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【罠の戦争】ネタバレ原作はある?ドラマ最終回結末まで考察!

【罠の戦争】ネタバレ原作はある?ドラマ最終回結末まで予想・考察!
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2023年1月16日スタートのドラマ「罠の戦争」のネタバレや、最終回結末の予想や考察をご紹介します!

罠の戦争は主人公が長年の秘書生活から得た知識と人脈でを仕掛け、政治家の隠蔽を暴き復讐していく物語。

息子が巻き込まれた事件の真相も追っていく、痛快エンターテイメントですよ。

主人公は戦争シリーズおなじみの草彅剛さん!

罠の戦争キャストは知る人も多い豪華ベテラン俳優さんから今時の若手俳優さんまで勢ぞろいです。

味方だと思っていた人物が実は・・・など、放送を追う毎に真犯人に近づいていく目の離せない展開に考察も盛り上がっていますよね!

ネタバレは?原作はある?などとともに、1話から最終回までの全話あらすじ・考察もまとめていますよ。

目次

罠の戦争(ドラマ)基本情報

ドラマ「罠の戦争」はカンテレ・フジテレビ系で戦争シリーズ3作目です。

ファン待望の6年ぶりとのこともあり早くも話題になっています。

詳しい放送開始日はこちらです!

罠の戦争(ドラマ)の放送開始日

ドラマ「罠の戦争」は、2023年1月16日月曜夜10時スタートです!

2015年に「罠の戦争」、2017年に「嘘の戦争」も放送されていますが同じく1月スタートです。

罠の戦争(ドラマ)の最終回

2022年1月17日に放送開始されたドラマ「ドクターホワイト」(主演:浜辺美波)の最終回は、全10話で2022年3月21日でした。

上記のことから、

「罠の戦争」の最終回も、2023年3月20日ではないかと予想します!

全11話、2023年3月27日最終回と決まりましたね!

罠の戦争(ドラマ)の原作は?

ドラマ「罠の戦争」は後藤法子さん脚本の完全オリジナル作品です!

2015年に放送された戦争シリーズ最初の「銭の戦争」は、韓国のテレビドラマが原作となっていました。

2作目の「嘘の戦争」からは完全オリジナル作品です!

最新作の「罠の戦争」は原作がなく、完全オリジナル作品なのでどのようなストーリーになっていくのかは始まってからのお楽しみですよ!

後藤法子さん脚本の作品は

  • 2008年~2011年放送ドラマ 「チーム・バチスタシリーズ」
  • 2016年放送ドラマ 「家族のカタチ」
  • 2018年放送ドラマ 「イノセント・デイズ」

原作のある作品にも携わっていますが、オリジナルストーリーを展開しています。

ジャンルはコメディーや青春系などもありますが、ミステリーやサスペンスが多いです。

そんなベテラン脚本家の後藤さんも戦争シリーズは3作目です。

「罠の戦争」はどんな結末なのか、6年ぶりなので期待してしまいますね!

罠の戦争(ドラマ)の設定とは

ドラマ「罠の戦争」の放送開始前に主人公や政治家たちを知っておきましょう!

少し複雑な設定になっていますよ。

草彅剛さん演じる主人公の設定

草彅剛さん演じる主人公・鷲津亨は議員秘書です。

ある日、亨の息子が何者かに歩道橋から突き落とされ、瀕死の重傷を負う事件が起こります。

しかし長年自分が仕えてきた議員が、事件の隠蔽を指示したことで亨の中で何かが変わり始めます。

事件の真相を追いながらも、強い権力者へ様々な罠を仕掛け復讐していきますよ。

井川遥さん演じる主人公の妻と息子の設定

井川遥さんが演じるのは主人公・鷲津亨の・鷲津可南子です。

息子の鷲津泰生は、白鳥晴都さんが演じます。

政治の世界とは関りがなかった可南子でしたが、息子・泰生の事件で夫と共に復讐をする道を進みます。

豪華俳優陣が演じる役の設定

主人公・亨の味方なのか敵なのか!?様々な登場人物たち

政治家役職キャスト
鶴巻憲一(つるまき けんいち)民生幹事長で鶴巻派のトップ岸部一徳
竜崎始(りゅうざき はじめ)総理大臣高橋克典
猫田正和(ねこた まさかず)竜崎始の政務秘書官飯田基裕
鴨井ゆう子(かもい ゆうこ)鶴巻派の女性議員で厚生労働大臣片平なぎさ
鷹野聡史(たかの さとし)鶴巻派の弁護士小沢征悦
犬飼孝介(いぬかい こうすけ)鶴巻派の内閣総理大臣で主人公が仕える代議士本田博太郎
蛍原梨恵(ほとはら りえ)犬飼事務所の私設秘書小野花梨
蛯沢眞人(えびさわ まさと)犬飼事務所の見習い秘書杉野遥亮
虻川勝次(あぶかわ かつじ)犬飼孝介の政務秘書田口浩正
貝沼永太(かいぬま えいた)犬飼孝介の第2秘書坂口涼太郎
犬飼俊介(いぬかい しゅんすけ)犬飼孝介の息子玉城裕規
熊谷由貴(くまがい ゆき)週刊誌の記者宮沢エマ

罠の戦争キャスト相関図の記事では、キャストの役柄を相関図と合わせて画像付きでご紹介していますので詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいね。

罠の戦争(ドラマ)のあらすじ

ドラマ「罠の戦争」のあらすじをご紹介します!

国会議員の”陰”となって奔走し、支援者たちの陳情をさばき、スキャンダルの種をつぶす。常に冷静沈着、何があっても感情を表に出さず、必要があれば誰にでも頭を下げてきた議員秘書。そんな議員秘書・鷲津亨(わしづ・とおる)を演じるのは主演・草彅剛。国会議員である“先生”に長年尽くしてきた亨に、ある日、突きつけられたのは、息子が瀕死の重傷を負う事件、そして“先生”からのその事件の“もみ消し”指示。自分を殺し、我慢を重ねてきた亨の中で何かが大きく変わるー。
“弱い者には弱い者なりの闘い方がある”―長い秘書生活で培った政治の世界での知略と人脈と情報を駆使し、息子を重体にした“何者か”の真相を追いながら、権力を振りかざして事件を隠蔽しようとする国会議員へ壮絶な復讐を仕掛ける!

罠の戦争|関西テレビ放送 カンテレ

果たして主人公・鷲津亨はどんな罠を仕掛けるのか、事件の犯人は誰なのか、政治の世界ならではの裏切りや復讐が見どころですね!

ここからは、1話~最新話までをネタバレしていきますよ!

第1話

第1話のポイント

  • 鷲津亨の息子が学校帰りに歩道橋から突き落とされ、手術するも意識不明。
  • 鷲津の友人・鷹野から、鷲津が秘書を務める犬飼大臣の息子が、「猿岡建設会社から不正な金を受け取っている」ことを伝えられる。
  • 鷲津が秘書を務める犬飼大臣が鷲津の息子を見舞いに来るが、「事故」だったことにするよう頼み込む
  • 犬飼は突然、鷲津に横領の罪をかぶせようとし、このまま秘書を続けるか横領で訴えられるかを選ばせる。
  • 鷲津は、犬飼の要求をのむふりをしながら、妻と共に復讐を誓う。
罠の戦争第1話のあらすじ

大臣秘書の亨が犬飼大臣就任パーテイーの準備をしますが、犬飼が女性は子供を産むのが仕事という差別発言が騒ぎになっています。

その影響か、女性の鴨井大臣がパーテイーを欠席すると返事が来ました。

会場で、秘書に応募した蛯沢真人が訪ねて来ます。

蛯沢は、生卵を2個忍ばせていて、犬飼の頭に生卵をかけようとしたものの、亨らに気付かれるのを恐れたのか、やめてテーブルに置きます。

すると、別の男が犬飼の女性差別発言を非難して飲み物を犬飼めがけて浴びせようとしますが、亨が阻止するのでした。

その時、亨の息子が病院に搬送されたと連絡が来ますが、亨は犬飼に後援者などの情報を耳打ちしながら、犬飼に付いて回って挨拶の助けをしています。

鶴巻幹事長が来て、犬飼の発言で苦情が来ていて「足を引っ張らないように」と忠告をすると、犬飼は詫びます。

猿岡建設がパーテイのチケット20枚を買ってくれたと虻川が喜びますが、蛯沢がテーブルに置いた卵が虻川の足に落ちて割れました。

竜崎総理が来て、犬飼は息子を紹介すると、総理は犬飼らしいパーテイ―だと批評しますが、犬飼が感謝すると総理は、犬飼を褒めたつもりはないと嫌味を述べて、幹事長に犬飼の指導をするように苦言を呈します。

