ついに最終回を迎えた、注目のTBS系金曜ドラマ「最愛(さいあい)」。
複雑に絡み合う時系列や人間関係、そして多くの謎を含む伏線に、各話の放送後には話題が急上昇したサスペンス&ラブストーリーです。
ドラマ「最愛」の主人公を演じるのは吉高由里子さん。
共演者には、刑事役の松下洸平さん、弁護士役の井浦新さんを始め、実力派の俳優さんがたくさん出演しており、今期最も話題になったドラマとも言えますよね。
そして吉高由里子さんが演じるのは、新進気鋭の実業家「真田ウェルネス」の社長・真田梨央。
第一話の冒頭では、血塗れの姿で警察に逮捕されるというショッキングなシーンから始まります。
一体、彼女に何があったのでしょうか?
ドラマ「最愛」は数々の謎が散りばめられ、次週の展開が待ち遠しいものでした。
そして、多くの伏線が残された最終回の結末がとても気になりましたよね。
この記事では、各話最終回までのネタバレや考察とともに、最終回の結末や犯人・黒幕が誰なのかについてどんな予想をしていたかご紹介します!
ドラマ「最愛」の
- 各話、最終回までのネタバレ・あらすじの考察
- 最終回の結末予想
についてまとめています。
最愛(ドラマ)に原作はある?
毎回ストーリーの展開に目が話せないドラマ「最愛」。
まず原作があるかどうかも気になるところですが・・・
「最愛」のドラマの脚本は、TBS系で多く作品を手がけた脚本家の奥沢佐渡子さんと清水友佳子さんが担当しています。
また、プロデューサーは新井順子さん、演出は塚原あゆ子さんが担当しています。
過去の作品としては
- 「中学聖日記」「着飾る恋には理由があって」などの恋愛ドラマ
- 「アンナチュラル」「MIU404」などの社会派ドラマ
- サスペンスドラマでは湊かなえさん原作の「夜行観覧車」「リバース」
など数多くの作品を手がけています。
いずれも大ヒットしたドラマですよね!
今回のサスペンスドラマ「最愛」も、湊かなえさんの原作でドラマ脚本を手がけた奥沢さんと清水さんの共作。
同じくプロデューサーは新井さん、演出は塚原さんです。
つまり、ドラマ「最愛」の制作スタッフは、脚本・演出・プロデュース全てにおいて最強チームです。
そして「最愛」は原作の無い”完全オリジナル作品”!
ドラマの大ヒットメーカー達が手がけるサスペンス&ラブストーリー、原作なしのオリジナル作品という事で、視聴者は最終回まで誰も結末が分からない作品だという事が分かりました。
これは伏線回収がどんどん盛り上がりそうな予感ですよね。
最愛(ドラマ)の登場人物ネタバレ!犯人・黒幕はこの中に?
ドラマの登場人物を整理してみましょう。
ドラマの放送とともに登場人物のネタバレも追記していきますね。
メインキャラクター
- 真田(朝宮)梨央(さなだ/あさみや りお)
-
【過去】
- 高校3年生。
- 弟の事故による記憶障害を治す為、将来は新薬開発の仕事をしたいと夢見ている明るく元気な女の子。
- 朝宮姓。
【現在】
- 新進気鋭の実業家「真田ウェルネス」の社長。真田姓。
- 連続殺人事件の重要参考人。
- 第6話で、久しぶりに再会した弟の優と共に暮らし始めます。
- 第7話で、優に真田ウェルネスの新薬の治験を勧め、優が承諾してくれて喜びます。
- 第8話で、梓が記念に作った5本のペンのうちの1本を梨央は優に貸しています。
- 第9話で、母の梓の寄附金詐欺で事情聴取の為、警察へ行くことになります。
- 第10話で、真田ウェルネスの社長を退き、研究員となります。
- 宮崎大輝(みやざき だいき)
-
【過去】
- 白山大学3年で陸上部に所属するエース選手。
- 寮に住んでいて、梨央に恋をしていました。
- まじめで正義感が強く、面倒見も良い性格。
【現在】
- 刑事。
- 連続殺人事件の重要参考人となった梨央と15年ぶりに再会します。
- 第7話で、桑子の証言により異動になるも、優のおかげで梨央との距離は近づきます。
- 第8話で、異動により、杉並西警察署の生活安全課勤務となります。
