わたしのお嫁くんネタバレ結末は原作だと結婚?ドラマ最終回まで考察

【わたしのお嫁くん】原作ネタバレ!ラストは結婚?最終回結末までを予想
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2023年4月12日スタートのドラマ「わたしのお嫁くん原作ネタバレと、ドラマのあらすじや結末予想などをご紹介します。

「わたしのお嫁くん」は、柴なつみ先生の漫画が原作です。

きれいで仕事も完璧、男性からも女性からも憧れの存在である穂香。

彼女は、家事がほぼできない「ズボラ女子」でした。

そんなズボラ女子を演じるキャストのは、波留さん!波留さんの相手役を演じるのは、高杉真宙さんです。

高杉さんの役どころは、ズボラ女子・穂香の後輩で、「家事力最強男子」の知博。

キャストもぴったりなんですよね♪

そんなでこぼこな2人が織りなすのは、どんなストーリーなのでしょうか?

気になりますね!

「わたしのお嫁くん」原作ネタバレ!

  • 原作の登場人物紹介
  • 原作漫画のあらすじネタバレ
  • ドラマのあらすじ
  • 最終回は結婚?結末を予想

こちらをご紹介していきます!

目次

【わたしのお嫁くん】原作漫画の登場人物ネタバレ!

速見穂香は、きれいな容姿と完璧に仕事をこなす、誰からも憧れられる女性。

実は彼女、家事が全くできない「ズボラ女子」だったのです。

ある時、後輩の山本知博は、そんな穂香の秘密を知ってしまいます。

知博は、穂香とは真逆の「最強家事男子」でした。

「わたしのお嫁くん」は

「ズボラ女子」が「家事力神男子」をお嫁に迎える

ゆるキュンラブコメディーです。

原作漫画の登場人物を、ネタバレ含めてご紹介していきますね。

速見穂香(はやみ ほのか)

  • 大手家電メーカーに勤めるの26歳のOL。
  • 仕事もできる才色兼備で、男女どちらからも憧れのまと。
  • 実は家事ができず、汚い部屋で暮らす「ズボラ女子」。
  • 愛称は「はやみん」

山本知博(やまもと ちひろ)

  • 営業部の後輩で、穂香に憧れている。
  • 兄に溺愛されて育つ。
  • 幼い頃から家事をしており、家事力は神レベル
  • あることから、「お嫁くん」として穂香と一緒に暮らすことに。

山本正海(やまもと まさみ)

  • 知博の一番上の兄。
  • 知博を溺愛している。

山本薫(やまもと かおる)

  • 知博の2番目の兄。
  • 料理上手でお店を出している。
  • ノリが軽く、女癖が少し悪い。

赤嶺麗奈(あかみね れいな)

  • 知尋の同期で、人事部に所属。
  • 就活中に穂香に一目ぼれし、同じ会社に入社した。

古賀一織(こが いおり)

  • 福岡支店の社員で、のちに本社へ異動。
  • 独特の間を持つ、天性の人たらし。
  • 知博の相談相手。

高橋君子(たかはし きみこ)

  • 穂香の高校からの友達。
  • 悩みを打ち明けられる数少ない友人。
  • ニックネームはきみちゃん。

花妻蘭(はなづま らん)

  • 穂香の会社の新入社員。
  • 可愛い系男子。
  • 穂香が好きで、なにかとちょっかいをかける。

ドラマわたしのお嫁くんのキャスト相関図は別記事でまとめていますので、原作と合わせて参考になさってくださいね。

原作ファンの声も紹介

原作漫画ファンからの声

  • ドラマ化嬉しい!
  • 原作が好きなので、ドラマ化しても面白そうで楽しみ。
  • 波留さんと高杉くんのキャストが合ってる

原作から読んでいる「わたしのお嫁くん」のファンの方も、ドラマ化には好意的な声がたくさんありました。

波留さんと高杉さんのキャスティングも、ピッタリだと言う人が多かったです。

原作者の柴なつみ先生もドラマ化を楽しみにされていますね♪

【わたしのお嫁くん】原作漫画のあらすじを紹介

「わたしのお嫁くん」は、柴なつみ先生原作の漫画です。

2019年に連載がスタートし、2023年2月現在も連載中で、コミックスは8巻まで刊行されています。

原作漫画のあらすじを、1巻から8巻までネタバレしていきますね!

原作1巻ネタバレ

大手家電メーカーに勤める速見穂香は、営業4年目の26歳。

営業成績もよく、美人で気遣いもできる穂香は、男性からも女性からも憧れられる存在です。

しかし彼女には、誰にも言えない一面がありました。

家事が壊滅的にできない「ズボラ女子」だったのです。

ある日、穂香の忘れ物を届けに来た後輩・山本知博に、汚い部屋を見られてしまいます。

密かに穂香のことを想っていた知博は、掃除ができない穂香に驚きつつも、てきぱきと片づけ始めます。

彼は、家事が神レベルの「最強家事男子」だったのです。

そんな知博の姿を見て、「お嫁さんに欲しい!」と思わず言ってしまう穂香でした。

その後

仕事終わりにご飯を作りに行ったり、掃除のコツを教えたり。

人知れず、交流を持つようになった穂香と知博。

ズボラな穂香を本気で心配し、世話を焼いてくれる知博を見て、毎日会えたらいいなと思う穂香。

一緒に住まない?」と思わず言ってしまいます。

「嫁として」知博を迎え、2人で部屋を借り、ルームシェアを始めます。

そんな中

2人の部屋に、知博の兄である正海がやってきます。

幼い頃から知博を溺愛する正海は、ルームシェアのことを心配しますが、穂香に不純な気持ちがないことを知り、とりあえず安心して帰っていきました。

ルームシェアを続けていくうちに、少しずつ穂香も知博が気になっていきます。

ある日、知博の同期である赤嶺が現れ、穂香に対抗意識むき出しで接してきます。

赤嶺は知博のことが好きなのか、と思う穂香は、少し胸が痛みます…。

原作2巻ネタバレ

日曜日

穂香は、知博から「カレー会」に誘われます。

社内のメンバーが参加するカレー会には、赤嶺も来ていました。

「山本とはどういう関係なんでしょうか?」穂香に尋ねる赤嶺。

「山本くんのおせっかいが嬉しい。それは思いやりがあるからで、いいところがいっぱいある」

そういう穂香に、赤嶺は「実は入社説明のときから速見先輩に憧れていた」と告白します。

知博のことはライバルとして見ていたのでした。

知博がよそへお嫁に行ってしまわないかと心配していた穂香。

ほっとしている自分に気づくのでした。

そんなとき、突然知博からいってらっしゃいのキスを頬にされてしまいます。

驚く穂香は、知博と少しギクシャク。

そこへ、知博の兄・正海から招待状が届きます。

日曜日

知博の実家へ行くと、正海と、2番目の兄である薫も待っていました。

知博に家事を教えた正海と、お店を出すほどの料理の腕前を誇る薫から、たくさんの食事を出されます。

「一緒に住むなら2人で楽しまないともったいないよ」

薫の言葉にはっとする穂香。

山本兄弟との楽しい食事のおかげで、自然と会話できるようになる穂香と知博でした。

仕事では

指導係の穂香の元を離れ、独り立ちすることになった知博。

穂香は成長を嬉しく思うと同時に、少しさみしさも感じます。

そんなとき、福岡支店の古賀と出会います。

のんびりした雰囲気なのに、鋭いところもある古賀に、穂香への思いを気づかれ動揺する知博。

穂香と知博の関係も、少しずつ変わっていくのでした。

原作3巻ネタバレ

ルームシェアをはじめてから3か月

知博の行動がついつい気になってしまい、もやもやする穂香。

高校時代からの友達「きみちゃん」に相談すると、「好きって言ってるようにしか思えないよ」と言います。

知博のことを「好き」という気持ちに気づき、知恋愛関係になるのはどうなのかと不安を覚えます。

今までの楽しい雰囲気のままでいたい…。

知博は

穂香に気持ちをぶつけているのに、鈍感な穂香はちっとも気づきません。

このままでいいのか悩んだ知博は、古賀に相談。

「しつこい男は嫌われる」とアドバイスされ、押しまくるのをやめてみることに。

そこで、仕事に集中したいと嘘をつき、実家に帰る作戦を決行します。

知博がいなくなって、さみしさを募らせる穂香。

早く帰ってきてほしい」と穂香から連絡が来て、作戦がうまくいったと喜ぶ知博でした。

そんな中、古賀が本社へ異動することが決まり、穂香と古賀は一緒に仕事をすることになります。

その頃、赤嶺は…

穂香を知博に渡さないために、穂香と古賀をくっつけようと画策し始めます!

原作4巻ネタバレ

赤嶺の計画は失敗してしまいます。

しかし、赤嶺の行動もきっかけになり、知博への自分の気持ちに気づいた穂香でしたが…。

知博との今までの楽しい生活を続けたかった穂香は、自分の恋心を隠そうと決めます。

隠そうと決めたのに、知博への思いがあふれてきてしまう穂香。

それに知博は気づきますが、穂香は隠し通そうとします。

その頃

赤嶺から、自分の部屋を掃除してほしいと頼まれた知博。

穂香と少し距離を置くのもいいかと思い、赤嶺の申し出を受けます。

赤嶺の部屋の掃除を始めてから、すれ違いはじめる穂香と知博。

知博への思いが抑えられなくなった穂香は、知博を迎えに行きます。

穂香が来てくれて喜ぶ知博は、「俺をどうしたいんですか?」と穂香に聞きます。

穂香も素直に「ひとりじめしたい」と答えるのでした。

原作5巻ネタバレ

仕事ではかっこいい姿を見せる穂香も、恋愛はとても不器用。

知博が好きなのに、知博の気持ちはわからないのです。

知博は、穂香とは深い関係になるのはまだ早いと思い、今までどおりの生活をつづけます。

クリスマス

穂香は「一緒に出かけよう」と知博を誘います。

穂香を大事に思う知博でしたが、彼女への思いがあふれてしまいます。

「好きすぎる…」

思わずひとりごとをつぶやくと、穂香の耳に届いてしまいます。

彼氏になりたい」と、素直に穂香に伝える知博…!

原作6巻ネタバレ

穂香に告白をする知博。

穂香は、驚きながらも受け入れ、2人は無事付き合うことに。

ルームシェアの状態から、2人の本当の同居生活が始まりました。

ラブラブな2人の生活はとても楽しく、幸せを感じる穂香。

バレンタイン

知博へチョコレートを手作りしようとする穂香。

いつも家事をしてもらっている感謝の気持ちを込めます。

しかし、やっぱり失敗。

そんな穂香に、「一緒に作ろう」と優しく知博は提案します。

嬉しくなり、知博に抱きつきキス…の雰囲気になりますが、まだその先が不安だという穂香に、「まだしない」と知博。

その先は不安だけど、キスができなくてさみしさも感じる穂香なのでした。

日曜日

休日出勤していた穂香を迎えに来る知博。

2人は手をつないで帰路につきます。

信号待ちで、なんとなくキスの雰囲気になり、2人はとうとうキスをします。

幸せを感じる穂香でした。

原作7巻ネタバレ

4月

新入社員が入ってくる季節です。

穂香の部署に、以前一緒にイベントで働いた花妻蘭が入ってきました。

花妻の指導をするのは知博。

「穂香さん」と名前で呼ぶ花妻に、心中穏やかでない知博でしたが、後輩に強く言えずにもやもやします。

穂香のことが好きな花妻は、穂香にべったりです。

しかし、穂香と知博が付き合っていることを知り、ショックを受けてしまいます。

その後

赤嶺と意気投合した花妻は、なんとか穂香を振り向かせようと行動を起こしますが、うまくいきません。

思いつめた花妻は、穂香へ気持ちを伝えてしまいます。

穂香は

知博は花妻の指導係なので、穏便にしたいと考え、花妻に告白されたことを知博には伝えていませんでした。

しかし花妻は

「穂香に告白した」と、知博へライバル宣言します!