一方、亨の息子は意識がなく、亨が会場を出て病院に向かうと、息子の泰生は頭を打っていてオペが終わりました。

息子は学校帰りに歩道橋から突き落とされた様です。

亨は大臣発言に関する記者の問い合わせに追われ、犬飼に抗議する全国婦人協議会の代表に会う段取りをします。

すると、亨の友人である鷹野議員が、犬飼の息子が猿岡建設会社から不正な金を受け取っていると伝えます。

週刊誌記者の熊谷記者が秘書らの動きを追っています。

犬飼は、自分の勤めた会社が倒産して奨学金返済にも苦しんでいたときに犬飼に助けてくれた恩があるので犬飼が裏切れないようです。

犬飼は、亨に、地元の女性団体向けのスピーチをつくるように頼みます。

亨が夜、病院に行くと警察は通報者の女性の行方を捜しているようで、そこに犬飼が、自分の孫のように思っているという亨の息子の為に見舞いを持って来ました。

犬飼は亨に息子の件は事故で、誤って歩道橋から落ちたことにしてくれと頼みます。

誰かが誰かに頼んだが分からないと言う理由に、亨は、いくら大臣の指示でも納得できないと言い返します。

すると犬飼は突然、亨が猿岡から300万円を受け取ったと指摘。

亨は否定しますが、亨が猿岡と握手している写真を撮られていました。

犬飼が猿岡が亨に金を渡したと証言があると念を押すと、亨は金を受け取った息子の俊介の身代わりで、泥をかぶらせられたと気づきます。

犬飼は亨に横領で訴えられるのか、今まで通り自分に仕えるかの選択を迫り、いくらでも代わりがいるので、解雇できると脅します。

もし秘書を辞めても、横領の噂がでれば再就職の可能性もないと忠告します。

その上で、犬飼はひざまついて頼み、亨の息子の為に最高の病院と医者を探すと約束して土下座までしました。

驚いた亨は悲しい顔をし了解したふりをしました。

犬飼は虻川にうまく行った事を報告します。

それを見ていた亨の妻は亨が許せないので、離婚を要求します。

亨は苦しい表情で犬飼に助けて貰った恩があるが、自分が犬飼に舐められ、安っぽい土下座で、息子を傷付けられた恨みと口惜しさを、思い知らせてやると復讐を誓います。

妻はリスクがあっても2人で戦うと決意し亨の手を握るのでした。

亨は犬飼を二度と政界に戻れないようにし、犯人に息子以上の苦しみを味わせることを誓います。

一方、蛍原は領収書が経費で落とせないと虻川に抗議しますが、虻川は接待費用で落とすように無理強いします。

蛍原はパワハラで訴えようと思っても潰されるだけだと蛯沢に嘆きますが、亨は諦めるのが早過ぎると諭します。

それでも蛍原は、声を上げても永田町は変わらないことを亨自身も判っている筈だと反論します。

すると、亨は弱い奴には弱い奴の戦い方があると示唆します。

亨は熊谷に会い、パワハラ秘書がいると伝え、女性大臣が絡んでいるとのヒントを与え、記事のネタを提供します。

すると、蛍原が虻川に謝って欲しいと要求すると、虻川は怒り、蛍原は虻川のパワハラを録音していると明かします。

怒った虻川が蛍原に暴言を吐き、録音を出すように要求すると、鴨井が、虻川を、不愉快でパワハラだと咎めます。

それは直前に亨が鴨井の前でパワハラが起きていると、わざと、鴨井に聞こえるように仕組んでいたのが、まんまとうまく行ったのでした。

その様子を熊谷に撮影され、週刊誌に記事がのって幹事長に犬飼が謝り、犬飼は記者にも詰め寄られます。

追い込まれた犬飼が記者会見をするので原稿を書くように亨に指示します。

虻川は女記者と蛍原が組んでいるから蛍原に首にするように進言しますが、亨は騒ぎが大きくなって逆効果だと反対すると、犬飼が蛍原の給料をあげて囲い込みを考えたようです。

亨が、そのことを蛍原に伝え、自分の息子が誰かに突き落とされ、犯人が犬飼に手を回したと告白し、亨は犬飼らを、つぶすのに手を貸して欲しいと頼みます。

亨は蛯沢も犬飼と何か因縁があると見抜いていました。

犬飼が記者会見をし、ハラスメントは事実無根という原稿を読みあげると会場が騒然とし、熊谷が何が問題になっているか、わかるのかと犬飼に質問すると、怒った犬飼が席を立つ情景がテレビにも流れ、幹事長は呆れます。

亨は、虻川をまず排除すると宣言します。

第2話

泰生(白鳥晴都)が歩道橋から突き落とされた事件をもみ消そうとする犬飼(本田博太郎)に、激しい怒りの炎を燃やす亨(草彅剛)は、息子の命を軽んじた犬飼を失脚させようと決意。私設秘書の梨恵(小野花梨)、新人秘書の眞人(杉野遥亮)の協力を得て、まずは大臣の懐刀である、政策秘書の虻川(田口浩正)を排除する作戦に打って出る。

女性秘書に対するパワハラ、釈明会見での原稿ミスと、犬飼のイメージを失墜させるミスを立て続けに起こした虻川だったが、それでも地位は盤石。亨によれば、虻川は事務所の金庫番で、犬飼も知らない金の流れをすべて把握しているため、うかつにクビにはできないという。亨は、虻川の生命線ともいえる裏帳簿を何とかして手に入れようと画策。その思惑に気づかれないよう、眞人には虻川の動きを見張ってほしいと頼む。

翌日、眞人は仕事を教わる名目で、朝から虻川と一緒に犬飼の地元へ。亨に言われた通り、犬飼失脚のため、虻川の行動に目を光らせるが、そこには、今は亡き大切な家族への思いが秘められていた――。

一方の虻川は、亨が自分を陥れようとしていることをすでに察知していた。そして、亨が雑誌記者の熊谷由貴(宮澤エマ)と手を組み、犬飼の息子・俊介(玉城裕規)の不正を暴こうとしていることを知った虻川は…。

引用:罠の戦争公式サイト

第3話

鷹野(小澤征悦)の調べによると、泰生(白鳥晴都)の一件は当初、事件として捜査されていたが、何者かの圧力により事故扱いになったという。そのうえ、バスの中で老女に席を譲るよう泰生に促された男が、泰生を追うようにしてバスを降りたことが分かる。

永田町では、亨(草彅剛)が虻川(田口浩正)に変わって政策秘書へと昇進し、一方で、民政党幹事長の鶴巻(岸部一徳)が、幹部たちを集めて次の総選挙が早まりそうだと通達していた。鷹野からその話を聞いた亨は、犬飼からすべてを奪うチャンスがきたと奮い立ち、犬飼の政治生命を絶つために必要な材料を集めようと、虻川の裏帳簿のコピーを調べ始める。すると、事務所資金が俊介(玉城裕規)のために私的流用されていることが判明。お坊ちゃん気質なうえに気が短い俊介は、逆上してあちこちで暴力沙汰を起こし、そのたびに示談金を支払って解決していたのだ。

俊介が逆恨みで暴力を振るったことを知った亨は、すぐさま泰生の事件を思い出し、その脳裏には、ある疑惑が。そこで、毎日犬飼と行動をともにし、ときに犬飼と俊介の親子げんかに巻き込まれて閉口している運転手の牛尾(矢柴俊博)に目をつけ、事件当日の犬飼親子の様子を聞き出そうとするが…。

引用:罠の戦争公式サイト

第3話のポイント

  • 虻川がクビになり、鷲津が政策秘書に。秘書の貝沼も鷲津派となった。
  • 鷲津は蛍原、蛯沢とともに、犬飼が文科副大臣だった2年前からの汚職を暴く。
  • 犬飼は、大学校舎の改修工事の仕事で猿岡建設に仕事を渡し、その後猿岡建設から賄賂を受け取っていた。
  • 鷲津は犬飼の運転手・牛尾から、「犬飼の息子・俊介が犯人ではない」こと、「犬飼が大物から隠蔽を依頼され、恩を売れたと話していた」ことを聞き出す。
  • 犬飼は汚職により大臣解任となり、その後心筋梗塞となり救急搬送される。
  • 鶴巻と鷹野は、犬飼の地盤を鷲津に引き継がせることに決める。

第4話

「権力をふりかざす奴と闘いたいなら、お前も力を持て」――。鷹野(小澤征悦)から、次の総選挙で犬飼(本田博太郎)の地盤を継いで出馬するよう打診された鷲津(草彅剛)。鶴巻(岸部一徳)からも党の公認を約束されるが、肝心の選挙資金が足りない。鶴巻と鷹野は、地元の有力者で後援会長の鰐淵益男(六平直政)を味方につけるよう助言するが、当の鰐淵は犬飼との関係が深く、地盤を継ぐのは犬飼の息子・俊介(玉城裕規)だと考えていた。さらに、個人的にも犬飼に何やら借りがあるようで…。

鷲津家では、可南子(井川遥)が鷲津の出馬に反対していた。鷲津自身も降って湧いたような話に戸惑い、眞人(杉野遥亮)と梨恵(小野花梨)に議員になりたいわけではないと伝える。一方で、泰生(白鳥晴都)の一件で犬飼をホテルに呼び出したという人物に心当たりがあることから、選挙を口実に、その人物に近づこうと考える。

後日、鷲津は早速、鰐淵の元を訪ねるが、案の定、恩知らずとののしられて取り付く島もない。実は、地盤を奪われることに危機感を覚えた俊介が、鷲津を陥れるために悪いうわさを吹き込んでいたのだ。一筋縄ではいかないことを悟った鷲津は、相手の弱みを探すべく、梨恵に鰐淵に関する資料を集めてほしい依頼。後日、敵の懐に入り込むべく、可南子が鰐淵家を訪ねることになるが、呼び鈴を鳴らすと、中から突然、女性の悲鳴が聞こえて…。

引用:罠の戦争公式サイト

第4話のポイント

  • 選挙資金がない鷲津に対し、鶴巻は、犬飼の後援会長である鰐淵に資金を借りるよう提案。
  • 犬飼と関係の深い鰐淵は、鷲津を追い返してしまう
  • 可南子が鰐淵家を訪れると、認知症の義母・かよの介護で疲れ果てた鰐淵の妻・美恵子と会う。
  • 可南子と美恵子、鷲津の3人で酒を飲んでいると、「鰐淵が誰かから金を受け取っていた」ことを知る。
  • 犬飼大臣の息子・俊介は、地盤を奪われることを恐れ鷲津を陥れようとしていた。
  • 突き落とし事件は、国会議員によりもみ消された可能性があると鷹野に伝えられる。
  • 鰐淵の義母・かよが行方不明になるが、川に入ろうとしていたところを鷲津が発見して助け、鰐淵の誤解も解く。
  • 鷲津は鰐淵に、「大きな権力にあらがうための力を得るために、手を貸してほしい」と頼み、鰐淵も快諾する。
  • 蛯沢の兄・浩輝から融資の相談を受けていた担当者は鷲津だった。