- 第9話で、藤井隼人から「15年前の事件の現場にいた」事を指摘されます。
- 第10話で、しおりの死亡推定時刻のミスに気がつきアリバイの無い犯人を追い詰めます。
- 加瀬賢一郎(かせ けんいちろう)
-
【過去】
真田梓の指示で梓と達雄の離婚後、梓の一人娘である梨央の様子を定期的に見に行っていました。
【現在】
- 梨央の母・真田梓が社長を勤める「真田ホールディングス」の”番犬”弁護士。
- 梨央の良き相談相手となっています。
- 加瀬の働きもあり、優は渡辺康介の事件では立件されず、書類送検のみとなります。
- 第8話で、梓が記念に作った5本のペンのうちの1本を持っている人物と分かります。
- 第9話で、ペンは無くしておらず現在も持っていることが判明します。
- 第10話で、全ての死亡事件に関わっていたと判明します。
朝宮家周辺のキャラクター
- 朝宮達雄 (あさみや たつお)
-
- 梨央の父。
- 白山大学陸上部寮の寮夫。
- 梓と離婚後、秋子(死別)と再婚して優が生まれます。
- 2006年に急逝。
- 第5話で渡辺康介殺害の犯人が自分であると自白する動画が見つかります。
- 第10話で、加瀬と共に康介の遺体を隠蔽した事実が判明します。
- 朝宮優(あさみや ゆう)
-
- 梨央と政信の異母弟。
- 梨央とは9歳離れています。
【過去】
- 事故の影響により、興奮すると記憶の一部を失ってしまう記憶障害がありました。
【現在】
- 2012年、弟の優は書き置きを残して失踪。
- 梨央の母(梓)は、優の居所を突き止めるも、優は姉には会いたくないと伝えます。
- 月に一度、生存確認の為の絵葉書が梨央宛に届くのみの関係。
- 第3話で「情報屋」として梨央を監視している事が判明します。
- 第3話で渡辺昭に接触し、500万円を渡した事が判明します。
- 第4話で渡辺昭の事件の犯人は自分であると梨央に告げます。
- 第6話で、渡辺昭殺害犯人ではなかった事が判明します。
- 第7話で、真田ウェルネスの新薬の治験を受ける事に決めます。
- 第8話で、12週間に及ぶ新薬の治験が始まります。
- 第10話で、新薬のお陰で記憶を無くす症状が落ち着き、弁護士を目指し勉学に励みます。
- 朝宮秋子(あさみや あきこ)
-
- 達雄の再婚相手で優の母。
- 故人。
- 旧姓は長岡。
- 長岡恵(ながおか めぐみ)
-
- 秋子の母。
- 梨央と優の世話をしています。
真田家周辺のキャラクター
- 真田梓(さなだ あずさ)
-
- 梨央の母で「真田ホールディングス」の社長。
- 第8話で、後藤の不正を知っている様子ですが、後藤を庇います。
- 第8話で、梓が記念に作った5本のペンのうちの1本を持っている人物と分かります。
- 第9話で、ペンはどこにあるか分からないと答えます。
- 第9話で、寄附金詐欺をした後藤を庇い、全て自分の仕業であると記者会見で発表。真田グループを、梨央と後藤に任せ社長の座を辞する決意をします。
- 第10話で、詐欺事件の首謀者として刑務所に入り後藤と面会します。
- 真田政信(さなだ まさのぶ)
-
- 梨央の兄。
- 梓と達雄の離婚後、真田家の後継者として梓に引き取られます。
- 優秀な梨央への嫉妬心から冷たい態度を取っています。
- 第8話で、梓が記念に作った5本のペンのうちの1本を持っている人物と分かります。
- 第9話で、ペンがどこにあるか覚えていないと答えます。
- 第10話で、梨央と共に真田グループの経営から退きます。
- 後藤信介 (ごとう しんすけ)
-
- 「真田ウェルネス」の専務。
- 梓の父に「真田ウェルネス」の後継者として期待されていましたが、梨央が来たことでその座を奪われた。
- 梨央の足元を掬うべく虎視眈々とスキャンダルを狙っています。
- 第7話で、フリーライターのしおりに寄附金詐欺の裏金ネタで強請られ絶対絶命に陥ります。
- 第8話で、8年前から現在まで総額10億円以上の資金を不正運用していた事実が判明します。
- 心神喪失で現在は梓が匿い療養中。
