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不適切にもほどがある原作ネタバレはある?あらすじや最終回結末を考察

不適切にもほどがある原作ネタバレはある?あらすじや最終回結末予想
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2024年1月スタートの新金曜ドラマ「不適切にもほどがある」。

数々の名作を作ってきた宮藤官九郎さんが脚本を担当し、主演は人気俳優の阿部サダヲさんです。

そんな2人がタッグを組むとあって「不適切にもほどがある」はおおきな話題ですよね♪

そんな今作の内容をいち早く知れる原作ネタバレはあるのでしょうか?

今回は

  • 「不適切にもほどがある」に原作ネタバレはある?
  • どんなストーリー?
  • ドラマ「不適切にもほどがある」を最終回結末までネタバレ!
  • 「不適切にもほどがある」の最終回結末予想

などのドラマ放送前に知っておきたい情報を盛りだくさんでご紹介していきます♪

目次

不適切にもほどがあるネタバレ!原作は漫画や小説?

「不適切にもほどがある」には原作ネタバレはありません

今回「不適切にもほどがある」のキャストとなる阿部サダヲさんや、共演の吉田羊さん、仲里依紗さんらは2020年に同じTBS系で放送されたドラマ「恋する母たち」で共演しています。

同じキャストの方が多いので、原作のあった「恋する母たち」と同じように「不適切にもほどがある」も原作ネタバレがあるのではと思った方もいますよね?

ですが、「不適切にもほどがある」は宮藤官九郎さんが新たに脚本を描き下ろしたオリジナルストーリー

宮藤官九郎さんが手掛けた過去の作品

担当作品

ドラマ

  • 池袋ウエストゲートパーク
  • タイガー&ドラゴン
  • 流星の絆
  • あまちゃん
  • ごめんね青春!

映画

  • 木更津キャッツアイ
  • 舞妓Haaaan!!!
  • 謝罪の大様
  • 土竜の唄シリーズ
  • ゆとりですがなにか

脚本の他にも、今回「不適切にもほどがある」で主演の阿部サダヲさんらとロックバンド「グループ魂」を結成しており、ギタリストとしても活動しています。

今回、阿部サダヲさんと宮藤官九郎さんが主演と脚本という形でタッグを組むのは民法のドラマでは初なんだそうです!

なんだか意外ですね!

宮藤さんと阿部さんが「不適切にもほどがある」でどんな化学反応を起こすのか今から楽しみです♪

原作ネタバレがなく、ドラマが放送するまであらすじや最終回結末はわかりませんが、その分放送までワクワク出来るのが嬉しいですね!

不適切にもほどがあるはどんなストーリー?

令和の時代に昭和おやじがタイムスリップ

「不適切にもほどがある」は昭和の時代に生きるおじさん『小川市郎』が令和の時代にタイムスリップしてしまいます。

そこで出会う人々に令和では”不適切”と言われてしまう昭和のカタイ考えを振りかざしていく市郎。

昭和の世間体に縛られない考えは令和に生きる人に新鮮さと、何か考えさせられるきっかけになっていきます。

コンプライアンス意識の低い“昭和のおじさん”の市郎からは、令和ではギリギリ“不適切”発言が飛び出す。しかし、そんな市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。
昭和から令和へ、時代は変わっても、親が子を想う気持ち、子が親を疎ましく想う気持ち、誰かを愛する気持ちという変わらないものもある。妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディでもある。

TBS 不適切にもほどがある!

そして市郎だけではなく、市郎の娘、純子や令和から昭和の時代にタイムスリップしてしまうサカエやキヨシなども違う時代を見ることで、自分自身や周りを見直していきます。

ドラマ不適切にもほどがあるのあらすじを最終回結末までネタバレ!

ドラマ「不適切にもほどがある」を1話毎に最終回結末までネタバレ

昭和おやじがどんな不適切行動や発言をするのでしょうか?

毎話何が起きるかドキドキですね♪

第1話

1986年冬のとある日。

体育教師の小川市郎は、妻を亡くし、男手一つで高校生の娘・純子を育てていました。

思春期真っ只中の純子は、口も達者で、挨拶代わりに暴言を吐き、金をせびったり、隠れて煙草を吸ったりと、いわゆる不良娘

そんな彼女に説教や親父ギャグで対抗する市郎でしたが、男でもできたのではと心配でたまりません。

そんな家庭の愚痴を、職場で煙草の煙と共に吐き出す市郎。

周囲に激しく同意され、セクハラ発言にも寛容な同僚達に、彼の心は少し和むのでした。

その日の放課後

通学路の商店街で、憧れのムッチ先輩こと秋津睦実と出くわした純子。

愛車のバイクに乗せてもらいたがりますが、あっさり断られ、思わず膨れっ面に。

でも、何となくお互いにいい雰囲気で笑い合い、そのまま別れました。

一方その頃

野球部の顧問として、生徒達にスパルタ教育真っ最中の市郎。

生徒のひとりに「練習中に水を飲むな」とマジギレし、全員をケツバットの刑にします。

それでもみんな当たり前のように受け入れ、文句ひとつ言わないのでした。

その後

帰宅しようと路線バスに乗り込んだ市郎。

他に乗客はおらず、一番後ろの座席に座るなり、煙草を吸い始めます。

そして、いつのまにかウトウト。

ハッと気が付くと、超ミニ丈のスカートを履き、耳にワイヤレスイヤホンをつけた女子高生が乗ってくるのを見かけ、びっくりします。

思わず「耳からうどんが垂れてる」と声をかけると、訝し気な表情を向ける女子高生。

その後も次々と人が乗って来て、煙草を吸っている市郎を露骨に嫌がります。

副流煙が危険だの、短いスカート発言がセクハラだのと騒がれ、思わず立ち上がって乗客達に詰め寄ろうとする市郎。

ですが、乗客達は、みんな慌ててバスから降りて行きました。

訳も分からず、自分もバスを降りた市郎。

街を歩いていると、電子タバコを吸う男性や、スマホを水平に持ち会話しながら歩く女性、セグウェイで移動する男性を見て、ますます困惑します。

見覚えのない景色にも不安になったものの、純子が男とニャンニャンしてしまうと、慌てて家路を急ぐ市郎。

ですが、ふと煙草が欲しくなり、コンビニに立ち寄ります。

そこでも店員となかなか話がかみ合わず、思ったよりも高額な煙草にもびっくり。

戸惑いつつも何とか馴染みの喫茶店を見つけ、飛び込むと、置き忘れてあった雑誌の日付は2024年。

動揺しすぎた市郎は、カウンターに座っていた犬島渚のビールをいきなりぶんどり、飲み干してしまいます。

「シングルマザーはビールで1杯の休憩も許されないのか」と逆ギレされ、逃げるようにトイレに駆け込んだ市郎。

そこでポスターの裏に謎の穴を見つけました。

何となく通り抜けてみると、そこは見覚えのある1986年で、渚の姿もありません。

ますます困惑する市郎でしたが、純子のことを思い出し、慌てて家へ直行。

彼女の部屋に乱入すると、純子は喫茶店で告白してきた中学生・向坂キヨシを連れ込んでいました。

不安が現実になり、思わず固まる市郎。

逆ギレした純子と、また口論になってしまうのでした。

そして翌日

教室の隅で考え込みながら、何となく未来に行った気になってきた市郎。

そこに転校生として、昨夜のキヨシがやって来ました。

不敵な笑みを浮かべる市郎は、強引に野球部に入部させ、暴言を吐きながらしごき倒します。

それに腹を立てた母親の向坂サカエが、放課後学校に乗り込んできました。

市郎の顔を見るなり、パワハラ教師と叫びますが、懲りずにセクハラ発言を連発する市郎。

呆れ返ったサカエは、今すぐ学校を辞めさせようとしますが、反抗するキヨシは「部活があるから」と校長室を飛び出したのでした。

そして翌朝

まだスマホのことが気になっていた市郎。

さらに渚のことも思い出し、急に会いたくなってしまいます。

そこで生徒からタイムマシーンの話を聞き、先日乗ったバスがタイムマシーンだったのではと思い始めた市郎。

バス停で不自然に手書きされた時刻表を見て、その時間のバスに乗り込みました。

同じバスに向坂親子も乗ろうとしましたが、市郎の顔を見たキヨシはすぐに降りてしまい、慌てて後を追いかけるサカエ。

その間にバスは発車してしまい、しばらく走ると姿を消してしまいました。

一方その頃

居酒屋で食事をしていた市郎。

隣のテーブルでハラスメント診断中の会社員達の話を盗み聞きし、いきなり絡み始めます。

何もしない方がいいと主張する女性に、「善意さえ責められるのはおかしい」と怒り心頭の市郎。

人間なら全力でぶつかり合って分かり合うものだと力説し、それに共感した会社員・秋津は、突然歌いながら自己主張を始めました。

それでも事なかれ主義を貫く先輩女性社員と意見が対立しますが、そこに当事者の後輩が現れ、「叱って欲しかっただけ」と本音を告げます。

こうしてふたりは、ちゃんと話し合うことで意思疎通できたのでした。

一方その頃

元の時代でムッチ先輩とデートしていた純子。

いい雰囲気になりかけた時、突然キヨシが現れ、純子を彼女呼ばわりします。

そして、殴り合いになるムッチ先輩とキヨシ。

そこで何故か分かり合え、純子もキヨシのことを少し見直すのでした。

一方

居酒屋を飛び出して、喫茶店に向かった市郎は、また渚と再会します。

一瞬嫌な顔をされたものの、待ってたと言われ、まんざらでもない市郎。

渚は先日の市郎のバス騒動が炎上しているとネット動画を見せ、少し心配気な様子。

そこに先程の秋津も現れ、市郎は思い切って自分が過去から来たことを打ち明けました。

思わずドン引きするふたり。

市郎は元の時代に戻ろうとトイレに駆け込みますが、運悪くリフォーム済みで、謎の穴もなくなっていました。

こうして、元の時代に戻れなくなった市郎は、ただただ愕然とするのでした。

のっけから昭和と令和の対比が絶妙で、何となく現代の方が身体的にも精神的にも過保護なのかなと感じました。

確かに市郎の言動は、この時代だったとしても、色々アウトじゃないかと思うところはあります。

でも、居酒屋のハラスメント議論の件を見ていると、叱るのはもちろんダメ、期待するのも持ち上げるのも励ますのもダメって言われてしまうと、市郎じゃなくても「じゃあ、どうするのが正解なの?」って気持ちになりますよね。