ことのなりゆきを知らなかった知博は…?

原作8巻ネタバレ

花妻から告白された穂香は、きちんと返事をしようとしますが、なかなかタイミングが合いません。

予定がいっぱいで忙しい花妻を、朝食に誘います。

「山本くんを大事にしたい」という穂香に、「ふられるのわかってて伝えたから大丈夫」と言いながらも涙があふれてしまう花妻。

一途な花妻に、少し不安になる穂香でした。

その夜

知博に、花妻のことを話そうとすると、「もう知ってた」とそっけない返事。

「先に言うことあるでしょ。彼氏として相談してくれてもいいのに」

そう言うと知博は、動揺する穂香にキスします。

「いつも俺ばっかり好きですよね」そう言って知博はお風呂へ行ってしまいました。

そんな時

穂香と花妻は、2人で出張へ行くことに。

わだかまりが解けないままでしたが、「帰ったら話しましょう」と知博から連絡が入ります。

帰宅して

「もっと自分に自信を持って、俺のほうが好きって言います!」

そう言う知博に、穂香も「私も、こんなに好きになった人は知博がはじめて」と応えます。

「じゃあ、ほんとにお嫁さんにしてくれます?」

照れて笑う知博。

お互いの愛情がちゃんと伝わって、仲直りできた2人でした。

【わたしのお嫁くん】ドラマネタバレ!最終回結末までのあらすじ

波留さんと高杉真宙さんの共演で話題の「わたしのお嫁くん」。

ドラマのネタバレをご紹介します!

わたしのお嫁くん(ドラマ)のキャスト相関図も別記事でご紹介していますので、合わせてご覧くださいね。

第1話ネタバレ

主人公・速見穂香は、大手家電メーカーに勤める営業マン。

顔面偏差値がそこそこ高く、気遣いもでき、初見のクライアントがどんな相手でも一発で落としてしまうという、セールストークの腕もピカイチ。

上司や同僚からの信頼も厚く、周囲からというあだ名をつけられるほどでした。

後輩の山本知博も、そんな穂香のかっこいい姿に密かに憧れていました。

彼女が退勤した後も、先輩の春日亮と山本は、新入社員の花妻蘭に、きっと穂香の私生活もおしゃれで完璧なんだろうと妄想を語っていました。

ですが、完全無欠に見えた彼女には、誰にも言えない秘密がありました。

足の踏み場もないほど、モノが溢れる玄関先。

テーブルには、食べ終わった後のゴミが散乱し、洗濯機の上には本当に使ってるのか怪しいレベルでモノが乗っていました。

そう、彼女は典型的な片付けられない女だったのです。

その惨状を完全スルーし、スーツのままベッドに倒れ込む穂香。

翌朝も賞味期限の切れたパンを頬張りながら、スーツにはピシッとアイロンをかけるのでした。

出社後

社内会議で、新商品の掃除機を有名な通販番組『テレショップ金城』に扱ってもらおうという話になりました。

社長の金城太一は、商品選定の基準が厳しいことでも有名だったため、部長の佐々木克典は、交渉担当に穂香を指名しました。

その後

営業部では、花妻の歓迎会を兼ねたお花見が開かれました。

気さくな花妻は、積極的に穂香に話しかけ、世間話に花を咲かせていました。

そんなふたりを遠目から複雑な表情で眺める山本。

その時、部長がワイシャツを汚してしまい、とっさに穂香がハンカチを差し出しました。

その気遣いは嫁向きだと褒められ、思わず穂香は苦笑するのでした。

その後も手作りスイーツで、穂香にできる男アピールをする花妻。

思わず山本も口を挟もうとしましたが、それを阻止したのは、人事部の同期・赤嶺麗奈でした。

彼女に穂香のことを好きなんだろうとズバリ指摘され、動揺を隠せない山本。

その間に穂香はさっさと帰ってしまいましたが、山本は春日と麗奈に絡まれ、追いかけることができませんでした。

その夜、穂香が動画を見ながら酒を飲んでいると、突然泥酔した山本が自宅を訪ねてきました。

春日に住所を聞き、忘れ物のハンカチを届けに来たのですが、室内の異臭に気が付いた彼は、強引に部屋に上がり込みました。

そして、あまりの汚部屋ぶりにショックを受け、穂香の人間性までディスり始めました。

しつこく理想のお嫁さん像を押し付けられることにカチンときた穂香は、「家事なんて男女関係なく出来る人がやればいい」と声を荒げました。

完全に論破されてしまった山本は、しゅんとなり、そのまま出て行きました。

翌朝

出社するなり、山本は穂香に昨夜の失態を土下座して謝りました。

山本は罪滅ぼしに部屋を掃除したいと申し出ましたが、穂香は全力で拒否しました。

ですが、その矢先、突然両親が訪ねて来ることになってしまい、とっさに嘘をついた穂香は、慌てて山本に助けを求めました。

山本は片付けの仕方をレクチャーしながら手際よく片付け、手料理まで振る舞ってくれました。

感激しっぱなしの穂香は、彼を家事の神と呼びました。

山本は穂香に

  • 両親の離婚後、兄が家事をしていたこと
  • 自分も真似をして家事を始めたこと
  • それでも女性には家事ができて欲しいという理想があること

を打ち明けました。

山本は改めて穂香に謝りましたが、彼女は本心から彼に感謝しており、本性を知られたのが彼でよかったと告げました。

喜びを隠し切れない山本は、また料理を作りに来ると約束するのでした。

翌朝

そんな彼が、心配性な兄ふたりに朝帰りを咎められている頃、穂香の両親は部屋のきれいさに驚きを隠せませんでした。

穂香は嬉しさのあまり、友人の高橋君子に山本のことを打ち明けました。

彼女は「そんな都合のいい男が現実にいるわけない」と一蹴しましたが、山本のおかげで生活の質が向上していると満足げな穂香なのでした。

プレゼン当日

穂香は自信を持って掃除機を金城に勧めました。

ですが、彼から本当に自分で使っているのかとつっこまれ、思わず嘘をついてしまいました。

それを真に受けた金城は、食事の場に穂香を呼び出し、息子の嫁に来て欲しいと頼みました。

仕事のスキルを認められたわけじゃなかったことに、穂香はショックを受け、公園でしばらくぼんやりとしていました。

嫁向きだと言われ続けてもやもやしていた上に、酔っ払いにまで同じ話で絡まれ、穂香はいい加減うんざりでした。

そこへ、彼女の帰りを待っていたエプロン姿の山本が現れ、酔っ払いを説教して退散させました。

山本の前で自分の不甲斐なさを痛感した穂香は、翌朝金城に謝り、彼の申し出を断りました。

がっかりした金城は契約破棄しようとしましたが、穂香は必死に彼を説得しました。

穂香の熱意に打たれた金城は、約束通り、番組で掃除機を紹介してくれました。

その夜、山本と一緒に祝杯を上げた穂香は、酔った勢いで思わず「嫁に来て欲しい」と言ってしまいます。

それを真に受けた山本は快諾し、1週間後、穂香は彼と同居することになったのでした。

のっけから、穂香のズボラぶりが予想の斜め上でびっくりでしたね。

きっと仕事で気を張っている分、プライベートは自由にしたいんでしょうね。

とはいえ、さすがに部屋が臭うまで放置するのは、人間としてどうよ?

山本くんの正直すぎる反応に同意しすぎて、思わず笑ってしまいました。

本当は完璧すぎるよりも、こういう隙があったほうが人間臭くて魅力的だと思います。

でも、ひとつ何か人よりできることがあると、何でもできるみたいに過大評価されて戸惑ってしまう。

山本くんもそうですが、穂香の一部分だけ見て勝手に美化して、何か思ったんと違うと勝手に幻滅するのって、本当に失礼だと思います。

根が真面目そうな穂香は、おそらく子供の頃から優等生タイプで、はっきりNOと言えなかった子だったのかもしれません。

それで、ONとOFFを上手く使い分けた結果が、あの惨状だとすると、不思議と仕方ないかと思えてしまいますね。

そして、一番気になったのが、未だに「女は家を守るもの」とか、「嫁にもらうなら家事ができる子がいい」とか、時代錯誤な考えのおじさんの多いこと!

