかりませんでした。

夜も更け、直木は悠依を送り届けましたが、その途中、また樋口と再会しました。

彼はずっと前から直木が見えていたと話し、自分も幽霊だと打ち明けましたが、自分はまだ死んでいると認めたくない直木は、何も言わずに立ち去りました。

翌朝、悠依は莉桜のスマホに電話しましたが、応答はなく、会いたいとメッセージを残しました。

その直後、警察から直木に似ている男性の遺体が発見されたと連絡があり、悠依は激しく動揺しました。

一方、先浜警察署では、

  • 高原涼香が買い物依存症だったこと
  • 自己破産しているにもかかわらず、亡くなる1ヶ月前に300万円の買い物をしていたこと

がわかりました。

魚住は犯人だと疑われていると伝えた上で、直木になぜ高原涼香に会いに行ったのかを尋ねました。

高原涼香は莉桜の中学時代の友人で、唯一彼女の行方を知る人物でしたが、1/12には会うことができず、その時にはすでに殺されていたのではと考えられました。

山北署で身元確認をした悠依は、遺品が別人のものだとわかり、ホッとしたものの、過呼吸で震えが止まらなくなりました。

悠依は病院で宋の診察を受けましたが、彼女は悠依に付き添う魚住の姿を見て、驚きを隠せませんでした。

その後、直木の自宅に戻った悠依は、直木に触れられない寂しさをぶちまけ、涙を流しました。

直木はその涙を拭うことができず、自分の不甲斐なさを嘆くと、悠依のために自分に何があったか確かめると約束しました。

その後、直木は魚住にだけ、勝から500万円を預かっていたことを打ち明けました。

魚住は莉桜が二度傷害罪で捕まっていたことを伝え、高原涼香が彼女と金のことで揉めて殺されたのではと推測しました。

直木は12日の夜、莉桜から連絡があり、翌日に会うことになっていたことを思い出し、自分は彼女に殺されたのではと感じました。

その直後、悠依から莉桜と会うことを告げられたふたりは、慌てて彼女の元へ向かうのでした。

今回も序盤から衝撃の事実ばかりで、一度見ただけでは理解が追い付かないほどでした。

樋口も魚住の同類なのかと思いきや、浮遊霊というオチに驚きました。

今はまだからかう程度ですが、度々接触してくるところを見ると、何か重要な秘密を握っているのかなと思いました。

そして、それ以上に印象的だったのが、絵本の件です。

何気なく白いねこの話をしていたようで、前回、直木が悠依に「白いねこ!」と叫んだ理由がわかったし、「ここで伏線回収か!」と感心してしまいました。

ふたりのエピソードには、毎回ジーンとしてしまうのですが、それを魚住づてに話している姿を見ると、ついささやき女将を思い出して笑いそうになってしまいます。

そのコミカルな場面が、シリアスな中でフッと緊張を緩ませてくれる、いいアクセントになっていると思いました。

直木の空白の7時間はまだわからないことだらけですが、全然無関係だと思っていた高原涼香の件と繋がりができたのは大きな進展だったと思います。

莉桜も現在のところは悪く描かれているけど、真犯人というのはミスリードで、今後予想外のどんでん返しが待っているんじゃないかと期待しています。

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第3話あらすじ

尾崎莉桜とカフェで待ち合わせをしていた相馬悠依でしたが、結局彼女は現れませんでした。

その後、魚住譲は悠依に高原涼香のマンションの防犯カメラ映像を見せ、直木が事件の犯人だと疑われていることを告げました。

悠依は自分は直木の全てを知っているわけではないと少し不安を感じましたが、それでも彼が人殺しなんてするわけないと魚住に反論するのでした。

1/23

直木はまた謎の幽霊・樋口昌通と再会しました。

樋口は自分が拠点にしている場所に直木を案内し、壁を通り抜けたり、息を吹きかけて壁の張り紙を動かせることを教えました。

直木は彼の言動に驚きを隠せませんでしたが、悠依に自分の存在を知らせる方法があるのではと少し希望を持ちました。

その頃、悠依の美容院を、髪の長い女性が訪れていました。

悠依は何故かその女性に会ったことがあるような気がして、ついプライベートなことまで話してしまいましたが、彼女は初対面だと否定しました。

一方、先浜警察署では、

  • 高原涼香のスマホが行方不明になっていること
  • 彼女が亡くなる数日前に、石岡エステートという不動産会社と直木宛に何度も電話をかけていたこと

がわかりました。

刑事達は直木が事件に関与していることを確信し、彼の両親を事情聴取することにしました。

その夜、直木は自宅に悠依と魚住を呼び、樋口から教えてもらったことを早速実践してみました。

ですが、やはり、物に直接触れたり、動かしたりはできず、以前のように魚住に乗り移ることもできませんでした。

悠依は直木の分も食事を用意しましたが、食べられないのに上手いと気を遣う彼に、自分が一番辛いはずなのに、今もずっと助けてもらっていると感謝するのでした。

1/24

悠依は再びソン・ハヨンの病院を訪れ、検査の結果、ストレスによる体調不良だと告げられました。

悠依は思い切って幽霊が存在するのかと尋ねてみましたが、彼女は幽霊が見えるのは脳が見せた幻覚で、実際には存在しないと断言しました。