昔のような濃い人間関係は叶わないにしても、やっぱり大事なことは口に出さないと伝わらないし。

それって、時代のせいとかいう次元じゃない気がします。

でも、空気を読んで言いたいことも言えないのが美徳になってるのも事実だし。

キヨシも子供なりにそういう制約だらけの風潮に嫌気が差してるから、無意識に色んな意味で自由な昭和に憧れてしまうように見えました。

サカエも今は典型的な令和人間っぽいけど、ずっと昭和の空気感に触れていると、そのうち態度も軟化してくるんじゃないかなと期待しています。

それにしても、過去と未来を自由に行き来できると見せかけて、あっさり掌返しする展開の早さには、ちょっと笑ってしまいました。

そもそも謎の穴で戻れるというのもかなりうさんくさいですが、行きのバスがあるなら、きっとどこかに帰りのバスもあるんじゃないかと。

市郎はしばらくは現代で大騒ぎしそうな予感ですが、無事に昭和に戻れるのかが今後の鍵になりそうですね。

第2話

喫茶店で市郎が途方に暮れていると、昭和にいるサカエからテレビ電話がかかってきました。

偶然同じ喫茶店の前にいるとわかった市郎は、彼女を使って自分達がお互いに過去と未来にいることを証明します。

これにはさすがの渚と秋津も信じないわけにはいきませんでした。

そして、改めて自分の身に起こったことを話し始めた市郎。

しばらく黙って聞いていたものの、「なぜ一度戻れたのに、またこっちに来たのか」と秋津が素朴な疑問をぶつけると、市郎は正直に渚のことが気掛かりだったと打ち明けたのでした。

それを聞き、自分の過去を話し始めた渚。

元々バラエティが好きで、テレビ局に入ったものの、報道部で働くことに。

ですが、渡米した先で夫と出会い、そのまま結婚。

その後、念願のバラエティ番組のAPになれたものの、仕事が軌道に乗る頃に妊娠。

それを機に帰国し、出産後は、復帰に向けて着々と準備をしていました。

ですが、子供を保育園に預けられず、職場復帰も延期。

その間に、職場に託児所が新設されることになり、ようやく復帰の目途が立ったのが1週間前でした。

ですが、いざ仕事を始めると、新人の引き継ぎとシッターからの呼び出しで大わらわ。

上司の手伝うよアピールにもイラっとして、それなら自分でやった方が早いとまたひとりで抱え込む。

その大変さをカウンセラーに相談するも、あっさりと聞き流される。

おまけに、夫への面会すら叶わず、ビール片手にやさぐれていたところに、市郎が現れたのです。

そして、市郎にビールを奪われた瞬間に一気に何もかもどうでも良くなった渚は、その勢いのまま、会社に退職届を出し、夫に離婚届を送り付けたのでした。

そこまで聞き、さすがに少し罪悪感を感じた市郎は、うろたえつつも、図々しく渚の家に転がり込もうとします。

ですが、秋津に強引に制止され、結局彼の家に行くことになったのでした。

一方その頃

市郎に頼まれて彼の自宅にやって来ていたサカエ。

隙あらばキヨシに襲い掛かろうとする、純子の肉食っぷりにびっくり。

ですが、彼女が妻を亡くして落ち込んでいる市郎のためにわざと不良娘を演じていると聞くと、何とも言えない気持ちになるのでした。

そして、思い切って、市郎が今未来にいることを打ち明けたサカエ。

実は市郎が乗っていた路線バスは、サカエの夫の研究チームが開発したタイムマシーンで、向坂親子はその実験に参加していたのでした。

その帰り道、キヨシが帰りたくないとぐずった間に、バスに乗り込んだ市郎が2024年に向かってしまい、戻れなくなってしまったというのが、ことの顛末でした。

てっきり市郎が亡くなったと聞かされるものだと思っていた純子は拍子抜けしたものの、その話も、向坂親子との同居もあっさりと受け入れたのでした。

一方その頃

秋津の家で、妻の思い出を語っていた市郎。

昔の思い出の写真や、純子のへその緒や乳歯まで持ち歩いている彼にドン引きする秋津。

ですが、恋愛なんてコスパ悪いだけと思いつつも、少し感心してしまうのでした。

そして翌日

学校で不良達に絡まれたキヨシ。

そこにムッチ先輩が現れ、不良達を追い払ってくれました。

キヨシは驚きつつも、彼に友達認定されたことが嬉しく、笑顔で彼の後をついて行くのでした。

一方その頃

中学校に向かっていた市郎。

ですが、その場所はニトリに変わっており、思わず唖然。

このまま見知らぬ世界でずっと生きていくのかと一瞬落ち込んだものの、もしかしたら反対側のバスに乗れば昭和に戻れるかもしれないと思い立ちます。

その車内で、渚が気がかりだと悶々としていると、そこにちょうど彼女から電話が。

渚は上司から新人が辞めたから戻って来てほしいと懇願され、夫からは離婚に応じるが息子の親権は渡さないと詰め寄られ、困惑していました。

そこに市郎が現れ、全員右にならえの働き方改革のおかしさに苦言を呈します

渚の夫は無理に働かず定時帰りが正義と反論するものの、市郎の持論に感化された渚は退職を撤回。

それと引き換えに、上司に自分の要望を伝えました。

彼が押し切られようとすると、「それは過労死を誘発する」と待ったをかける夫。

ですが、渚は怯まず、「あんたは正論ばかり押し付けるAIのようだ」と詰め寄ります。

最終的に夫が折れ、息子の親権は渚のものに。

そして市郎は、渚の会社のカウンセラーに抜擢されたのでした。

一方その頃

昭和の世界では、ムッチ先輩によって不良スタイルに改造されたキヨシにドン引きするサカエ。

ですが、純子は「シブい」と絶賛し、キヨシは満足げに笑うのでした。

その後

カウンセラーとして働き始めた市郎は、まんざらでもない様子。

自室にビデオデッキを設置してもらい、昔の妻と純子が踊っている動画を見て、懐かしそうに微笑んでいました。

その様子を陰からこっそり覗いていた渚。

ふいに涙を見せた市郎を見て、複雑な表情になってしまうのでした。

その夜

喫茶店に集まり、和気あいあいと話す市郎、渚、秋津の3人。

市郎はすっかりスマホを使いこなせるようになっており、渚とも何となくいい雰囲気。

秋津が気を利かせて出て行くと、素直に市郎への好意を口にした渚

ふいに手を握られ、動揺した市郎は思わず外へ逃げ出します。

そして、純子に報告しようと、スマホの電波を探して喫茶店の壁によじ登り、その途中で看板の一部がはがれ、一緒に落下した市郎。

そしてふと気が付くと、喫茶店のトイレの中に着地していました。

天井を見上げると、例の穴が開いていて、意図せず昭和に戻って来てしまった市郎。

ショックを隠し切れず、悲痛な叫び声を上げるのでした。

今回はそれぞれのキャラの意外な一面が見れて、一気に話が深くなりましたね。

市郎には反発してばっかりだけど、それが彼の寂しさを紛らわすためだったとか、純子がピュアないい子すぎて、ちょっと泣きそうになってしまいました。

市郎がいない間、ちゃんと留守番してるし、家事もやってるし、サカエも少し小川親子を見直したように見えました。

そして、渚もまた、働き方改革という優しさの押し付けに悩まされていて、言いたいことも言えないストレスを抱えていたんですね。

このあたりは前回の秋津とも重なるところがあるし、自分さえ我慢すればそれで全て上手く回るという思考は、時代に関係なく、ずっとなくならないんだなと改めて感じました。

秋津も渚も周囲に気を遣いすぎるから、典型的な無神経男の市郎が眩しく見えたのかもしれません。

でも、市郎も少しずつ令和の空気感や価値観にも理解を示し始めているし、これからどんどんお互いの利点を認め合えるようになるかもしれませんね。

とはいえ、神出鬼没な例の穴が気になりますね。

市郎が上手くいきそうな時に限って、それを阻むように現れるし。

もしかして、これからも毎回昭和と令和を行き来するようになるとか?