これだけ時代が進んでも、やっぱり日本は未だに男性優位の社会なんだなと改めて感じました。

わたしのお嫁くんロケ地撮影場所第1話分はこちら>>

第2話ネタバレ

山本との同居を勢いで決めてしまったものの、穂香はセクハラだパワハラだと責められ、裁判沙汰になるという悪夢にうなされるほど追い込まれていました。

現実でもパワハラ案件ではと心配になった穂香は、必死に山本に弁解しましたが、彼は本気で、1週間の嫁入りシミュレーションを提案しました。

穂香は早速友人の高橋君子に報告しましたが、彼女は投資目的の詐欺じゃないかと否定的。

でも、山本を信頼しきっている穂香は、全力で否定するのでした。

一方、その頃山本は、穂香のために張り切って肉じゃがを作っていました。

その様子を訝しがる兄の正海

山本は1週間の研修旅行だと何とかごまかし、穂香の家へ向かったのでした。

シミュレーション1日目

君子に言われた通り、投資に興味はないと予防線を張ってみる穂香。

あわよくば恋人ポジションになりたいと言えるはずもなく、うっかり金目当てだと失言してしまう山本。

最終的には実家を出たいと思っていたところだと苦しい言い訳で乗り切りました。

その後は、掃除、ご飯作り、ベッドメイキングと、先回りして張り切る山本。

穂香は彼の家事スキルに改めて驚かされたのでした。

シミュレーション2日目

穂香より早起きして、朝食とお弁当を作り、すでに身支度まで完璧な山本。

会社で手作り弁当を上司の佐々木と先輩の春日に褒められ、少しもやもやしてしまう穂香。

その後、夜まで快適さの理由を考えていた穂香は、山本が作った味噌汁を飲み、これは実家にいる時の緩さだと気づきました。

そして、「この味噌汁を毎日飲みたい」とまたノリで言ってしまい、うっかり山本を期待させてしまうのでした。

シミュレーション3日目

また君子に報告に行き、「旦那の役目を果たしていない」と指摘された穂香は、夕食にピーマンの肉詰めをリクエストしますが、それが意図せず山本を喜ばせることに。

そんな彼の変化を敏感に察知し、声をかけてくる同期の赤嶺麗奈

彼女はいつもと違う匂いだと、すぐに同居を見破ってしまいました。

慌てる山本は「お前には関係ない!」と逆ギレして去って行きましたが、麗奈はその背中を悔しそうに見つめていました。

その頃、旦那の役割について考え込んでいた穂香は、うっかり自転車に轢かれそうになりました。

ですが、後ろから誰かに抱き止められ、そのたくましさに一瞬キュンとしてしまいました。

彼は古賀一織といい、穂香の福岡出張先の顔見知りでした。

穂香の部署に異動してきた彼は、一気に女性社員達の注目の的に。

新人の花妻蘭もあざとかわいさでちやほやされており、完全に蚊帳の外な春日と山本は、柱の陰で悔しさをにじませていました。

穂香とのツーショットが似合う上に、古賀を尊敬していると告げられた山本は、今まで以上に家事を頑張ろうと心に決めたのでした。

シミュレーション4日目

明け方4時から張り切って鰹節を削る山本。

お弁当は重箱入りにグレードアップ。

周囲の評判は勝手にますます上がり、眠そうな山本を見て、穂香はさらにもやもやが大きくなりました。

シミュレーション5日目

もやもやに耐え切れなくなった穂香は、とうとう同居のストレスを君子にぶちまけました。

君子に同意してもらったものの、穂香がいくら頑張らなくていいと訴えても、山本は「嫁だから」と家事に手を抜きませんでした。

シミュレーション最終日

寝不足のせいで、仕事でミスを指摘される山本。

ますます申し訳なく感じた穂香は、夕食はいらないと突き放しました。

それでも山本は穂香の帰りを待っていましたが、彼女はわざと残業を続けていました。

そこへ古賀が現れ、インスタントの焼きそばを作ってくれました。

久しぶりのジャンクフードに感激する穂香。

さらに、いつも見ている料理動画が古賀のものだと知り、そんな適当な一面もあるのだと驚きました。

すっかりリラックスした穂香は、つい古賀に「嫁というよりは母親みたい」と山本の愚痴をこぼしてしまいました。

その発言を運悪く、お弁当を届けに来た山本が聞いてしまい、そのまま逃げるように去って行きました。

慌てて追いかけてきた穂香から、自分がお節介すぎて、家事の努力に対する見返りが釣り合わないと本音を聞かされた山本は、落ち込みながら実家へ戻ったのでした。

翌朝

穂香の母・良子が突然訪ねて来ました。

彼女は穂香が家事代行を頼んでいたのではないかと、現在の様子を確かめに来たのでした。

ですが、良子の本音は別のところにあり、将来のために誰か傍にいてくれる人がいればいいのにと告げました。

「自分は結婚に向いていない」と落ち込む穂香を心配する良子は、おにぎりと顆粒だしの味噌汁を作り、家事は手抜きしても構わないと諭しました。

それを聞いた穂香は、出社後すぐに山本にインスタントの味噌汁を飲ませました。

そして、家事を頑張りすぎなくていいし、もし一緒に暮らすなら、自分が金銭面で支援すると申し出ました。

山本は「有料なら家事代行を頼んだ方が楽だ」と反論しましたが、穂香は山本と一緒にいることに意味があるのだと訴えました。

こうしてふたりは、正式に同居することになり、すぐに引っ越しも決めました。

ですが、引っ越し当日にも関わらず、穂香の部屋はすでに散らかり放題。

山本はすぐに掃除しようとしましたが、廊下の段ボールが崩れて、閉じ込められてしまいました。

呑気な穂香にベッドで一緒に寝ようと提案され、慌てまくる山本。

でも、はっきりと一線を越える気はないと言われてしまった彼は、思わず穂香をベッドに押し倒すのでした。

これだけ穂香に尽くしているのに、まだ一ミリも男として見られていない山本くんが、段々可哀想になってきました。

でもまあ、これだけ家事ができて、あからさまに見返りを求めない、従順なわんこ系年下イケメンがいたら、手放したくない穂香の気持ちもよくわかりますね。

穂香のうっかり発言は、毎回これって完璧なプロポーズでは?と思ってましたが、悪夢の中でそれをビシッと指摘されたのには、思わず笑ってしまいました。

本当はもう完全に好きになっているだろうに、穂香本人がそのことに全く気付いてないし、まだまだ山本くんの苦労は続きそうですね。

古賀も何となく穂香に好意を持っていそうだし、麗奈の山本くんに対する異常な執着は恋心なのでしょうか?

原作では彼女は穂香狙いのようですが、果たして・・・?

第3話ネタバレ

山本穂香を押し倒し、いいムードに持ち込もうとしていたその時、突然激しく玄関のチャイムが鳴らされました。

その独特のリズムで、長男・正海が訪ねて来たと悟った山本。

焦った彼が足を滑らせ、逆に穂香が押し倒すような姿勢を目撃した正海は、思わず穂香を泥棒猫呼ばわりしました。

穂香が会社の上司だと知ると平謝りしたものの、自分達に黙って山本にプロポーズしたと知り、またもや大激怒。

「恋愛感情は一ミリもない」と弁解する穂香の姿に、ひとり落ち込む山本。

その後、穂香とふたりきりになった正海は、「ふたりの同棲を認めるわけにはいかない」と釘を刺すのでした。

翌朝

穂香は君子の元を訪れ、正海からお茶会の誘いを受けたことを報告しました。

ですが、実はそれは穂香の資質を見極める、旦那査定という罠だったのです。

「今時の大黒柱は、ケーキくらい作れないと失格だ」と意気込む穂香。

そんな彼女の必死な姿を見て、君子はもうすでに同居人以上の感情を持っているのではと勘繰りました。

君子に特訓してもらおうと思っていた穂香は、当てが外れ、会社に来ても困っていました。

そんな時、手作りクッキーを配っている花妻を見た穂香は、彼に目を付けました。

一方、その頃

山本は麗奈に穂香との同居がバレてしまい、問い詰められていました。

そしてタイミング悪く、穂香が花妻に山本がただの同居人だと説明しているのを聞いてしまいました。

その後も花妻と親し気にしている穂香を見て、山本はさらにモヤモヤ。

勘のいい古賀はすぐにそれを察知し、恋愛相談に乗ってあげることにしました。

そして、恋愛対象になる方法を聞かれた古賀は、「押してもダメなら引いてみな」と駆け引きを提案するのでした。

同じ頃

穂香は花妻にシフォンケーキの作り方を教わっていました。

ふと、「もし相手に恋人ができたらどうするのか」と花妻に聞かれ、山本に好きな人がいるのか気になり出した穂香。

古賀のアドバイス通り、急に慣れない塩対応をしてみる山本。

突然豹変した山本に戸惑う穂香は、朝から麗奈に壁ドンされ、飲みに行く約束までしていた山本を見て、彼が麗奈に好意を持っていると勘違いしてしまいました。

それからずっともやもやする穂香は、花妻にケーキを褒められても、素直に喜べませんでした。

そんな中、先日花妻が配っていたクッキーが既製品だと知り、驚く穂香。

花妻は、その日はたまたま上手くできなくて、自分の評価を下げないために手作りだと嘘をついてしまったのだと打ち明けました。

それを聞いた穂香は、自分も昔、デパ地下の総菜を手作りだと嘘をついてしまい、料理上手と持ち上げられてしまったことを話しました。

ダメなところがあってもいいと穂香に励まされ、少し心が軽くなった花妻なのでした。

一方

麗奈と飲みに来た山本は、社内の不満を打ち明けるよう、しつこく迫られていました。

麗奈の愛の告白は、穂香の完全な勘違いだったのです。

自分にしつこく執着する麗奈を、鬱陶しく思う山本でしたが、山本が恋の駆け引きをしていると見破った彼女は、さらに付きまとう決意をしました。

翌朝

穂香が起きて来る前に、バナナとりんごを残して先に出社した山本。

「私はゴリラか?」と首を捻る穂香でしたが、完全にネタだと受け取り、ゴリラのスタンプを返しました。

判断に迷う反応ばかり見せる穂香に、古賀の作戦が本当に上手くいってるのか、山本はますます不安になりました。

一方の穂香も、ずっと山本の事ばかり考えていました。

上の空で作ったシフォンケーキは失敗ばかり。

正海からお茶会のことを聞いた山本は、穂香がこのために花妻と親し気にしていたと知り、自分の塩対応が無駄な努力だったとため息をつきました。

穂香は自分の不甲斐なさを再認識し、他に好きな人がいるなら、このお茶会は同棲解消の大義名分になると提案しました。

好きな人が穂香だと言えない山本は、恋愛感情と嫁は別だと言葉を濁しました。

そして、次男の薫パティシエだから、ケーキで正海の心をつかむことなんてできないとはっきり告げました。

そしてお茶会当日

ふたりが山本家を訪れると、薫が作ったきらびやかなスイーツ達が、テーブルを占拠していました。

その奥に待ち構えていた正海は、穂香の失敗作のシフォンケーキを見て、改めて同棲を反対しました。

ですが、穂香は、自分が山本と暮らすメリットをプレゼンすると食い下がりました。

山本に頼り切っている穂香が気に食わない正海でしたが、彼女が山本を金銭面で養っていると聞き、少し心が揺らぎました。

さらに、家事ができない人の気持ちがわからないという弱点を、自分の私生活を見ることで営業に活かせると畳みかける穂香。

結果的に、お互いに足りない部分を補い合い、ウィンウィンの関係になれると力説しました。

穂香の失敗作をリカバリーしたラスクの美味しさに驚いたものの、正海はまだ半信半疑でした。

「弟を傷つけたら許さない」と意気込む彼に、穂香は一緒に住んでいる間は絶対に彼に手を出さないという誓約書を渡しました。

穂香の覚悟を認めた正海は、同棲を許可することにしましたが、これでまた恋愛が遠のいた山本は、複雑な表情を浮かべるのでした。

その帰り道

穂香は山本の恋愛を応援すると追い打ちをかけてきました。

山本は「両思いになる可能性は今のところありえない」と苦笑しつつも、「もしそんな奇跡が起きたら、その時は嫁を辞める」と断言しました。

そして、鈍感すぎる穂香に痺れを切らした山本は、「もう引かない」とつぶやき、強引に穂香と手を繋ぐのでした。

毎度のことながら、鈍感すぎる穂香に、見ているこっちまで頭を抱えたくなりますね。

とはいえ、穂香の前で敢えて壁ドンという誤解を招くような態度を取る麗奈の目的もよくわかりません。

本当は山本くんのことが好きでツンデレを装っているのか、穂香の気を引きたいがために、彼を利用しているだけなのか、一体どっちなんでしょう?