ですが、彼女も悠依と一緒にいた魚住を見て、亡くなった夫が幽霊になって戻って来たのかと動揺したことを打ち明け、少し悠依に同調しました。

その話を聞いた悠依は、落ち込んだ気持ちが少し軽くなったようでした。

一方、魚住と先輩の田島は、直木の父親に話を聞きに行っていました。

彼は直木が殺人事件に関与していると聞いても全く動揺せず、

  • 幼い頃からあまり愛情がなかったこと
  • 直木が自分から離れてくれてホッとしていること
  • できれば今後も関わりたくないこと

を告げました。

傍で聞いていた直木はショックを受け、魚住と田島も思わずドン引きしてしまいました。

その夜、再び警察署を訪れた悠依は、防犯カメラに映っていたひとりの女性を指差し、尾崎莉桜じゃないかと話しました。

悠依は、莉桜が事件のことを聞き出そうとして自分のところに来たのではと推測しました。

1/25

警察署では涼香が電話していた石岡エステートの相手が莉桜だと判明しました。

彼女は創業者・石岡清治郎の内縁の妻で、普段は石岡美也子と名乗っていました。

魚住と田島は清治郎の元を訪ねましたが、莉桜は自分の過去や行動に一切関与しないという条件で事実婚をしていたため、何も収穫はありませんでした。

その後、直木の母親から悠依と話をしたいと連絡があり、直木も渋々承諾しました。

彼女は

  • 直木に8歳下の弟がいること
  • 彼が3歳の時に難病に冒され、直木が骨髄移植のドナーになったこと

を話しました。

そのことで両親が大喧嘩になり、父親は直木を庇うフリをしましたが、それを直木に見透かされ、思わず彼を殴り倒しました。

その後、父親の暴力に耐え切れなくなった直木は、里親に頼ることにしたのでした。

直木は家を出た後も、母親にだけは居場所を教えており、また弟の病気が再発した時にも、移植に応じていました。

自分の都合でしか連絡をしなかった母親に怒りを感じた悠依は、直木がもうこの世にいないかもしれないと冷たく告げましたが、それでも弟の心配しかしない彼女に、心底呆れていました。

直木は再び落ち込んでいましたが、その気持ちを汲み取った悠依は、見えない彼に向けて、独り言のように世界中で一番大好きだと叫ぶのでした。

ついに直木の過去が明らかになりましたが、両親共に直木に愛情がないことがあからさますぎて、傍で聞いている直木の絶望感は相当なものだったと思いました。

察しのいい直木は全てわかっていただろうけど、改めて本人の口から聞かされると、それは現実になってしまうし、何度も何度もかさぶたをめくられて、一生治らない傷口のように感じられました。

悠依が里親のところに来た理由はまだ明かされていないけど、これだけ直木に同調できるところを見ると、恐らく彼女も似たような経験をしていたのかなと思いました。

ソン・ハヨンの夫が魚住にそっくりなことも、素性を明かさない莉桜も、今はまだ無関係のように思えますが、少しずつ関連性が見えてきているので、このふたりも今後のキーパーソンになっていくような気がしました。

第4話あらすじ

1/27の早朝

山奥にある橋を、リュックを背負った男の子が歩いていました。

彼はしっかりした足取りで、さらに山奥へ向かって歩いて行きました。

その頃、自宅に戻ろうとしていた悠依は、あまりの寒さに手がかじかんでいました。

彼女は1年前は直木が隣にいて、手を繋いであっためてくれたことを思い出し、少し寂しくなりながらポケットに手を突っ込みました。

一方、先浜警察署では、関栄橋の下から直木のスマホが発見されたことが話し合われていました。

直木は魚住と一緒に事件を洗い直し、

  • 高原涼香の遺体が放置されていたこと
  • 直木の体は見つからないのに、スマホだけが近所に投げ捨てられていたこと

に疑問を持ちました。

なかなか状況が進展しないことをもどかしく思う直木は、自分で体を探すとどこかへ消えて行きました。

その後、魚住と田島は、ハチドリオーナーの英介に話を聞きに行きましたが、直木が莉桜と会うことを知っていたという事実しかわかりませんでした。

そこに現れた悠依に、英介はハチドリを来月に畳むと告げ、店の鍵を預けました。

悠依は少しずつ直木の痕跡がなくなっていくことを肌で感じ、体が見つかったら直木の幽霊も消えてしまうのではと、少し不安になるのでした。

樋口に体を探す方法を相談していた直木も同じことを考えていましたが、彼自身は体が見つかっても、まだ幽霊のままとどまっていました。

樋口は川の水路に落ちた後、死んだ前後の記憶を失くしていましたが、偶然同じ水路に落ちた猫のおかげで自分の死体を見つけてもらえたことを直木に告げました。

その頃、魚住を捜して、ソン・ハヨンが先浜警察署を訪れていました。

魚住を見た彼女は思わず夫の名前を呼び、手を握りました。

魚住が戸惑っていると、我に返ったソン・ハヨンは、何も言わずにその場から走り去ってしまいました。

その後、偶然弁当屋の前で悠依と再会した彼女は、魚住に会いに行ってしまったことを打ち明けました。

悠依も思い切って直木と自分に起こったことを打ち明けることにしました。

彼女は悠依の話を否定しませんでしたが、魚住が声まで夫と一緒だったのは、自分が記憶を書き換えたせいだから、悠依に直木が見えているのも自分の思い込みだと、改めて幽霊の存在を否定しました。