考察すればするほど裏切って来る、クドカンワールドの恐ろしさ。

ますます続きが気になりますね。

第3話

を置いてけぼりにし、また昭和に戻って来てしまった市郎

ですが、そんなことは知らないサカエの夫・井上が、市郎を訪ねて喫茶店にやって来ました。

彼は実は市郎の元教え子で、タイムマシーンに興味津々だった市郎の無責任な励ましを真に受け、38年かけて路線バスのタイムマシーンを完成させたのです。

井上が渚と秋津に市郎との思い出話を嬉しそうに語っていると、そこに市郎から電話が。

市郎は彼のことを全く覚えていませんでしたが、それを不憫に思ったふたりは、こちらから会いに行けばいいと提案しました。

ですが、井上は三半規管が弱く、試運転の段階でギブアップ。

代わりにサカエに乗って欲しいと頼んだところ、大喧嘩になり、結局そのまま離婚して、ふたりはタイムマシーンで過去に行ってしまったのでした。

そして、さらにタイムマシーンについて詳しく解説し始めた井上。

彼の話によると、過去を改ざんすると未来が変わってしまうというタイムパラドックスが起こり、ビリビリと電気が走ったようになるとのこと。

そんな全く現実味のない話を、渚は額にしわを寄せながら聞いているのでした。

一方その頃

昭和の世界で、市郎宅を突撃訪問してきたムッチ先輩と純子の友達

ズッキー司会の深夜番組への出演権が当たったと大喜びしますが、かなり過激な内容の番組だと知り、市郎は大激怒。

ですが、それよりも、秋津によく似たムッチ先輩が気になってしまうのでした。

それから数日後

渚が出社すると、なぜか局内はバタバタと大騒ぎ。

話を聞いてみると、先輩の栗田の担当番組のMCの男性が週刊誌に4股交際スキャンダルをスクープされてしまったとのことでした。

何とか協力したいと思った渚は、ゲストだった八嶋智人にダメ元で司会を依頼。

八嶋は二つ返事でOKし、序盤からまるでレギュラーだったかのように振る舞います。

ですが、栗田はノリが軽すぎるだの、セクハラ発言が多いだのとダメ出しの嵐。

理不尽に謝罪を要求してきます。

そして、その締め付けはどんどんきつくなり、さすがにちょっとイラっとしてきた八嶋。

ですが、グッとこらえて、大人の対応をするのでした。

一方その頃

結局渋々純子のテレビ出演を承諾し、保護者としてついてきた市郎。

観覧席ではキヨシ中学時代の井上、そしてサカエも見守っていましたが、本番前からいかがわしい雰囲気に不安が募る市郎。

純子だけはその雰囲気に巻き込まれないように度々妨害しようとしますが、サカエから「他の子はよくて、自分の娘だけ守ろうとするのは親のエゴ」と諭され、思わずハッとします。

そして、みんな誰かの娘なんだと思い直し、何も言わずに見守ることにしたのでした。

一方令和では

番組が滞りなく進んでいましたが、そんな中で番組出演者の中にも被害者が発覚し、スタッフ達は真っ青。

栗田はもうフォローしきれないとテンパり、八嶋の言動を全否定した上、とうとう進行を丸投げしてしまいました。

渚もどうしていいかわからなくなり、思わず市郎に電話してしまいます。

ですが、電話が繋がらず、いてもたってもいられなくなった市郎は、再び令和に向かうのでした。

そんな中

当事者のMCの男性がカメラの前で謝罪すると現れ、現場は大騒ぎ。

そこに現れた市郎に、渚は安堵し、思わず彼に抱きつきます。

ですが、市郎が渚の背中に腕を回すと、静電気のような衝撃が

ふたりは一瞬ギョッとしますが、とりあえず現場に向かいました。

そしてセクハラの境界線で言い争っている一同に向かって、「みんな自分の娘だと思えばいい」とアドバイスし始めた市郎。

娘が嫌がることはしない。

娘を悲しませるようなことはしない。

みんながその雰囲気に呑まれ、市郎の主張に聞き入ってる中、八嶋はしれっとひとりで番組を締めていました。

最後には何とかなったと、満足げに帰って行った八嶋。

渚は感謝の気持ちを込めて頭を下げて見送ったのでした。

その後

市郎を見つけると、慌ててエレベーターの中に引っ張り込んだ渚。

唐突にキスを迫り、市郎もそれに応えようとしますが、またビリビリと静電気のような衝撃を感じ、思わず床に尻餅をついたふたり。

渚は井上が言っていたことが本当だと確信し、事態が全く呑み込めていない市郎は、ただただ茫然とするのでした。

令和の井上が出て来て、一気に頭よさげな雰囲気になってきましたが、科学者のわりに状況説明がイーってなるとか、バチバチってなるとか、話の内容に擬音の多い関西人のようで、ちょっと笑ってしまいました。

過去をいじってはいけないというのは、タイムトラベルもののセオリーだけど、もうすでに両思いっぽい渚と市郎にとっては辛すぎる現実ですね。

キヨシと過去の井上が友達になってしまったというのも問題ですが、そもそも向坂親子もがっつり過去の人間と関わってしまってるし、本当はその時点でアウトな気もします。

まあ、そのへんはつっこまないほうがいいのかもしれませんが。

この理論でいくと、きっと純子とキヨシも結ばれないんでしょうね。

純子はどんどんいい子だと思うシーンが増えてきているし、ちゃんと市郎の性格をわかっていて、いざという時には背中を押してあげるところにグッときますね。

みんなが時空を超えて幸せになるという道は今のところなさそうですが、逆に過去をいじくり倒して、都合のいい未来に変えてしまうというのもありかなとちょっと思ってしまいました。

第4話

市郎に触れようとするたび、タイムパラドックスの電気刺激が起こり、愕然とした

自分は市郎とは付き合えないのかと喫茶店で井上に相談していると、そこに市郎と秋津が戻って来ました。

市郎を見た井上は懐かしさに感激しますが、まだ当時のままの市郎は全く実感が湧きません。

それどころか、彼の存在さえもあまり記憶がなく、作文でタイムマシーンの発表をしたと聞いて、ようやく思い出しました。

そして、彼がキヨシの父親だということも思い出した市郎は、彼の力を借り、キヨシからもらったスマホを、自分名義に変更してもらったのでした。

その後、再び喫茶店に戻り、井上に謎の穴のことを話した市郎。

ですが、結局その理由はわからず、井上はむしろ、渚と市郎の間に超えてはいけない繋がりがあることが気掛かりでした。

渚も井上の不穏な空気に少し不安を覚えましたが、市郎はそんなことはお構いなしに、初めて見るLINEに夢中になっていたのでした。

一方その頃

中学校で真面目に授業を受けていたキヨシ

隣の席の女子に手紙で好意を告げられ、思わず戸惑ってしまいます。

困ったキヨシは、井上に相談しますが、彼はBL漫画を愛読しており、話を聞いているうちに勢いあまって告白してきました。

そして、自分もゲイかもしれないと不安になったキヨシは、とりあえず井上とキスしてみることに。

ですが、やはりタイムパラドックスの電気刺激が起こり、やはりキヨシは純子のことが好きなノーマルなのだと自覚したのです。

夜に、その衝撃告白を聞かされた純子とサカエはドン引き。

そこに井上から電話がかかってきて、サカエは思わず「お前はモテなさすぎて男に走っているだけだ」と叱りつけたのでした。

それから数日後

令和でまたカウンセラーの仕事を再開していた市郎。

早速ドラマのプロデューサーがタイトルについて相談に来ますが、性別に偏見があると困ると、あれこれ難癖をつけてきます。

聞いているうちに面倒くさくなった市郎は、スマホのチャットで連絡するとさっさと切り上げ、部屋を出て行ってしまったのでした。

一方その頃

タイムパラドックスのことを真剣に悩んでいた渚。

思い当たるふしはありませんでしたが、何となく市郎との接触を避けていました。

そんな中、先輩の栗田から昭和の歌謡曲がコンプラ違反だらけだと相談を受け、喫茶店のカラオケで判定することに。

そこにはなぜか井上秋津携帯ショップの店員・若井まで参加しており、令和目線で歌詞にダメ出しの嵐。

1曲もまともに歌えず、全員は思わずため息。

しまいには、男女という区別自体も配慮に欠けるのではと悩み始めます。

そんな中、秋津がマッチの歌を歌い出したことで、彼がムッチ先輩の息子だと気づいた市郎。

もしかして、母親は純子じゃないかという不安に襲われ、名前を聞かずに店を飛び出したのでした。

一方その頃昭和では

隣の席の女子に誘われ、喫茶店デートすることになったキヨシ。

純子とのことをあれこれ詮索され、思わずドギマギしてしまいます。

その様子を、窓越しに見てしまった純子。

自分との約束をすっぽかされたと悟り、ショックを受けたのでした。

そしてその足で、ムッチ先輩の元に向かい、バイクでドライブデートに出かけます。

ですが、途中で雨に降られ、ムッチ先輩の家に行くことに。

誰も自分のことなど相手にしてくれないと、思わず愚痴をこぼします。

そんな純子に寄り添い、自分は全力でお前を守ると漢気を見せるムッチ先輩。

ふたりがいい雰囲気になりかけた頃、サカエに言われてようやく約束を思い出したキヨシは、純子を探しに出かけていました。

ですが、当然待ち合わせ場所にはおらず、雨の中探し回った末、ムッチ先輩の家に辿り着きます。

驚く純子を強引に連れ出し、スマホに頼らずに純子を見つけ出せたと大喜び。

そして、ムッチ先輩にも二度と彼女を離すなとハッパをかけられ、ごめんねと謝りながら、力一杯純子を抱きしめるキヨシなのでした。

その後しばらくして

令和では、市郎の既読スルー問題が発生。

スタッフ達のスタンプのみや定型文返信など、塩対応に過剰に反応する市郎に、栗田も渚も思わずハラスメント案件だと苦い顔。

市郎はその愚痴を若井に吐き出していましたが、そこに渚達がやって来て、SNSとの向き合い方を歌いながら訴えます。

最初は腑に落ちなかったものの、いちいち真に受けてたら身が持たないと言われ、ようやく納得した市郎。

その後、渚は真剣な表情で自分の父親に会って欲しいと頼んで来ました。

その言葉を聞き、親に紹介してもらえるのかとうきうきの市郎。

ですが、渚の表情は市郎とは対照的に沈んでいました。

そして、父親との対面当日。

なぜか彼は感極まった様子で市郎を「お父さん」と呼び、全く理解できない市郎は、激しく困惑するのでした。

今回は一気に色々と謎が解けましたね。

まあ、秋津がムッチ先輩の息子だということは何となく予想つきましたが、渚がまさかの市郎の孫とは。

どうやら、タイムパラドックスのビリビリは、血縁者同士でしか起こらないようですね。

DNAレベルで惹かれ合うという感覚は、ある意味ロマンチックだけど、そこをいじってしまうと、渚もキヨシも秋津も存在しないことになってしまいますからね。

まさか、ここまでバックトゥザフューチャーの話が繋がってくるとは思いませんでした。

純子は秋津の母親じゃなかったけど、渚の母親という可能性はまだありますね。

大震災で亡くなったとは言ってましたけど、昭和の純子と今の渚が一度も顔を合わせないのも気になるし。

そして、キヨシと抱き合ってもビリビリしないということは、今後関わりがないという証拠だし、一体純子は誰と結婚するの?と、かなり気になってしまいました。

でもそれより気掛かりなのは、やはり市郎ですね。

渚の父親が昭和の市郎を知らないとすれば、市郎はわりと若いうちに死んでしまう運命とか?