第5話

第5話のポイント

  • 鷲津は党の公認として立候補したはずであったが、対立候補は“竜崎総理大臣と親しい”とされる無所属のフリージャーナリストだった。
  • 有力な対立候補により鷲津の当選を妨げようとする総理の様子に、鷲津は総理が黒幕なのではないかと疑う。
  • 鷲津側のウグイス嬢の横取りや、スパイ疑惑など前途多難な鷲津陣営だったが、総理の政務秘書官・猫田の仕業だった。
  • 選挙最終日の演説で、鷲津は「息子に誇れる人間になりたい、権力に抗える力がほしい」と訴える。
  • 鷲津は見事当選。しかし、息子の事件を隠蔽を指示したのは一緒に選挙戦を戦った鶴巻幹事長が黒幕であったと示唆される。
罠の戦争第5話のあらすじを詳しく

ついに鷲津の選挙戦が始まります。

息子が歩道橋の階段から突き落とされた事件の真相を暴くため、意気込む鷲津。

しかしそんな中、鷲津の対立候補となる人物が鷹野から告げられ、選挙戦に暗雲が立ち込めてきます。

対立候補の名は有馬保奈美。

無所属ながら、竜崎総理と親しいとされるフリージャーナリストです。

強力な対立候補をぶつけ、自分を永田町から排除しようとするかのような総理の様子に鷲津は、総理こそが息子の事件の隠蔽を命じた人物ではないかと疑い始めます。

依頼していたウグイス嬢が有馬陣営に横取りされるなど、選挙戦の難しさを突きつけられる鷲津陣営。

デマも出回り、身内にスパイがいるのではないかという疑念も拭えません。

秘書の蛍原は、蛯沢が鷲津のことを恨んでいて、スパイをしているのではないかと不安を募らせます。

その最中、蛯沢がうっかり友人たちに牛丼を奢ってしまいます。

責められ、姿を消した蛯沢を「切るべきだ」という雰囲気になりますが、蛯沢は、鷲津のために、奢った分のお金を必死になって返してもらっていました。

その姿に、蛯沢のスパイ疑惑はすっかり晴れるのでした。

実は、情報を流していたのは鷲巣陣営のおしゃべり好きな選挙スタッフ。

総理の政務秘書官・猫田の仕業だったのです。

鷲津は、有馬陣営に引き抜かれたウグイス嬢を味方につけ、猫田の工作を看破します。

そして迎えた選挙最終日。

鴨井大臣が応援に駆けつけた駅前での演説で、鷲津は、当初予定していた地域経済の再開発ではなく、息子との思い出を話し始めます。

正しいと思う道を突き進み、息子が目覚めたら、またカッコいいと言ってもらえる強い代議士になりたい。

そのために、戦うための力が欲しいという魂の叫びは、有権者の心に確かに届きました。

鷲津は見事当選し、永田町への切符を手にするのです。

しかし代議士として相対した警察署長から、息子の事件を隠蔽した犯人は総理ではなく、一緒に選挙戦を戦った鶴巻幹事長だと示唆されます。

意識不明の息子が近く目覚めるのではないかという希望も描かれる第5話なのでした。

意識不明の息子の前で鷲津夫妻が涙を見せるシーン、そして魂の叫びを見せた最後の演説のシーンに息子への愛情を感じ、大変印象的でした。

毎回草彅くんの演技力に圧倒されます。

息子さんが少しずつ回復の兆しを見せていることもうかがえ、近い将来、目を覚まし父に力を貸してくれるのではないかと期待しています。

幹事長が隠蔽した人物だったとは予想だにしていませんでした。

鷲津が隠蔽を疑う人物が次々と変わる「罠の戦争」。

本当に幹事長が隠蔽したのか、もしそうなら、なぜ事件を隠蔽したのか…第6話で真実が明らかになるのか、見逃せません。

第6話

第6話のポイント

  • 隠蔽指示をしたのが幹事長と考えた鷲津夫婦は、幹事長の弱みを握ろうと画策するも難航。
  • 蛯沢の兄の陳情に応えなかったのは、犬飼ではなく鷲津自身だった。
  • 総理の手助けにより、息子が突き落とされた当日、幹事長が幹事長室にこもって誰かと密談していたことが判明。
  • 密談の相手は鴨井大臣で、幹事長がかばっていた人物は鴨井大臣だった。
罠の戦争第6話のあらすじを詳しく

第6話、鷲津の議員生活が始まります。

幹事長の弱みを握り、息子が歩道橋の階段から突き落とされた事件の真相を聞き出したい鷲津。

第2、第4月曜の夜は絶対に予定を入れないことに秘密があるはずだと尾行を決意します。

一方、鷲津の妻・可南子は、幹事長と親しい間柄にある厚生労働大臣・鴨井ゆう子に近づき、情報を聞き出そうとします。

誰もが恐れる幹事長。

鷹野もなんとかして鷲津の尾行を止めたい様子です。

しかし、鷲津の決意は固く、蛍原、蛯沢の助けを借りながら尾行計画は実行に移されるのでした。

鷹野に急遽参加させられた会合を、なかなか抜けられない鷲津。

蛍原と蛯沢の2人で幹事長を尾行しますが、結局気付かれ、失敗に終わってしまいます。

そして鷲津は、蛍原から、蛯沢の兄の陳情に応えなかったのは、犬飼ではなく鷲津自身だったことを聞かされます。

鴨井の紹介で、緊急避難を望む女性を守るシェルター施設を訪れる可南子。

そこにナイフを持った男が、妻を取り返すために乱入してきます。

そんな男の姿にも動じず、毅然とした態度で追い返す鴨井。

そして、総理になって女性が活躍出来る社会を作りたいと熱く語る鴨井に感銘を受けた可南子は、鴨井のように強い女性になりたいと信頼を厚くするのでした。

鷲津のもとに、工務店を営む男性が陳情にやって来ました。

物価高により経営が苦しく、融資先を見つける手助けをしてほしいと訴えます。

最初は力になれないと断ろうとする鷲津でしたが、懇願するその姿を、かつての蛯沢の兄と重ねます。

男性に、自分の名刺を差し出すとともに付き合いのある銀行を紹介し、温かい声を掛けます。

その甲斐あって、後日男性が融資を受けられたと蛯沢が鷲津に嬉しそうに報告します。

鷲津は蛯沢に、陳情を犬飼に上げなかったのは自分だと真実を告白しようとしますが、これからも鷲津についていきたいと熱く語る蛯沢を前に、言葉を飲み込むのでした。

鷲津の執念の尾行作戦は続きます。

1回目同様、蛍原と蛯沢に幹事長の車を追わせ、2人がまかれたところで鷲津が追い掛けます。

しかし、幹事長の車がいとも簡単に通り抜けた検問に足止めをくらってしまうのでした。

尾行もここまでかと思ったその時、1台のバイクが鷲津の車の横を走り去ります。

記者の熊谷でした。

熊谷もまた、鷲津の尾行作戦に協力していたのです。

そして、幹事長が入った屋敷を突き止めます。

会っていた相手は、医者でした。

体調不安はウィークポイントとなると、幹事長に詰め寄る鷲津。

しかし、幹事長は手強く、脅しには屈しません

真実に近づくどころか脅し返され、悔しい思いをさせられます。

失意の鷲津のもとに、総理の秘書官・猫田がやってきます。

猫田に連れていかれた先で待っていたのは竜崎総理。

鷲津の息子が突き落とされた当日、幹事長が朝まで部屋にこもり、誰かと密談していたのではないかと鷲津に告げます。

総理の協力を得て、事件のあった日の幹事長室前の防犯カメラをチェックする鷲津。

そこに映っていた人物に衝撃を受けます。

鷲津は、鴨井の部屋を訪れます。

何かを察した鴨井に、強い口調で詰め寄る鷲津。

幹事長が庇っていたのは、鴨井ゆう子だったのです。

鴨井大臣は、鷲津が議員になるのを助けただけでなく、息子のために腕利きの病院を紹介し、妻・加南子の力にもなっていました。

にもかかわらず、幹事長が庇っていたのが実は鴨井大臣であったという事実に驚きました。

犬飼に依頼したのは幹事長で、幹事長は大臣の鴨井を庇っていた。

ドラマの残りの回数を数えると、息子が突き落とされた事件に関わっている人物はまだまだ永田町にいそうです。

味方だと思っていた人物が次々と敵となっていくこの展開に、鷲津の近くにいる人物、誰もが怪しく思えてしまいます。

回を追うごとに少しづつ真犯人へと近づいていく鷲津ですが、まだまだ彼の戦いは終わりそうにありません。

一刻も早く事件の真相を暴き、家族3人、笑顔で過ごせるようになる日が待ち遠しいです。

罠の戦争6話のロケ地はこちら>>

第7話

第7話のポイント

  • 鷲津の息子が突き落とされた日、幹事長室に駆け込んだ鴨井大臣には息子・文哉がいる。
  • 鷲津が問い詰めるが、鴨井大臣は息子と長い間会っていないとかわす。
  • 蛍原・蛯沢の2人が文哉の居場所を見つけ、記者の熊谷は7年前に文哉が暴力沙汰を起こしたことを突き止める。
  • 鷲津は文哉と接触するが、真相は聞き出せない。しかし、犯人は他にいるような気配も。
  • 鷲津は息子の事件の目撃者を使い、鴨井大臣に罠を仕掛ける。
  • 鴨井大臣は目撃者から「証拠」(実際は偽物)を買い取ろうとする姿を鷲津に見られる。
  • 鷲津は、自身の事務所で鴨井大臣と対決する。鷲津家に近づいたのは贖罪のつもりだったという弁解を切り捨て追い詰める。
  • しかし鴨井大臣は政治家として腹をくくり、息子を切り捨て、総理の座を目指し続けることを告げる。
  • 鶴巻幹事長は、犯人捜しを諦めない鷲津を永田町から追い出すことを決意。
  • 鷲津に「容赦しない」と”宣戦布告”し、鷲津の旧友・鷹野に彼を潰すよう命じる。
罠の戦争第7話のあらすじを詳しく