その話を後ろで聞いていた直木と樋口は、自分の存在を知らしめようと紙を飛ばしてみせましたが、直木は上手くいかず、口笛のような音が出ました。

それに気づいた悠依は、魚住を呼ぶと、自分に直木の口笛が聞こえていることを証明してもらいました。

直木は昔から口笛が下手で、悠依はその音に聞き覚えがあったため、すぐにわかったのでした。

魚住が帰った直後、英介から子供食堂に来ていた兄弟の弟が行方不明になったと電話があり、悠依と直木はハチドリに向かいました。

兄は喧嘩した時に思わずひどいことを言ってしまい、そのせいで弟が家出したんだと責任を感じていました。

直木は悠依に彼の行き先に心当たりがあると伝え、昔連れて行ってもらったキャンプ場を思い出した悠依は、英介にそのことを伝えました。

弟はキャンプ場の山小屋で無事見つかりましたが、彼は自分が兄の足枷になっていることを気にしていました。

ふたりがお互いに思い合っていることを知った英介は、彼の冷えた体を力強く抱きしめました。

その時、何かに呼ばれたように山奥へと向かった直木は、不自然なビニールシートを見つけました。

風でシートがめくれると、そこには顔色を失った直木が横たわっていました。

朝になり、警察官達が捜査にやって来ましたが、直木は引きつった笑顔で、魚住に自分が死んでいたことを告げました。

その後、父親が警察署を訪れ、遺体の引き取りと葬式を挙げることを約束しました。

それと入れ替わりに悠依が現れ、直木は魚住に激怒しましたが、悠依はまだ直木の幽霊が傍にいることにホッとしていました。

悠依は平静を装いながら、直木の所持品と彼の顔を確認した後、彼を殺した犯人に怒りを露わにしました。

絶望と怒りでおかしくなりそうな悠依に、魚住は声をかけることができず、直木もそっと抱きしめることしかできませんでした。

悠依は自分の苦しい胸の内をソン・ハヨンに聞いてもらいましたが、気持ちは晴れず、道端で思わず泣き崩れてしまいました。

その時、耳元で不器用な口笛が聞こえ、悠依は少し元気を取り戻しました。

その足で勝の家に向かった悠依と直木は、

  • 部屋のカーペットがなくなっていること
  • 直木の遺体が握っていた花が、鉢植えの花と同じもの

だと気づきました。

悠依は、直木が殺される前にここに来たんじゃないかと推測しましたが、偶然悠依と莉桜、そして高原涼香が映っている写真を見つけました。

その瞬間、何かを思い出しかけた直木は、突然苦しみ出し、その場に倒れ込んだのでした。

ついに直木の体が見つかりましたが、突然起こったように見えた男の子の家出が、みんなを直木のところに向かわせていたんだと思うと、言葉では説明できない不思議な力を感じました。

樋口の「体と魂は呼び合う」という感覚が、まさにこれだったのかなと、すごく説得力がありました。

とはいえ、この段階で直木が生き霊だったというわずかな希望がなくなってしまって、正直かなりショックでした。

悠依の絶望感はそれより計り知れないものだと思いますが、霊安室では涙ひとつ見せなかった強さに、思わず感心してしまいました。

直木が誰かに殺されたことが確定して、ますますサスペンス感が増してきましたが、悠依が過去に高原涼香とも繋がりがあったことがわかったし、これから悠依も当事者として事件に巻き込まれていくような気がしました。

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第5話あらすじ

2/3

先浜警察署では

  • 直木の死因が刃物で刺されたことによる失血死であること
  • 死亡推定時刻は1/31の午後5~7時の間
  • 遺体が握っていた花が勝の家で栽培されていたものであること
  • 直木がこの家で殺されたこと

が確定しました。

ですが、遺留品の中には500万円は見つからず、そもそも何故莉桜がそんな大金を持っていたのか、疑問に思う直木なのでした。

一方、その頃、職場を後にしようとしていた悠依の元に、突然莉桜が現れ、首を締めながらこれ以上何も思い出さないよう警告しました。

連絡を受けた魚住達はすぐに現場に向かいましたが、悠依の話を聞いても詳しいことはわかりませんでした。

2/7

直木の部屋を弁護士の阪田が訪れ、悠依は直木がこの部屋を購入するつもりでいたことを聞かされました。

彼は部屋の売却を勧めましたが、悠依は自分がローンを引き継ぎ、ここに住むと宣言しました。

2/8

魚住は直木に、事件当日、高原涼香の元を訪れた宅配業者の男が偽物だったことを告げました。

直木はその男が彼女を殺した犯人だと推測しましたが、その頃、本人は莉桜と一緒にいて、直木の身元が判明したというニュースを見ていました。

男は莉桜の秘密を探ろうと監視しているような様子でした。

一方、病院でまた風もないのに紙が動いたのを見たソン・ハヨンは、悠依に報告しましたが、まだ頑なに幽霊の存在を信じていませんでした。

ですが、ちゃんとお別れをした方がいいと彼女に諭された悠依は、直木の葬儀に参列する決意を固めたのでした。

2/13

直木の葬儀当日。

最後のお別れだと言われてしまうと、つい会場を飛び出して、直木の幽霊を探してしまう悠依。

まだ悠依が吹っ切れていないことにモヤモヤする直木は、魚住を通じてデートに行くことを提案したのでした。

2/14

成り行きで直木と悠依の遊園地デートに同行することになってしまった魚住。

その上、商品の空気清浄機に釣られた悠依と、カップルクイズにまで参加することになってしまい、悠依の答えをカンニングするしかできない直木はさらにモヤモヤ。

不機嫌な直木に気を遣う魚住は、観覧車で悠依とふたりきりにしましたが、直木に消えて欲しくない悠依と、どう接していいかわからない直木はさらに険悪ムードに。

魚住に八つ当たりするうちに、直木はまた彼に憑依してしまい、自分はもう過去の人間だと悠依に決別宣言をしました。

ですが、直木と一緒に生きていくと頑なに譲らない悠依は、形だけの仲直りはしないと開き直りました。

そして、次の瞬間、ふと何かを思い出したように立ち止まった悠依。

昔、莉桜と涼香と3人でここに来た時も喧嘩したことを思い出したのです。

莉桜は誰かと電話で話した後、急に悠依に冷たくなり、無理やりひとりで帰らせようとしました。

その後、ふたりは見知らぬ男の車に乗り、どこかへ走り去ってしまいました。

莉桜のこっちに来るなという言葉が引っかかった直木は、莉桜が悠依を危険な何かから守ろうとしていて、そこに500万円が絡んでいるのではと推測しました。

2/15の夜

ソン・ハヨンと電話で話しながらハチドリの荷物整理をしていた悠依は、キッチンの棚から紙袋を見つけました。

中にはYのイニシャルネックレスが入っており、悠依は以前直木が自分の前で慌てて隠したものだとピンときました。

それこそが、悠依が最後のクイズで今一番欲しい物と答えたもので、ずっと前から直木が自分の気持ちをわかっていてくれたことに感激した悠依は、改めて直木と一緒にいたいと強く思いました。

一方、直木は樋口の元を訪れ、「自分は守護霊のように見守るなんて無理!全て解決したら成仏したい」と悠依とは真逆の思いを打ち明けたのでした。

2/19

莉桜はとある場所で夫・石岡からスマホを受け取り、お礼の電話をかけていました。

そこには悠依からの手紙も同封されており、莉桜は石岡美也子宛で送られて来たことに動揺を隠せませんでした。

幽霊でも離れたくない悠依と、何もしてあげられないなら消えてしまいたい直木の気持ちが真逆のゴールに向かっているようで、見ていてかなりもどかしくなりました。

どっちの言い分も分かるだけに、どっちが正解か決めるのは難しいし、ふたりとも納得できる答えが出ないと分かってるのは皮肉ですよね。

これからふたりがどうなるのか、今からヤキモキしてますが、どうやら魚住も悠依を好きになりかけていそうだし、直木がふたりをくっつけるために身を引くという展開もあるかもしれませんね。

そして、やはり悪人ではなさそうな莉桜!