- 第8話で、梓が記念に作った5本のペンのうちの1本を持っている人物と分かります。
- 第9話で、自分の代わりに罪を被って社長責任を全うしようとする梓を止める為、警察に向かおうと梨央と揉め、階段から落ち頭部を負傷します。
- 第10話で、刑務所にいる梓に自分も真実を告白し共に刑に服すと告げます。
- 児島彩夏(こじま あやか)
-
- 「真田ウェルネス」の秘書。
- 第8話で、後藤の指示で梨央のスケジュール情報をしおりに漏らしていた事が判明。
- しおりが後藤を不正資金の件で問い詰めていた事実も把握していました。
- 情報屋 ・生田誠(優の偽名)
-
- 情報屋で後藤の指示の元、会社の情報や梨央の身辺を調査している謎の人物。
- 第4話で「情報屋」の正体は梨央の弟の優である事が判明しました。
- 橘しおり(たちばな しおり)
-
- フリーライターで元大手新聞社の敏腕記者。
- 真田グループの闇情報を追っています。
- 第6話で女子大生連続暴行事件の被害者「松村栞」である事が判明します。
- 第7話で、後藤の裏金スクープを出版社に持ち込んだ後、転落死します。
- 第9話で、死亡時刻が10月21日の午後9時から10時の間と判明します。
- 第10話で、死亡時刻が発熱の為に数時間前倒しである事実が判明します。
- しおりは加瀬と揉めてビルから転落死した事も分かります。
警察周辺のキャラクター
- 桑田仁美(くわた ひとみ)
-
- 駒沢署の刑事で殺人事件を担当している大輝のバディ。
- 姉御肌であだ名は“桑子”。
- 第8話で、上司の山尾に大輝からネタを引っ張れと命令されます。
- 第9話で、上司の山尾にしおりの事件でアリバイの無い梓を引っ張れと命令されます。
- 第10話で、大輝と共に事件の真相を追い、しおり事件でアリバイのない人物を特定します。
- 山尾敦 (やまお あつし)
-
- 警視庁捜査第一係長。
- 大輝の上司。
- 第8話から、事件の進展と共に態度や様子が変わり始めます。
- 第10話で、殺人事件の解決には至らずも真田グループ事件の功績で昇進します。
- 藤井隼人 (ふじい はやと)
-
【過去】
白山大学の陸上部に所属していた大輝の後輩。
【現在】
- 富山県警の刑事。
- 殺人事件の捜査をする大輝を助ける頼もしい存在。
- 第6話でフリーライターのしおりに繋がる情報を大輝に提供します。
- 第8話で、突如大輝の前に現れます。
- 第9話で、梓の車から降りる所を大輝に目撃されます。
- 第9話で、大輝が15年前に事件現場にいた事を大輝に聞きます。
- 第10話で、15年前の事件を個人的に捜査していた事が判明します。
白山大学周辺のキャラクター
- 長嶋透(ながしま とおる)
-
- 陸上部員。
- 3年生。
- 高城隆之介(たかぎ りゅうのすけ)
-
- 陸上部員。
- 3年生。
- 青木菜奈(あおき なな)
-
- 陸上部マネージャー。
- 2年。
- 渡辺康介の暴行事件の被害者の1人。
- 第6話で、大輝にしおりの写った写真の情報提供をします。
- 第10話で、15年前の事件の現場で拾った瓶を大輝に提供します。
殺人事件の被害者となるキャラクター
- 渡辺昭(わたなべ あきら)
-
- 15年前に失踪した渡辺康介の父親。
- 康介の白骨遺体が発見された数日後に昭の遺体も発見されます。
- 第6話で優と公園でもみ合い、池に転落するも、その時はまだ生きていた事が判明します。
- 第8話で、梓が記念に作った5本のペンのうちの1本が、事件現場の遺留品にあった事が判明します。
- 第10話で、優と揉めた後に加瀬と遭遇し、加瀬によって再び池に落とされていた事が判明します。
- 渡辺康介(わたなべ こうすけ)
-
【過去】
- 白山大学大学院薬学部2年。
- 15年前に突如失踪。
【現在】
- 山中で白骨化した遺体となって発見されました。
- 15年前に、優に刺され無くなった康介の遺体は達雄と加瀬によって遺棄されていた事が判明します。
最愛(ドラマ)ネタバレとあらすじを最終回まで考察!
