ドクターチョコレート原作ネタバレあらすじは？黒幕や結末最終回まで考察

片腕義手の男であるTeacherこと野田と、10歳の少女の唯は、飛行機の中で機長の体調トラブルに出くわします。

突然、機長が意識を失い、客室で医師を呼ぶアナウンスが流れました。

野田と唯は機長の口の中を見て、アナフィラキシーショックと判断。

唯が機長の喉に気管切開をして気道を確保し、見事機長の命を助けるのでした。

唯はドクター・チョコレートと呼ばれていて、チョコレートが用意されていれば処置をしました。

処置が終わると、男性は副操縦士に1億円を払うことと、このことを秘密にするように言いました。

実は唯は、裏の世界では有名な闇医者だったのです。

空港では、新聞記者の奥泉が野田に話しかけて、ドクター・チョコレートかどうか聞いていました。

手術の依頼

その頃、総裁選に立候補する登戸が部屋で倒れていました。

野田の元に、登戸の息子からDr.チョコレートへの手術依頼が入ります。

どうしても父の命を救って欲しいと言う登戸に対し、野田は「1億円の手術代とチョコレートを用意するように。」と返します。

登戸は患者を診ていないのに手術できるのかと疑いますが、治せない病気はないと伝える野田。

野田は手術メンバーを集める為、ホストクラブなど色々なところを回り、医療経験のある人材を確保していきます。

• ホストクラブにいる女性「うなぎ」にオペ看護師
• 「残高」に麻酔科医
• 「ギルベルト」に臨床工学士
• 劇場にいた「お笑い」に放射線技師
• 主婦の女性「足湯」にオペ看護師
• 別の男性「出川」に臨床検査技師