第7話、鷲津と鴨井大臣との戦いの火蓋が切られます。

息子が突き落とされた日の夜、幹事長室に駆け込んだのは鴨井大臣でした。 

鴨井大臣の息子について探り始める鷲津。

女性のため、精力的に活動して、誰からも信頼されていた鴨井大臣が隠蔽に関わった可能性があることに、皆驚きを隠せません。

蛍原と蛯沢は、鴨井大臣の秘書に「鴨井大臣の息子が怪しい」と疑うそぶりをわざと見せ、不安を煽ります。

そして鴨井の息子•文哉の元へ事件の口止めに行く秘書を尾行し、息子の居場所を突き止めるのです。

蛯沢の兄の陳情をきちんと聞いてあげられなかったのが自身だと知った鷲津は、2度と同じ過ちを冒すまいと、膨大な量の陳情全てに応えようとします。

幹事長に目をつけられた自分はいつクビになるかも分からないが、それまでは精一杯議員の力を使う。

いつか蛯沢にもきちんと本当のことを話したいと蛍原に伝えるのでした。

文哉のアルバイト先に情報収集に行く蛍原と蛯沢。

文哉はすでに辞めていましたが、評判は、意外にも良いものでした。

熊谷記者も文哉の情報をつかみ、鷲津のところへやってきます。

無口だが穏やかで優しいという良い評判の裏で、7年前、通っていた高校で同級生を追い掛け彫刻刀で切り付けていました。

そして、鴨井大臣がこの事件を隠蔽していたことも知ります。

7年前の事件と鷲津の息子が突き落とされた時の経緯が似ていることから、鴨井大臣の息子が犯人だという疑惑がさらに深まります。

「電話ください」と書かれた鷲津の名刺を、留守だった文哉の部屋のポストに入れて帰る蛯沢。

居留守を使っていた文哉が外に出たところを、鷲津が待ち伏せ、事件のことを問い詰めます。

文哉は鷲津の息子・泰生を突き落としていないかのような気配を見せますが、駆けつけた鴨井大臣の秘書が車で連れ去り、真実を聞き出すことはできませんでした。

熊谷の記事をきっかけに、探していた事件の目撃者から鷲津の事務所に電話が入ります。

目的は謝礼でした。

目撃者は次に、鴨井大臣に証拠の買い取りを求め、応じなければ警察に行くと脅します。

金を払うと答える鴨井大臣。

しかし、それは鷲津が仕掛けた罠でした。

証拠として見せていたのは、実は蛯沢の私物。

鴨井大臣は鷲津の前で、文哉を庇おうとする姿を露呈してしまいました。

鷲津の事務所で対峙する鷲津と鴨井大臣

鴨井大臣は、可南子が事件の真相を知りたいと訴えた動画を見て、自分の息子が関わったかもしれない事件の被害者が、鷲津夫妻の息子だと初めて知ったと明かします。

その最中、鷲津は可南子に真相を告げた時のことを思い出します。

NPO法人で働き始めた可南子は、この仕事を紹介してくれた鴨井大臣のような強い女性になりたいと仕事に奮闘していました。

泰生の巻き込まれた事件を隠蔽したのは、その鴨井大臣だったことを鷲津の口から聞かされ、ショックを隠しきれません。

が頬をつたいます。

泰生の病院を探したり、可南子や鷲津に親切にしたりしたのは、贖罪だと告げる鴨井大臣。

しかし鷲津はこれを認めません。

総理になりたいがために事件を隠蔽しただけで、息子のためではなく全ては自分のためであるとたたみかけます。

息子と総理の座、これまでどちらも捨てきれなかった鴨井大臣ですが、鷲津の口撃にあい、ついに吹っ切れました。

これまで必死に守ってきた息子を切り捨て、総理の座を追い掛ける道を選んだのです。

また、熊谷が文哉が事件の犯人だという記事を出そうとしますが、幹事長に見事に握り潰されてしまいます。

もう容赦はしない」と鷹野に旧友鷲津を潰すよう命じる幹事長。

果たして鷲津は、永田町から追い出されてしまうのか。

幹事長VS鷲津の戦いは、さらに激しさを増していきます。

鷲津の旧友である鷹野にも、「鷲津を潰せ」と命じる幹事長。

その腹黒く、冷酷な様子に政治の世界の恐ろしさを感じました。

鴨井大臣は結局息子•文哉を切り捨て、総理の座を目指し続けることを選びましたが、鷹野には、幹事長ではなく旧友を選んでほしいです。

鴨井大臣は過去に文哉が起こした事件のこともあり、幹事長の言葉を鵜呑みにし、事件を隠蔽しました。

しかし、第7話を見てみると、犯人は文哉ではないのかもしれませんね。

では、誰が本当の犯人なのでしょうか。

ネットでは「鴨井大臣も幹事長に騙されているのではないか、総理も怪しい」など視聴者の色々な憶測が飛んでいます。

他の政治家の家族や知り合いが犯人の可能性もありますね。

また、第7話で蛯沢が蛍原に気のあるそぶりを見せていて、その不器用な様子がとても可愛らしく見えました。

兄の死で苦しい思いをした蛯沢にも、最後には幸せになってほしいです。

第8話

第8話のポイント

  • ついに戻った泰生の意識。鷲津夫妻の喜びもひとしお。
  • 幹事長と鷲津、両方に情報を流す鷹野。その狙いは、信念のため、鷲津に味方することだった。
  • “チーム鷲津”は、IT業界国内最大手デジタルアンツの蟻田会長から、幹事長の次男への会社への多額の送金をつかむ。
  • 泰生は事件のことを全て覚えていた。歩道橋から突き落とした犯人は文哉だった。
  • 病室を訪れた鴨井大臣は、先に来ていた文哉の、母を思う本心を知り涙する。
  • 鷲津と鷹野は、幹事長に証拠の帳簿を突きつけるが偽物だった。
  • 鷲津は幹事長の健康不安を裏付ける写真で攻めるが、選挙中に金を渡した市議の裏切りで窮地に。
  • 勝負あったかと思われたその時、鴨井大臣が予期せぬ会見を開く。
  • 鴨井大臣は、事件の真相と隠蔽を「近しい人」に相談したことを告白。大臣と議員を辞することを発表し、衝撃が走る。
罠の戦争第8話のあらすじを詳しく