ドラマ「最愛」を各話・最終回までネタバレしていきますね!
考察もしていきますのでお楽しみに。
第1話ネタバレ・あらすじと考察
「最愛(さいあい)」の第1話のネタバレとあらすじはこちらになります。
2006年、岐阜県白川郷。
梨央は、父の朝宮達雄が寮夫を務める白山大学陸上部で、腹違いの弟・優と共に生活している高校3年生。
将来は新薬開発の仕事をしたいと夢見ている明るく元気な女の子でした。
その梨央が淡い恋心を寄せていたのが、陸上部のエースの宮崎大輝です。
大輝も梨央の気持ちには気がついていて、梨央の推薦入学が決まったら告白すると決めていました。
しかし、ある夜、薬学部2年の渡辺康介(朝井大智)が寮に友人を訪ねて来た日に事件が起こります。
この日を境に康介が消息不明となってしまうのです。
そして程なくして梨央の父が急逝。
大輝とも一方的な別れとなります。
現在
15年後、山中で消息不明だった康介の白骨遺体が発見されます。
当時、梨央の寮まで息子の安否を確認しに来ていた康介の父親の昭(酒向芳)の遺体までもが発見され、連続殺人事件としての捜査が始まります。
そしてこの事件の捜査線上に浮かんだのが、新薬開発会社「真田ウェルネス」の若き社長・真田梨央(吉高由里子)でした。
捜査を担当する刑事はかつての想い人の宮崎大輝。
しかし、梨央は大輝に「はじめまして」と告げます。
突然の別れとなった15年前に梨央に何があったのか、渡辺親子を死に追いやった犯人は一体誰なのか…。
第1話の考察!犯人・黒幕で怪しい人物は?
梨央の父・朝宮達雄(光石研)
康介失踪の翌日、朝から何やらただならぬ様子だった父。
梨央には言えない隠し事がありそうでした。
しかし、達雄は急死してしまったので真相不明です。
今後の捜査で何か物証が出てくる可能性がありましたよね。
梨央の弟・優(柊木陽太)
事件の真相を知っている、もしくは事件に大きく関わっている可能性がありました。
しかし、記憶障害の為、この時点では何も分かっていません。
梨央(吉高由里子)
康介失踪の当日、康介に何か薬を飲まされ気を失い暴行された様な暗示シーンもあり事件の闇を感じました。
康介と最後に接触した人物である可能性もあり、梨央の主人公=犯人説もあり得ました。
他にもあちこちで気になるシーンがありましたよね。
- 冒頭の事件現場あった弟の携帯電話が無くなっていた
- 洗濯機の中にあった血塗れの旗は誰が洗っていたのか
など、事件の手がかりになりそうなアイテムが沢山出てきています。
これらの伏線が最終回までに全て繋がっていきそうでした。
第2話ネタバレ・あらすじと考察
「最愛(さいあい)」の第2話のネタバレとあらすじはこちらになります。
現在
突然の別れを経て以来、15年ぶりに再会した梨央(吉高由里子)と大輝(松下洸平)。
刑事となった大輝は、連続殺人事件の重要参考人となった梨央に捜査協力を求め、遺体となって発見された渡辺昭(酒向芳)との関係性や、息子の渡辺康介(朝井大智)の慰留品について聴取します。
会社に戻った梨央は、専務の後藤(及川光博)にフリー記者のしおり(田中みな実)から入手した監視カメラの写真を見せられ、昭との関係を追及されます。
弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)は、梨央を心配して今後は単独で警察に協力しないようにと約束させます。
その頃、刑事である大輝は捜査資料から梨央の新薬開発への経緯を知り、15年前の出来事と今回の殺人事件の関連についても調べ始めます。