そして、今まではモブ扱いだった花妻くんが、いきなりぐいぐい出て来ましたね。

ただのほほんとしているだけだと思ってましたが、本当は人一倍他人の評価を気にする人だったのが、少し意外でした。

でも、退勤後のプライベートレッスンとか、これまた無自覚で、穂香が彼の恋愛スイッチ入れちゃったんじゃないの?と少し心配になりました。

予告を見ていると、ここに古賀も割り込んできそうな勢いだし、下手したら四角関係、五角関係というややこしい展開もありそうですね。

第4話ネタバレ

山本の不可解な行動に対するもやもやを、穂香は思い切って花妻に相談してみました。

そこで、山本が気になっていると自覚してしまった穂香。

でも、彼には他に好きな人がいるし、今ならまだ引き返せると自分に言い聞かせました。

そうは言ったものの、お腹の一部を見てしまっただけで激しく動揺してしまい、正海の怒声の幻聴に思わず身震いしてしまう穂香なのでした。

翌朝

会社で正海と交わした誓約書を戒めのために待ち受けにし、まだ引き返せると呪文のように繰り返す穂香。

そこに古賀が現れ、ビアフェスタに誘われました。

そのチケットは、ワイン派だという麗奈に無理やり押し付けられたものでした。

実はこれは穂香と古賀をくっつけたい彼女の策略でしたが、なぜか山本も合流することに。

慌てた麗奈は、自分も参加すると言い出しました。

自然と話が弾む穂香と古賀を見て、複雑な表情を浮かべる山本。

これみよがしに、麗香はふたりがお似合いだと煽り、山本を穂香から引き離そうとしました。

古賀も消え、穂香とふたりきりになった麗奈は、ルームシェアのことを問い質しました。

山本をディスり続ける彼女の話に、苦笑しつつも嬉しそうな穂香。

悔しさをにじませる麗奈は、思わずその場から逃げ出しました。

その態度から、穂香は麗奈が山本のことを好きだと察しました。

しばらくして、寝落ちしそうな山本を、麗奈が送っていくと言い出しました。

ふたりの後ろ姿を少し寂しそうに見つめる穂香。

古賀はそんな彼女が気になりましたが、穂香はふたりで飲み直そうと提案しました。

一方その頃

山本は、川沿いのベンチに放置されていました。

麗奈の仕業だと怒りに震える山本でしたが、穂香のことが心配になり、慌てて会場に戻ってきました。

いい雰囲気のふたりが、あっちむいてホイ対決をしていただけで、思わず力が抜けた山本。

ですが、酔った勢いで自分と麗奈が両思いだと言い出す穂香には、全力で否定しました。

少し安心した彼女は、麗奈に嫉妬していたことと、山本が気になっていることを白状してしまったのでした。

翌朝

顔を合わせるのが気まずく、メモを残して家を出た穂香は、そのまま君子の元に向かっていました。

もうとっくに引き返せなくなってるんじゃないかと心配する君子。

でも、穂香本人は、今の気楽な関係のままがいいから、恋愛はしたくないと矛盾発言をしました。

その後、社内では冷蔵庫の新商品開発話が持ち上がっており、上司の佐々木はそのアドバイザーに穂香と古賀を指名しました。

必要以上に張り切る穂香が心配になる古賀でしたが、酔った姿もいいと褒められ、まんざらでもない様子でした。

ふたりの親し気な様子を離れた場所から眺めていた山本は、春日お似合いのふたりだと煽られても、もう心を揺らしませんでした。

その夜

花妻は穂香にリベンジしたアイシングクッキーを見せました。

がむしゃらに努力している姿がいいとまた褒められ、ちょっと嬉しくなる花妻。

でも、同居人と少し進展があったと聞かされ、またがっかり。

それでも、まだ離れたいと願う穂香の本音を聞き、協力を申し出ました。

早速翌朝から、フルーツサンドを用意して、穂香に張り付く花妻。

朝は花妻、昼間は古賀とふたりきりの穂香に、山本の自信も揺らぎ始めました。

そこへ、「穂香と古賀カップルを応援する」とさらに煽って来る麗奈。

とどめに、「1ヶ月も同じだったら人もご飯も飽きる」という花妻のつぶやきを盗み聞きして焦る山本。

兄・薫に手伝ってもらい、同居1ヶ月記念におしゃれなイタリアンを用意するのでした。

ですがその夜、山本の期待を裏切るように、穂香は古賀を連れて帰ってしまいました。

全てバレてしまったという穂香に、苦笑するしかない山本。

ケーキまで用意していたと知った古賀は、仮病を装ってさっさと退散しました。

穂香の後ろ髪惹かれる様子に、最近のもやもやをぶつける山本。

古賀のことも花妻のことも気になると答える穂香。

穂香の気になるの意味が、恋愛的なものじゃなく、母親目線だと悟った山本は、急に冷めた目で「俺はあなたひとりの嫁じゃない」と告げました。

困惑する穂香は、その真意を尋ねようとしましたが、山本はしばらく帰らないとメモを残し、出て行った後でした。

その後、神妙な顔つきの山本を出迎えたのは、満面の笑みを浮かべた麗奈でした。

本人が思っている以上に周りに好きバレしてる穂香に、そろそろ本気で「鈍感すぎるだろ!」とつっこみたくなってきましたね。

その上、うっかり男をその気にさせるような殺し文句をさらっと言ってるし。

これを計算でやってないから、さらにタチが悪い!

今は理性が勝ってるけど、花妻くんあたりは、そろそろ本気で穂香のこと狙ってきそうですね。

そして、やっぱり気になる麗奈の不可解な行動。

山本くんを突然家出させるほどのメッセージって、一体何だったんでしょう!?

とはいえ、穂香と山本くんがお互いに振り回し振り回されて、あわあわしてる姿は、恋の初期段階って感じで微笑ましいです。

段々人間関係も複雑になってきて、ますます面白くなってきましたね。

第5話ネタバレ

麗奈のメッセージを読んで、勢いよく穂香の家を飛び出した山本

その内容は、自宅のシャンデリアを掃除して欲しいという、単なる家事代行依頼でした。

掃除しにくい場所とわかりつつも、それに挑戦する喜びに思わず悶えてしまう山本。

彼の気持ちを見透かしている麗奈は、勝ち誇ったように「ずっといてくれて構わない」と告げるのでした。

翌朝

麗奈と山本がカーテンを買いに行くと、偶然穂香と出くわしました。

山本が麗奈の家にいると聞かされた穂香は、特に何も言わず、そのまま逃げるように去って行きました。

山本の目には平気そうに映っていた穂香は、実は動揺しまくり。

君子の「山本は一妻多夫制だ」という説明を聞き、ようやくひとりだけの嫁じゃないという意味を理解しました。

それでも腑に落ちない様子の穂香を見て、君子は彼女が麗奈に嫉妬していると悟ったのでした。

翌日

会社では、新商品の炊飯器PRの会議が開かれていました。

店舗への販促営業のため、穂香と花妻が出向くことになりましたが、穂香は明らかに避けている山本を完全にスルーしていました。

落ち込む山本は、古賀に穂香の家を出たことを打ち明け、自分からは戻らないと宣言しました。

一方、穂香と花妻は、家電量販店の店長から、アライグマの着ぐるみを着て欲しいと無茶ぶりをされました。

花妻はまたも自分がやると立候補し、穂香をさりげなくフォローしました。

そして、穂香の同居人が出て行ったと知ると、これから自分が代わりにお弁当を作ってあげると告げました。

その夜

穂香と花妻の仲睦まじい様子を思い出して、思わずため息をつく山本。

麗奈に自分は穂香にとっては単なる家事要員だから、別にいなくなっても困らないと煽られても、言い返す言葉がありませんでした。

一方その頃

会社で残業していた穂香は、山本にどう伝えれば自然に戻って来てもらえるのか悩んでいました。

そこへ古賀が現れ、山本の家出を知っていると告げました。

彼に「あの日が嫁入り1ヶ月記念日だったから怒ってたのでは?」と指摘された穂香は、山本に謝る決意をしました。

翌朝

穂香は記念日のことを忘れていたと正直に打ち明け、山本に頭を下げました。

そこに麗奈が割り込み、山本のために家電と松阪牛まで買ったと告げました。

それを聞いた穂香は、いたたまれない気持ちになり、逃げるようにその場を離れました。

ですが、更に追い打ちをかけるように、炊飯器の販促イベントのオファーも断られてしまいました。

気持ちが落ち続ける穂香は、山本のことばかり思い出し、古賀の励ましにも大丈夫とカラ元気で返しました。

そこで古賀は、9年前にも穂香が大丈夫と無理をしていたことを思い出しました。

「キツイ時に大丈夫と嘘をつかない」という約束を完全に忘れられていたことに、古賀は少し寂しさを覚えるのでした。

翌朝

穂香が出社すると、自分のデスクに店長ブログと書かれた付箋を見つけました。

その直後に店長が現れ、妻が実家から戻って来ないことを打ち明けると、穂香に無碍な態度を取ったことを謝りました。

きっと奥さんも店長に会いたがっていると励ますうち、穂香は自分もハッとしました。

その後、販促イベントは無事行われることになり、店長の妻と娘も笑顔で見守っていました。

穂香は古賀の付箋のおかげだと喜んでいましたが、自分じゃないと言われ、またもやもや。

その答えを自宅の冷蔵庫の中に見つけた穂香は、慌てて麗奈の家に向かいました。

突然の穂香の訪問に驚く麗奈。

ですが、そんな彼女を放置し、穂香は山本を外に連れ出しました。

突然付箋のことを問い質され、動揺しつつも素直に認める山本。

家のことも仕事のこともさりげなくフォローしてくれていたことに、胸がいっぱいになる穂香。

その勢いのまま、思わず、「会いたくなったから来てしまった。戻って来てほしい」と本音を漏らしてしまいました。

山本はそれをあくまで家事要員としての発言だと受け取りましたが、それを覆すように、穂香は「山本くんを独り占めしたい」と続けました。

それを聞いた山本は、満足そうに穂香を抱きしめ、家に戻ると告げました。

ですが、そこに慌てて麗奈が割り込み、ふたりを自宅に連れ戻しました。

酷く落ち込む麗奈を見た穂香は、彼女が山本を好きなのに自分が無理やり連れ戻そうとしてショックを受けていると思っていました。

ですが、事実は全くの逆。

実は、麗奈の本命は、穂香の方だったのです。

腑に落ちない穂香に、麗奈は就活時代のことを話し始めました。

5年前

麗奈は会社説明会で、「自社製品の炊飯器に一番合うおかずは?」という質問をしました。

周囲が困惑する中、穂香は彼女の目の付け所に感心し、あさりの佃煮だと答えました。

その時の穂香の笑顔に一目惚れした麗奈は、穂香を生涯の推しに認定したのでした。

麗奈の話を聞き、ふたりはこれまでの彼女の不可解な言動の意味をようやく理解しました。

でもこれで平穏なルームシェア生活に戻れると思ったのも束の間、麗奈はこれからもどんどんふたりの邪魔をすると宣言するのでした。

そんな麗奈の圧力に負けず、ふたりは自宅に戻ると改めてハグを交わしました。

山本の「ただいま」を全身で受け止める穂香。

そして、山本は「もしかして俺のこと好きなの?」とド直球の質問を投げかけるのでした。

のっけから「いや、掃除かよ!」と思わず突っ込んでしまいました。

深刻そうな山本くんの表情に完全に騙されました。

麗奈の穂香推しも判明したし、ようやくすっきりしましたね。

それにしても、彼女の思わせぶりな態度には、かなり振り回されました。

ふたりを引き離すのが目的なら、あの壁ドンは何だったんでしょう?