鶴巻幹事長の反撃が始まる第8話。

鷲津の事務所に、いじめで不登校になった少女の父親がやってきます。鷲津の口添えのおかげで、学校や教育委員会が調査に乗り出してくれたとお礼を伝えにきたのです。

議員の「力」を正しく使い、陳情に見事応えた鷲津を皆が「先生さすが」とほめたたえます。

そこに鷲津の妻・可南子から、息子・泰生の意識が戻ったと電話が入ります。

幹事長室では、鷹野と幹事長が鷲津を潰すため密談しています。

使えるネタはたくさんあると話す鷹野。

そこに、デジタルアンツ会長・蟻田が入ってきます。

鷹野は、父親と面識があるという蟻田と名刺を交換するのでした。

鴨井大臣は、ビルの屋上で息子の文哉と会い、当面暮らせる分のお金を渡します。

いい母親ではなかった、あなたの気持ちはわかっていると告げますが、文哉はお金を無言で受け取り、その場を去ります。

病室に駆け込む鷲津。

泰生「お父さん」と呼ぶと、とても嬉しそうに「もう一回」と何度も頼みます。

久しぶりに息子の声が聞けた鷲津が、喜びに満ちた表情で事務所に戻って来ます。

しかし、幹事長は守られ、文哉の居所もつかめないため、泰生の事件の真相を表に出すことは容易ではありません。

自分が潰される前に、幹事長の弱みを握り、力を奪いたいと蛍原・蛯沢の前で決意を新たにします。

「デジタルアンツ、蟻田会長」と書かれたスマホのメッセージを確認すると、2人に蟻田会長と幹事長の関係を調べるよう頼みます。

鷲津の弱みは、選挙の時、金を市議に渡したこと。

市議は、鷲津を売るつもりはない、これからも地域のためにがんばってくれと励まします。

叙勲の有力候補になっていることを鷲津から知らされ、大層機嫌をよくするのでした。

一方竜崎総理は、記者たちに鷲津の息子の意識が戻ったことを嬉しそうに伝えます。

鷲津と親しい間柄のような口ぶりで、政治が警察の捜査に口を出すなんてことがあってはならないと正義感の強さをアピールします。

そして、万が一そのようなことがあれば総理としてきちんと対処するつもりとも明言します。

事件の隠ぺいに加え、記者に根回しして「女性総理誕生の声、高まる」との記事を書かせた幹事長に対抗すべく、自身の発言も記事にするよう呼び掛けるのでした。

週刊誌記者の熊谷は、総理の発言が事件解決の追い風になると考えました。

そこで、一度は封じられた泰生の事件の続報を改めて打とうと、鷲津家に協力を求めます。

ここで引き下がれば、また同じようなことが起こるという熊谷の言葉に、可南子はインタビューを受ける決心をします。

動画で、息子が突き落とされたのは事実なのに、警察が動かないのは何故なのかと訴えます。

翌日、自宅マンションに殺到した記者たちにも、もし捜査が間違っていたのなら、2度と同じことが起きないよう捜査をやり直してほしいと語ります。

鷲津の事務所の呼び鈴を、鷹野が押します。

蛍原と蛯沢は蟻田会長を調査していますが、蟻田の情報を鷲津に伝えたのが鷹野だと気づいています。

2人は、幹事長と近い彼を信じていいのか分からないと不安を口にします。

ところが、鷲津はためらうことなく鷹野を部屋に招き入れます。

鷹野は2人に、幹事長から鷲津亨を潰せと言われたことをあっさり白状します。

実は鷹野は、幹事長のためではなく、鷲津が幹事長を潰すネタを探すために時間稼ぎをしてくれていたのです。

鷹野の目的は、派閥政治をなくすために、幹事長を潰すことでした。

あくまでも鷲津を潰すふりをして、幹事長を油断させると言います。

打倒幹事長に向けて、“チーム鷲津”が一丸で幹事長に罠を仕掛けます。

ゴルフ場にいる蟻田会長を見張る蛍原、蛯原。

IT業界の規制緩和に関する独禁法改正案の可決が近づく中、政治家は任せろと皆に言う蟻田会長のもとに幹事長の次男がやってきました。

さらに蟻田会長が、社員を半分切ってもいい、リストラ敢行だと電話で伝える姿を目撃します。

一方病室では、泰生が知らない間に父が政治家になり、母が仕事を始めたことに驚いています。

ここで、事件のことを覚えているかと鷲津が問い、泰生は全て覚えていると答えます。

鷲津が帰った後、病室を鴨井大臣が訪れます。

泰生が文哉のことを覚えていたと可南子から聞き、文哉とは縁を切ったこと、可南子にNPOの仕事をすすめたのは本心だったことを伝え、詫びます。

可南子は鴨井大臣に、文哉の本心を知っていますか、と問いかけます。

そこには、文哉もいました。

実は、鴨井大臣が来る前、文哉は病室で泰生に謝り、事件の経緯を話していました。

バイト先で、仕事やクレーム対応などで立ちっぱなしだった文哉。

ようやくバスで座れたところで、事情を知らない泰生に注意され、感情のコントロールが効かなくなってしまったこと。

目撃者がいたにもかかわらず、警察がずっと来なかったため、鴨井大臣が揉み消したことに気づき、出頭できなくなっていたことを語ります。

鴨井ゆう子」を、「母さん」を守りたかった。

辛くても悔しくても笑い頑張っている母に、夢を叶えて欲しかった。

鴨井大臣は、自分のことを憎んでいると思っていた息子の本心を聞き、涙が止まりません。

蛯沢は、蟻田会長の会社の前で張り込みます。

ワンマン経営に不満を持つ社員を見つけ、事務所に連れてきました。

鷲津が経理の仕事をしている彼に頼み、帳簿を手に入れます。

ついに蟻田会長と幹事長の不正の証拠を掴んだ鷲津。

鷹野と2人で、幹事長室に乗り込みます。

党の決まりでは本来3期までのところ、すでに5期も務めている幹事長。

鷹野が、次は職を辞してほしいと告げ、鷲津は幹事長の次男の企業にデジタルアンツからの多額の献金があったことを突きつけます。

しかし幹事長は、その帳簿は嘘だと暴露し、高笑いします。

鷹野は動揺しますが、鷲津は怯みません。

スーツの胸元から、写真を次々と取り出します。

そこには、車から降りるときによろめき、周囲の人に抱えられる幹事長が写っていました。

幹事長が体調に不安を抱えていることを示す写真で、揺さぶりを掛けます。

それでも動じない幹事長。

2人の前で、ある人物に電話を掛けます。

それは市議の馬場でした。

未成年との不倫で脅され、金を返して警察へ行くと告げます。

勝負あったと思われたその時、秘書が駆け込んできます。

鴨井大臣が突如、記者会見を開くと言うのです。

鴨井大臣は、鷲津の息子を転落させたのは自分の息子であると公表し、隠蔽は「近しい方」に相談した、その方が誰かに頼んだことは否定できない、と語ります。

最後に鴨井大臣は母である道を選びました。

大臣も議員も辞職するというのです。

衝撃の辞職会見は、鷲津にとって追い風となるのでしょうか。

このまま幹事長の壁を打ち破ることはできるのでしょうか。

最終回に向けて答え合わせがなされた第8話でした。

敵がどんどん鷲津の親しい人物になってきているように感じた第7話を見て、もしかしたら鷹野が泰生の事件に関わっていて、鷲津が一番信頼していた人物から裏切られるオチもあるのではないかと考えていました。

しかし、その予想は完全な間違い。

鷹野は鷲津を裏切ることなく、共に戦ってくれました。

男気あるその姿がとても頼もしく、そして嬉しく感じました。

派閥政治を無くしたいと、強敵である幹事長に果敢に挑む姿も一段とカッコよかったです。

今回一番の進展を見せた出来事といえば、ついに泰生が目を覚ましたこと

鷲津の嬉しそうな顔がたまりませんでした。

親心ですよね。

また、自分が突き落としたという文哉の告白にはショックを受けずにはいられませんでした。

すっかり犯人ではないと思っていました。

その後、文哉が自分を憎んでいなかったと知った時の鴨井大臣の涙も印象的で、2人の関係が修復に向かう様子に安堵しました。

可南子の心の広さを感じたシーンでもあります。

最後は総理であることよりも、母になる道を選んだ鴨井大臣

ネットでも鴨井大臣が下したその決断に、「根は誠実な方で良かった」「ちゃんと母親だった」「まだ人の心は持っていてホッとした」など、多くの反響が集まっています。

視聴者には鴨井大臣と息子文哉の「親子の絆」を描いたシーンが第8話の一番の見どころとなったようですね。

テレビの前でたくさんの母親たちが、彼らの姿を固唾をのんで見守っていたのではないでしょうか。

第9話

第9話のポイント

  • 鴨井大臣の緊急記者会見をめぐる混乱に乗じて、鷲津は鶴巻幹事長の失脚を狙う。
  • 泰生の捜査の“ミス”を押し付けられた前署長が、鷲津の説得を受け、幹事長が隠蔽を依頼したことを暴露する。
  • 幹事長は会見で、全て秘書の責任と主張。総理の仲介で鷲津と手打ちするが、その直後、倒れて緊急搬送され、結局辞職する。
  • 可南子はこれで“復讐”が終わったと安堵するが、鷲津がかつてない怖い表情を見せたことに言葉を失う。
  • 鷲津は内閣総理補佐官に大抜擢されるが、週刊誌の編集長に手を回して支援者の記事を差し止めさせ、記者の熊谷との間に亀裂が走る。
  • また、自身の政治資金規制法違反の疑惑が報じられると、貝沼に責任を被せようとしている様子で、事務所に不穏な空気が流れる。
  • 鷲津の疑惑の情報源は、犬飼の元秘書で、今は鶴巻幹事長の秘書の虻川だった。
  • 鷲津を破滅させるとの怪文書も流れる。鷲津は、恨む側から恨まれる側、狙う側から狙われる側へと変わっていく。
罠の戦争第9話のあらすじを詳しく