だから、喫茶店のマスターも覚えてないというなら、辻褄は合いますね。

話が進めば進むほど、市郎の辛い未来が明かされていきそうで、今からドキドキしますが、ますます続きが気になりますね。

第5話

渚の父親・ゆずるからお父さんと呼ばれることが全く腑に落ちない市郎

そんなふたりを見かねて渚が見せた1枚の写真。

それは、大人になった純子に抱かれる赤ん坊の渚でした。

ようやく彼が自分の義理の息子で、渚が孫だと理解した市郎

孫に手を出そうとしていたことを改めて反省し、純子がムッチ先輩とくっつくよりはマシだったと必死に自分に言い聞かせていました。

そこで改めて、市郎が現在の純子のことを聞き出そうとした途端、思わず動悸が激しくなるゆずる。

それを見た渚はとっさにふたりは離婚して、今は南フランスのプロヴァンス地方にいると告げました。

まだ少し困惑気味だったものの、今度はふたりの馴れ初めについて尋ねた市郎。

ゆずるは、少し遠慮がちに、純子の過去を語り始めました。

純子は高3の時、不良仲間達とは縁を切り、大学に現役合格。

女子大生になると、そのルックスの良さでモデルにスカウトされ、芸能界入り。

その後、上司に連れられて行ったディスコで、当時黒服だったゆずると出会います。

ゆずると恋に落ちた純子は、ふたりで市郎に結婚の挨拶に行ったものの、チャラすぎるゆずるに市郎が大激怒。

ですが、すでに純子のお腹の中には渚が。

しばらく黙って聞いていた現在の市郎も、思わずゆずるにつかみかかります。

渚が慌てて止めに入りましたが、これは彼にとっては過去で、自分にとっては未来のことだとハッとした市郎。

それがわずか4年後にやって来る出来事だと聞かされ、少し複雑な気持ちになるのでした。

それからすっかり冷静になり、話の続きを聞き始めた市郎。

渚が生まれてからも市郎はふたりのことを認めず、渚を抱っこすることもありませんでした。

そんな中、バブルがはじけ、ディスコ業界も低迷。

ゆずるは地元の神戸に戻って、父親の家業であるテーラーを継ぐことに。

市郎にオーダーメイドスーツをプレゼントしようと手紙を送りますが、市郎はガン無視。

その後、ゆずるは離婚を機に上京し、調布でテーラーを開業。

昨年体を壊して入院し、現在は渚と孫と一緒に3人暮らしをしていると説明しました。

まだ少し腑に落ちなかったものの、当時の贖罪の気持ちで、今渚を抱っこしてあげた市郎。

その姿を見たゆずるは、また涙ぐむのでした。

その後

4月を迎えた純子は進級。

令和の市郎は、テレビ局の改変期を迎え、仕事が大忙し。

しばらく戻れそうにないと、サカエに頼んで学校の休職期間を延長してもらうことになりました。

そんな中、サカエは学校側のPTA管理費のずさんさや、不登校の生徒に対する対応の悪さに呆れ、PTA役員になったことを激しく後悔。

その愚痴を、喫茶店内で純子とキヨシにぶちまけていると、そこにムッチ先輩が。

気分転換にバイクで連れ出してもらったサカエ。

ふと、公園で過去の自分を見かけ、当時のあだ名がPTAだったことを思い出しました。

自分も社会も何も変わっていないと、自嘲気味に笑うサカエ。

そんな彼女の話に真剣に耳を傾け、共感してあげるムッチ先輩なのでした。

一方その頃

令和では、また妻と純子のダンス動画を見ていた市郎。

しんみりした様子でしたが、そこに現れた栗田から渚がプロデューサーに昇格したと聞き、素直に喜びました。

ですが、栗田達がスタッフや演者の同行をGPSで監視していると聞かされ、思わず困惑。

八嶋が不倫していると大騒ぎになりましたが、結局けん玉の練習をしていただけでした。

そしてホッとした頃に、スーツを仕立てたいとゆずるからハガキを受け取った市郎。

今回は素直に店を訪ね、オーダーメイドスーツを作ってもらうことにしました。

そこでまた、当時の思い出を語り始めたゆずる。

結局市郎は、純子に無理やり神戸に連れて来られ、渋々採寸に応じます。

ですが、緊張のあまり、段取りに手間取ってしまったゆずる。

結局その日の終電を逃してしまい、東京に戻れなくなった市郎は、純子と3人で居酒屋で飲み明かしました。

そして明け方、市郎は純子に見送られて帰っていきました。

それが、1995年1月17日の午前5時46分。

以前、阪神淡路大震災で母親が亡くなったと渚から聞いていたことを思い出した市郎は、改めてゆずるから謝られ、自分と純子の死期を悟ったのです。

ショックを受けながらも、あれからゆずると打ち解け、渚を抱っこすることもできていたことをせめて喜ぼうとする市郎。

ゆずるは悲しみに暮れながら仕立てたスーツを大事にとってあり、感慨深げに袖を通した市郎は、慌てて駆けつけて来た渚と秋津にスーツ姿を披露しました。

思わず笑顔になる一同。

市郎は色んな感情を誤魔化すように、煙草を口にくわえたのでした。

今回は、とうとう悲しい過去が判明してしまいましたね。

市郎と純子がすでに亡くなっているという事実を、なかなか打ち明けられずにいたゆずると渚。

そして、離婚だの海外移住だのという苦しい嘘に気づいていながら、最後まで何も言わなかった市郎。

必死にいいことだけを強調して自分を納得させようとしている姿が痛々しくて、思わずもらい泣きしそうになりました。

いつもなら若干困惑してしまうミュージカルの件も、今回はスッと心の中に入って来て、スーツを仕立てるところがよりドラマチックに仕上がっていたような気がします。

急にこういう方向転換をしてくるのが、クドカンのすごいところ。

八嶋さんの不倫騒動や、ゆずると市郎の肩パット押し問答のギャグパートが完全に霞んでしまってましたね。

次回は久々に市郎が昭和に戻るようですが、自分達のタイムリミットを知ってしまった今、純子との親子関係も確実に変わっていくのは間違いなさそうですね。

第6話

思いがけず、自分の死期を知ってしまい、いつも通りはしゃいでいても、どこかカラ元気な市郎

秋津も心配しますが、市郎は自分のことよりも純子のことが気掛かりでした。

本当は昭和に帰りたい気持ちもありつつ、純子とどう接していいかわからない。

一方の純子も、なかなか戻って来ず、連絡すらよこさない市郎を心配しているのか、夜中にこっそりサカエの電話を借りて電話をかけますが応答はなし。

純子はふてくされたように「バカ」とつぶやいたのでした。

翌日

市郎の様子を見かねた秋津は、強引に研究所のラボに連れて行き、市郎を昭和に戻そうと画策。

そこで渚と井上とも合流し、改めてタイムマシンの仕組みについて説明を受けました。

井上によると、このタイムマシンの計画は政府公認であるものの、まだ試運転は極秘。

限られた人間のみしかバスに乗車することはできないが、井上が顔認証システムの実験で市郎の顔写真を使っていたため、市郎はすんなり乗れてしまった。

そして、井上がバスを自動運転に変えてしまったため、普通に乗客が乗り降りできるようになってしまっていた。

色々説明を聞いても、なかなか過去に戻る気になれない市郎。

秋津は「純子がゆずると出会わないようにすればいい」と無責任な歴史改変発言をしますが、「それだと渚が生まれなくなる」と即座に反論する市郎。

本当は会えるはずのなかった大人になった渚に会えただけでもラッキーだったと思い直し、腹をくくって昭和に戻ることにしました。

そして数日後の朝

久しぶりに純子と再会した市郎。

純子もようやくホッとした笑顔を見せ、市郎は懐かしさのあまり、純子だけでなく、その友達もサカエのことも抱きしめてしまいます。

少し苦笑しながらも、みんな心なしかホッとした様子。

その後、市郎は校長と担任に未来から持って来たVRグラスと阪神の優勝グッズをプレゼントしました。

その夜

みんなと上機嫌ですき焼き鍋を囲んだ市郎。

なぜかムッチ先輩も混じっており、急に好意的になったことに、彼も純子も若干戸惑いますが、「彼が私の未来の旦那では?」という純子の冗談には思わず口をつぐんでしまいます。