の仕事を500万円ずつで依頼しました。

それぞれの名前は、唯は集められた人たちの写真を見て、その人たちの特技や雰囲気などから名付けたのでした。

一方、唯に新しい友達ができ、一緒に遊園地に行く誘いを受けますが、議員の手術の日と重なってしまいます。

仕方ないと諦め手術室へ入った唯。

唯を前にしたうなぎは、「こんな子が医者なのか？」と驚きます。

しかし野田や唯は、「執刀医の言うことを聞きなさい。」と注意します。

そして手術が順調に行き始めた矢先、東都新聞の記者・奥泉より野田の元へ電話がかかってきました。

記者の話によると、

• 唯の両親を殺した黒幕が、今まさに手術をしている患者
• 唯の両親は口封じに殺された

と言うのです。

唯は黒幕がこの患者だと知って手術を放棄しようとしますが、

「命は平等。お父さんだったら、どうするか？」と言う野田に、唯は優しかった両親を思い、手術を成功させるのでした。

手術は無事終わり、依頼者に成功したことと、登戸が総裁選に出ないように言うのでした。

野田は医療メンバーを別の場所へ案内し、「今日からここがアジトだ。」と自分たちの事情を話し報酬を渡します。

唯も「仲間のしるし」として、みんなにチョコレートをプレゼントしました。

黒幕が自殺？

始動した医療チームのアジトも決まり、これからだという空気が作られたその頃。

真相を知っているであろう登戸は、仮面の人物によって自殺に見せかけ殺害されてしまいます。

奥泉は、Teacher・野田の本名を調べて、目的が復讐だと知ります。

「GIVE ＆ TAKE」＝やったらやり返す。

Dr.チョコレートについての情報を欲しがっていた奥泉に、この事件について情報を渡してくれるなら「Dr.チョコレート」についても情報を渡すと言うのでした。

現在

ところ変わって現在、新聞記者の奥泉と連絡を取り合っているTeacher。

前回手術した政治家・登戸が黒幕だと思い話を聞こうとしていましたが、登戸は自殺とみせかけ殺されてしまいました。

そして登戸の息子も行方不明に。

手がかりがなくなったかと思いきや奥泉は、もう一つ事件の手がかりの情報を持っていたのです。

新たな依頼人が、ドクターチョコレートに手術の依頼をしてきました。

28歳、見た目はごく普通の女性、百瀬杏樹。

彼女がどうやってこの連絡先を手に入れたのか不思議に感じるTeacherでした。

奥泉の情報から、2年前の事件の実行犯が百瀬組の元組員・沢入徹であることが分かります。

何とか沢入との接触ができないか考えるTeacher。

しかしこの沢入が元々いた百瀬組の4代目の組長こそ、カンパニーに依頼してきた一見普通の女性・百瀬杏樹でした。

「人は見た目によりませんね」とTeacher。

1億円とチョコレートを用意されたことを確認し、百瀬杏樹の手術を開始します。

百瀬の手術の途中で、2年前の実行犯・沢入が乱入してきますが、組員たちが「組長の手術の邪魔はさせない」と沢入を拘束してくれました。

手術は無事に終了、沢入に2年前の黒幕のことを確認しますが、どうやら黒幕はほかにいるような言いぶりをします。

そこにタイミングよく現れた警察。

百瀬組の組員たちは、カンパニーメンバーを逃がし、沢入とともに警察に捕まりました。

実は、2年前の事件には続きあり、２人は沢入から逃げ切った後、警察に駆け込みますが唯がトイレから出た後、女性警察官に捕まりそうになります。

どうやら犯人の仲間が警察の中にももぐりこんでいるようでした。

そして現在、居酒屋で刑事３人が飲んでいると記者の奥泉が接触してきます。

沢入の話が聞きたいと。そこで意外な話を耳にします。

上からの命令で沢入を釈放したと。

そこで３人刑事のうち女刑事が席を外してどこかに電話をかけていました。

薮下穂乃花刑事です。

どうやら２年前唯を捕まえようとした犯人の仲間は、この人のようです。

奥泉とTeacherがどこかの屋上で落ち合います。

そこでかつてTeacherの父親が唯の父寺島医師に手術をしてもらえずなくなったと調べたといわれます。