主語のない発言も、大抵言葉足らずで厄介なことになりますしね。

案の定、穂香に勘違いされて盛大に落ち込んでましたが、それは自業自得だろうと。

とはいえ、身近な人を対象に、うちわや神棚まで作ってしまうあたり、推しを愛でる麗奈のオタク心理にちょっと共感してしまいました。

ハチャメチャすぎるけど、麗奈がちょっと好きになってきました。

今後も穂香と山本くんにとっては、目の上のたんこぶでしょうけどね。

まあ、それにもめげず、今回は正当派のラブシーン満載で、思わずキュンとさせられました。

山本くんのハグおねだりは、少し逃げ恥のハグの日を彷彿とさせましたが、このツンデレ具合が花妻くんとは違ったタイプのあざと可愛さで、また良かったですね。

正海お兄様ご立腹の予感もあるし、いよいよ花妻くんも本気出してきたので、ふたりのハッピーエンドはまだまだ遠そうですね。

第6話ネタバレ

山本に自分のことが好きなのかと聞かれた穂香は、思わず告白しそうになりました。

ですが、正海と交わした誓約書が目に留まり、慌てて答えを保留にしました。

翌朝

穂香はなぜか山本がキラキラ輝いて見え、このままでは誓いを破ってしまうと悩み始めました。

昼休みに偶然麗奈と出くわした穂香は、思い切って恋愛相談を持ち掛けました。

彼女はその相手が山本だと知ると、ショックで崩れ落ちそうになりました。

一方その頃

山本は穂香に独り占めしたいと言われたことを古賀にのろけていました。

ですが、今回は焦りは禁物だと、意外と冷静な山本。

告白にふさわしいプレゼントに悩む彼に、古賀は本人に直接聞けばいいと直球のアドバイスをするのでした。

その夜、山本が誕生日にしたいことを尋ねると、穂香はみんなでキャンプに行きたいと言い出しました。

誕生日当日

穂香は山本の兄の正海と薫、そして親友の君子も誘って、キャンプ場にやって来ました。

穂香には正海に誓約書を破棄してもらうという目的があり、それを聞いた君子は、ようやく穂香が恋愛に前向きになったことを喜びました。

一方、山本がキャンプ中に穂香に告白しようと考えていることを知った薫は、こっそり協力すると約束しました。

ですが、そんな空気を察していたのか、正海は山本が予約していたグランピング場を勝手にキャンセルしていました。

いきなり正海に出鼻をくじかれる山本。

さらに、ひとり張り切る正海は、先回りして細かくタイムスケジュールまで決めていたのでした。

一方その頃

山本から一緒にキャンプに来ていることを知らされた麗奈は、とびきりのプレゼントで対抗しようと考えました。

そこで、偶然同じ商品に目をつけた花妻と出くわした彼女は、ここぞとばかりに穂香にくっついていることを咎めました。

花妻が思い切って穂香に本気で恋してしまったことを打ち明けると、麗奈は意外にも彼の気持ちに共感してしまうのでした。

その後のキャンプ場では

正海が全てを仕切り、山本と穂香を引き離そうと躍起になっていました。

穂香は抵抗しようとするものの、正海の威圧感の前ではなす術がありませんでした。

山本も予定が狂い、焦り始めていましたが、そこに手を差し伸べたのが薫でした。

山本は張り切ってご馳走を用意しましたが、疲労困憊の穂香は食欲の塊と化しており、味わう余裕もありませんでした。

山本の作戦は、またしても失敗に終わりました。

一方

意気投合した麗奈と花妻は、穂香のためにケーキを作ろうと考えていました。

ですが、山本をあからさまに目の敵にする麗奈に、花妻は思わずドン引き。

ふたりが目の前でいちゃつく未来を想像すると少しへこんだものの、邪魔をするのは穂香を傷つけることになるのではと心配になるのでした。

その後

正海にこき使われ、ふらふらになってしまった穂香。

山本のことが好きなのか、自分でもわからなくなっていました。

それでも君子は、それだけ悩むなら生半可な気持ちじゃないんだろうと考え、穂香に前に進むことを提案しました。

君子に勇気をもらった穂香は、正海に誓約書を破棄して欲しいと正面からぶつかりました。

ですが、正海に振られた後のことを問い質され、全く想定外だった穂香は、言い返す言葉が見つかりませんでした。

その頃

山本は地元民に教えられたイルミネーションの聖地に向かっていました。

ですが、辿り着いた先には演歌歌手・入峰ショーンの聖地と書かれた顔出しパネルがあるのみ。

勘違いにがっかりした山本は、うっかり足を滑らせ、崖を滑り落ちてしまいました。

そのまま夕方になっても戻って来ない山本を心配する薫達。

偶然同じ地元民と出会った穂香は、急いで聖地に向かい、山本と同じように崖から滑り落ちました。

山本を見つけた穂香はホッとして、思わず彼を抱きしめました。

そして、穂香に背負われてニヤニヤしている山本を見た正海は、山本が穂香を好きなことにようやく気づき、自分が無駄に邪魔をしていたとショックを受けました。

意気消沈した正海は、すぐに誓約書をたき火にくべ、穂香と山本の交際を認めました

山本も自分の不甲斐なさに落ち込んでいましたが、穂香に崖の下で摘んだ花を誕生日プレゼントだと手渡しました。

素直に喜ぶ穂香の笑顔に、気持ちが抑えられなくなった山本は、「彼氏になりたい」とついに本音を告白しました。

動揺しすぎた穂香は、さらっと「自分も好き」だと告白返しをしてしまいました。

そして、ついに両思いになったふたり。

山本はその勢いのまま、穂香にキスしようとしましたが、ドラム缶風呂で歌う正海の声に驚き、寸止めしてしまいました。

それでも、穂香は両思いの幸せを噛みしめるのでした。

その頃

花妻と一緒に誕生日プレゼントのカップケーキを完成させていた麗奈は、山本に自慢しようと写真を送ろうとしました。

ですが、先に山本から交際報告をされてしまい、思わず床に崩れ落ちました。

それを見た花妻は、少し複雑な表情を浮かべつつも、ふたりを祝福しようとしました。

ですが、山本が麗奈の家に泊まっていたことを聞かされると、一気に彼に幻滅するのでした。

いやあ、ここまで長かった。

鈍感すぎる穂香も、ようやく恋に目覚めましたね。

そこからのスピードが速すぎて、正直ちょっと戸惑うレベルでしたが。

正海の掌返しにもびっくりでしたが、穂香に対しては妙な第六感が働くわりに、山本くんのことは見えていないという残念さが可愛く見えてしまいました。

人間誰しも、本音でぶつかれば分かり合えるんだなと、少し感慨深い気持ちになりました。

大きな壁を越えたからこそ、より一層両思いのありがたみを実感した穂香の、幸せが駄々洩れなにやけ顔が最高でした。

でも、そんなムードをぶち壊す勢いの麗奈の暴走は、相変わらずヤバイ。

彼女特有の微妙な言い回しで煽るから、ピュアな花妻くんに完全に火をつけちゃいましたね。

次回の修羅場が怖いけど、彼がどんな風に引っ掻き回してくれるのか楽しみです。

第7話ネタバレ

ふたりが両思いになってから一夜明け、穂香にも心境の変化が現れました。

バッチリメイクと外出着で現れた彼女を見た山本はびっくり。

男として意識された嬉しさのあまり、思わず抱きつこうとしましたが寸止めしました。

彼はむやみに穂香に迫らないと固く誓っており、両手を広げられてもハグを拒みました。

そんな山本に、少し不満げな穂香なのでした。

出社後

急に部長の佐々木に呼び出された、穂香、古賀、山本

昨年まで穂香が参加していた福岡でのミーティングに、今回は山本が参加することになり、花妻の新人指導も任されることになりました。

ですが、山本にすっかり幻滅している花妻は、適当に話を聞き流し、すぐに去ってしまうという塩対応。

彼に嫌われていると感じた山本は、激しく落ち込みました。

翌朝

山本は勇気を出して花妻に「何でも相談に乗る」と告げました。

すると、花妻は突然穂香が好きだと宣言し、「自分の方が彼女にふさわしい」と宣戦布告してきました。

その夜、早速花妻が穂香と出かけることになったと聞き、不満げな山本。

取引先の結婚祝いを買いに行くだけと言われても、不安がぬぐい切れず、「一緒に行く」と言い出しました。

ですが、プレゼントを選ぶセンスを心配されていると勘違いしている穂香。

頑なに同行を拒否され、何も言えなくなってしまいました。

翌朝

穂香とのデートのつもりで、服装にも気合いを入れて来た花妻。

それを仕事の延長だと思い込んでいた穂香は、自分の前では気を張らなくていいとフォローしました。

その後も、なかなか自分の思いが伝わらないことにもやもやする花妻は、思い切って穂香に告白しました。

戸惑うばかりの穂香は、そのことを山本にも言えませんでした。

業を煮やした山本がキスしようとすると、突然穂香はその場に倒れました。

穂香は38.5℃の高熱があり、山本は出張をドタキャンしようとしました。

それでも仕事が大事だと穂香に諫められ、後ろ髪を引かれる思いで出張に旅立ちました。

翌朝

穂香が風邪で休んでいると聞いた花妻は、早速山本に「病気の穂香を置いて出張に行くなんて薄情すぎる」とクレーム電話を入れました。

それでも仕事優先の山本に苛立つ花妻は、穂香に告白したことを打ち明け、「自分が傍にいる」とだけ言って電話を切ってしまいました。

一方その頃

穂香は君子に電話で愚痴を吐いていました。

山本に気を遣って、花妻に告白されたことを言えなかった穂香。

君子はそれを乗り越えてこそ、本当の恋人同士だと諭しました。

その後

山本から連絡を受けた正海が、突然穂香の自宅にやって来ました。

本当の兄のように振る舞うも、気遣いが真逆なふたりに、穂香は思わずため息をつきました。

そんな時、穂香の病欠を聞きつけた麗奈もやって来ました。

ふたりが穂香の兄だと勘違いする麗奈にふたりも乗っかってしまい、穂香はもう否定する気力もありませんでした。

その後も、怪しげな漢方薬を調合する正海、バラの花を床にばら撒く薫、勝手にホットカーペットを敷き、模様替えまでしようとする麗奈に振り回される穂香。

事前に色々用意してくれていた山本の気遣いに感動しつつも、体調を心配するメッセージにこの惨状を報告できず、大丈夫としか返せませんでした。

その直後、花妻まで現れ、穂香の家は完全にカオス状態に。

ようやく寝かせてもらえた穂香は、また熱が上がってしまいました。

一方

そわそわして落ち着かない山本は、薫に電話をかけ、穂香の無事を確認しました。

ですが、電話口から花妻の声が聞こえ、一気に心がざわつきました。

その花妻は、穂香のためにおかゆを作ってあげようとしていましたが、麗奈達も譲らず、なぜか4人のうち誰が一番おいしいおかゆを作れるか対決することに。

キッチンで大騒ぎする4人を見た穂香は、とうとう思考停止してしまいました。

その時、山本から電話があり、穂香は少しホッとしたものの、すぐに帰って来て欲しいとは言えませんでした。

しばらくしておかゆが出来上がり、4つも試食する羽目になった穂香。

どれを一番沢山食べたかでまた言い争う4人に、穂香は完全に呆れ顔。

そこから山本の話題になり、正海と薫が山本の兄だということもバレてしまいました。

山本を巡ってさらに大騒ぎする4人を見ていた穂香は、ふらふらになり、とうとう廊下にへたり込みました。

そこへ山本が戻って来て、心底ホッとした穂香は、思わず「会いたかった」と彼の腕にしがみつきました。

山本はそんな彼女を、愛しそうに抱きしめ、頭を撫でました。

そして、お姫様抱っこで寝室に運び、4人を床に正座させて説教を始めました。

非は認めたものの、山本が浮気したことを問い詰める正海と薫。

腑に落ちない山本は、掃除をしていただけだと弁解しました。

それを聞いた花妻は、自分がとんでもない勘違いをしていたことに思わず頭を抱えたのでした。

翌朝

ようやく熱が下がった穂香は、山本に迷惑をかけたと謝りました。

花妻のことも知っていた山本は、もっと自分を頼って欲しいと告げました。

胸が熱くなった穂香は、思わず山本に抱きつきましたが、ルール違反だと思わず離れました。

ですが、山本は「そんなの忘れた」と強引に抱き寄せ、ふたりは初めてのキスを交わしました。

その後、穂香は山本の作り置きのおかゆを頬張り、「これが一番食べたかった」と笑顔を見せました。

その直後、またインターホンが鳴り、思わず身構える穂香。

相手が古賀で安心した穂香は、一緒におかゆを食べようと誘いました。

穂香からふたりの馴れ初めを微笑ましく聞いていた古賀でしたが、山本を頼りにしていると聞き、「これから自分も頑張らないと」と意味深発言をするのでした。

恋は人を変えるとよく言いますが、今回の穂香と花妻くんがまさにそれでしたね。

山本くんもかなり苦労しましたが、それに輪をかけて、花妻くんの好意に全く気づかない穂香!

勘違いで山本くんを逆恨みしてたことを差し引いても、さすがに不憫になってしまいました。

とはいえ、彼が引っ掻き回してくれたおかげで、ふたりの仲が深まったのも事実。

典型的な当て馬ポジションだけど、彼の今後の幸せをちょっと応援したくなりました。

そして、弱った穂香の可愛さも、破壊力ありすぎました。

珍しくガチのラブシーンでしたが、上目遣いで「会いたかった」とか言いながらしがみつかれたら、そら理性も吹っ飛ぶわ!って話で。

それを正面から受け止める山本くんが王子様に見えてしまいました。

変態疑惑も払拭されてホッとしたけど、ここにきてまさかの臨戦態勢ですか!?古賀さんっ!!