その後も頑なに未来の話をしようとしない市郎に、「本当は未来になんか行ってなかったんじゃないか」と疑いを持ち始めた純子。

弁解のために、芸能人の未来の話を持ち出す市郎。

純子は全く信じていない様子でしたが、市郎はその勢いで乗り切ったのでした。

そして、純子が寝静まった後、サカエに未来の自分と純子の死を打ち明けた市郎。

酒の勢いに任せ、「先がわかっている人生をどう生きたらいいかわからない」と、サカエにだけ本音をぶちまけます。

悲観的な市郎に、「それはその時考えることにして、今は好きなように楽しく生きればいい」とアドバイスするサカエ。

それを聞き、少し胸のつかえが取れたような気がした市郎。

ですが、「自分の未来は聞かないで楽しみに取っておく」と純子に言われ、ますます本当のことを言えなくなってしまうのでした。

そのまま思い悩んで、また令和に行く土曜日を迎えた市郎。

思い切って純子を一緒に未来に連れて行くことにしました。

不審がる純子でしたが、ピンと来たサカエも背中を押し、強引にバスに乗せます。

そして、スカイツリーやワイヤレスイヤホンを見て、自分と全く同じ反応をする純子に、思わず笑顔になる市郎。

市郎はその足で喫茶店に向かい、純子を渚とゆずるに会わせました。

自分達の素性は明かせなかったものの、思わず感極まって涙ぐむゆずる。

渚は市郎を気遣い、純子に市郎の仕事ぶりを見せることを提案しました。

令和と昭和を比較するクイズ番組に出演することになった市郎。

その収録を黙って見ていた純子でしたが、まるで市郎が笑いものにされているかのような扱いに思わずぶち切れ。

市郎は自分を必死に庇ってくれる純子に愛しさが溢れますが、慌てて「お前は17歳だから、このおふざけを真剣に受け止めてしまうんだ」とたしなめます。

最初は腑に落ちなかった純子でしたが、大人は17歳を懐かしんで昔話をするという周囲の説得に、ようやく得心したのでした。

その後

喫茶店で純子とふたりきりになった渚。

過去の母親と会話するという、本来ならありえない状況に、懐かしさと嬉しさで思わず複雑な表情を浮かべてしまいます。

ですが、「子供がいるのにバリバリ働いていてかっこいい」と素直に自分を肯定してくれる純子に感激し、彼女に服をプレゼントしたいと言い出したのでした。

今回は、市郎と純子の親子愛に溢れたやり取りが満載で、見ているこちらまでグッときてしまいました。

自分のことだけでもいっぱいいっぱいのはずなのに、何よりも純子のことを心配して落ち込んでしまう市郎は、普段は適当な態度ばかりだけど、やはり父親ですね。

元の歴史を見られない純子に、せめて今未来を見せてあげようという発想が素敵でしたね。

それにしても、1話の市郎と全く同じ反応をする純子が、とても微笑ましかったです。

やはり、血は争えないってことですね。

そして、ラストの渚と純子のやり取りもまたエモい。

未来の娘だと名乗れない渚のもどかしさがビシビシと伝わってきて、ちょっと心苦しくなりましたが、純子もしばらくの間、令和カルチャーを満喫するんでしょうね。

バスで簡単に往復できるとわかったし、タイムトラベルものとしては邪道だけど、後は地震だけを上手く回避する方法がわかれば、ハッピーエンドの可能性も出てきましたね。

第7話

約束通り、に服を買ってもらうことにした純子

そのついでに、美容院で髪も切ってもらうことにしました。

ですが、担当のイケメン美容師・ナオキに純子は緊張気味。

思わず乙女の顔になってしまうのでした。

一方その頃

市郎と羽村は新しいドラマ企画のことで、カフェにいる渚とリモート会議中。

脚本家・江面の台本が遅れてるのではと心配ムードの中、髪を切り終えた純子が戻って来ました。

すっかりイメチェンし、少し恥ずかしそうに「デートに誘われた」と渚に報告する純子。

渚は画面越しの市郎の制止をガン無視し、笑顔で送り出したのでした。

一方昭和では

ムッチ先輩が、学校内で急に姿を消した純子の行方をキヨシに問い詰めていました。

困ったキヨシが渋々タイムマシンのことを打ち明けると、市郎の家に乗り込んで来たムッチ先輩。

家の中にタイムマシンがあると思い込み、家捜ししながら純子に呼びかけます。

そんな彼を唖然としながら見つめるサカエは、彼があっさりとタイムマシンのことを信じたことに驚きを隠せませんでした。

そして翌日

令和では江面が台本の締め切りを1週間伸ばして欲しいと言い出して、大騒ぎに。

江面のストーリー構想を聞き、思わず純子の姿を重ねてしまった市郎。

それを聞いてやる気を出した江面に、少し複雑な気持ちになるのでした。

一方その頃、昭和では

ムッチ先輩に根負けしたサカエとキヨシがタイムマシンのバスのことを打ち明け、バス停まで見送ることに。

「絶対純子を連れ戻す」と、意気揚々とバスに乗り込んだムッチ先輩。

ですが、実はサカエが腕時計の時間を早めており、彼が乗ったのは普通の市営バス

降り立った先に見覚えのあるマスターと井上の姿を見つけ、完全に騙されたと憤るのでした。

そんなことなどつゆ知らず、その頃ナオキとのデートを満喫していた純子。

カラオケボックスで昭和歌謡を熱唱する彼女に少し苦笑いのナオキは、彼女が席を外した間に、うっかり生徒手帳を見てしまいます。

そして昭和43年生まれということに驚き、渚をLINEで問い詰めます。

素直に純子が自分の母親だと打ち明けた渚。

ナオキは戸惑いつつも、気づかないフリをしたのでした。

その夜

上機嫌で渚の元に戻って来た純子。

さりげなく市郎との仲を聞かれ、戸惑ってしまう渚。

彼女に純粋な眼差しを向けられると、市郎のことが好きだと嘘をつくしかないのでした。

それから数日後

テレビ局では江面が突然ドラマを降板すると言い出し、またまた大騒ぎに。

焦った市郎と羽村は、ホテルに滞在中の彼の元へ。

原稿が5ページしかできていないことに愕然とするふたり。

ですが、その内容に感動した羽村は、一緒にアイデアを出しながら手伝うと宣言。

色々話し合ううち、綺麗なストーリー展開にこだわりすぎる江面に、市郎はイライラ。

「先なんて決まってない方が面白い」と思わず力説してしまいます。

そんな中、渚から夜になっても純子が戻って来ないと連絡があり、慌ててホテルを飛び出しました。

一方その頃

純子はナオキに誘われ、夜の江の島へ。

神社で絵馬を書いたり、海辺で走り回ってはしゃいだりと、青春ごっこを楽しんでいました。

ですが、レストランで食事中に事件が。

ナオキがスマホを失くしたことに気づき、現金を持ち合わせていないふたりは真っ青。

そんな事態になっているとは思わない渚、ゆずる、井上、秋津、市郎は、ちょうど喫茶店に集まっていました。

そこに湘南警察署から電話が。

市郎達が慌てて駆けつけると、純子が無銭飲食で拘留されていました

自分のせいだと認めつつ、涼しい顔でひとりだけ帰ろうとするナオキに唖然とする一同。

ナオキは純子の秘密を知っていることは打ち明けず、そのまま去って行きました。

それでも「すごく楽しかった」と笑顔を見せた純子。

市郎はむしろ自分がいなくて楽しかったと言われたようで、少し複雑な気持ちになるのでした。

一方

ホテルに残って一晩中原稿を書き上げていた江面と羽村。

何とか締め切りに間に合い、ボロボロになりながらも達成感を感じていました。

そして土曜日になり、無事に昭和に戻って来た純子。

雰囲気が変わったことに戸惑うキヨシに、「ただ学校休んだだけ」とはぐらかします。

それでも腑に落ちないキヨシは、未来で印象に残ったことを尋ねました。

渚にもらったデジカメを確認する純子でしたが、中のデータは空っぽ。

少しがっかりしたものの、彼女の心の中には、警察の檻の中でこっそりナオキとキスした思い出が残っていました。

そして、純子の思い出は、ナオキのスマホの中にも。

LINEでツーショット写真をこっそり渚に共有し、思わず感慨深くなる渚なのでした。

一方その頃

再びバスに乗っていたムッチ先輩。

今度は本当に令和に来てしまい、未来の息子・秋津と偶然対面し、思わず悲鳴を上げるのでした。

今回は、純子とナオキの恋物語をローマの休日になぞらえたところが、最高にエモかったですね。

ナオキは典型的な現代人なのに、トレンディドラマみたいなシチュエーションに憧れるとか、意外と昭和脳?

だからこそ、純子のことも素直に受け入れられたんでしょうね。

まあ、それにしても、スマホに頼りすぎるところが、かなりリアルでした。

実際、スマホを失くしてしまったら、お金も払えないし、連絡先もわからない。

ナオキがパニックになるのもよくわかるし、見ているこっちまでゾッとしてしまいました。

とはいえ、いい大人なんだから、何でクレカの1枚も持ってないんだよ!とつっこみたくはなりましたけど(笑)

ロマンチックになり切れないところが、クドカンっぽくて良かったですね。

そして、どんどんギャグ要員になりつつあるムッチ先輩。

市郎ん家の押し入れ開けて「ムッチでーす!」と叫んだ時に、思わず吹いてしまいました。

さらに、タイムマシンと未来人のことは信じるのに、タイムマシンドッキリにはあっさり引っかかってしまう純粋な感じは嫌いじゃないです。

ラストのバス描写も、またドッキリの天丼かと思いきや、今度は本当に令和に来ちゃうし。

いきなり未来の息子と対面するとか、コントみたいな展開も最高でした。

次回はムッチ先輩が令和で大暴れしそうな予感ですが、今度は息子だと名乗れない秋津が悩む番になりそうですね。

第8話

突然2024年に現れたムッチ先輩に、困惑気味の秋津と井上

浮かれて秋津とツーショット写真を撮っていましたが、自分と入れ替わりに純子が帰ってしまったと知り、大激怒。

ですが、突然井上から「秋津がドッペルゲンガー」だと言われ、その嘘をあっさり信じてしまった彼は、慌てふためきながら喫茶店を飛び出したのでした。

一方その頃

市郎の元には、また厄介なトラブルが。

不倫スキャンダルでバッシングを受けたアナウンサー・倉持猛の復帰計画が、新しくリスクマネジメント部の部長になった栗田によって白紙になってしまったというのです。

も交えて、栗田に直談判しに行った市郎ですが、全く聞く耳を持たない栗田。

倉持の妻も許していると聞き、市郎は「こんな不当なやり方はパワハラだ。関係ない第三者が口を挟むことじゃない」と憤り、さらに復帰を後押しします。

根負けした栗田は、仕方なく朝番組で街頭ロケの許可を出し、倉持はしれっと復帰することに。

ですが、2人の視聴者のコメントが、適当な記事を書いたライターによって大きく拡散され、SNS上は番組を見ていない人達の批判で溢れ返っていました。

「2人しか見てないのに」と困惑する市郎を尻目に、ほら見たことかという顔で呆れている栗田。

復帰が早すぎたと言われ、「これ以上迷惑をかけられないから辞める」と落ち込む倉持。

ですが、事態は番組スポンサーのビーフン不買運動にまで発展しており、人事部長から「スポンサーからクレームが来た時点で辞めろ」と言われてしまいました。

「辞める自由もないのか」とさらに憤る市郎は、いつものように、ミュージカル調に周りを巻き込んで説得しようとしましたが、誰も乗ってくれる人はおらず、バツが悪くなったのでした。