あなたが本当に復讐したい人は・・・といいかけたときにTeacherは、言います。

自分は、人を殺したことがあると。

いったい誰を殺したのか本当にTeacherは、人を殺したのかは、謎のままです。

カンパニーのアジトにてTeacherに出川が話があると声をかけてきます。

そ

して腕をまくりTeacherに腕の刺青を見せるのでした。

その刺青は、沢入のものとおなじもののようでした。

まさか警察内部にまで敵がいたのには、驚きました。

小学校に行けるようになり、友達と過ごす時間が楽しい唯。

けれど放課後は手術があり、遊べないのが少し不満なのでした。

授業参観には誰が来るの？と聞かれ、はっきり答えられない唯。

Teacherに来てもらいたいけれど言い出せないのです。

ワールドクラスに会いにテレビ局へ！

そんなある日、オペチームの放射線技師・お笑いが、音楽番組の前説をやることに。

出演者に今大人気の声優アイドルグループ『ワールドクラス』が出ると聞き、チーム皆で観に行くことにします。

ところがテレビ局で残高は元妻・香織と再会。

実は残高の娘いちかは子役から俳優になり、香織はその付き添いだったのです。

香織に気付かれた残高は、養育費が未払いなことを責められ、思わず「二人で話そう」とメンバーから離れました。

黒幕は･･･？

その頃Teacherは、記者・奥泉渚と、寺島光一夫婦を殺害した沢入徹のタトゥーから、黒幕探しをしていました。

タトゥーショップの彫師が言うには、『め組』という集団が次々彫りに来て、その顧客リストをめぐって百瀬組、沢入が関わっていたことが分かります。

• 過去に『め組』という集団の関係者が何人も同じタトゥーを入れたこと
• その時の名簿が持っていかれてしまったこと

等を聞きました。

タトゥーショップを出たところで、Teacherは沢入の姿を見つけます。

急いで追いかけたTeacherでしたが、海王病院で見失ってしまいました。

テレビ局で手術

一方テレビ局では、『ワールドクラス』リーダーのアンディが、社長の夢である武道館公演を成功させたいと具合が悪いのに練習に励んでいました。

気にしたメンバーが、休ませてくれと頼むも許さない社長。

ついにアンディはトイレで倒れてしまいます。

姿が見えなくなり、収録が中止に。

オペチームも一緒に探し、倒れていたアンディを発見します。

実は脳に腫瘍があるアンディ。

更に水頭症を発症していて、救急車を待てないと唯は緊急手術を始めてしまいます。

うなぎを医師と偽り何とか手術は成功。

目を覚ましたアンディに、本当のあなたの夢は何？と問いかけた唯。

実は社長に恩を感じていたアンディは、社長の夢の武道館公演を成功させることこそ夢。

病気を知った社長が止めても、公演まではと押し切ったのでした。

素性がバレるかもしれない危険な手術をしたと知り、後で経緯を知ったTeacherは激怒。

• 唯に好きで闇医者をさせているわけではないこと
• 義手でなければ自らが担うべき危険なことなのだ

と真剣に唯に伝えます。

それも唯を守りたいからなのは、唯もよく分かったのでした。

授業参観当日

参観日にはチームメンバー全員が出席。

唯は誇らしげに作文を読みました。

沢入が会っていたのが黒幕･･･？

唯は、アンディの主治医が海王病院の北澤だったとTeacherに伝えます。

と同時に、奥泉から、北澤と沢入が一緒にいる写真が送られてきました。

北澤医師は寺島光一の友人、そして哲也も良く知る人物です。

元々北澤を知っていたTeacherは、黒幕は北澤だったのでは･･･と疑いを深め、北澤に話を聞くために北澤宅へ向かったのでした。

ある日、唯が学校で問題を起こしてしまいました。

6年生に暴力行為を行なったという疑惑。

先生はろくに話を聞かず唯を注意、「誤解だ」という唯に対して、呼び出されたTeacherは教師に謝るのでした。

北沢医師から医療ミス隠蔽手術依頼

その後、Teacherの元に北沢医師から連絡が入ります。

橋爪会長という病院に多額の寄付をしている患者の膵臓がんオペ依頼。