鴨井大臣の会見に助けられ、選挙違反で逮捕されるのを免れた鷲津。

罠の戦争第9話、幹事長との戦いに決着はつくのでしょうか。

泰生の事件の管轄署の警察署長・辰吉が辞職し、姿をくらましました。

鶴巻幹事長が、事件隠蔽の口封じに、高待遇で職場を斡旋し追いやったのです。

鷲津の自宅を、泰生の事件を担当した東都警察署の新署長が訪れます。

以前鷲津に幹事長の関与をほのめかした前署長の辰吉が一身上の都合で休職したことを告げ、泰生の事件のことを謝罪します。

新署長は、事件当日の防犯カメラの映像が削除された件などは隠蔽ではなく、担当者の「ミス」だったと強調します。警察への圧力も、全くなかったといいます。

納得がいかない鷲津夫妻。

鴨井大臣の緊急記者会見による混乱で隙ができた今が幹事長を潰すチャンスと、気を引き締めます。 

鷹野の情報を得て、辰吉の居場所を探る蛍原と蛯沢。

ほどなく、奥さんの実家にいることを突き止めます。

鷲津が直接会いに向かいます。

好待遇の再就職先が決まっていたこともあり、最初は真相を語ろうとしない辰吉でしたが、鷲津にたきつけられ、文哉の7年前の事件の隠蔽をにおわせてしまいます。

鷲津に「このまま全てあなたのせいにされたままでいいのか」と問われ、辰吉は熊谷記者のインタビューに応じます。

幹事長が隠蔽を指示したことを語る辰吉の様子がテレビに流れます。

記事にもなりました。

総理の後押しもあり、一躍ヒーローとなった鷲津

娘のいじめ問題で相談にのった朱雀も記者を前に、こんないい先生はいないと褒め称えます。

病院で泰生と可南子は、もうすぐ“復讐”は終わる、退院したら、今度こそキャンプに、と盛り上がります。

しかし、幹事長はやはりそう簡単には罪を認めません。記者会見を開き、秘書に責任を負わせ自分は関係ないと主張します。

その後総理に呼ばれた幹事長と鷲津。

総理は幹事長に辞職を提案すると同時に、鷲津には、今後これ以上誰かを追及することのないよう約束させ、手打ちをします。

部屋から出た鷲津は幹事長に、入口にいるマスコミは自分が対応するから、その間に地下から出るよう伝えます。

待ち構えていたマスコミに、総理の前で、幹事長から事件に関しての謝罪を受けたこと、また総理が幹事長に辞職を提案したことをオフレコだと言いながらも漏らします

幹事長は地下駐車場にいるとの鷲津の言葉に、記者たちは一斉に地下駐車場へと向かうのでした。

地下駐車場に記者たちが殺到し、次々と質問を投げかけます。

「黙れ!」と声を荒らげたと同時に、倒れ込む幹事長

緊急搬送され、命に別状はないものの、そのまま総理に辞意を伝え失脚となりました。

幹事長が倒れたニュースを、家のテレビで見つめる鷲津。

これで終わりだね、と語りかけた可南子でしたが、鷲津の表情を見て言葉を失います。

鷲津は、普段の表情とはまるで違う不敵な笑みを浮かべていました

事務所に一本の連絡が入ります。

鷲津が、内閣総理大臣補佐官に任命されたのです。

異例の大抜擢に、沸く事務所。

息子・泰生もついに退院しました。

鴨井元大臣が可南子の職場にやってきます。

いつかもう一度国政を目指すこと、息子・文哉もきちんと罪を償ってやり直すつもりであることを報告します。

鷲津が総理大臣補佐官に大抜擢されたことに話が及ぶと、可南子は鴨井に胸のうちを吐露します。最近、鷲津が何を考えているのか分からなくなると。

総理補佐官就任後、鷲津の“変化”も加速していきます。

朱雀と共に事務所で記者のインタビューを受ける鷲津。

インタビューが終わると朱雀からある相談を受けます。

職場でのパワハラで部下から訴えられていて、そのことで記事が出る寸前でした。

朱雀はいじめの加害者と民事で係争中。記事が出て誤解されるのは困ると、鷲津は熊谷に記事の差し止めを頼みます。

熊谷はいじめ被害者の父であるからといってパワハラが許されるわけではないと提案を断りますが、鷲津はすでに、週刊誌の編集長に手を回していました。

自分の知らないところで記事を潰した鷲津のやり方に到底納得がいかず、熊谷は怒って部屋を出ていきます。

鷲津の政治資金規正法違反の疑惑を伝える記事が週刊誌に載ってしまいます。

鶴巻元幹事長の仕業だと伝える鷹野。

鷹野が事務所を去ると、鷲津は秘書の貝沼を呼びます。

部屋から出てきた貝沼は、動揺していました。蛯沢が声を掛けると、この件を記載ミスで申告するが、もしダメなら自分の一存でやったことにすると言うのでした。

その様子はあたかも鷲津にそうするよう指示されたかのようでした。

事務所に、不穏な空気が漂います。

鷲津が蛭谷幹事長に呼ばれ部屋に入ると、そこにいたのは鶴巻元幹事長。

そして、鷲津が失脚させた犬飼の元秘書・虻川もやってきました。

鷲津の政治資金規正法違反の情報を流したのは鶴巻元幹事長ではなく、虻川でした。

鶴巻の私設秘書となっていたのです。

さらに鶴巻元幹事長は「鷲津亨を必ず破滅させる。」と書かれた怪文書が何者かの手で各所に届いていると告げます。

ここのところ仲間を次々と裏切るような行動をしていた鷲津は、いつの間にか恨む側から恨まれる側へと回ってしまっていたのでした。

幹事長を失脚させ、復讐を果たした鷲津

息子も無事退院して家族3人幸せな日々が舞い戻ってくると思っていたのに、総理の補佐官に大抜擢されたことで、人格が豹変してしまいました。

仲間を次々と裏切っていく様子に胸が苦しくなりました。毎回一筋縄ではいかない罠の戦争。

脚本家さんの腕の凄さを感じます。

誰がこんな結末を予想していたでしょうか。

秘書の貝沼に政治資金規制法違反の罪をなすりつける

ずっと協力してもらい戦ってきた熊谷や旧友・鷹野をも裏切る

こんな鷲津は出来れば見たくなかった、そんな視聴者の声が聞こえてきそうですね。

いよいよ残すところあと2話

鷲津は権力に心奪われたままなのか。

いや、そこには何か意図があるのだと信じたいですね。

復讐を果たした後も弱い立場の人を議員として守っていきたいと、蛯沢に語ったあの言葉を信じさせてもらいたいです。

私たちの知っている誠実で優しい鷲津を、次回ほっとした気持ちで見られますように…

第10話

第10話のポイント

  • 鷲津を糾弾する怪文書が永田町で出回り、総理への釈明に追われる鷲津。
  • 厚生労働副大臣のポストちらつかせる総理の期待に応えたい鷲津。記者の熊谷が幹事長次男のネタを提供するが、その裏には鷹野がいた。
  • 空港建設に絡む幹事長次男の不正の証拠を揃えた鷲津はそれ公表しようとするが、首相が預かる。その直後、幹事長が健康問題を理由に辞任。
  • 幹事長に、鷲津がネタをつかんだことを総理が漏らしていた。結局、厚生労働副大臣のポストは鷹野が手にする。
  • 出所が分からない怪文書。鷲津は事務所のメンバーや鷹野に疑いの目を向け、不穏な空気が流れる。
  • 権力の魔力に囚われ、猜疑心を強める鷲津の姿に、家族も不満を募らせる。
  • そんな中、事務所に届いた新たな怪文書を見て、全てを察した鷲津はある人物を呼び出す。
  • 犯人は、秘書の蛯沢だった。蛯沢は兄の陳情を鷲津が握りつぶしたことを知っていた。
  • 真相を知っても、一度は弱者を守ろうとする鷲津についていこうとした蛯沢だったが、権力欲に溺れた鷲津に失望したことを告げ「決して許さない」と決別する。
罠の戦争第10話のあらすじを詳しく