魚住だけは彼女が何に関わっているのか察しがついてそうですが、早く事件が解決してしまうと直木が消えてしまうなら、あまりサクサクと進展して欲しくない気もしますね。

第6話あらすじ

1/11の回想

高原涼香のマンションで、彼女は莉桜から買い物依存症のことを咎められていました。

ですが、彼女は悪びれる様子がなく、ちーちゃんという人物から平気で大金を受け取り続けていました。

莉桜はもう関わらないように忠告しましたが、ちーちゃんを全面的に信頼している涼香は、全く聞く耳を持ちませんでした。

2/21

直木と樋口は、成仏する方法を知っている人を探そうと、街中で呼びかけていました。

その呼びかけに応える人は現れませんでしたが、その様子を陰から見ている不審な女性が。

ふたりはそのことには気づかず、その場を離れました。

その頃、先浜警察署では、魚住が事件当日の防犯カメラの映像をもう一度見直していました。

彼は、500万の出所を辿れば事件解決の大きなヒントになると考えていましたが、田島は幽霊の証言は採用できないと否定的でした。

悩みつつも、田島が悠依を巻き込もうとすると、食い気味に却下する魚住。

その姿を見た田島は、魚住が悠依に惚れたんだろうとからかうのでした。

一方、悠依はソン・ハヨンに手伝ってもらいながら、直木の部屋への引っ越し作業を進めていました。

彼女の夫との馴れ初め話にほっこりする悠依でしたが、彼の死後、写真も全て捨てて思い出にしたという話を聞き、少し複雑な気持ちになってしまうのでした。

その時、階下から水漏れがしていると、若い男性が訪ねて来ました。

彼は悠依の部屋に上がり込みましたが、すぐに何事もなかったように去っていきました。

その夜、魚住と直木が部屋を訪れ、思いがけず魚住と再会してしまったソン・ハヨンはびっくり。

ですが、それ以上に、普通に直木がいるように振る舞う悠依と、直木の言葉を通訳している魚住に戸惑いを隠せませんでした。

結局、魚住に夫と似ている件は伝えられませんでしたが、彼女は改めて本人と違うと分かってすっきりしたようでした。

2/22

自分の今後に悩む直木は魚住、樋口と共に、魚住の姉・叶恵の元を訪れました。

彼女は

  • 直木がこの世に未練があるから幽霊としてとどまっていること
  • 事件が解決したらきっと直木は消えてしまうこと

を告げました。

それを聞き、自分の未練は悠依が気がかりで放っておけないことだと再認識した直木でした。

夜、悠依に報告に来た直木は、はっきりと自分の死に納得出来たら消えるつもりだと告げました。

ショックを受けた悠依は即答できず、魚住とわざと明るく振る舞いながら、気まずい空気をやり過ごしました。

そこへ、前日に直木を見ていた女性がまた現れ、驚いた直木は逃げた彼女を追いかけました。

直木がいないとわかると、つい魚住に「まだ諦めたくない」と本音を漏らしてしまった悠依。

それを聞いた魚住は部屋を飛び出し、嘘がつけない直木に説教しました。

直木は魚住が悠依のことを好きなんだろうと反論しましたが、魚住はあくまで直木のことを一途に愛している悠依のことが好きなんだと苦しい胸の内を吐き出しました。

直木も本当は消えることが怖いけど、悠依を巻き込みたくないし、彼女が他の誰かを好きになることは耐えられないと本音をぶつけました。

それを聞いた魚住は、これからは遠慮なく自分に乗り移ってくれて構わないと号泣しました。

1/11の回想

お金のことで揉めている高原涼香と莉桜。

ちーちゃんと縁を切らないなら、自分が縁を切ると呆れる莉桜に、涼香は直木が持ってくる500万を要求しました。

それで悪縁が断ち切れるならと承諾した莉桜でしたが、翌日彼女のマンションを訪れると、すでに彼女は殺されていました。

そこへ、何者かが涼香の遺体は見せしめだという脅迫メッセージを送って来て、莉桜は恐怖のあまり、その場から逃げ出しました。

2/24

高原涼香の家を訪れた偽宅配便の男が、彼女と繋がりがあるとにらんだ魚住と直木は、彼女の部屋を見せてもらうことにしました。

男が持っていた紙袋と同じものが部屋で見つかり、そこから男の名が田中希也(たなかきなり)だと判明しました。

高原涼香の遺体からも彼のDNAが見つかり、これで犯人が確定しました。

その夜、悠依からの手紙を読んだ莉桜は、思い切って彼女に電話をかけました。

莉桜は、自分のせいで涼香が殺されたから、悠依も危険だと警告しましたが、それでも莉桜を助けたいと、悠依は会う約束をしました。

待ち合わせ場所で警察も見張っていましたが、悠依が莉桜を見つけた瞬間、ワゴン車が間に割り込んできました。

そして、中からちーちゃんという女性が現れ、莉桜を車に乗せて連れ去ってしまいました。

魚住は車を必死に追いかけようとしましたが、急に苦しみ出し、その場に倒れ込みました。

叶恵の調べによると、それは、直木に関わりすぎて命が削られているという証拠だったのでした。

ついに、涼香を殺した犯人が判明しましたね。

莉桜がむしろ彼女を助けようとしていたことがわかって、ほっとしました。

でも、事件の真相が詳しくなって来れば来るほど、悪いのは勝手に周りを巻き込んだ涼香だし、こういう末路を迎えたのも自業自得だと呆れてしまいました。

希也は悠依の部屋に盗聴器を仕掛けたっぽいし、ちーちゃんは一瞬でヤバイ奴だとわかるし、莉桜と悠依の今後がかなり心配ですね。

でも、それ以上に不憫なのは、やっぱり魚住だと思います。

悠依が好きだとようやく自覚したのに、彼女は一生直木のことを忘れないし、きっと振り向いてはくれない。

それでも、悠依の幸せを願って伝言役を続けると、いつか死ぬかもしれない。

いくらそういう家系とはいえ、彼に試練を与えすぎじゃないですか?神様!!