なんでも、橋爪会長の膵臓がんを見落としてしまい手が施せない状態になってしまったと困惑する電話でした。

それでDr.チョコレートに白羽の矢が立った形だと言います。

しかし、その膵臓がんは以前別の手術のときに発見できたものを発見できなかった医療ミス隠蔽手術です。

Teacherは交渉として一億円とチョコレートを要求しますが、なかなか北沢はその条件に応じません。

一億円の代わりにTeacherは寺島事件の真相について洗いざらい話してもらうということを要求。

アジトに戻り、Teacherはチームに今回のクライアントのことを報告します。

するとうなぎが「待った」をかけてきました。

「医療ミスの隠蔽に加担するわけにはいかない。今回は降りる」と話すうなぎ。

かつて、うなぎは医療ミスを訴えたことが原因で病院をクビになっていました。

Teacherはうなぎに秘密保持契約書を書かせクビにし、うなぎはチームを抜けることになりました。

唯はあまりにも酷い切り方に納得いかず、Teacherと唯は口論に発展して関係はギクシャクしてしまいます。

Teacherは「うなぎはかつて働いていた病院からまた働かないか？」と言われていたのを聞いていたのでした。

仕事を無くし病院の話を受けるうなぎ。

しかし、その話には裏があり、今後は「医療ミスなどを告発しない」のが条件で、大切な家族を失わせた事に何も感じていない病院に呆れ、病院を去りました。

橋爪会長の病状が悪化

そんな時、橋爪会長の病状が悪化し、明日予定だった手術を今夜行うことになりました。

橋爪会長をオペ室へと移動している時、エレベーターに乗ったもののメンテナンスの時刻とぶつかってしまいエレベーターが止まってしまいます。

医療ミスもこの緊急手術も知られたくない北沢に、唯が「ここで手術をする」とエレベーター内でオペを開始しました。

唯は素早い手つきで橋爪会長の腹を開けて処置を行います。

しかし、縫合糸がない事に気が付き仕方なく髪の毛を縫合糸に代用する事に。

またうなぎが不在の中、足湯がその代わりをするがミスを連発してしまいます

その時、エレベーターが動き出しドアが開くと、やってきたうなぎのサポートもあり橋爪会長は無事助かるのでした。

報酬一億の代わりの真相

新たな情報を得た二人。

唯は、「北沢は悪くない」と慰め、糖尿病が悪化するから休んだほうが良いと伝えます。

北沢は職を辞し、これからは妻との時間を過ごすことにしました。

その後

さらに学校からも謝罪の連絡が来て、お詫びのチョコレートに唯は快く許すのでした。

アジトには今まで通りうなぎが帰ってきて、チームはまた一丸となるのでした。

奥泉は、ドクターチョコレートの正体が唯であることを知り、記事にするかどうか悩んでいました。

この情報は、匿名のリークから得たものでした。

Teacherは、うなぎが以前勤めていた御殿会病院にの医療過誤とその隠蔽を記事化してもらった見返りとして、奥泉を食事に誘います。

Teacherは、奥泉がドクターチョコレートの正体を知ったことをまだ知りません。

そんなTeacherは、酒のせいもあり奥泉に唯への深い思いを話します。

「何があっても唯を守る」というTeacherに、複雑な思いになる奥泉。

Teacherは、ドクターチョコレートの記事を出されて刑務所に入っても構わないと話すのでした。

さらに渚とTeacherが二人っきりで会っている事を知った唯は、「禁断の恋をしてほしい、すべて解決したら自由に生きてほしい」と話します。

新たな依頼

そんな中、Teacherに子連れの男性・結城鷹也から新たな依頼が入ります。

結城によると、彼の息子・勇気が肝不全で生体肝移植をしなけれあばいけない状態だと。

しかしTeacherは、結城がなぜ子供を病院に連れて行っていないのか、疑問を持ちました。

結城の正体

なんと、結城は元々め組のメンバーで、その中でドクターチョコレートのことを知ったと語ります。

さらに、

• 子供・勇気はめ組のセミナーで知り合った千尋という女性の子供
• 千尋がめ組にのめり込んで子供を放ったらかしにしていた
• その事実を知った結城が勇気を連れ去った