鷲津が怪文書と総理に振り回される第10話。

永田町で出回る怪文書について、総理に釈明する鷲津。

総理厚生労働副大臣のポストがまもなく空席になること、次の副大臣を近いうちに厚生労働大臣に昇格させることを匂わせ、鷲津を引き込みます。

鷲津は、幹事長の件を自分に任せてほしいとアピールするのです。

鷲津は、週刊誌記者・熊谷をたずね、かつて熊谷が掴みながら握りつぶされた幹事長の疑惑の詳細を教えて欲しいと頼みますが、相手にされません。

立ち去ろうとする熊谷の背中に、このままでは幹事長が復権してしまうと訴えます。

鷲津不在の事務所。

秘書たちが、誰が犯人なのかと話し合っていると、呼び鈴がなります。

訪ねてきたのは熊谷でした。

鷲津の顔は見たくないと語る熊谷は、蛍原に、かつて追っていた幹事長とゼネコンの癒着疑惑の詳細を託します。

なぜこれをと尋ねる蛍原に「鷲津のことはもう信用していないが、幹事長やその秘書として“復活”した虻川のような連中はもっと嫌いだ」と胸の内を語るのでした。

しかし、熊谷がネタを提供したのは、実は鷹野の働き掛けがあってのことでした。

鷲津が幹事長を追い込めば、彼が出世してしまうがいいのかと真意を問う熊谷に、この世界はそんなに単純じゃないと返します。

熊谷が提供したのは、九州新空港の建設をめぐり、当時国土交通大臣だった幹事長とゼネコンとの癒着疑惑でした。

蛍原と蛯沢に、金の動きや幹事長次男のコンサル会社について調べるよう頼み、この件が、より多くの人を助けるために、上にいけるチャンスだと意気込みます。

一方、地元での会合や陳情への対応など、政治家としての本来の仕事は、なおざりになっていくのでした。

可南子が働く支援センターに助けを求める女子大生がやってきますが、結局何も話さず帰ってしまいます。

後を追い掛ける可南子。

「もう大丈夫」と強がる女子大生に、可南子はかつて友達が同じことを言っていたこと、そして建物から飛び降りてしまったことを話しました。

女子大生は、大学の飲み会で酔って意識を失い、性暴力を受けたことを打ち明けます。

帰宅した鷲津にこのことを話す可南子でしたが、鷲津は総理大臣補佐官としていじめは担当しているが、性暴力は専門外で対応できないと取り合いません。

複雑な表情を浮かべる可南子なのでした。

新空港建設にからむ癒着の構図が、徐々に明らかになります。

土砂を運搬する業者からある団体に、トラック1台あたり月2万円が現金で支払われていました。

トラック500台なら4年で約5億円に相当する額。

その団体を運営していたのが幹事長の次男のコンサル会社であり、鷲津は、幹事長自身が絵を描いていることを確信します。

集めた金は現金で保管されていると睨んだ鷲津は、国税局の友人にこのネタを提供しました。

これから税務調査に行くとの電話を受けた幹事長の次男は、幹事長に相談して現金を別の場所に移そうとします。

キャリーバッグに現金を詰め、会社を出ようとしますが、向こうから歩いてきた人(実は蛯沢)とぶつかり、バッグの中の札束を床にぶちまけてしまう幹事長の次男。

慌ててお金を集める姿を、蛍原が撮影していました。

この写真と、業者の証言を持って総理を訪ねた鷲津は、見返りに厚生労働副大臣と大臣のポストを要求します。

約束をいただければ派手にリークすると誘いますが、一旦預かると総理。

可南子にもうすぐポストを得られそうだと伝えますが、冷たい反応でした。

事務所では、蛯沢が陳情を伝えますが、鷲津は関心を見せず、官邸からの反応の有無を問いました。

蛯沢が机の竹細工に目を止めると、鷲津は千葉の後援会の人にもらったものだと話します。

は数十年から100年に1度を咲かせること、ぐいぐい伸びて、しなやかで折れない竹は、鷲津と似ているという蛯沢

なかなか花が咲かないと自嘲する鷲津に、もう立派な花が咲いてるじゃないですかと言いますが、鷲津はもっと大きな花を咲かせると返します。

そこに、蛍原が駆け込んできました。幹事長がこの後の会見で政界引退を表明するというニュースを目にします。

会見場へ急ぐ鷲津。

先に着いていた鷹野との会話で、熊谷が鷲津に情報を渡したことを知っているのがわかりました。

鷲津が理由を聞くと、鷹野は熊谷と飲み友達だと答えます。

そこに、幹事長がやって来ました。

杖を預け、自力で演壇まで向かった幹事長は、健康状態の悪化により政界を引退することを発表します。

列席者に拍手で見送られる幹事長。

引退しても、権力を残すことに成功したのでした。

会見後、鷲津を呼び出した幹事長。

総理から鷲津が癒着の証拠をつかみ、リークしようとしていることを教えてもらったことを明かしました。

先手を打つことで、息子に地盤を譲る道を残したのです。

総理と話がついたこと、今後この問題を公表することは自身だけでなく総理や党も敵に回すことだと圧力を掛けます。

これからも政治をおもちゃにする気かと責める鷲津に対し、幹事長は反論します。

気分で政治を考える国民を満足させるため、常に次の総理を用意することでガス抜きをし、政治の秩序を守ってきたのだと。

権力にしがみついているとの批判には、君も同じだろうと返します。

力を使って人助けをすることは気持ちいい。

しかし、善をなすために力を求めるようになり、そうして善を重ねるうち、いつしかそれが悪に変わる。

君もすっかり権力の魔力に囚われているのではという指摘に、鷲津は言葉を失います。

執務室から出てきた総理に鷲津は詰め寄りますが、相手にされません。

そして再び職を失った虻川からは、怪文書を作ったのは自分ではないこと、鷲津を狙っているのは幹事長や虻川だけではないことを告げられます。

新たな怪文書が出て、総理に呼び出された鷲津。

総理は、幹事長を完全に潰さなかった理由を説明します。

今回の一件で総理と幹事長の力の差が大きく詰まり、やがては逆転すると見込まれる中で、秩序を保てる幹事長の影響力を残したほうがよいと考えたからだと。

鷲津の働きを労う一方で、交換条件はやりすぎだった、鷲津が就きたかった厚生労働副大臣には、鷹野が就任すると告げられます。

そして総理は、怪文書の出所を早くつかむよう要求するのです。

仕事を後回しにして怪文書の出所をつかむよう要求する鷲津。

異論を口にした蛍原は疑われ、落ち込みます。

そんな蛍原をフォローした鷹野を見た鷲津

鷹野と熊谷が繋がっていたことも知り、彼のことがもう信じられません。

家に呼び出し、怪文書はお前の仕業だと詰め寄ります。

苦労知らずの2世議員に、上に行くか潰されるかしかない自分の気持ちは分からないと突き放された鷹野は、怒って出ていってしまいました。

旧友にまで疑いの目を向け、咎めた可南子にはこの世界の厳しさが分かっていないと批難する鷲津には、泰生も「カッコ悪い」「最低」と厳しい声を掛けます。

事務所に着くとまた怪文書が事務所の扉の下に置いてあります。

に似て、しなやかで折れない鷲津は、今や権力というに夢中」とありました。

鷲津はその文章を見て、犯人が誰か気付くのです。

「2人で話がしたい」と電話で事務所に呼び出します。

怪文書を各所にばら撒いていたのは蛯沢でした。

鷲津に、竹は花を咲かせたあと、竹林丸ごと枯れ消えてなくなると話し出す蛯沢。

以前、鷲津の机の引き出しにしまわれていた兄の陳情記録を見て、陳情を無視したのが犬飼でなく鷲津だと気づいていました。

しかし、その時の鷲津は、弱い人を守りたいと一生懸命仕事をしていたので、一度は支えていこうとしたと。

しかし最近の鷲津は初心を忘れ権力の亡者となり、もう許すことは出来ないとはっきりと告げるのでした。

総理大臣補佐官に抜擢され、少しずつ周囲との隙間が生まれ始めた鷲津。

第10話では、権力の魔力に囚われてしまったかのような鷲津が、これまで支えてくれた仲間や家族とますます対立していくことがショッキングでした。

かつてあれだけ弱い人の力になりたいと語っていたのに、今回はいろいろなところで、地元の支援者や陳情雑に扱う姿が見て取れました。

上を目指すのは「弱い人の力になるため」という言葉も、虚しく響くだけで、仲間や家族も引いてしまっていたのが印象的です。

一方で、総理や幹事長、鷹野は存在感を見せました。

特に幹事長は、引退会見の後、鷲津を呼び出した場面で、権力欲にとらわれ始めた鷲津の姿を見抜き、鷲津に反論を許しませんでした。

2人のやり取りは必見です。

もう一人、蛯沢との対決も見どころでした。

蛯沢が怪文書の真犯人だったことにネットでも衝撃が広がりましたが、その動機に「気持ちはわかる」と感じた人も多かったのではないでしょうか。

かつての幹事長のように、政治の世界にどっぷり浸かり、追及にも表情を変えない鷲津。

かつての尊敬と今の恨みを熱くぶつける蛯沢。

対照的な2人の姿に引き込まれました。

果たしてこのまま、鷲津は一人政治の世界で上を目指し続けてしまうのでしょうか。

それとも、ここからさらなるどんでん返しがあるのでしょうか。

いよいよ次回が最終話

この物語の結末を、目に焼き付けたいですね。

第11話

第11話のポイント

  • 怪文書の件で鷲津から脅し返され、兄の陳情の件を隠していた蛍原はなおも鷲津をかばう。誰も信用できなくなった蛯沢は、千葉県警に鷲津の買収疑惑タレ込む
  • 総理に頼まれ、買収疑惑から逃れるため鷹野スキャンダルを探ろうとする鷲津。拒否した蛍原に、退職願を書くよう言い放つ。
  • “総理側の人間”になった鷲津から、仲間が次々と離れていく。ついに、可南子とも離婚することに。
  • 泰生がいじめっ子相手に堂々と「やめろ」と言い、それを「普通」と答える姿を見て、鷲津は昔を思い出し胸が締め付けられる
  • 鷲津は、鷹野から総理暴力団とのつながりを聞くが、聞く耳を持たない。その様子を、総理の秘書・猫田も目撃する。
  • 総理の許可を得て、生中継で買収疑惑を釈明する機会を得た鷲津。猫田から与えられた原稿を破り捨て、突如自分の告白する。
  • 生中継は中断されるが、熊谷の協力を得て、インターネットの配信で総理と鶴巻元幹事長の不正暴露する。
  • 配信を見て事務所を訪れた蛯沢に鷲津は謝罪し、県警に出頭する。総理は辞任。幹事長の傀儡である蛭谷が後任に。
  • 可南子は、鴨居元大臣の支援を受け、鷲津が辞職した千葉15区の補欠選挙で見事当選を果たす。貝沼は鷹野の、蛍原と蛯沢は可南子の秘書として再出発する。
  • そして、可南子を支える「ベテラン秘書」候補として、鷲津が名乗りをあげる。離婚したことで、可南子の公設秘書になれることになった。夫婦から、議員と秘書という新たな形で、弱い立場の人々を支える道を走ることになった。
罠の戦争第11話のあらすじを詳しく