とにかく、これからでもいいから、魚住が報われる展開になって欲しいですね。

第7話あらすじ

2/25

魚住はソン・ハヨンの勤務先の病院で精密検査を受けていました。

彼は何ともないと言い張り、すぐに退院しようとしましたが、彼女は心配そうに魚住を見つめていました。

そして、そんな二人の様子を、以前直木が見つけた謎の幽霊が見つめていました。

魚住は、姉・叶恵からも、直木に命を削られているからすぐに彼から離れるよう忠告されましたが、その言葉も聞き流してしまいました。

一方、先浜警察署では、

  • 悠依の部屋から盗聴器が見つかったこと
  • それを仕掛けたのは田中希也だったこと

が判明しました。

田島から莉桜がちーちゃんに洗脳されているかもしれないと聞かされた悠依は、自分が何か思い出せば、直木を殺した犯人がわかるかもしれないと、引き続き捜査に協力することにしました。

昨晩から希也の車を追っていた直木は、とある山奥の一軒家にやってきました。

莉桜は以前もここに来たことがあるようでしたが、他にも数人の少女達が同居していました。

ちーちゃんは昔話をしながら、夫・石岡や悠依の写真を見せ、莉桜の行動次第では彼らに被害が及ぶことをほのめかしました。

莉桜は恐怖に凍り付き、何も言えなくなってしまいました。

その後、先浜警察署では、

  • 莉桜を連れ去った車が盗難車で偽造ナンバーだったこと
  • 車内に残されていたプリペイド式携帯が莉桜のものだったこと
  • 高原涼香の300万円は希也が渡したものだったこと

が判明しました。

直木は魚住に潜伏先を伝えましたが、幽霊の意見は通らないと拒む彼に、悠依は自分が証言すると申し出ました。

直木は反対しましたが、悠依は直木の死の真相に繋がると考えていました。

2/26

早速悠依は、直木と一緒に英介が経営している塾を訪ねました。

英介は直木の口笛を聞いて、戸惑いつつも幽霊の存在を認めました。

そして、20年前、

  • 自分も悪意のある大人に利用されていたこと
  • 莉桜もそういう相手に目を付けられていたと思うこと
  • 自分は勝のおかげで道を外さずに済んだこと

を話しました。

一方、魚住は空き巣被害の巡回という名目で、ちーちゃんの元を訪ねていました。

彼はさりげなく、直木の証言を確かめようとしましたが、彼女は独り暮らしで、希也や莉桜、少女達の姿も見当たりませんでした。

田島によると、ちーちゃんこと武藤千代は地元の権力者で、クレームを入れられた地元警察はカンカンだと、単独行動をした魚住は始末書を書く羽目に。

落ち込む魚住に責任を感じる直木でしたが、ふたりの前にまた謎の幽霊が現れました。

彼女は原田弥生と名乗り、

  • 1年前にソウルで事故死したこと
  • その事故の時に、ハヨンの夫・ウジンを死なせてしまったこと

を打ち明けました。

彼女はウジンに謝ろうとしたけどすでに成仏した後だったため、代わりにハヨンに謝罪したいと、自分の言葉を代弁してくれる人を捜していたのでした。

魚住の無事を願って祈祷していた叶恵は、彼が弥生とも関わったことを察知し、樋口に直木が離れるよう、説得してもらうことにしました。

2/27

魚住は直木が目撃した少女達をデータベースから捜そうとしていました。

そこへ樋口が現れ、魚住は直木との相性が良すぎるから、3回乗り移られると死んでしまうと警告しました。

その直後、データベースで少女のひとりを発見した直木は、もう一度千代の家を訪れましたが、やはり彼女ひとりしかいませんでした。

一方、悠依と魚住は、弥生とハヨンの話し合いに立ち会っていました。

魚住から弥生の話を聞き、ショックを隠し切れないハヨン。

事故は不運が重なった結果だとわかってはいるけど、それでも許すことはできないと涙を流しながら苦しい胸の内を話しました。

弥生は憔悴しきった様子で、必死に謝ることしかできませんでした。

その夜、埒が明かないと焦った叶恵は、悠依と直木に直接、魚住から離れるよう説得に来ました。

魚住の危険な状況を聞かされたふたりは驚き、もう関わらないと約束しました。

2/28

悠依は早速、魚住にもう自分達に関わらないよう伝えに行きました。

魚住は口を挟む余地もなく、突き放されたことにショックを隠し切れませんでした。

その頃、希也は千代に頼まれて、山崎莉果という少女を捜していました。

彼女は莉桜に言われて悠依に助けを求めに来ましたが、警察に言えば殺すと脅されていました。

悠依と直木は彼女を祖母の家まで送り届け、その足で警察署に向かおうとしました。

その後ろを、鉄パイプを持ってついてくるフード姿の不審な人物

悠依が襲われようとした時、突然魚住が飛び出して来て、犯人を取り押さえました。

犯人は見覚えのない男でしたが、自分だけいつも安全な場所にいると嘆く悠依。

無事でいて何が悪いと直木は憤りましたが、魚住は改めてそんな真剣な話は直接自分の口で伝えろと彼を諭すのでした。

その頃、英介ぶどうグミを貪るように食べていました。

その姿は、昔遊園地から莉桜が連れ去られた時、悠依が目撃した運転手の男の姿と重なりました。

ずっと誰?とモヤモヤしてた謎の幽霊の正体が明らかになりましたね。

いきなり夫の仇とも言える女性に謝られても、どこに怒りをぶつけていいかわからないハヨンの戸惑いがとてもリアルで、見ていて心苦しくなってしまいました。

しかも、それを代弁するのが夫にそっくりな魚住だなんて、神様の嫌がらせとしか思えません。

その魚住も、あれだけ死ぬ死ぬと周りに脅されたらさすがに不安になるし、その上、悠依にまで拒絶されたら、逆に精神が病んでしまうんじゃと心配になります。

でも、ここに来て急にヒーロー感が増して来たし、直木が何もできない分、やはり悠依を助けられるのは魚住しかいないんじゃないかと思いました。

そして、それ以上にびっくりなのが、まさかの英介が莉桜の件に絡んでる説!