と語るのでした。

結城もめ組にのめりこんでいましたが、千尋の育児放棄と、勇気がずっと病状を我慢しているのを見ていた結城が正気を取り戻し勇気を誘拐したのです。

そして、勇気の病状は肝不全ではなく実は心不全で、緊急の手術が必要な状態でした。

勇気の手術

結城の家で緊急手術が行われることになりましたが、身代金が今日受け渡しと言うことで、Teacherは結城と千尋の元へ向かいます。

ところがそこで、千尋がすでに警察に通報済みで、結城の家にも警察が向かっていることが判明しました。

慌てて唯に電話を掛けて逃げるように訴えたTeacherでしたが、唯は手術を投げ出せないと聞き入れません。

そこでギルベルトの閃きにより、唯だけが手術を継続し、警察が来る直前に手術を終わらせて、唯自身も誘拐されたように見せかけたのです。

警察が乗り込むと、唯と勇気が人質の状態で保護されました。

勇気の様子を見て、千尋は自分の過ちに気付きます。

誘拐された子供として一時は警察に保護された唯でしたが、隙を見て逃げ出してTeacherの元に帰ってきます。

そして、もしも野田と離れたらと考えたら怖かったと涙を流したのでした。

ついに記事が･･･

いつもの屋上で話す野田と奥泉。

野田は奥泉から、Dr.チョコレートに関する記事を見せられます。

そこには、唯がドクターチョコレートだと書かれた記事があり、「本当にドクターチョコレートの正体を明かして良いのか」と。

ところが、記事を読んだTeacherは、呆れたような笑いを見せたのでした。

ある日、学校帰りの唯は公園でホームレスの食糧支援をしていた出川に遭遇します。

ざっくりと友達には親戚と誤魔化す唯。

話していると、出川はある入れ墨の男に殴りかかりますが人違いでした。

出川は、行方不明の兄がホームレスになったと聞いて、炊き出し等のボランティアをしながらずっと兄を探し求めていたのです。

野田は奥泉と一緒に母・千尋と息子・勇気に会いに行きます。

母親は『め組』を辞める決意をしていて、全て話してくれました。

レストランで待ち合わせするTeacherと奥泉と唯。

奥泉が録音した母親の音声を唯に聞かせると･･･

奥泉の取材で、教祖が批判していた様々な人間が死亡していたことが分かります。

そしてそこで、イケメン俳優として大人気の俳優・西崎の情報を得るのでした。

バイク事故と手術

ある日、山道でバイクが事故を起こします。

運転していたのは西崎竜人とその恋人の葉山えりか。

二人が『め組』の関係者であると知って後を追っていたTeacherは、その現場に遭遇し、まだ意識があった西崎に治療を持ちかけるのでした。

現場に召集されたカンパニーたちは懸命に治療を進めましたが、重症の二人を同時に救わなければならず、Teacherもその治療に参加することに…。

記者の奥泉はTeacherのポケットに仕込んだ盗聴器で、その様子を聞いていました。

手術後Teacherは盗聴器に気付き、握りつぶします。

奥泉はDr.チョコレートの正体が唯とTeacherだと気づきながらも、その先にある闇に気づき、現段階では記事を出すことをやめるのでした。

結果的に西崎らは救われ、二人はその関係を公にして結婚を発表し、無事に復帰を果たします。

出川と兄

その事件が落ち着いたころ、カンパニーのみんなは出川の兄を探し出しました。

変わってしまった兄との切ない再会を果たした出川でしたが、長年の想いを吐き出した彼と兄はようやく和解を果たしたのです。

Teacherが奥泉の仕事場に現れ、警察との写真を見せながら誰か尋ねます。

奥泉の情報源によると、その刑事は2年前に会っている人物で、事件の話を信じない与田でした。

依頼

ある日、Teacherの携帯に連絡が入ります。

相手はクライアントからで、バッドキアリ症候群にかかってしまってお手上げだとのことでした。

治療はかなり難しくDr.チョコレートに依頼することを決断。

そのクライアントは皆川と言い、ネットショッピングサイトの社長だということで二つ返事で「一億円を払う」と話します。

実は、皆川はめ組にとってつぶしたい相手でした。

その後、ミーティングでギルベルトは考え事をしていて、仲間たちから不振がられてしまいました。

ギルベルトが会ったのは･･･

後日、ギルベルトは自分のサイトに応援コメントをしてくれた相手と面会。

その男の姿を見てギルベルトは、唯の両親を殺した犯人だと気がつきます。

しかし、その男は沢入と言い、自分は「無実だ」と話し「め組」についてのことを語り出します。

沢入の真摯な対応にギルベルトは若干心を許してしまうのでした。

後日、再びギルベルトは沢入と会うことになります。