権力狂ってしまった鷲津

以前の自分を取り戻せるのか、決着の最終回です。

前話のラストから続く、蛯沢と鷲津の対決。

変わってしまった鷲津のこと、兄の陳情を上げなかったことを「もう許さない」と必死に訴える蛯沢ですが、鷲津が自分を省みることはありません。

それどころか怪文書に関して法的措置を取ることもできると蛯沢を脅す始末。

蛯沢の目に涙がたまります。

今の鷲津は以前では考えられないほど、冷酷な表情をしているのです。

そこに蛍原が出勤しますが、ただならぬ雰囲気の中部屋を出ていく蛯沢を心配して追い掛けます。

蛯沢をなだめようと必死の蛍原ですが、兄の陳情の件を知っていたことや鷲津を一生懸命庇う姿にショックを隠しきれません。

蛍原への恋心も作用してか「鷲津さんのことが好きだから庇うのではないか」と言ってはいけないことを言ってしまいます。

さすがの蛍原も「もういい。さよなら」と怒って事務所に戻ってしまいました。

鷲津家では可南子が鷲津に「話がある」と声を掛けます。

これまでも何度となく可南子から同じ言葉を掛けられていますが、鷲津は忙しいからときちんと話を聞こうとしません

総理からの呼び出しが入り、サッサと家を出ていってしまいました。

総理からの話は厚生労働副大臣になった鷹野についてでした。

分をわきまえず、総理の粗探しばかりして面倒だから、黙らせるためにスキャンダルを探してほしいと頼まれます。

一方蛯沢千葉県警本部に、鷲津が選挙で市議にお金を渡したとタレ込んでいました。

県警から形式的な捜査をしたいとの電話が入ります。

貝沼にはいつも通りで大丈夫だと伝える一方で、蛍原には鷹野の弱みを秘書経由で探るよう頼みます。

それは総理の意向であり、また選挙違反を突かれても総理の力で逃げられるという考えを伝えるのです。

自分が議員として生き残るために、これまでも沢山助けてくれた大事な旧友・鷹野をも切ろうとする鷲津なのでした。

形式だけの捜査と言いながらもしつこく調べる警察に焦った鷲津、再度蛍原に鷹野の件を催促します。

鷲津のことを相談しようと可南子とカフェで会う蛍原。

2人の思いは同じでした。

鷲津はすっかり変わってしまったと。

選挙違反の件で県警本部に釘を刺しておく代わりに、鷹野の件を頼むと念押しする総理の秘書・猫田。

鷲津は鷹野の件の進捗を蛍原に尋ねます。

しかし、蛍原は全く調べていないと告げるのです。

支えたかった“鷲津さん”は、もういなくなってしまった

鷹野の弱みを調べることは自分の仕事だとは思えないと。

鷲津は今月いっぱいで退職願を出すよう蛍原に言い放つのでした。

鷲津は自分で鷹野の弱みを探ろうと、バーにいる記者の熊谷を尋ねます。

鷹野が大臣のポスト欲しさに総理を脅していることを告げ、話を聞き出そうとする鷲津。

熊谷は鷹野総理の不正を追っているだけだと伝えますが、“総理側の人間”である鷲津には詳しいことは話してくれません。

強い不快感を露わにしながらバーを出ていってしまいました。

蛯沢も熊谷を訪ねます。

県警本部にタレ込んだものの詳しい情報を知らない蛯沢は、鷲津が選挙で誰にお金を渡したのか、心当たりがあるか聞きに来たのです。

さすが敏腕記者、蛯沢が持っているわずかな情報だけで、その人物が馬場だとすぐに突き止めました。

鷲津のもとに、買収疑惑の記事が週刊誌に載ってしまったと貝沼が慌てて駆け込んできます。

総理からは補佐官を一旦辞任することを命じられました。

鷹野を黙らすスキャンダルを引き続き探りさえすれば、警察の対処もするし、ゆくゆくはもっと上のポストも用意するからとなだめられます。

鷲津が家に帰ってくると、荷物をまとめている可南子。

離婚届を渡します。

鷲津は「いきなりすぎる」と驚きを隠せません。

これまでも何度も話があると伝えたのに、いつも聞いてもらえなかったと訴える可南子。

今はもう家族と同じ方向を見ていないと悲しそうに伝えます。

そして泰生は自分の方についてくると。

家族に苦労をさせたくないから頑張っていたと伝える鷲津。

それも分かっているがもう決めたんだと可南子の決意は固いのでした。

学校へと登校する泰生を遠くから見守る鷲津。

泰生の目の前で一人の男子生徒が他の生徒たちからいじめられています。

いじめている生徒たちに「やめろ」と言う泰生。

助けた男子生徒に「すごいね」と言われますが「普通でしょ」と答えます。

以前鷲津と泰生の間でもあったやりとりでした。

息子が事件後も正しい姿勢を貫く姿をみて、涙する鷲津

「かっこ悪い」「最低」と言われたことを思い出し胸がしめつけられる思いです。

ロビーで鷹野と鷲津が2人で話しています。

鷲津に対して嫉妬したのは本当だと白状する鷹野。

しかし、それは高い地位にのぼっていく鷲津に対してではなく、自分は少し力を削れたらいいくらいに思っていた鶴巻前幹事長を失脚に追い込んだことに対してだと言います。

続けて、総理が過去に暴力団ともめたこと、そのトラブル解決に別の暴力団を使ったことを告げます。

今なお繋がりがあり、暴力団の関連組織に公共事業を回している事実もあるのだと。

話を聞いても、総理側にいる鷲津はまるで聞く耳を持ちません。

後をつけていた猫田もこの様子を影から見ていました。

その頃、鷲津の政策秘書・貝沼は警察で買収について厳しい取り調べを受けていました。

鷲津は総理に、生中継で買収疑惑を釈明する許可を求めます。

先ほど鷲津と鷹野が対立する様子を盗み見していた猫田の後押しもあり、総理も承諾。

鷲津は生中継で疑惑をしっかりと否定し、鷹野のスキャンダルを最後に暴露する予定です。

鷲津が去った後の部屋で、鷲津君もこれで用済みだと総理が呟きます。

総理は鷲津を利用していただけなのでした。

家では鷲津が可南子に離婚後どうするのか問いかけます。

市議になり、ゆくゆくは国政を担えるようになりたいと語る可南子。

女性を守る活動を通して、法律の壁を改めて高く感じた可南子は、自分で社会を変えていく道を選ぼうとしています。

翌日、ついに生中継の釈明会見が始まりました。

猫田に渡された、買収疑惑を否定する原稿を読んだ鷲津。

しかし、これは全てだ。

自分は罪を犯したと告白し始めます。

中継はすぐにストップしてしまいますが、鷲津はこれも見越して事務所で中継を続ける準備をしていました。

熊谷と協力し、インターネット配信で幹事長や総理の不正を次々と暴露します。

鷲津の中継を止めようと、猫田たちが事務所になだれ込んできますが、その様子も鷲津たちが準備したカメラに映っていて配信されています。

最後に鷲津が仕掛けた大きな罠

配信の最後に鷲津は自身のことを振り返りながら話します。

急に力を得て、善人のふりをした悪人になってしまっていたと。

猫田らにはがいじめにされますが、古いものが壊れたら新しい芽が出る。

不正を隠蔽してまで守らなきゃいけない秩序や政治なんて壊れればいいんだと、不正の証拠写真をばら撒くのでした。

放送を見ている可南子と泰生も、元の鷲津が戻ってきて嬉しそうです。

可南子がいずれ議員になり国政を変えたいと鷲津に語ったあの日、鷲津は可南子に「がんばれ」と心からの言葉を掛けていました。

生中継を見た蛯沢も事務所に駆けつけました。

鷲津は、以前蛯沢が自分によく似ていると話した竹について語り始めます。

竹の花が咲いて枯れたあと、がどうなるのか調べたのだと。

拓けた土地にまた強くて新しい竹藪が再生する説があるのだそう。

蛯沢の兄の助けになれなかったことを、誠意を込めて謝罪します。

蛯沢も自分こそと謝り返しました。

その後、鷲津は千葉県警に出頭するのでした。

可南子の職場に鴨井元大臣がやってきます。

証拠不十分で鷲津が立件されないかもしれないと伝えます。

そして可南子の夢を聞いていた鴨井は、あなたならいきなり国政でも大丈夫。

自分が選挙資金の援助も党への掛け合いもするからと、鷲津が辞職した千葉15区の補欠選への出馬をすすめるのでした。

大きな後ろ盾を得た可南子

スキャンダルを受け、竜崎総理辞任

蛭谷新総理となりました。

可南子も鴨井のサポートを受け千葉15区で見事議員に当選します。

鷹野の元に挨拶に訪れる可南子。

貝沼は鷹野の秘書となっていました。

蛍原は可南子の秘書です。

鷹野は、蛍原なら安心だと太鼓判を押す一方で、鷲津のことをよく思っていない奴も多いから嫌がらせを受けるかもしれない、ベテランで優秀な秘書を早めに雇った方がいいと親身にアドバイスします。

可南子の秘書としてもう一度最初からやり直したいと、蛯沢もやってきました。

そして最後に可南子の秘書採用面接に訪れたのは、人脈も経験も豊富で優秀なベテラン秘書・鷲津亨でした。

可南子は涙を目に貯めながら「採用」と伝えます。

そして、「おかえりなさい」と。

鷲津は配偶者としてではなく、可南子の秘書として支える道を選んだのでした。

鶴巻前幹事長はといえば、蛭谷が総理になったのでまたバックで政治を操っていくようです。

鷲津夫妻の戦いはまだまだ続きそうです。

鷲津が会見で用意された原稿を破って真相を暴露し始めた時、待ってました!

これが見たかったんだと言わんばかりに思わず自分の顔がほころんだのを感じました。

鷲津を信じたい気持ちでいっぱいなのに、信じられないシーンをたくさん目にしていたので、鷲津が改心するのか最後まで不安でたまりませんでした。

でも最後は私たちの知っている鷲津がちゃんと戻ってきてくれましたね

心底ホッとした。

本当によかった。

この言葉に尽きます。

ネットでは「ガチで泣いた。」「なんという熱い展開」「最高の回収」と結末に絶賛の嵐です。

視聴者はやっぱり鷲津を信じたかったんです。

草彅くんだって、イイ人がやっぱり似合うんですから(笑)

私も最後鷲津が可南子の秘書の面接に訪れた時には、涙が出てしまいそうになりました。

2人が離婚してしまったことは切なかったけれど、鷲津は可南子が議員を目指すと聞いた時から、その時は自分が秘書になって支えようと考えていたのかもしれませんね。

鷲津は夫でなくなった代わりに、公設秘書として側にいることができるようになりました。

形は違えど、また2人は弱い立場にある人を守るためパートナーとして歩み出したのでした。

きっと2人なら新しい未来を作ってくれるはず…頑張れ鷲津夫妻!とエールを送りたい気持ちです。

最終回の最後の最後で、鶴巻前幹事長が完全に失脚していないことが分かったので、私も他の視聴者さんたち同様に続編を期待したいと思います!

余談ですが、鷲津がもとに戻った時の蛯沢の顔も忘れられませんでしたね。

最後までまっすぐなピュアボーイでした。

罠の戦争(ドラマ)の最終回結末

ドラマ「罠の戦争」は完全オリジナル作品なので、最終回の結末はまだわかりません!

ですが、あらすじや登場人物をふまえて予想してみました。

結末予想①

政治家に罠を仕掛け失脚させていき、息子に起こった事件の真相を暴くと黒幕は身近な人物だったという結末が考えられます。

  • 第4話で、事件の「犯人は国会議員」?と判明
  • 第6話では、隠蔽を犬飼に依頼したのは幹事長
  • そして幹事長がかばっていたのが、鷲津夫婦が特に信頼していた鴨井大臣
  • 第7話で、犯人は鴨井大臣の息子・文哉ではないかと示唆されるも、真犯人は別にいる気配
  • 第8話で、犯人は結局文哉だと判明
  • 第9話で、事件を隠蔽した幹事長がついに失脚
  • 第11話で、暴力団と癒着していた竜崎総理失脚

と判明しました。

第8話では、犯人が鴨井大臣の息子・文哉だと判明し、残すは最後の敵・幹事長となりましたね。

そして、第9話ついに鷲津は信頼する家族や仲間と共に幹事長へを仕掛け、復讐を果たしました

しかし第9話〜10話で、復讐を終えた鷲津の人格が豹変してしまいました。

あんなに誠実だった鷲津が、今まで協力してきた人たちを裏切り始めます

権力の亡者となってしまった鷲津、最終回で周囲の信頼を今一度とり戻せるのかどうかが残ったキーポイントでした。

そして決着の第11話(最終回)、鷲津がこれまでの過ちに気付き、無事“元の鷲津”に戻ります。

戻った鷲津は自分の罪と鶴巻前幹事長、総理の罪の全てを生配信で暴露

最後最大を仕掛けます。

その後、自身は県警に出頭するのでした。

一方、女性支援の活動を通して法律の壁を感じた妻の可南子は、鷲津が辞職した千葉15区から出馬し見事当選。

2人は離婚したものの、配偶者でなくなったからこそなれる公設秘書として鷲津は可南子をサポートし続けます。

弱い立場にある人を救うため、2人は力を合わせてこれからも闘い続けることでしょう。

今まで鷲津は議員秘書、代議士、総理補佐官として、忙しく働いていたため、妻の可南子は家事、育児など1人でこなしてきました。

全ての復讐を終えた鷲津は、自分を取り戻し政治の世界から離れて家族で再出発するというハッピーエンド!を予想しましたが…

実際はどうだった?

鷲津は秘書として政治の世界に留まり、可南子とも離婚。

しかし、再出発を果たし、形は違えど家族とのハッピーエンドを迎えたのではないでしょうか。

結末予想②

鷲津は黒幕への復讐を果たしましたが、政治の世界では権力者による隠蔽は後を絶たないことが分かりました。

そんな鷲津は議員秘書に戻り、権力者への復讐を続ける・・・という結末も予想できましたが?

実際はどうだった?

こちらも部分的には正解といってもいいでしょうか…?

復讐を終えた後も、夫婦で政治世界の権力者とこれからも闘い続けていきます。

それは“復讐”としてではなく弱い立場にある人を守るために

罠の戦争(ドラマ)の原作ネタバレと最終回結末まで考察まとめ

ドラマ「罠の戦争」のネタバレや原作があるか、また最終回の結末予想と実際の結末がどうだったかをご紹介しました。

放送日は・・・

カンテレ・フジ系 2023年1月16日月曜夜10時スタートです!

原作は・・・

後藤法子さん脚本の完全オリジナルストーリーです。原作はありません!

最終回結末は・・・

全ての罠を仕掛け終わった鷲津は妻の可南子と離婚し、議員も辞職
かわりに議員となった可南子秘書として支えていくという結末になりました!

以上、罠の戦争の全貌をまるっと詳細までご紹介してきました。

6年ぶりの復讐シリーズを終え、視聴者からは早くも続編を望む声が聞こえてきています!

それではっ!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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