例によってアポなし訪問の両親に早速誤解されるようだし。

なし崩し的に「わざわざ誤解とかんでもいいやろ」とか言い出しそう!

ふたりに親身になってるわりには、わざと邪魔してるように見える時もあるし、今後一番の危険人物になりそうな予感!?

第8話ネタバレ

突然訪ねて来た両親は、勝手に古賀穂香の彼氏だと勘違いし、親戚にも古賀の写真を拡散してしまいました。

穂香が口を挟む間もないまま、続々とお祝いのメッセージが届き、ますます盛り上がる両親。

そこに山本が戻って来て、穂香は改めて山本が本当の彼氏だと紹介しました。

あからさまにがっかりする両親に、穂香はちゃんと山本が彼氏だと訂正して欲しいと頼みました。

ですが、祖母・勝子はすでに古賀の顔写真入りうちわまで用意していて、ふたりに会う日を楽しみにしていると動画を送って来ました。

父・健一の話によると、勝子は祖父が亡くなってから塞ぎこんでいて、体調も崩していました。

ですが、古賀が祖父にそっくりなことを知り、急に元気になったのでした。

健一は、今更嘘だと言ったらショックを受けてしまうと嘆き、一日だけ古賀に彼氏のフリをして家に来て欲しいと懇願しました。

母・良子にも必死に頭を下げられ、一番困惑していた山本は苦笑するしかありませんでした。

翌朝

さらに良子からダメ押しのメッセージを受け取り、ますます困惑する穂香。

そんな中、気まずそうな花妻の姿を見て、昼休みに思い切って声をかけました。

穂香は花妻の好意を拒絶はしませんでしたが、自分が好きなのは山本だときっぱり言いました。

山本の仕事でも家事でも常に相手のことを気遣えるところが好きだと聞いた花妻は、自分も仕事を頑張って穂香に振り向いてもらうと、俄然やる気を見せるのでした。

その夜

穂香は両親のお願いを断ることにすると山本に告げましたが、彼は勝子のためなら構わないと笑顔で承諾しました。

それでも煮え切らない穂香に、山本は交換条件として自分も名前で呼びたいとお願いしました。

突然名前を呼び捨てされ、「キュンとしてしまった」と素直に白状した穂香を、山本は優しく抱きしめました。

そして、お互いを名前で呼び合うと、改めて両思いの喜びを噛みしめ合うのでした。

週末

約束通り穂香の実家にやって来た古賀。

困惑しつつも全力で彼氏を演じると約束し、穂香にも今日だけは山本のことを考えるなと釘を刺しました。

軽い気持ちで大丈夫だとは言ったものの、いきなりくす玉で熱烈歓迎を受けてしまう古賀。

さらに、家事も得意だと話を盛られており、とっさに肉じゃがが得意だと嘘をついてしまいました。

一方その頃

ふたりの様子が気になって仕方ない山本の元に、突然麗奈が訪ねてきました。

そして、穂香が古賀と一緒に実家に帰っていると聞くと、「そのままゴールインしてしまえばいい」と山本を煽りました。

「本当は彼氏の余裕も貫禄もないんだろう」と指摘され、動揺を隠し切れない山本。

穂香はちゃんと自分の元に戻って来るという自信も、ぐらつき始めたのでした。

その後も、ひとり暴走する勝子は、古賀を祖父に見立て、思い出を再現することに夢中になっていました。

そんな中、推しが突然ゲリラライブをすると知った良子は、急にそわそわし出しました。

一時は諦めようとしたものの、勝子に「好きなら行かない選択肢はない」と背中を押され、嬉しそうに駆け出して行きました。

その後、健一はお寿司の出前を取ろうとしましたが、勝子の提案で、古賀が肉じゃがを作る羽目に。

料理が全くできない3人はレシピを探したものの、料理用語のオンパレードに思考停止。

困った穂香は、ガス屋さんのフリをして山本に来てもらい、代わりに料理を作ってもらいました。

何も知らずに大喜びする勝子でしたが、苗字で呼び合い、妙によそよそしいふたりに少し疑問を感じ始めました。

焦ったふたりは、慌てて名前で呼び合い、健一もふたりを必死に盛り上げようとしました。

その様子を隠れて見ていた山本は、いたたまれなくなり、そっとその場を立ち去ったのでした。

その夜

ふたりは今後どうやり過ごすか相談し合いました。

頃合いを見て別れたことにするという穂香に対し、本当に付き合ってもいいと答える古賀。

すぐに茶化したものの、本心では山本に嫉妬していました。

でもそのことに全く気付かない穂香は、古賀にもいい人が現れることを願い、そのまま去ろうとしました。

その腕をとっさに掴んだ古賀は、まだ何か言おうとしましたが、山本に気づくとあっさり退散しました。

自宅に戻ると、山本は古賀への嫉妬をはっきりと口にし、「自分だけが好きなのが悔しい」と怒りを露わにしました。

翌朝

山本の言葉にショックを受けた穂香は、君子に相談しました。

ちゃんと好きだと口に出していないせいだと指摘された穂香は深く反省し、「今こそ愛してるって言葉を使う時だ」と決意しました。

一方その頃、山本は昨夜の暴走に酷く落ち込んでいました。

それをあざ笑うかのように、「きっともうすぐ振られる」と煽る麗奈。

そこへ大事な話があるという穂香のメッセージが届き、麗奈は「絶対別れ話だ」とさらに喜ぶのでした。

その夜

意を決して愛してると伝えようとしていた穂香に対し、「一言で済む」という言葉を「別れよう」だと解釈してしまった山本。

とっさにその場から逃げようとしましたが、穂香に壁ドンされ、引き留められてしまいました。

そこへ良子から、勝子が倒れたと連絡があり、穂香は急いで病院へ駆けつけました。

健一はひとりで入院の準備をしていましたが、必要なものが見つからず、茫然と立ち尽くしていました。

そこへ山本が現れ、テキパキとサポートを始めました。

その頃病室では、一向に目を覚まさない勝子に、穂香が必死に語りかけていました。

穂香は本当の彼氏は山本だと打ち明け、ちゃんと対面して欲しいと告げました。

その時、目を覚ました勝子は、自分の願望を押し付けてしまったことを謝り、「相手が生きてるうちに好意を伝えるべきだ」と諭しました。

その後

両親が改めて謝罪にやって来ました。

山本をすっかり気に入った健一は、自分のところにも来て欲しいと結婚を承諾するような勢いでした。

ふたりが帰っていくと、穂香は昨夜の告白の続きを切り出そうとしました。

ですが、山本に自分の愛情が負けているとはっきり言われ、カチンときた穂香は、ケンカ腰で「愛してる」と言いました。

それも聞き流され、もやもやする穂香は、悔しいと何度もつぶやきながら、山本の部屋に乗り込み、彼を突然ベッドに押し倒したのでした。

穂香の乙女な部分よりも、男前な部分が段々目立って来て、もはやお嫁くんという概念がしっくり感じてしまうほどでしたね。

どっちがより好きかを競うとか、傍から見たらのろけにしか聞こえないし、「付き合いたての高校生カップルかよ!」と君子じゃなくても突っ込みたくなります。

こんなふたりに根気よく付き合ってあげる君子も古賀さんも、器のでかい人間だなと改めて感じました。

とはいえ、古賀さんの方はあわよくばっていう下心がミエミエだし、直接振られたわけでもないので、まだ穂香に気持ちはありそうですね。

それに、穂香を牽制している姿を見てると、ちょっと亭主関白っぽいというか、笑顔の奥にモラハラ気質が垣間見えて、少しゾクッとしてしまいました。

何より、こんなに壊滅的に家事ができないふたりが夫婦になってしまったら、それこそ外面がいいだけで家庭は崩壊必至でしょうね。

やはり、穂香は山本くんを選んで正解だったと思います。

次回は温泉旅行で一気に進展がありそうだし、いよいよこのまま結婚へ向かうのでしょうか!?