「沢入の事は信用できない」と判断するギルベルトですが、唯に対しての情報を漏らし、今唯は学校の社会科見学に参加していると言ってしまうのでした。

沢入は唯の命を狙おうと、その現場まで向かいます。

ギルベルトは沢入の言動が怪しいと思い彼を尾行、すると倉庫で爆弾を作っていたことが判明するのでした。

急いでTeacherにそのことを報告。

唯の社会科見学で手術！

その頃、唯は社会科見学で皆川の会社を訪れていました。

その最中、皆川の容態が悪化し、社長室に急いでメンバーを招集してオペを開始します。

しかし、同時に沢入が会社に爆弾を仕掛けたことが判明したため、Teacherは唯に「そこから逃げろ」と指示。

しかし、オペを途中で止めるわけにはいかず、仕方なくTeacherはテロリストを追いかける事に。

沢入はめ様の「世直し」の為の行動をしているのです。

沢入は爆弾のスイッチを押そうとしますが、そこに消火栓を持った奥泉が来て爆破を止めます。

ケガをした奥泉をTeacherが応急処置をするのでした。

爆弾の起爆スイッチを沢入から奪い取り、なんとか爆発を阻止する事に成功するのでした。

オペも成功し、報酬である一億円とチョコレートを皆川から受け取ります。

ギルベルトは自分が情報漏洩した事を謝罪します。

野田は唯から、彼女の「他人に迷惑をかけないで生きる話」を聞いたことを話します。

「生きてれば迷惑をかけることもある、だから迷惑をかけてもいいんじゃないか」と話すのでした。

DOUZOの爆破は結局防げず。

Teacherは、チームのメンバーに爆発事件に巻き込まれため組グループの治療を依頼し、ついにめ組の話をします。

テロに巻き込まれたお笑い

お笑いはテロリストを助けるのに反対します。

実は6年前、まだお笑いが高校生のとき、彼女とともに無差別テロに巻き込まれ、彼女は大怪我をしてしまうのでした。

しかし犯人は、精神鑑定をされてしまいます。

お笑いは、彼女を笑わせるために芸人になったのでした。

沢入が釈放させたのが町野管理官であったと、与田の協力で知る奥泉。

薮下は、堤をアジトに搬送をするTeacherたちを目撃します。

堤があれこれ喋る前に、Dr.チョコレートのアジトを見つけなければならなくなりました。

その頃、奥泉は唯にTeacherが人を殺した理由を聞きに来ますが、唯はそれだけはやはり言えないと断ります。

Teacherの大切さを伝える唯。

両親を亡くしてから笑うことも辛かった唯が、今笑えるのはTeacherのおかげと話しました。

患者を運んできたTeacherたち。

お笑いも戻ってきますが、そこには奥泉も立っていました。

彼女は、もう「Dr.チョコレートのことを記事にしない」と約束します。

Teacherは、記事にしないのは嘘だと突き詰めますが、「野田さんのことは一人の女性として知りたい」と話すのでした。

野田は自分がは人を殺した時の話をします。

話を終えた二人の前に沢入が現れます。

そこに、かつて助けた百瀬組の四代目が入ったことで窮地を脱しました。

堤からの情報

野田は意識を取り戻した堤から、二年前の話とめ様の正体を聞き出します。

しかし全く話にならなりませんでした。

「正義」と語る堤ですが、唯は「どんな理由があろうと人殺しはいけない」と話します。

お笑いと彼女

久々に彼女に会いに来たお笑いと唯。

彼女は、彼の顔を見ると「あの日の事を思い出して、怖くて震えるから会いたくない」と言います。

しかし、それはお笑いも同じでした。

自分もつらいことを話し、隣にいてほしいと涙を流します。

彼女は、二年ぶりに笑い始めたのでした。

Teacherは、メンバーに約束の一億円とチョコレートを渡しますが、誰一人その一億円を受け取りません。

め組のことも勿論ですが、なんと奥泉が唯のことを記事にしてしまっていたのです！

メンバーは引き払ってしまいました。

野田は急いで北澤夫婦に唯を預けようとしますが、唯はTeacherと離れることを嫌がります。

「普通の小学生の女の子に戻って、幸せになるんだ」と野田は去っていくでした。

奥泉の署名入りで、「Dr.チョコレートの正体は10歳の少女」という告発記事が掲載されてしまいました。

Teacherは唯を守るために別れを告げ、北澤夫妻唯を託すことになったのです。

夫人の睦美は寂しがる唯にチョコレートケーキや美味しい料理を振舞い、励ましてくれます。

そんな唯に足湯が連絡してきました。

差し出されたのは、デメルのチョコレートです。

猫の舌を模した形の美味しいそれをニコニコして食べる唯に、足湯はチョコレートカンパニーの仕事を辞めたことを詫びながら手を合わせて懇願します。