ラストでぶどうグミを食べてる姿が、悠依が思い出しかけた運転手の姿と重なって、思わず背筋がゾクッとしました。

もしかすると、実は直木を殺した犯人が英介だったという、衝撃のどんでん返しもあるかもしれませんね。

第8話あらすじ

2/25の回想

何だか嫌な予感がすると感じた武藤千代は、莉桜と少女達を別の場所に移しました。

2/27の回想

山崎莉果の高校の合格発表が明日だと聞いた莉桜は、彼女に高校に行くふりをしてここから逃げるようにこっそり指示しました。

ですが、逃げたら殺されると首を横に振る莉果。

そこで、莉桜が何かを探して千代の家の中をうろついていると、希也が顧客名簿を渡してくれました。

莉桜はその証拠を写真に撮り、彼に事件のことを聞いてみました。

希也は高原涼香殺害は認めたものの、直木のことは肯定も否定もしませんでした。

莉桜が一緒に逃げようと提案しようとした時、千代に見つかってしまい、希也はとっさに莉桜を殴り倒しました。

2/28の回想

希也は気絶した莉桜を車に乗せ、どこかへ走り去りました。

その様子を、莉果が遠目から見つめていましたが、隙をついて逃げ出しました。

その後、悠依に助けを求めた莉果が祖母の家に向かっていた頃、千代は残った少女達に大金を渡し、解放することにしました。

ただし、ここでの出来事を口外しないよう忠告され、少女達は黙って俯くだけでした。

一方その頃、希也はどこかの駐車場で英介と落ち合っていました。

英介は成長した希也の姿を見て、ちゃんと大人になったことを喜ぶのでした。

3/1

先浜警察署では、

  • 悠依を襲った男が闇サイトで雇われたこと
  • 脅迫目的で悠依に近づいたこと

がわかりました。

ですが、莉桜は未だ行方不明のまま。

悠依が落ち込む中、直木もまた、別の理由で落ち込んでいました。

直木は自分が何もできないことを樋口に愚痴り、悩んだ彼は魚住の姉・叶恵に助けを求めました。

3/2

悠依から直木が猫アレルギーだと聞いた叶恵は、猫の毛を忍ばせたお守りを魚住に持たせました。

直木はすごく嫌がりましたが、これでまだふたりの近くにいても大丈夫だとホッとする魚住なのでした。

3/3

莉果は児童相談所に保護されることになり、悠依にお礼を言いに来ました。

悠依は彼女の髪を切りながら、高校に合格した喜びを分かち合いました。

一方、先浜警察署では、千代が事情聴取を受けていました。

彼女は家出少女を保護しただけだと言い張り、魚住に仕事の件を追及されても、証拠がないと言い逃れました。

魚住は直木に

  • 千代には一切の犯罪の証拠がないこと
  • 高原涼香と直木の殺害事件と千代を結び付けられないこと

を訴えました。

魚住の怒りがヒートアップしたところに、突然現れた弥生の霊

彼女はハヨンのために何かしたいと悩んでおり、ウジンに似ている魚住に彼の振りをさせることにしました。

何も知らないハヨンがワインで酔いつぶれると、魚住をウジンだと思い込みました。

そして、魚住に伝えたかったことをぶつけ、満足そうに微笑んで眠ってしまうハヨン。

その姿を見た弥生は、思い残しがなくなったと笑顔で消えていくのでした。

その後、直木とふたりきりになった悠依は、ずっと傍にいて欲しいのは自分のわがままだから、直木の意思で消えても構わないと告げました。

直木は悠依を慰めるように口笛を吹いていましたが、その気配に向かって顔を近づける悠依。

実際には触れていないキスでしたが、悠依は静電気で直木の存在を確かに感じたのでした。

3/5

とある川沿いで、希也が乗っていたワゴン車が発見されました。

車内では希也がすでに死亡しており、莉桜も一酸化炭素中毒で意識不明の重体でした。

足元には練炭が焚かれており、ふたりは練炭自殺を図ったと考えられました。

3/6

警察の調査で、車内から莉桜の私物と500万円、睡眠薬と直木を殺害したハサミが発見されました。

悠依を襲った犯人との連絡の記録や、死にたいと書かれたメールもあったことから、希也が金銭トラブルで高原涼香と直木を殺したと判断されました。

直木は魚住の説明に納得がいきませんでしたが、それは魚住も同じで、独自に捜査を継続すると約束しました。

その足で希也の過去を調べに少年鑑別所を訪れた魚住は、彼の身元引受人が英介だったことを突き止めました。

その頃、ハヨンの病院を訪れ、莉桜の容体を心配していた悠依の前に、英介が現れました。

彼は悠依を勝の家に誘い、遺品整理をしながら、数日前のことを思い出していました。

英介と落ち合った希也は、千代に莉桜を殺して自首しろと脅されていると助けを求め、千代の罪を暴く手助けをしてもらうつもりでした。

英介は母親だからと止めようとしましたが、希也の固い決意を知り、わかったとだけ答えました。

悠依と英介が勝の思い出話に花を咲かせていた間、ハヨンからふたりが一緒にいると聞かされた魚住は、急いで悠依に電話をかけました。

魚住は直木を殺した犯人が英介だと告げ、そのまま現場に向かいました。

英介がおもむろにぶどうグミを食べだしたのを見て、はっきりと昔の記憶が蘇った悠依。

命の危険を感じた彼女は、電話越しに直木の口笛を英介に聞かせ、傍にいるように装うのでした。

やはり、直木を殺したのは英介でしたね。

先週から不穏な空気はありましたが、ただグミを食べているだけなのに、一瞬で犯罪者の顔に豹変してしまった英介が、心底恐ろしかったです。

希也が根っからの悪人じゃなかったのはかなり意外でしたが、ずっと莉桜を監視していたのも、高原涼香を殺したのも千代の命令だったなら、彼もある意味被害者なんだなと同情したくなりました。

ここまで来ると、千代も英介も子供にいい顔を見せるのに、最終的には傷つける理由がますますわからなくなりました。

例え他人でも、誰かに慕われることで自尊心を満たしたいという、単なる承認欲求という感じもしますが、他人の命をないがしろにするのは、あまりにも身勝手です。

ハヨンと魚住、悠依と直木のラブシーンにほっこりしていたのに、いきなりのサスペンス展開で、感情が追い付かないくらい釘付けになってしまいました。

第9話あらすじ

3/5の回想

英介希也莉桜を練炭自殺に見せかけるため、深夜に準備をしていました。

その時、ふと勝の霊を目撃した英介は、慌てふためき、思わずその場から逃げ出すのでした。

3/7(現在)