第9話ネタバレ

勢いで山本を押し倒してしまったものの、急に生活感が気になり、結局穂香はその先に進むことができませんでした。

穂香に愛されているという実感は湧いたものの、じゃあ家では無理なのか?と悩む山本。

翌朝

会社でも悶々としながらブツブツと独り言を呟いていると、古賀に聞かれてしまいました。

山本は穂香に対する古賀の真意を探ろうとしたものの、その答えを聞く勇気はありませんでした。

古賀は少し困惑しながらも、「穂香の気持ちが一番大事」とアドバイスして去って行きました。

そんな中、社内で新商品の企画コンペが開催されることになり、山本は優勝賞品の沖縄ペア旅行に心躍らせていました。

その話を聞きつけた麗奈は、早速花妻に報告。

何とか阻止したいふたりは、自分達もコンペに参加することにしました。

その上、古賀も参加予定だったと知り、麗奈は山本の負け確だと喜ぶのでした。

その夜

山本は穂香の前で改めて商品開発部への熱意を語りました。

穂香はそんな彼を見て、いつか山本の開発した商品を自分が沢山売りたいという夢を抱くのでした。

翌朝

穂香はまた山本のことで君子に相談しに行きました。

彼が自分に気を遣いすぎると悩む穂香に、君子はできることはひとつしかないと告げました。

さらに翌朝

穂香は君子のアドバイス通り、山本より早起きして、自分が家事をやると張り切っていました。

ですが、うっかり目玉焼きを焦がしてしまい、不安になった山本は、朝食もお弁当も作り直しました。

穂香が自分の不甲斐なさを感じながらお弁当を広げていると、先輩の春日料理研究家・宮下紗織に声をかけられました。

彼女はSNSで配信している料理動画が好評で、社内の販促イベントを打診され、会社を訪れていたのでした。

そこへ美味しそうな匂いにつられて山本が現れ、彼女の顔を見て思わずハッとしました。

お互いに下の名前で呼び合うほど親密そうなふたりの様子に違和感を覚えた穂香は、自宅で思い切ってふたりの関係を問い質しました。

言いにくそうに元カノだと告げたものの、紗織の活躍に少し誇らし気な表情を浮かべる山本。

何だかもやもやする穂香は、自室でこっそり紗織の動画を見てみることにしました。

そして、彼女の家事力と自分を比較し、ますます落ち込んでしまうのでした。

翌朝

紗織とばったり出くわした穂香は、もうレシピ案を完成させていた彼女の仕事の早さに驚きを隠せませんでした。

さらに山本と付き合っていることまで気づかれており、祝福してもらったものの、穂香は余計に女性としての格の違いを見せつけられたと、君子に早速愚痴りました。

君子に「彼女としては無理でも、旦那としてならできることがあるのでは?」とフォローされた穂香は、アイデア出しに悩む山本を見て、何かを思いつきました。

そして翌朝、穂香は山本に一泊の温泉旅行を提案しました。

山本に快諾してもらい、ご機嫌な穂香でしたが、彼の頭は別のことで一杯でした。

旅行当日

旅館に着くと、なぜか山本の前に麗奈が立ちはだかりました。

山本が穂香と温泉デートを楽しんでいる間に、自分はコンペの企画を考えると煽って来る麗奈。

花妻と古賀まで参加すると聞いた山本は急に焦り出し、「今日は絶対穂香に手を出さない」と宣言してしまいました。

ですが、穂香の計らいで露天風呂つきの客室にすでに布団まで敷かれており、早速心を折られる山本なのでした。

一方その頃

麗奈と花妻は社内でコンペの案を考えていました。

ですが、その内容は全自動全家事マシーンだの、花妻の声でしゃべる家電だの、ふざけているとしか思えない代物でした。

不安になったふたりは古賀を呼び出し、どんな企画を考えたのか探りを入れました。

そして、彼の高齢者向けの電動カートという現実的な案に目を輝かせました。

それを、ますます山本の負け確が濃厚になったと、勝ち誇ったように報告する麗奈。

アイデアが全く浮かばず悩んでいた山本は、大きなダメージを喰らい、思わず頭を抱えました。

そんな中

穂香の浴衣姿につい目を奪われてしまった山本。

さらに、目的の違うエナジードリンクまで渡されてしまい、煩悩を抑えるのに必死でした。

そんな彼の本心など知る由もない穂香は、非常電源付き冷蔵庫の案も、紗織に聞いたこの温泉がきっかけだと思うと、いたたまれなくなり、思わず部屋の外へ逃げ出しました。

その時、紗織から電話があり、山本は自分がいかに穂香に大切にされているかを再確認させられました。

感極まった山本は、庭でぼんやりしていた穂香を迎えに行きました。

そして、コンペに焦ってテンパっていたことを正直に話し、改めて穂香と一緒にいるだけで幸せだと笑いました。

お互いに求め合っていると感じたふたりは、どちらが主導権を握るかで揉めたものの、最後にはどちらともなく深いキスを交わしたのでした。

一方その頃

深夜までかかって全家事タスク共有アプリという企画を完成させた麗奈は、早速穂香に報告しようと邪魔する気満々でした。

ですが、すでに日付が変わっており、「約束の期日はもう過ぎたのでは?」と花妻に指摘されてしまいました。

麗奈に「ふたりの邪魔をしたいと思わないのか」と怒りの矛先を向けられた古賀は、「最終的にふたりを止めるのは俺かもしれない」と意味深発言をするのでした。

そしてコンペ当日

山本はハンディ―クリーナー一体型の掃除機に企画案を変更していました。

ふたりで掃除をするというプレゼンは高評価だったものの、結局、誰の案も採用されませんでした。

山本はいい経験になったと達成感で一杯でしたが、古賀は出来レースだったのではと勘ぐっていました。

穂香も同じように考えていましたが、古賀は「風通しのいい職場を望むなら外に出た方がいい」と、また意味深発言をしました。

まだ何か言いたげな様子の古賀は、山本からの電話に遮られてしまい、そのまま立ち去った穂香の後姿を複雑な表情で見つめていました。

その時、誰かから着信があり、古賀は「一緒に連れて行く人が決まった」とだけ答えたのでした。

とうとうガチのラブシーン来た!とドキドキしましたが、年上だからとか、男だからとか、お互いに世間体に振り回されすぎて布団の上でコロコロ転がる姿が、若干シュールでした。

でも、このラブコメらしい緩さが、逆にふたりらしくて微笑ましかったですね。

麗奈は相変わらず粘着質ですが、自分とはどうこうならなくても、誰かひとりのものにはなって欲しくないというオタク思考には少し共感できました。

誰しも、この人なら推しと並んでいても許せるという理想のカップル像がありますもんね。

穂香でさえ、山本くんには自分より紗織の方がお似合いだと思ったくらいだし、改めて人間がいかに自分の思い込みに頼って生きているかがよくわかりました。

紗織は自分もある程度家事に自信があるから、同じレベルで張り合われたり、むしろ負けてると思うのが悔しくて、母親ふたりもいらない説になったような気がしました。

穂香はリアルにダメダメだけど、それを素直に認める潔さは紗織にはないものだし、お互いにないものねだりで羨んでるところが女子っぽい感覚だなと思います。

いずれにしろ、どちらもいい女なことは間違いないし、山本くんの女性を見る目は確かですね。

こんな山本くんが何故あれほど麗奈に嫌悪されるのか、ますます理由が気になりました。

まだまだ妨害は続きそうだし、山本くんはこれからも気苦労が絶えないですね。

そして、ここに来て、より一層怪しげな動きをする古賀さん!

もしかして、穂香を引き抜こうとしてる!?

男出して正面からぶつかってもダメだから、仕事をダシにして外堀から埋めようとしてるとか?

穂香も予告でなんか別れるフラグ立ててるし、またもや急展開の予感!?

第10話ネタバレ

ある休日、穂香麗奈君子を招いて餃子パーティーを開きました。

超絶不器用で餃子もまともに作れない穂香は、料理要員として麗奈にも来てもらっていましたが、嬉しくてたまらない麗奈は、いつもより饒舌でした。

途中まで仕込みを手伝っていた山本は、ひとりで映画に出かけており、さらにテンションが上がった麗奈は勢いよく日本酒を煽ったものの、すぐに酔いつぶれて眠ってしまいました。

そんな中、君子が突然結婚報告を始め、自分のことを聞かれた穂香は、改めて結婚について考えていなかったことを思い知らされたのでした。

穂香は戻って来た山本にも意思確認しようとしましたが、怖くてその先を聞けませんでした。

翌朝

会社でもずっとそのことでもやもやしてしまう穂香。

お弁当を受け取っているところを佐々木春日に見られてしまい、ふたりは思い切って交際していることを報告しました。

さらに、家事が苦手なことも打ち明けると、ふたりは意外にもすんなり受け入れ、むしろ勝手な理想を押し付けていたことを謝ってくれました。

そこで、プライベートの安定感を確信した佐々木は、穂香に管理職へのキャリアアップを提案しました。

寝耳に水状態の穂香は、また悩みの種が増えたとさらに戸惑うのでした。

一方その頃

山本と穂香が結婚を視野に入れていると焦り出した麗奈は、花妻にその怒りをぶつけていました。

そして、人事部の特権を活かし、穂香と山本にカップルは同じ部署にいてはいけないという暗黙のルールを告げました。

山本は企画開発部への異動なら歓迎だと喜んだものの、会社側は総務部に来て欲しいと思っていました。

それを聞いた穂香は、残業皆無の居心地いい環境に行ったら、二度と企画開発部を希望しなくなるのではと勝手に心配してしまいました。

ですが、山本は社内FA制度を利用して、ダメ元で企画開発部にチャレンジするつもりでいました。

安心した穂香は、結婚にこだわらなくても、このままお互いやりたい仕事をして一緒にいるだけでいいのではと本音を打ち明け、面接が終わるまで実家に帰すことにしました。

翌朝

穂香は早速そのことを花妻に報告しました。

偶然通りかかった山本の他人行儀な振る舞いに、花妻は違和感を感じましたが、面接まで徹底して離れるという穂香の固い決意を聞き、思わず感心してしまいました。

その様子をこっそり陰から見ていた麗奈は、今こそ古賀の出番だと浮足立っていました。

ですが、必要以上に穂香と絡もうとしない古賀に苛ついた麗奈は、彼を結婚式場に連れ出し、強引に穂香との結婚式話を進めようとしました。

一方その頃、別のブースでは、正海も山本の等身大パネルを持参し、勝手に結婚式を予約しようとしていました。

それに気づいた花妻も、急に自分アピールを始め、誰が一番穂香にふさわしいか、ウエディングプラン対決をすることになってしまいました。

招待客500人以上の派手婚を提案する麗奈に対し、花妻は身内と親しい人のみのアットホームなパーティーをアピール。

それに対抗した正海は、会場は実家で、山本が手料理を振るまうという案を出しました。

敗北感を感じたものの、どうやって勝敗が決まるのかふと気になってしまった花妻。

結局、じゃんけんで決めることになってしまいましたが、プランナーの「本人がいないとどうにもならない」という一言で、この対決はお開きになったのでした。

その後

突然山本の等身大パネルと記入済みの婚姻届を送り付けられた穂香は、戸惑いすぎてキャパオーバーし、君子に相談しに行きました。

穂香の戸惑いに理解を示しつつも、この先も何も変わらないと思ったから結婚を決めたという君子。

それを聞いた穂香は、ますます結婚から気持ちが遠のいていくのでした。

その頃

麗奈は古賀に揺さぶりをかけるべく、一緒に焼肉屋に来ていました。

「もういっそ穂香を海外にでも連れ出して欲しい」と口走った麗奈に反応した古賀は、そろそろいい時期かもしれないと意味深に笑いました。

そして翌日

古賀は新会社に誘われていることを穂香に告げました。

穂香は応援しつつも、古賀がいなくなることに少し寂しさを感じていました。

ふたりのただならぬ雰囲気を察知した麗奈は、面接を終えたばかりの山本に、古賀が穂香を福岡に連れて行こうとしていると告げました。

穂香と会えなくなることの方が嫌だと思い直した麗奈は、山本に全力で穂香を引き留めるよう、釘を刺すのでした。

その夜

古賀と会った穂香は、沈んだ表情で帰宅しました。

着信を無視されたことが気になっていたものの、山本はわざと明るく振る舞い、手料理を用意して待っていました。

面接には落ちたけど、この状況を受け入れ、嫁に徹する決意を固めた山本は、ついに穂香にプロポーズしました。

ですが、それをあっさりと否定し、しばらく距離を置きたいと告げる穂香。

別れるつもりなのかという問いかけに答えられない穂香は、逃げるように家を飛び出し、どこかへ電話をかけました。

茫然としながら座り込んでいた山本は、穂香がピザとビールを買って来ていたことに気づき、穂香の理想の生活論のことを思い出しました。

慌てて穂香を追いかけようとした山本でしたが、玄関先には古賀が立っていました。

そして、いきなり「自分のところに嫁に来ないか」と告げられた山本は、激しく困惑するのでした。

ついに山本くんがプロポーズしたのに、前回の盛り上がりはいずこへ?というくらい穂香がへこみすぎてて、正直戸惑うレベルでした。

一緒にいるという意味の解釈がこうも違うふたりにびっくりですが、相変わらず山本くんの嫁思考が昭和感満載でもやもやしてしまいました。

春日と佐々木に自分の本性をカミングアウトできたことで、かなり前進できたと思ってたのに、肝心の山本くんが何も変わってないなんて、そりゃ穂香もがっかりしますよね。

君子は何も変わらないとは言ってたけど、たとえ紙切れ一枚の話でも、女性にとっては苗字が変わるって一大事だし、同棲のように簡単には解消できない関係になるってことですよ。

そこに引っかかる時点で、穂香も古い考え方なのかもしれませんが、さすがに周囲が勝手に進めていい問題じゃないなと改めて感じました。

それはともかく、あれだけ思わせぶりな態度をとっておきながら、古賀さんの狙いってそっちだったの?

まあ、それなら、あの冷めた態度も納得できますが。

穂香の実家に行った時点で、完全に希望を失くしたから、山本くんの方を揺さぶって、結果ふたりを引き離す作戦とかだったら、かなりドン引きですね。

穂香が無理して離れたようで心苦しいですが、ベタな恋愛ドラマの、一旦離れるけど数年後に再会というパターンに期待して、次回を待ちたいと思います!