そして時は、14年前の2007年。
真田家にひき取られ東京で生活を始めていた梨央は、新たな生活環境に馴染めないままでいました。
加瀬の支えで何とか大学生としての日々を送っていた梨央。
ある日、梨央に衝撃の真実が明かされる事になったのです。
城山大学で薬物使用の事件が起こります。
そして、父親の達雄の遺留品から無くしたと思っていた弟の優の携帯が出てきた事で、恐ろしい真実が明らかになります。
携帯電話の動画に
- 梨央が渡辺康介に襲われている場面
- 優がその映像を撮っていた事
- 気がついた康介と優が掴み合いとなった際に優の手に持っていた物で康介に致命傷を与えるような事故が起きていた事
がわかります。
そして、現在優が行方不明となっている事も判明します。
梨央の心許せる大切な存在というべき弟の恐ろしい真実、そして同じく心通わせた想い人だった大輝が刑事となって目の前に現れた事で揺れる梨央。
相反する二つの愛する人に挟まれた梨央。
果たして結末はどうなるのでしょうか?
第2話の考察!犯人・黒幕で怪しい人物は?
藤井隼人
梨央の父である達雄が意識を失ったまま椅子に腰掛ける様子を見て、誰よりも先に叫んだ理由は何故だったのでしょうか。
最初から亡くなっている事を知っていたのでしょうか。
違和感のあるシーンでした。
梨央の弟・優(子供の頃:柊木陽太/ 現在:?)
なんと渡辺康介に致命傷を与え殺してしまった犯人は弟の優でした。
そのシーンを撮った動画は梨央が削除してしまったので、今のところ事件の犯人としての証拠は無くなってしまいましたが、警察がどうやって弟の犯行まで辿り着くのがが気になりました。
また、優は現在行方不明となっているそうで、これが過去の記憶と何か関係がありそうでした。
後藤信介&情報屋
第一話より情報屋に梨央の周辺を調べさせているので、警察とは別の角度で梨央にまつわる事件の証拠に結びつく様なものが出てくるかもと予想していました。
そして、後藤の指示で動いてる情報屋の正体も謎に包まれていました。
第3話ネタバレ・あらすじと考察
「最愛」の第3話のネタバレとあらすじはこちらになります。
現在
久々の再会でお互いの距離感を感じた梨央と大輝ですが、向き合って話し合う事にしました。
昔話で盛り上がろうとしますが、立場は参考人と刑事。
やはり、事件の話になってしまいます。
大輝は遺留品から出てきたお守りと、芝池公園で昭と会った事について梨央に尋ねるも、梨央は”お守りは貰ったその日に無くした”、”昭とは話しただけ”とそっけなく答えます。
警察では事件の捜査が続いています。
殺された父・渡辺昭が高身長なので、女性が首を締めるのは難しいのではないかと推測するも、決め手がありません。
また、息子・渡辺康介の暴行事件の被害者は19人にも及び、康介殺害は暴行事件の被害者が犯人ではないかとも推測されています。
そして、捜査で確認したタクシーの車載カメラには、昭と会った直後の梨央の姿が写っています。
大輝は梨央が泣いている事に気がつきます…。
時は2012年。
そして再び現在。
梨央の母(梓)は優の居所を突き止めるも、優は「姉には会いたくない。」と告げます。
今は月に一度、生存確認の為の絵葉書が梨央宛に届くのみの関係となっています。
その頃、梨央の会社には「新薬(SND857)の説明会を中止しろ」と脅迫状が届いていました。
しかし、梨央にとっては大切な説明会です。
警察の警護の下、説明会は開催。
控室にいる梨央の背後から、警備員の姿をした脅迫犯が近づきます。
梨央はナイフで脅され、会場から連れ出されます。