英介は右手にアイスピックを握りしめ、今にも悠依に襲い掛かる勢いで対峙していました。

必死に悠依が時間稼ぎをしている間に、魚住と直木は現場に向かっていました。

直木が自分を殺した理由が知りたいと言っていると、自白を促す悠依。

直木は静電気で自分が傍にいることを教え、英介の前に立ちはだかりました。

英介は戸惑いつつも、事件当日のことを話し始めました。

1/13の回想

直木から莉桜と15時に待ち合わせしていると聞いた英介は、急に焦り出し、どこかへ出かけて行きました。

しばらくして戻って来た英介は、直木の昼食のスープに睡眠薬を混ぜ、先に莉桜と落ち合おうとしました。

ですが、待ち合わせ場所のカフェには彼女の姿はありませんでした。

その後、心配した莉桜がハチドリを訪れ、すぐに英介が何かを企んでいることに気づきました。

直木から500万を受け取った莉桜は、

  • 過去に自分が犯罪に関わっていたこと
  • 高原涼香が殺されたこと
  • 武藤千代が犯罪の後始末は全て英介にさせていたこと

を打ち明けました。

英介が悪人だと信じられなかった直木は、英介を説得しようと電話をかけ、勝の家で話し合うことになりました。

英介は莉桜の話が本当だと認め、彼女に渡した500万は仕事の口止め料だと説明しました。

勝に会って、千代の優しさに騙されていたと、自分の罪を反省する英介。

でも、そのことは涼香の件とは無関係で、もう時効だと開き直る姿を見た直木は、今苦しんでいる子も助けなきゃいけないと諭しました。

それに同意する振りをして、直木が油断した隙に、背後からハサミで刺した英介。

「今更罪を許してもらえるわけない」と逆上する彼は、直木の説得に耳を貸さず、もう一度腹を刺して、その場から逃げ出しました。

薄れゆく意識の中で、悠依に家に来て欲しいと約束したことを思い出した直木は、彼女の元へ行かなきゃと強く願い、幽霊となって悠依のところに向かったのでした。

3/7(現在)

陰から英介の自供を聞いていた魚住は、こっそり田島に応援要請をしました。

英介の身勝手な理由で直木が殺されたことに愕然とする悠依。

再び英介に襲われそうになったところで、魚住がとっさに飛び出し、もう逃げられないから観念するよう説得しました。

それでも、悠依を盾に取り、逃げようと後ずさりする英介。

そこに勝の霊が現れ、悲しそうに彼を責めました。

驚いた英介は一瞬怯みますが、悠依を刺そうとアイスピックを振り上げました。

直木はとっさに静電気で抵抗し、アイスピックに雷が落ちると、英介はその場に倒れ込みました。

英介はしばらくして駆けつけた警察に連行されましたが、無理がたたった直木は、家の中で動けなくなっていました。

まだ消えて欲しくないと焦る悠依を見た魚住は、直木を自分に憑依させました。

ですが、ふたりはお互いに伝える言葉が見つからず、直木は「ごめん」とだけ言って消えてしまいました。

悠依は悲しみつつも、魚住が無事だったことにホッとするのでした。

その後、武藤千代も逮捕され、先浜警察署では、

  • 希也が高原涼香を殺したこと
  • 希也と直木の殺害には英介が関わっていること

が確定しました。

無事に目を覚ました莉桜は、悠依に全てを打ち明け、自分だけが生き残ってしまったことを悔いていました。

ですが、悠依は直木に言われたことを思い出し、莉桜が無事だったことに改めて感謝するのでした。

一方、事件が解決してもすっきりしない魚住は、悠依に直木のことを聞きに来ました。

魚住は直木が悠依に何も言わなかったと気づいていましたが、悠依はもうすっかり吹っ切れた様子でした。

とはいえ、ひとりになると、やはり全部夢だったらよかったのにと考えてしまう悠依。

ある朝、何かの物音で目を覚ますと、キッチンで直木が朝ご飯の用意をしていました。

姿が見えるだけでなく、直木に触れられることに驚きを隠せない悠依。

思わず腕を握る手に力を込めた悠依に、苦笑するしかない直木なのでした。

ついに、事件の全てが明らかになりましたね。

英介の自供を聞けば聞くほど、とばっちりで殺された直木が不憫すぎましたが、ギリギリのところで直木が自力で悠依を守ったところにグッときました。

そして、ここに来て、1話冒頭の伏線回収!

死に際にもう一度悠依に会いたいと思ったことが、もしかすると彼の思い残しになって、幽霊として現世にとどまることになったのかなと感じました。

直木が突然消化不良な消え方をしてしまったのがひっかかっていましたが、これもラストで突然ひょっこり現れる伏線だったのかと思うと、脚本がすご過ぎます!