一方その頃昭和では

キヨシ不登校の同級生・佐高を何とか登校させたいと奮闘中。

いつの間にか他のクラスメイト達も彼の家に押しかけるようになっており、部屋はまるで教室状態。

とうとう佐高は登校する覚悟を決め、それを聞いたサカエ純子担任の安森は大喜び。

ですが、サカエはそれよりも、純子の変化の方が気になっていました。

未来に行って無理して突っ張ってる自分が恥ずかしくなったという純子。

これからは明るい未来のために頑張って勉強すると決めたのでした。

実は、ナオキとのこと以上に、未来で受け入れられている市郎のかっこいい姿に感化されていた純子。

その話を微笑ましそうに聞きながら、笑顔で頷くサカエなのでした。

一方その頃

SNS上の誹謗中傷コメントにいちいち返信していた市郎。

相手を黙らせることに手応えを感じ、渚が呆れるのも構わず、パソコンと向かい合っていました。

純子をまた放置して、市郎がずっと令和にとどまっていることが少し意外だった渚。

ですが、娘のことを信頼し、「渚達若い世代が幸せになるのを見届けたい」とすっかり吹っ切れた様子の市郎にホッとするのでした。

その翌日昭和では

宣言通り学校にやって来た佐高を、熱烈歓迎する安森とクラスメイト達。

あまりの忖度ぶりに戸惑いを隠し切れない佐高は、結局たった一日でまた不登校になってしまいます。

その件に関して、早速安森にクレームをつけたサカエ。

ですが、彼はこれが通常運転の対応だと適当に聞き流し、そのままデートに誘ってきました。

見た目が好みな上に、女性の扱いもスマートな安森に、少なからず惹かれている気がするサカエ。

そのモヤモヤを過去の自分に聞いてもらっている間に、井上のモラハラぶりを思い出してしまい、今度はイライラ。

その文句を中学生の井上にぶつけてしまい、困惑させてしまうサカエなのでした。

一方その頃令和では

市郎が街頭インタビューで倉持の復帰を許すかどうか問うことに。

インタビューされた女性達は曖昧な反応でしたが、その映像を見た栗田は、「無理やり復帰賛成に誘導させた」と苦い顔。

傍で話を聞いていた八嶋は、「奥さんの料理番組に一緒に出て、いい印象を植え付ければいい」とアドバイスしますが、「いくら時が流れても不倫の悪印象は拭えない」とさらに攻撃的な栗田。

倉持は「やはり辞めるしかないのか」とまた肩を落としてしまいます。

市郎はそれでも「たった一度道を踏み外すと、人生終了なんておかしい」と必死にフォローしますが、栗田は答えの代わりに倉持と市郎を家に誘いました。

その翌日

約束通り栗田家を訪れた倉持と市郎。

エプロン姿でせわしなく動き回り、会社での威厳が全くない栗田に、困惑気味のふたり。

先に知人夫婦2組も集まっていましたが、いざ食事が進むと、過去の不倫騒動を蒸し返された栗田。

彼が「不倫という事実は一生消えない」と厳しく責め立てられている姿を見て、自分もグサッと来てしまう倉持。

急に栗田の厳しい言葉に重みを感じ、SNSでのバッシングのダメージを改めて肌で感じました。

その帰り道、自分は浮気したことないのかと聞かれ、「浮気を捏造したことはある」と打ち明けた市郎。

自分で口紅をカッターシャツに付け、浮気を装ったところ、妻が半狂乱で大激怒。

それを見て、絶対浮気はしないと心に誓った市郎なのでした。

その後

八嶋のアイデアを採用し、料理番組に出ることになった倉持。

ネット上では相変わらず誹謗中傷も飛び交っていましたが、スルーしながらやり過ごすことにした栗田。

「たった一度でも、世間は浮気を許さない」とつぶやいた言葉には、確かに重みがありました。

一方その頃

喫茶店で偶然、現在のキョンキョンと遭遇していたムッチ先輩。

「自分の知ってるキョンキョンじゃない!」と混乱し、騒いでいるところに、市郎がやって来て、さらに大騒ぎ。

そこに井上と秋津と謎の男性がやって来て、無理やりムッチ先輩を連れ出しました。

そして、尚もホストになると喚いている彼を、無理やりバスに乗せ、昭和に送り返した井上と市郎。

そこで、見慣れない謎の男性が妙に気になったふたり。

彼の正体は、現在のムッチ先輩で、もはや面影もないぽっちゃりな姿に、何も言えなくなる市郎なのでした。

今回は、誹謗中傷の件がかなりリアルだったと思います。

騒ぎを大きくするのは、いつも無関係の第三者。

当事者にはとっくに終わったことでも、世間は一生許さない。

確かに、一度でも不倫した芸能人って、ついそういう目で見てしまいますもんね。

1が0にはならないという栗田の知人の言葉は、確かにすごく正論だと思います。

でも、それをこの先ずっと責められ続けると思うと、栗田にとってはまさに生き地獄ですね。

なんかもはや、栗田を蔑んで嫁に同情するというイベントを楽しんでるようにしか見えませんでした。

まあ、その根っこには、芸能界で活躍してる栗田に対する嫉妬もあるんでしょうけどね。

どこの誰かわからないSNS上の世論を相手にするより、面と向かって言われたらそりゃキツイですよ。

その辛さを知ってるからこそ、どこかのほほんとしてるように見える倉持が許せなかったんだと思います。

それにしても、誹謗中傷に律儀に返信する市郎が面白すぎました。

前に、あれだけ渚にSNSには目くじら立てるなと言われたのに、わざと煽るような真似してるし。

これ、相手が気弱なタイプだから良かったものの、普通なら間違いなく炎上案件ですね。

堂々と本名晒してるところも恐ろしいし。

いつか誰かに刺されるような事態にならないか、ちょっと心配になってしまいました。

そして、そんな真面目モードを一気に吹っ飛ばす、ラストの50代ムッチ先輩の破壊力!

ゆずるに続き、また面影のない人登場ですね。

彼も今後、市郎とがっつり絡むことになるのか、続きがますます楽しみです。

第9話

ある日、社内報のインタビューを受けることになった

ですが、その記事を見た後輩の杉山ひろ美は、自分のプライベートなことを勝手に暴露されたと大激怒し、市郎の元にクレームを言いに来ました。

その夜

秋津も交えて喫茶店で話し合うことにした市郎。

そんなつもりはなかったと困惑する渚でしたが、無自覚に相手に圧をかけているところがあると正直に指摘する市郎。

渚は彼女に謝ろうとしますが、市郎の守秘義務のことを考え、うかつに話すこともできませんでした。

その翌朝

顔を合わすなりひろ美に無視され、ショックを受けた渚。

ですが、羽村によると、ひろ美はSNS上では妊活していることをガンガン発信しており、遅刻や無断欠勤を上司に咎められるとすぐにパワハラだと大騒ぎする、クレーマー社員だったのです。

そのトラブルが原因で部署異動してきたと聞かされた渚は、少し複雑な気持ちになるのでした。

そんな中

自社のマッチングアプリで知り合った証券会社勤務の女性と喫茶店で会うことになった秋津。

なぜか市郎も同行していましたが、相手を探して店内をうろうろしていると、偶然サカエを見つけてしまい、しかもちょっと綺麗になっていて、思わず動揺。

話を聞いてみると、サカエは安森のいかにも昭和っぽい古典的なアプローチにキュンキュンしてしまい、付き合い出したとのことでした。

ですが、ホテルでいい雰囲気になった時、井上から突然連絡があり、緊急事態だと言われて令和に戻って来たのでした。

そして、昭和に残ったキヨシに、昭和の井上と自分を引き合わせるよう頼んだサカエ。

ですが、初対面から印象最悪なふたりに、思わず困惑する純子とキヨシ

そのことを聞かされた現在の井上は、激しくサカエを非難し、思わず反省したサカエ。

ですが、井上がそれ以上に動揺していたのは、タイムマシン研究のスポンサー・ジェイソンが援助を打ち切ると言い出したことでした。

もうタイムマシンを動かせないと知り、昭和に戻れなくなるのでは?と急に心配になった市郎。

逆にこっちにいれば、死なずに済むのでは?と一瞬希望を持ったものの、純子のことを考えると、すぐにその考えはしぼんでしまうのでした。

そんな中

パワハラ疑惑で聞き取り調査を受けることになった渚。

ひろ美は弁護士まで立てており、会社でも妊活を公にしようとしたところ、仕事のスケジュール調整が難しく、渚にいない方向で進めると言われたことがショックで休職を決めたとのことでした。

そして、自分も1ヶ月の休職を提示され、ショックを隠し切れない渚。

市郎は必死にフォローしようとしましたが、渚はそれでもひろ美の妊活を応援すると言い残し、渋々処分を受け入れるのでした。

その夜

秋津から改めてマッチングアプリの女性・矢野恭子を紹介された市郎。

付き合ってはいないけど、同棲するつもりでいるふたりに、どう反応していいか困る市郎でしたが、やんわりと秋津の出て行って欲しいオーラを感じ、渚の家に転がり込むことにしたのでした。