そこへ、異変を感じて梨央の控室へ向かっていた加瀬が、梨央を連れ出す警備員姿の男に体当たり。
なんとか梨央を救い出すも、男は持っていたナイフを振り回し、加瀬の腕を切りつけます。
同じく異変に気がつき後を追っていた大輝が加戦し、男を取り押さえます。
犯人は手錠をされながらも「真田梨央は人殺しです」と叫び、その様子を説明会の取材に来ていた報道陣に撮影されてしまうのです。
梨央は救急車で運ばれる加瀬に付き添い病院へ。
2人の絆の深さが垣間見える会話を交わします。
その頃、フリーライターのしおりは、後藤に梨央と昭に関連する記事のネタをちらつかせます。
警察では喫茶店の防犯カメラに写っている、500万円を受け取る昭と、情報屋の姿を映像の証拠として押さえていました。
そして、情報屋が梨央を隠しカメラで監視しているシーンが登場します…。
第3話の考察!犯人・黒幕で怪しい人物は?
朝宮優
過去の記憶が戻ったことで梨央の元を去ったのは、渡辺康介殺害事件の真相を知っているからかもと予想していました。
情報屋
渡辺昭に接触し、喫茶店で500万円を渡した人物だと判明します。
また、梨央を隠しカメラで監視しているのは何故なのかとSNSでも話題でした。
後藤信介
渡辺昭に500万円を渡した理由は一体なぜなのか予想されていました。
第4話ネタバレ・あらすじと考察
現在
真田ウェルネスの社長である梨央と、渡辺昭の所持していた「500万円の関係」に迫るスクープ記事に揺れる会社。
後藤は、梨央に説明責任と、今後の処遇について釘を刺します。
一方、後藤もまた、真田ウェルネスのペーパーカンパニーの存在でフリーライターのしおりに弱みを握られて動揺します。
その頃、殺人事件の参考人としてスクープされた梨央を貶める様なネット記事が世間で話題になり始め、創薬ラボで治験中の患者がその記事に影響され、治験を止めたいと言い始めます。
梨央が人生を賭けた新薬の開発の成功にはなんとしてでも治験が必要です。
梨央の行動監視を続ける大輝は、職務中に居酒屋で梨央と何気ない会話で盛り上がり、過去の秘密を大輝に打ち明けたい衝動に駆られます。
大輝は渡辺昭殺害を否定した梨央の言葉を信じて、必ず真実を証明すると誓います。
力強い大輝の言葉に想いが溢れ、思わず大輝に抱きつき涙を流し、薬を完成させ、まず最初に大輝に報告すると告げるのでした…。
真田ウェルネスの理事会では、後藤に責任問題を問われ、追い詰められる梨央。
研究資金の要である長田パートナーズからも投資の打ち切りの話を持ち出され、最大のピンチに。
一方、大輝たちは情報屋を探す聞き込み中に、マンションに戻ってきた情報屋と鉢合わせ…情報屋は逃走!
窮地に立たされた梨央でしたが、治験コーディネーターから連絡があり、梨央の用意した資料や働きかけに気持ちを改め、治験を続ける意思があるとわかります。
梨央は自信を取り戻し、一年以内に必ず新薬の結果を出すと宣言し、理事会での社長継続の賛成を満場一致で獲得します。
情報屋を追っていた大輝は踏切でタイミング悪く見失ってしまいました。
そして、大輝と梨央に非通知で連絡が来ます。
大輝は、その内容を元に情報屋の部屋で、渡辺昭の首を何者かが締め、池に落とすまでのシーンが映る動画ファイルを見つけます。
梨央もまた、同じ映像が添付された動画ファイルを確認し、動画と共にあったメッセージの場所へ向かいます。
そこへ現れたのは…情報屋。
久しぶりの再会で懐かしさに浸る梨央ですが、そこへ優は衝撃の告白をします。
渡辺昭を殺害したのは…自分であると。
第4話の考察!犯人・黒幕で怪しい人物は?