生身の直木には、正直悠依以上に混乱してますが、これが成仏直前の弥生のような現象なのか、リアルに生き返ったのか、次回の答え合わせが楽しみですね。

第10話あらすじ

3/17

生身の直木が目の前にいることがまだ信じられない悠依でしたが、最後に直接話せる時間をもらえたことに感謝し、直木と強く抱き合いました。

そして、一緒に朝食を食べながら、直木の思い残していることをこの際全部やろうと提案しました。

まずふたりが会いに行ったのは魚住

生身の直木に魚住は驚きを隠せず、ついいつもの癖で、直木の言葉を伝言しようとしてしまいました。

ですが、戸惑いつつも、ふたりが普通に会話している姿を見て、心底嬉しそうでした。

また夜に会おうと約束して魚住と別れたふたりは、ショッピングに出かけました。

服を買ったり、公園のベンチでコーヒーを飲んだりしながら、ふたりは普通のカップルのように過ごしました。

悠依から母親の話を聞いた直木は、自分の両親のことを思い出しましたが、直接は会いづらい様子でした。

それを察した悠依は、ふたりを自宅に招き、直木が作ったハンバーグを食べてもらうことにしました。

その様子を隠れて見ている直木。

ふたりは悠依に直木の昔話を語り、本当は直木のことをとても大切に思っていたことを打ち明けました。

直木はそれを見て、少し感慨深い気持ちになるのでした。

父親から弟・拓海には直木の死を知らせていないと聞いたふたりは、今度は彼に会いに行くことにしました。

拓海は直木にずっと申し訳なく思っており、就職を機に親元を離れていました。

久しぶりに会ったふたりは、会話も少しぎこちない感じでしたが、拓海は改めて直木に感謝の気持ちを伝えました。

満足した様子の直木はあえて軽く挨拶をして、拓海と別れました。

その後、悠依と別行動することにした直木は、樋口叶恵に会いに行きました。

そこで、直木は改めて樋口が死んだ経緯を聞くことになりました。

樋口は

  • 事故死だったこと
  • クレーム処理の仕事がとても好きだったこと
  • 仕事を辞めてからの記憶がないこと

を告げました。

結局彼の思い残しはわかりませんでしたが、そこに、突然女性の霊が現れ、ずっと樋口のことを探していたと告げました。

彼女は樋口のクレーム対応にとても救われたと感謝していました。

そして、自分が死んだ時に樋口も死んでいたけれど、まだ成仏できていないことを知って探しに来たのだと話しました。

自分のことを気にしていてくれた人がいたことに、喜びを隠し切れない樋口。

その様子を見て、直木も叶恵も笑顔をこぼすのでした。

一方、その頃悠依はハヨン莉桜の元を訪れており、莉桜に一緒に暮らそうと提案しました。

3人は偶然の出会いや再会という縁に改めて感謝し、後日一緒に飲もうと約束しました。

悠依がハヨンに直木の夢を見たと話すと、ハヨンは先日夫の夢を見たことを思い出しました。

ですが、彼女は魚住が夫の振りをしていたことに気づいていて、それでも嬉しかったと改めて魚住に感謝するのでした。

その夜

約束通り、魚住が自宅にやってきました。

3人は大騒ぎしながら一緒にご飯を作り、お酒を飲みながらゲームを楽しみました。

直木はさりげなくふたりをくっつけようとしましたが、悠依はひとりでも生きていけると拒絶しました。

その後、悠依と直木が後片付けをしている姿を見ながら、100万回生きたねこの絵本を読んでいた魚住は、突然帰ると言い出しました。

ですが、悠依に引き留められ、ふたりで話すことになった直木と魚住。

直木は悠依を誰かに取られるのは嫌だと本音を漏らしつつも、自分がいなくなった後のことはふたりが決めればいいと告げました。

そして、改めて魚住と出会えたことに感謝する直木。

感極まった魚住は直木を抱きしめようと手を広げましたが、直木は全力で拒否するのでした。

その後、直木とどこかへ出かけようとする悠依を、帰る時はひとりだと心配する魚住。

それでも、白いねこは直木だとはっきりと言われてしまった彼は、無事に帰って来ることだけを願いました。

直木はあっさりと挨拶を交わしただけで、魚住の前から去って行きました。

そして、ふたりがやってきたのは、夜の海。

流木に腰掛けながら、ふたりは勝の家にいた頃のことを思い出していました。

悠依はハチドリの跡地を美容院にしようと提案しましたが、直木は自分の遺志を継いでもらうようなことをして欲しくないと拒否しました。

代わりに、子供達に優しい英介の姿が完全に偽善ではなかったことを伝えて欲しいと頼みました。

悠依はまだ英介のことを許せていませんでしたが、英介に救われた子もきっといるとフォローする直木の優しさに胸が一杯になりました。

そして、最後に直木は悠依に対する愛情を全部言葉で吐き出しました。

何度も何度も愛してると繰り返し、悠依も涙ぐみながらその言葉を全力で受け止めました。

そして、いつの間にか、直木は消えていました。

ただし、最後に口笛を残して。

俺はずっとここにいるよとでも言いたげに。

悠依は、遠くから見守られるのは嫌だと以前言ったことを思い出し、思わず苦笑するのでした。

何だか、予想以上に穏やかな最後でしたね。

悠依も直木も、感傷に浸るのが嫌な性格のせいかもしれませんが、本当にごくごく普通のカップルの日常に見えました。

終わりがわかっているからこそ、自分だけが直木の時間を束縛してはいけないとさりげなく気遣う悠依の優しさにグッときました。

そして、直木もまた、自分のわがままと葛藤しながらも、魚住と一緒にいる悠依の姿をほんの少し想像しているところが切なかったです。

自分に関わりのある人に会って回ることで、自分の思い残しが悠依のことだけじゃなかったことに気づいた直木は、改めてすごく気遣いのできる人だったんだなと感じました。

直木の両親の変わりようには正直少しびっくりでしたが、やはり、いくらひどいことをしてしまっても、子供に対する愛情を完全に消し去る事なんてできないんだなと思いました。

みんな少しずつ誰かに救われていて、人はひとりじゃ生きていけないということを再確認できたような気がします。

最後の別れが夜の海というシチュエーションも最高でした!

100万回言えばよかった(ドラマ)の最終回結末予想

ドラマ「100万回言えばよかった」の最終回結末は、どうなるのでしょうか?

オリジナルストーリーなので、現時点では結末がどうなるのかは分かっていません

現在公開されている情報から、直木が巻き込まれる事件が重要である推測できます。

最終回にむけてこの事件を解決していくことが、ストーリーの鍵となりそうです。

また、「100万回言えばよかった」というタイトルには、人に伝えたいことを伝えられなかったと後悔する前に言うべきという想いが込められています。

生前、直木が悠依に伝えきれなかった自分の想いを譲に伝えてもらうということが叶うことで、直木の魂も成仏していくのではないでしょうか。

悠依は直木の想いを知ることができ、気持ちを新たに人生を歩んでいくのか、譲との関係が発展していくのか気になるところです。

100万回言えばよかった(ドラマ)の原作ネタバレと最終回結末予想まとめ

ドラマ「100万回言えばよかった」のネタバレと最終回結末予想は、いかがでしたでしょうか?

井上真央さんが演じる悠依と佐藤健さんが演じる直木が、どんな展開を見せてくれるのか想像が膨らみますね!

みなさんもさまざまな展開を考えているのではないでしょうか。

自分の想いを相手に伝えきれなかった無念と、切なさ、そして大人の愛を描く感動のドラマに期待が高まります。

ドラマ「100万回言えばよかった」は、2023年1月の毎週金曜日夜10時から放送スタートです。

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