渚はさすがにゆずるに本当のことは言えず、育休だと誤魔化していましたが、彼は上機嫌。

そこに八嶋からカニが送られてきて、市郎は井上とサカエも呼んで鍋パーティーを開くことに。

大人達の話を聞き、昭和に興味が沸いてきた渚。

ハラスメントにも寛容だと聞き、思わず「昭和に行ってみたかった」とつぶやくのでした。

その翌日

みんなで純子のお墓参りにいくことにした市郎。

ここにいる全員が、時代を超えて純子と繋がりがあると思うと、感慨深い気持ちになるのでした。

一方その頃

昭和の純子は、喫茶店でムッチ先輩とデート中。

ムッチ先輩は純子が高校卒業したら結婚しようとプロポーズしますが、あっさりと振られてしまいます。

そして同じ頃、令和の喫茶店で恭子と向かい合っていた秋津も、「結婚はない」と軽いテンションで断られていました。

奇しくも同じタイミングで失恋した秋津親子。

ふたりはそれぞれの場所で、失恋の痛みに思わず号泣するのでした。

その翌朝

マンションの住人にゴミの出し方を注意し、またパワハラのレッテルを貼られてしまった渚。

通行人達にも注目され、バツが悪くなっていると、偶然話を聞いていたゆずるが飛び出して来て、「渚はパワハラなんかする子じゃない」と、必死にフォローします。

ですが、興奮しすぎて倒れ、救急車で搬送される羽目になったゆずる。

一命は取り留めましたが、緊急入院することに。

そして、さらに悪いことは続き、知らない間に渚のパワハラの件がSNS上で拡散されていました。

さらに激しく落ち込む渚。

そんな彼女を見かねた市郎は、一緒に昭和に行こうと誘うのでした。

今回のハラスメントの件を見ていると、現代人は改めて打たれ弱くなったなと感じました。

周囲がそういう空気にしているせいもあるのかもしれないけど、ちょっと強い態度に出られたり、傷つけられたらすぐ、パワハラだの、セクハラだの騒ぎを大きくするし。

なんでもかんでもハラスメントと付ければ容認されて、周囲の同情を買えるみたいな魂胆もミエミエで、確かに違和感がありましたね。

「そんなつもりはなかった」という言い訳が許されないのは、例えばいじめの被害者がそれを苦にして自殺してしまった時に、いじめっ子が同じことを言っても笑って許せるのか?という感情と似てる気がします。

とはいえ、渚の場合は、お互いの歩み寄り方が違っていたせいもあるし、言い方のニュアンスで言葉の受け取り方も違ったのかなと。

ひろ美も妊活と言えば多少のことは許されるという思惑があっただろうし、そのやり方が渚には通用しなかったから、日頃の僻みとか妬みもあったから余計に怒りが増長されてしまったように見えました。

圧倒的な話し合いの少なさが原因というところは、1話でセクハラを訴えられていた秋津の姿と重なるところがありましたが、他人同士が完璧に理解し合うというのは、やはり難しいですね。

次回はいよいよ渚が昭和に凱旋ですが、昔の井上がタイムマシーンを諦めそうなフラグも立ってしまったし、過去が変わってしまったら、その時点で渚は消えちゃうの!?

みんながっつり関わってしまってはいるけど、それぞれ何もなかったように元の世界線に戻って行くのか、それなりに変化があるのか、最後まで続きが気になって仕方ないですね。

第10話(最終回)

ついに昭和に戻ることを決め、身辺整理を始めた市郎

カウンセラーの後任をサカエに任せ、最後に入院中のゆずるにも会いに行きました。

ですが、彼とはまた4年後に会うことになると気づき、このやり取りを延々とループすることに少しげんなりしてしまう市郎。

それよりも気掛かりなのは、失恋で完全にメンタルをやられた秋津でした。

そこでこっそりマッチングアプリを使って、秋津と渚をくっつけようと画策します。

ふたりが気づかない間に、顔認証でスマホを開き、何やらこそこそし始めるのでした。

そして土曜日

井上とサカエ、秋津、マスターに見送られ、昭和へと旅立った市郎と渚

渚は無事に純子と再会し、初めて祖母の話も聞き、思わず感慨深い気持ちになります。

うっかり純子に身内だと話しそうになりますが、慌てて誤魔化し、ぼんやりと過去の思い出を伝えるのでした。

その後、喫茶店に移動したふたり。

ひろ美のパワハラ問題のことを優しくフォローしてもらったり、口に付いたケチャップをハンカチで拭いてもらったりしながら、改めて純子が母親なんだとジーンとしてしまう渚なのでした。

それからしばらくして、市郎も合流し、これからどう過ごすか悩んでいた3人。

そこにDCブランドでイメチェンしたムッチ先輩が現れます。

新しい彼女を一緒に連れていましたが、彼女も可愛くイメチェンした純子の連れでした。

一方その頃

令和に戻る覚悟を決め、佐高の元を訪れていたキヨシ

彼がいなくなるなら、ますます学校に行く理由がなくなると拗ねる佐高。

急にしんみりとしてしまい、思わずふたりとも黙り込んでしまうのでした。

そして、いよいよバスの出発時刻

過去の井上とサカエ、安森、純子の連れふたりまで勢揃いして、キヨシと渚を見送ります。

名残惜しそうに握手を交わす市郎と渚。

最後に熱いハグを交わしますが、もうビリビリ来ることはありませんでした。

そして、バスを追いかけながら、オーバーリアクションでキヨシを見送った純子。

こうしてそれぞれが、元の世界に戻ったのでした。

そして月曜日

半年ぶりに学校に復帰した市郎。

ですが、そこには校長の姿はなく、安森の話によると彼の女装趣味が発覚し、それを父兄に咎められて退職したとのことでした。

さらに、強制参加の飲み会や、パワハラ、セクハラ発言が飛び交う昭和の緩い雰囲気が気持ち悪くて仕方ない彼は、部活でのケツバットにも躊躇します。

そして、厳しさ一辺倒のこれまでの指導を改め、仏の小川に転身宣言までしてしまうのでした。

一方

市郎と同様に、未来に感化されて、すっかり優等生になった純子。

まだ悪態はつくものの、自ら早起きしてお弁当を作ってくれていたり、志望大学に現役合格間違いなしと言われたり、市郎が戸惑うレベル。

それがまた、悲しい未来に向かっていることを暗示させ、またしんみりしてしまいます。

令和にいるサカエとキヨシも、すでに新しい環境に慣れており、確実に時間は進んでいると感じた市郎。

ですが、サカエもまた、渚の復帰に立ち合い、ひろ美は何も変わっていないのに異常に忖度する会社の風潮に違和感を感じていました。

そんなお互いの愚痴を、喫茶店で電話越しに話し合うふたり。

緩すぎる昭和も、コンプラがちがちの令和も、どっちもどっちだなと思い始めた市郎。

結局は「みんなもっと寛容になるべきだ」という結論に達したのでした。

その夜

喫茶店でふたりきりになっていた秋津と渚。

なぜか定期的にマッチングアプリでお互いを勧められることに疑問を感じていると、条件が相性ピッタリになるようにこっそり書き換えられていました。

すぐに市郎の仕業だとピンと来たふたり。

不本意ながらも、試しに付き合ってみることにしたのでした。

その後しばらくして

令和の佐高と再会したキヨシ。

実は佐高は、キヨシの説得で学校に行き始め、高校で出会った友人と起業していました。

何か恩返しがしたいと、ずっとキヨシを探していたという彼の話を聞き、サカエとキヨシは、井上のタイムマシン事業に出資して欲しいと言い出します。

思わず失笑してしまう佐高。

ですが、その頃、市郎も必死に昭和の井上にタイムマシンを作るよう説得していました。

市郎から未来の話を聞き、タイムマシンの開発より、大リーガーに興味が出て来てしまった井上。

少しでも未来をよく変えるためにはタイムマシンが必須だと力説されると、今度は大リーガーとタイムマシンの二刀流で行くと大それた野望を抱いてしまうのでした。

それからしばらくして

令和ではひろ美と渚が再会。

まだ気まずい感じでしたが、ひろ美は素直に新しい彼氏ができ、妊活もやめたことを報告してくれました。

何となく和解できたことに、少しホッとした渚。

その夜、元夫に息子を預け、ウキウキしながら秋津とデートに出かけるのでした。

そして、春

純子は無事に大学生になり、初日から金をせびってきました。

「大人しくしていたのは受験までだけだった」と思わず嘆く市郎。

喫茶店のマスターに愚痴っているつもりでしたが、気が付くと彼の姿はありません。

その時、トイレの方から不審な物音が。

恐る恐るドアを開ける市郎。

すると、ポスターの裏に大きな穴が開いており、そこからひょっこり顔を出した謎の老人男性。

彼は2054年から来た井上だと名乗り、佐高に支援してもらってタイムトンネルを発見したと告げました。

タイムトンネルはバスと違って、好きな時代に行けると嬉しそうな井上。

市郎は困惑しつつも、例の穴のことを思い出します。

井上はそのことには触れませんでしたが、彼の誘いに乗り、恐る恐る穴に飛び込もうとする市郎なのでした。

結局みんな何事もなく元の世界に戻りましたが、確実に未来に変化はありましたね。

まあ、昭和の人間と令和の人間が干渉し合ったことで、何かしら影響があるとは思ってましたけど。

市郎とサカエが、一番お互いの変化を感じたんじゃないでしょうか。

右も左も全く知らない世界に行って、最初は違和感だらけだったけど、あえてそれも取り入れることで、自分の価値観も変わって行く。

それをアップデートと表現するところがまた秀逸でしたね。

確かに昭和の緩さと令和の窮屈さは両極端で、市郎がどっちも選べないと思う気持ちはよくわかります。

いつの時代でも、リアルタイムの感覚が一番正常で多数派。

でも、ひとつの考え方だけに固執して、全てその枠に当てはめようとするのもちょっと違いますよね。

お互いの違いを個性と認めて、多少のことには目をつぶる。

それが、本当の意味での多様性を認めるということなのかなと改めて感じました。

そして、一番気になっていた穴の伏線も、しっかり回収してくれましたね。

キヨシが過去に行って佐高に出会うことが前提で、もっと先の未来が出来上がっていたとすると、もっと複雑な話になってしまいますけど。

井上の話だと、タイムトンネルがどこに出るかは運次第みたいだし、2度もちゃんと元の世界に繋がれた市郎は、もしかしたらすごく幸運の持ち主かもしれませんね。

まあ、いずれにしろ、市郎と純子が亡くなるという未来は避けられないんだろうけど、それを前向きに受け止められるようになった市郎は、間違いなくいいアップデートができたと思います。

そして、まだワンチャン、タイムトンネルを使って地震を避ける未来に行ける可能性もあるってこと?