「もう一度だけオペをして欲しい」と。

患者は、たまたま知り合った英玲奈という若い妊婦。

床に臥せる英玲奈は、ステージ２の子宮頸がんが見つかったものの、どの病院でも子どもを諦めるように言われて絶望していました。

唯はカンパニーのみんなを集めましたが、それぞれが警察の不穏な動きを感じており、「手術は難しい」と言われてしまうのです。

さらに、足湯が赤の他人の英玲奈のために一億円のギャラを出すと言っていることにも疑問を感じていました。

一方、Teacherは『め様』と目された警視庁管理官の町野を呼び出しました。

Teacherは、二年前の唯の両親が亡くなった事件の黒幕が町野だと考えていたのです。

しかし、それはニヤニヤと笑う町野に否定されました。

彼は「自分は正義の味方として、世の中を悪くするものと戦っているだけ」だと言います。

本物の『め様』は二年前の事件の後で行方をくらませてしまい、その存在を信奉する者たちをまとめるためのダミーとして町野が暗躍していたのでした。

しかし、Teacherは彼に言いました＿＿＿「『正義』は人を殺さない」と。

その後『め様』の手掛かりを求めて、Teacherは結城と千尋に会いました。

そこで、かつて『めをさませ』というアカウントで陰謀論が書かれていたブログがあったことを聞かされます。

現在は削除されて読むことができないそれを、Teacherはお笑いに復活させて欲しいと協力を求めたところ、彼は「唯を迎えに行くこと」を条件に力を貸してくれました。

そこには『SAWA』という人物が家族を事故で失った時に感じた理不尽に対する答えが書いてありました。

それは沢入の過去だったのです。

妹を殺した相手は、服役したものの間もなく出所しています。

犯人はディープステートのメンバーであり、それはすべて陰謀だと『めをさませ』は言うのです。

その犯人だけではなく、ディープステートの人間を根絶やしにしない限り、そんな理不尽はずっと続くのだと…。

そのブログの中に、Teacherは気になるワードを見つけました。

『サーチュイン遺伝子が人類を滅ぼす』･･･その遺伝子は別名『長寿遺伝子』、唯の母親・葵の研究テーマだったのです。

その頃、町野は沢入に「どうしてTeacherを撃たなかったのか」と問いました。

しかし、町野が『め様』だったと思い込んでいた沢入は騙されていたことを知って激高し、手にしていた拳銃で町野を撃ち殺してしまったのです。

英玲奈の手術のために書類を調べていた唯は、足湯の思いがけない過去を知ってしまいました。

彼女は、最愛の夫と息子を事故で失い、たった一人で生きてきたのです。

そんな足湯は、英玲奈をどうしても見捨てることができずに唯と仲間たちを頼ったのでした。

まずは帝王切開…そして子宮の全摘手術です。

困難な手術を唯は一人で懸命に執刀し、無事に成功。

唯は英玲奈の夫に「おめでとうございます！良いパパになってね！」と微笑みました。

そのオペの後で、ギルベルトを呼び出した沢入は、タトゥーショップの顧客リストを手渡しました。

「この中に、本当の『め様』がいるはず」だというのです。

奥泉はTeacherに、記事が流出してしまったことを詫びましたが、Teacherは「どうして、Dr.チョコレートを俺だと書かなかったのか？」と責めます。

奥泉はその詫びに、ある人物を紹介してくれました。

その人物とは、かつてチョコレートカンパニーがオペをした代議士の登戸龍男の息子・龍彦でした。

龍彦は、父の龍男が不審死を遂げてから身を隠していたのです。

龍男は文科相をしていた折に、とある研究機関と近い存在でした。
そこで「危険思想の持主に嫌がらせを受けている」という研究員の相談をうけていたというのです。
それは、葵のことでした。
龍男が静観している間に寺島家が爆破され、葵は亡くなりました。
『め組』のターゲットは天才外科医の寺島光一（山本耕史）ではなく…妻の葵だったのです。
龍男はそのことを警察に告発しようとして、その夜に自殺に見せかけて殺されました。
『め組』はサーチュイン遺伝子がディープステートの陰謀だという説を発信しており、沢入によって殺害された人物の中にも遺伝子研究者がいたのです。
Teacherと奥泉が”取材”と称して訪れたのは東日本遺伝子研究所でした。
そこで二人は思いがけないものを発見したのです。
掲示されていた写真…そのなかには微笑む葵と、もう一人の女性が…それは北澤睦美でした。
彼女は葵と同じく遺伝子研究者だったのです。
そして、沢入が提供した顧客リストにも睦美の名前が…。
『め様』の正体に気づいたTeacherは唯の危機を察知して駆け出したのです。