第11話(最終回)ネタバレ

突然山本の元を訪れた古賀は、「福岡の新会社に一緒に来て欲しい」と彼を誘いました。

てっきり穂香を連れて行くと思っていた山本はびっくり。

穂香は、総務課に行くより新会社に移った方が山本のためになるという古賀の言葉に賛成し、わざと突き放すような態度を取っていたのでした。

自分が大きな勘違いをしていたと愕然とする山本は、翌朝、会社で早速穂香に謝りました。

  • 穂香を福岡に連れて行かれると勘違いしてしまったこと。
  • 焦ってつい結婚という言葉を口にしてしまったこと。
  • 福岡に行きたいと思ってるけど、穂香のことも諦めたくないという決意。

山本の本心を聞いた穂香は、快く彼の背中を押すのでした。

その夜

やり残したことがあると穂香の家に戻って来た山本は、汚部屋回避のため、家事の基本をレクチャーし始めました。

一方その頃、古賀と一緒に食事をしていた麗奈花妻も、ようやく勘違いに気づきました。

これで穂香を傍に置きつつ、山本を遠ざけることができると歓喜する麗奈。

ですが、花妻は山本が即答しないことが気がかりでした。

翌朝

穂香は仕事神兼家事神を目指そうと、やることリストを作成していました。

ですが、その多さに思わずげんなり。

まだ味噌汁すらまともに作れませんでしたが、全部自分でやらないと意味がないと、決して山本の手を借りようとはしませんでした。

くたくたに疲れ切っている穂香の姿を見た山本は、少し福岡行きを迷い始めてしまったのでした。

翌日の夜

正海と薫に思い切って本音をぶつけた山本。

彼は、お互いが仕事にのめり込みすぎると、離婚した両親のようになってしまうのではないかと心配でたまらなかったのです。

ですが、大事なのはお互いにとってベストな形を見つけることだと諭され、ようやく笑顔を見せました。

一方その頃、ひとりで自主練に励んでいた穂香は、味噌汁を作りながらも、あちこちに目移り。

その上、急ぎの仕事に気を取られ、鍋を火にかけたことをすっかり忘れてしまいました。

そこに戻って来た山本は、異臭に気づき、すぐに火を止めました。

危うく火事になるところだったと叱られ、しょんぼりする穂香。

家の惨状をとても見ていられなくなった山本は、自分が毎週末戻って来て家事をやると言い出しました。

これまでの頑張りを全否定された穂香は、やけになり、「もう無理。別れよう。私にはお嫁さんなんて必要ない」と口走ってしまったのでした。

翌朝

盛大に落ち込む穂香は、君子に山本と別れたことを打ち明けました。

君子は肯定も否定もせず、穂香が他人を思いやれるようになった成長をただ喜びました

それを聞いた穂香は少し心が軽くなるのを感じたのでした。

その後、社内では正式に古賀と山本の異動が発表されました。

ですが、穂香はその場にはおらず、有休を取って両親と会っていました。

先走って結婚祝いのワインを渡され、思わず困惑してしまう穂香。

気まずそうに山本と別れたことを報告すると、両親まで気落ちしてしまいました。

ふたりの前では「大丈夫」とカラ元気を見せていたものの、家でひとりになった穂香は、山本のことばかり思い出していました。

これではいけないと、彼との思い出の品をいらない箱に押し込みながらも、穂香は涙を流していました。

忘れようとすればするほど、頭に思い浮かぶのは、山本の笑顔ばかり。

いらないものに未練が募る自分に、ますます困惑してしまうのでした。

そんな中、突然正海と薫が訪ねて来ました。

正海から合鍵を返された穂香は、思わず家を飛び出し、空港へ向かいました。

穂香の気持ちを事前に察知していた麗奈は、花妻を従え、スポーツカーで迎えに来ましたが、時すでに遅し。

タクシーがなかなか捕まらない穂香は、必死で全力疾走していました。

気を利かせた花妻は、古賀に連絡し、山本を引き留めてもらうことにしました。

そして4人は、ふたりが無事に会えることを心から祈るのでした。

タクシーが渋滞に巻き込まれ、ギリギリに到着した穂香。

搭乗口に向かおうとしていた山本を呼び止めたものの、発したのは、見送りの挨拶一言のみ。

「そんなことを言うためだけにわざわざ?」と困惑する山本。

穂香は続けて自分の本心をぶつけました。

  • 自分の中で嫁=家事担当という考えが間違っていたこと。
  • 山本との思い出の品を捨てられなかったこと。
  • 家事も仕事もできない山本だったとしても、ずっと一緒にいたいこと。

全て言い切った穂香は、笑顔でペアグラスの片割れと合鍵を差し出しました。

それを聞いた山本は、自分も穂香のためだから家事をやりたいと思ったし、どんな穂香でもこれからも嫁でいたいと力強く答えました。

改めてお互いの好きを確かめ合ったふたりはキスを交わし、山本は笑顔で旅立ったのでした。

そして1か月後

山本が久しぶりに家に帰って来ることになりました。

そんな中、テレビ電話で部屋が汚いと君子に指摘されてしまった穂香。

忙しくて家事代行を頼む暇もなかったと言い訳をしつつ、急いで部屋を片付けていました。

遠距離は寂しいけど、周囲の騒がしさに助けられていると、お節介がまんざらでもない穂香。

画面越しに君子の新婚生活の日常を垣間見て、思わず微笑んでしまうのでした。

その直後にインターホンが鳴り、満面の笑みで帰宅した山本。

その笑顔は、穂香の家が散らかってる発言で、一気に崩れました。

でもどこか嬉しそうな山本は、これからふたりで片付けようと俄然張り切るのでした。

深刻な喧嘩別れになった時は、正直どうしようかと思いました。

でも、穂香にとって山本くんは、そんな簡単にいらない箱に仕分けできる存在じゃなかったってことですね。

プロポーズというよりは、また振り出しに戻った感じですが、これが君子の言う、「結婚しても別に何も変わらない」の真意だったのかなと改めて感じました。

君子ってさりげなく深いし、適度に突き放したり、呆れたりもするけど、穂香の全部を受け止めてくれるところがすごいと思います。

こういう相手を、きっと親友って呼ぶんでしょうね。

彼女以外にも、穂香の周りには気にかけてくれる人が沢山いて、少し羨ましいですね。

もちろん、山本くんがその筆頭ですが、あれだけ人を惹きつける魅力のある穂香は、やっぱり総合的にいい女だと思いました。

一旦別れるけど、数年後に再会して復縁というベタな展開を予想してたので、あのサイクルの速さには正直びっくりでした。

でも、いい意味で淡々としているところが、逆にふたりらしくて良かったですね。

【わたしのお嫁くん】ドラマ最終回は結婚?結末を予想!

「わたしのお嫁くん」は、現在も連載中で、コミックスは8巻まで出ています。

家事ができない穂香のところへ「お嫁」にいった知博。

2人の結末はどうなるのでしょうか?

ルームシェアしながら、少しずつ心の距離を縮めていくふたり。

ですが、穂香の周りには、後輩の花妻くん、営業部エースの古賀というふたりのイケメンと、穂香推しの赤嶺麗奈が群がっています。

さらに兄・正海の牽制もあり、乗り越える壁が多すぎる知博。

彼の受難の日々が報われるのは、一体いつになるんでしょうね?

気になる恋の行方

6話で人間関係が大きく動きました。

そこで、それぞれの状況を一度整理してみたいと思います。

穂香:ようやく知博が好きだと自覚。正海の承諾も得て、一気に恋愛モードに突入。

知博:ついに穂香に告白し、嫁から彼氏に昇格。

麗奈:穂香推しがバレる。彼女の幸せを願いつつも、知博を彼氏とは認めない。邪魔する気満々。

花妻:穂香に片思い中。知博が穂香と麗奈を二股かけてると勘違いして激おこ。今後の恋敵候補。

古賀:ふたりに対して、もはや親目線。すでに戦線離脱?

7話では、ついに花妻くんが知博に宣戦布告!

バチバチの修羅場展開にハラハラさせられました。

とはいえ、もう知博しか見えていない穂香は、花妻くんが自分に好意を寄せているとは微塵も思っていません。

相変わらず鈍感すぎて、花妻くんが可哀想になってしまいました。

盛り上がったわりには思ったより短い修羅場でしたが、今度は古賀さんに飛び火?

恋人のフリから、本気モードに入りそうな予感もしますね。

8話では、古賀さんがこの予想通りの行動を取りましたが、穂香の鈍感っぷりに思わず撃沈。

とはいえ、まだまだ未練たらたらな感じでしたね。

花妻くんも略奪する気満々だし、知博が落ち着かない気持ちもよくわかります。

こんな風に周りに振り回されっぱなしのふたりでしたが、9話でついに結ばれました!

知博の元カノ・紗織の登場で新たな修羅場も覚悟しましたが、むしろ彼女のおかげで仲が深まって、結果オーライでした!

でも、一難去ってまた一難。

10話では、古賀さんが新会社に移籍することが判明しました。

9話での匂わせはこのことだったんですね。

でも、引き抜きたかったのは、穂香ではなく、知博の方でした。

悩んだ末、一緒にいることがお互いにマイナスになるならと、一旦は別れる決意をしたふたり。

でも、最終的にはお互い未練たらたらで、すぐに復縁。

麗奈も、推しが選んだ相手なら祝福するしかないと、推しに突然電撃結婚を発表されたオタクのような複雑ないじらしさを見せました。

花妻くんも完全に戦意喪失して、穂香推しに落ち着いたようです。

古賀さんは結局のところ、天然の人たらしだっただけで、当て馬ですらありませんでした。

まあ、散々周囲に引っ掻き回されましたが、最後には知博の一途さが優勝でした!

「わたしのお嫁くん」最終回結末は?

花妻くんにヤキモチをやいた知博は、穂香を誰にもとられたくない!と、プロポーズするのではと予想!

穂香もプロポーズを受け、ハッピーエンドで結末ではないでしょうか。

悪い人がほとんど出てこない「わたしのお嫁くん」なので、ハッピーエンドしか想像できません。

  • プロポーズしてハッピーエンド
  • 結婚式でハッピーエンド

どっちかしかなさそう!

ずーっと明るく、楽しい雰囲気のまま、ラストはハッピーエンドがいいですね!

と、誰もがラブラブモード全開で突っ走ることに何の疑いもありませんでした。

まあ、実際、知博からのプロポーズはありました。

でも、嫉妬の対象は花妻くんではなく、むしろ古賀さんの方で。

それも勘違いだったわけですけど。

半分ケンカ腰の上に、その先に別れもあり、プロポーズという言葉の甘さが一切感じられませんでした。

ここに来てバッドエンド?と心配にもなりましたが、終盤はやっぱり離れられないと思い直した穂香が、空港に一直線。

そこからは、タクシーがなかなか捕まらない→とりあえず走ってみる→やっと乗れたタクシーが渋滞にハマるという、月9のようなベタなアクシデントの連続でした。

ギリギリで山本くんを捕まえて、渾身の告白をするのかと思いきや、「行ってらっしゃい」で止めるところが、最後まで安定の鈍感っぷりでした。

そこからは一転、オトコマエな告白で、山本くんの心を見事引き戻しました。

結果的に、これは穂香からの逆プロポーズと言えるかもしれません。

まさに男女逆転という感じですが、とりあえずみんな納得のハッピーエンドでした!

【わたしのお嫁くん】原作とドラマのネタバレまとめ

「わたしのお嫁くん」原作ネタバレあらすじと、ドラマの最終回結末までご紹介しました。

  • 波留ちゃんと真宙くんって知ってキャストの解釈一致!
  • これ、ドラマにしたら面白いだろうなって思ってたから期待値高い!
  • 原作めちゃくちゃおもしろい!
  • 家事苦手女子は、マジで嫁に欲しいと思うに違いない。

原作が大好きなファンの方も、ドラマ化を喜ぶ声が多くありました。

波留さんと高杉さんのキャストも期待している方がたくさんいました。

原作のストーリーは、キュンとする展開もあるし、ギャグ要素もあります。

柴なつみ先生の絵もかわいくてきれいですよ。

とても楽しく読める作品です!

原作ネタバレを読んで、明るい雰囲気を感じてみてくださいね。

ドラマでも、原作の雰囲気はそのままに、シリアスな展開を挟みつつ、振り切ったコミカルシーンもあり、感情のメリハリの効いたストーリーに仕上がっていました!

是非、ドラマの方も合わせて楽しんでくださいね。

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