少し不思議な余韻の残るラストでしたが、もしかしたら番外編や後日談があるかもしれないですね。

これまでの謎まとめ

『不適切にもほどがある』は、タイムスリップものというだけあって、不思議な謎が沢山含まれています。

それは少しずつ明かされていますが、4話時点でわかっていることを、ここで一旦整理してみたいと思います。

こちらは、今後も新たな事実が判明すると、随時更新していきます。

謎① タイムマシン

市郎の当時の教え子・井上昌和が、授業中に将来タイムマシーンを発明したいと発表し、絶対できると市郎に励まされたことがきっかけで、38年かけて開発した。

安く手に入れた昭和の路線バスを改造していたため、市郎は時間旅行の実験中だと知らずにそのバスに乗ってしまい、偶然2024年の令和に行ってしまった。

ちなみに、令和行のバスは、1日1本のみ。

昭和に戻る時は、なぜか喫茶店すきゃんだるのトイレの中。

ポスターの裏に謎の穴があり、そこから昭和のトイレに繋がっていた。

マスターがトイレをリフォームしてしまったため、穴はなくなったが、市郎が店の前で転落した時に偶然、また穴が現れた。

さらに6話では、井上の口から昭和に戻るバスもあることが判明。

土曜日の早朝に出発し、帰りのバスは夕方頃。

これにより、市郎は自由に昭和と令和を行き来できることもわかった。

タイムマシンは1回走らせるのに数百万かかる。

これまではスポンサーがいたが、業績不振で撤退を発表したため、この事業も頓挫する模様。

9話で残り1往復しかできないと判明し、市郎は最後の1回を渚のために使った。

謎の穴については、最終回ラストで、2054年から来た井上が掘ったものだと判明しました。

昭和でのキヨシの同級生・佐向が新たなスポンサーとなり、新たな研究の末、井上がタイムトンネルを発見したのでした。

これはバスより利便性が高く、好きな時代に行けるとのこと。

行きたい時代に繋がるまでは根気がいるようですが、偶然2度も1986年の市郎のところに繋がっていたというのも、ある意味、どうしてもこの時代の市郎に会いたいという井上の執念ですね。

いずれにしろ、井上が大リーガーになってなくて良かったです。

謎② 人間関係

令和の秋津真彦は、昭和のムッチ先輩こと秋津睦実の息子。

令和の犬島渚は、昭和の小川市郎の孫。(5話で確定)

渚の母親は純子、父親は元ディスコの黒服・犬島ゆずる。

ゆずるは現在、父親の家業を引き継いでテーラーを経営している。

純子と市郎は、阪神淡路大震災の時に亡くなった。

令和の向坂キヨシは、井上昌和の息子で、現在は昭和の井上と同級生で親友。

市郎の娘・純子は、最初はムッチ先輩ラブだったが、令和から来たキヨシに初対面で告白され、成り行きで一緒に住み始め、今は彼氏だと思っている。

だが、7話で純子は、令和で出会ったナオキに「彼氏がふたりいる」と告げていた。

無意識に二股宣言してるところが、やはりアバズレと言われるゆえんか。

だが、市郎はキヨシのこともムッチ先輩のことも、純子の相手にはふさわしくないと思っている。

どっちつかずの純子だったが、9話でまだ好意はありつつも、ムッチ先輩を振った。

井上の元妻・向坂サカエは、井上のモラハラが原因で別れていた。

そして、昭和の世界でのキヨシの担任・安森に告白され、少し男性として惹かれかけている。

9話で、安森の熱烈なアプローチに負けたサカエは、安森と付き合うことになった。

現在のところ、渚×市郎、純子×キヨシと、歴史が歪むカップルの流れになってますが、市郎と渚はタイムパラドックスのビリビリによって接触回避中。

5話で正式に祖父と孫だと判明し、関係はここでストップしました。

一方の純子とキヨシは、今のところハグまでは問題なし。

ですが、純子の夫がゆずると判明した以上、近々別れることになるんでしょうね。

ムッチ先輩はまだ純子に未練があるっぽいし、ちょっとずつ過去も未来も変化してるので、これからゆずると出会うまでにまだ一波乱あるかも?

結局、9話で純子に振られたムッチ先輩は、ツッパリを辞めて、純子の友人と付き合い始めました。

純子も歴史通りに女子大生になったので、これからしばらくしてゆずると出会って、渚が生まれるんでしょうね。

そして、井上はバスに乗る乗らないでサカエと大喧嘩になって離婚したとは言ってましたが、それ以前からとんでもないモラハラ野郎だったわけですね。

そりゃ、自然にエスコートしてもらえて、顔も好みだったら、安森に惹かれてしまうサカエの気持ちはよくわかります。

ですが、井上は何となくサカエが令和に戻って来るのを望んでそうですよね。

まあ、モラハラ気質が簡単に直るとは思えないので、サカエはこのまま昭和にとどまって安森と再婚という可能性もあるのかも?

9話ではまだこの可能性も残しつつ、突然サカエが令和に戻って来てしまった上、あと1往復しかできないという大どんでん返し。

サカエは令和にとどまり、結局安森とは自然消滅しました。

そして、純子とキヨシもあっさりとお別れ。

キヨシはとりあえず昭和の井上とサカエがくっつくよう念押しし、その後は恋愛パートはありませんでした。

まあ、イケメンなので、きっとそのうち新しい恋人ができてるんじゃないかと思います。

サカエはさりげなくまた井上との同居を匂わせていたし、ヨリが戻ったのかもしれませんね。

そして、一番予想外だったのが、まさかの渚と秋津のカップル。

なんだかんだ言いながら、渚と元夫との関係も悪くなさそうだし、ここで小川家と秋津家に新たな繋がりができたのもよかったですね。

不適切にもほどがあるの最終回結末予想!

最終回結末の鍵は愛情

「不適切にもほどがある」は原作ネタバレが無いので最終回結末はドラマ放送までわかりません。

なので、ここではドラマ「不適切にもほどがある」の最終回結末の予想をしていきます♪

最終回結末予想①

市郎は元いた昭和に戻り、娘に親として愛情を素直に伝えることができる?

市郎は昭和のおやじのイメージそのままの性格なので「素直」に娘や周りの人に対して接することが出来ません。

最愛の妻は病気で亡くしており、年頃の娘の非行に悩んでいます。

令和の時代で市郎はまず相手の話を傾聴することを知るのではないでしょうか。

昭和に戻った後、娘に対して頭ごなしに怒ったりせず、相手の話をまず聞いたり共感したり、自分の素直な気持ちを伝えることで娘との関係も修復できそうです。

最終回結末予想②

市郎たちはタイムスリップしたままになってしまう?

市郎たちはなぜタイムスリップしてしまったか探るうちに、元の世界に帰れなくなってしまうのではないでしょうか。

帰れない、もしくは帰らないのかもしれません。

昭和にタイムスリップしてしまうサカエの息子、キヨシは昭和にいる市郎の娘、純子に一目惚れしてしまいます。

時空を超えた恋が実るためにはタイムスリップしたままを選ぶ必要がありますよね。

市郎もシングルマザーである渚と出会うことになります。

もしかすると市郎にもが芽生える可能性も大いにあるのではないでしょうか♪

最終回結末予想③

過去と未来をいじりすぎて、人間関係が変わってしまう?

向坂親子が過去に、市郎が未来に行ってしまったことで、本来出会わないはずの人達が深い関係を持ってしまいました。

違う時代の人間と関わることは、この手の話の場合タブーだとされていますが、市郎は遠慮なく踏み込んでいます。

その結果、渚のハートをがっつり掴んでしまったし、令和の時代でカウンセラーの仕事にまで就いてしまいました。

キヨシもどっぷり昭和の雰囲気に浸ってしまってるし、3話では父親と知らずに過去の井上と友達になりました。

これ以上人間関係が変わってしまったら、最終的に誰かの存在自体がなくなるなんて怖いことになるかもしれませんね。

ここまで色々と予想してきましたが、結果的には①と③が混じったような形になりましたね。

みんなタイムスリップは解消されましたが、それぞれの世界で出会った人達が新たに繋がって、昭和から令和への流れが違和感なく変化していったという感じですね。

意図せずサカエに捨てられた形になった安森がその後どうなったとか、結局秋津の母親が誰だったのかとか、宙ぶらりんなところもありますが、昭和と令和がいい刺激を受け合って、少し前向きに変化したことだけは間違いないと思います。

不適切にもほどがあるの原作ネタバレは?最終回結末予想まとめ

今回は

  • 「不適切にもほどがある」に原作ネタバレは無い
  • 昭和と令和の家族が交わる不思議なストーリー!
  • 最終回の結末は昭和おやじに今私達が生きるこの時代を考えさせられることに?
  • 最後は「」が鍵?

など、予想も踏まえて「不適切にもほどがある」の情報をご紹介しました♪

今の時代、知らず知らずのうちにコンプライアンスに縛られている私達。

そんな今を生きる人に阿部サダヲさん演じる市郎のちょっと古いと言われてしまう考え方は逆に新しく、色んなことに気付かされるはずです。

時代は変わっていくけれど、その中でも変わらないものがある。

このドラマを通して2つの時代を見ることで、普段見逃してしまうような小さな幸せを見つけることが出来るでしょう。

昭和も令和もかなりデフォルメして表現した、最近にしてはかなり攻めたストーリーだったと思いますが、かなりメッセージ性はありましたね。

みんな何気なくいいことも言ってるし、改めて人の絆の大切さを教えてくれる濃い人間ドラマでした。

色んな伏線が回収された後で見返すと、また新たな発見があるかもしれませんよ。

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