橘しおり
情報屋が調べた橘しおりの過去に”空白の期間”がある事は、何か事件との関係を示唆している?と予想していました。
情報屋
情報屋は、梨央の弟の優でした。
優の部屋から渡辺昭の事件の真相につながる重要な証拠映像が出てきましたが、優が本当に殺害した犯人では?と予想していました。
第5話ネタバレ・あらすじと考察
現在
屋上で、梨央に向かって、自分が渡辺昭に手をかけたという罪を告白した優は、過去についても語ります。
梨央は加瀬と共謀して、優を救う手段を考えます。
2012年、優の過去
上京後、優は真田家に馴染めず、何事もうまくいかない自分に焦っていました。
そして、優は自分が渡辺康介殺害事件の犯人である事を知り、周りに迷惑をかけない為に梨央のそばから離れました。
現在
その頃、警察では取り逃した生田誠(優の偽名)を追っています。
しかし、身元不明で手がかりは無し、映像からも犯人特定に繋がる証拠は出てきません。
2018年優の過去
優は梨央が社長になった事を知り、梨央のスキャンダルを狙う後藤から梨央を守るために、あえて後藤に近づいたのでした。
現在
警察では15年前の事件についての調べが進んでいます。
大輝は、当時、白山大学の陸上部員で薬物に手を出した長嶋に会います。
長嶋は確かに渡辺昭には会ったが、事件の日にはアリバイがありました。
大輝が15年前の事を尋ねると、長嶋は当時の気になる点をあげました。
- 達雄の叫び声が聞こえた。
- 達雄が翌日、憔悴していた。
その頃、梨央は加瀬に相談し、優が自首する前に故郷の白川に行き、姉弟2人だけで過ごす為の手筈を整えます。
梨央と優は警察の尾行を巻いて、白川へ向かいます。
捜索中の大輝はバス停にいる優を発見し、一瞬躊躇するも山尾に連絡します。
フリーライターのしおり
一方、フリーライターのしおりは後藤に関連するペーパーカンパニーの調査をしています。
しかし、侵入した建物で見張りの男に見つかり、拉致されてしまいます。
そして、加瀬の協力でなんとか白川まで辿り着いた梨央と優。
優は父の日記データが残るパソコンを探します。
父の達夫のパソコンには動画が残されていました。
フリーライターしおり
後藤が車のトランクを開けるとそこには拉致されたしおりが居ます。
後藤は、しおりを見て悪態をつきます。
大輝と桑田は梨央と優の後を追い、白川に到着していました。
2人を見つけ、優の身柄を拘束しようとする桑田。
しかし大輝はそれを制止して語りかけます。
- 優と梨央が好きだったこと。
- 2人が困っていたらいつでも駆けつけるつもりだったこと。
- 次こそは必ず力になること。
- 梨央は事件と関係ないと証明すること。
切ない思いを抱きつつ、それらを告げて大輝は優を連行して行きました…。
そして、昭が殺害された公園にいた加瀬の携帯に梨央からの「助けて」というメッセージが届きます。
加瀬は「了解」とつぶやきます…。
第5話の考察!犯人・黒幕で怪しい人物は?
朝宮達雄
渡辺康介殺害事件の犯人は自分であると告白します。
なぜ、わざわざメッセージを動画で残したのでしょうか。
梨央と優が疑われないようにと念を押していましたが、本当に犯人なのでしょうか。
また、渡辺康介の遺体を運ぶ手伝いをした人物が他にもいそうと予想していました。
第6話ネタバレ・あらすじと考察
警察に連行された優の元へ、加瀬が面会しに行きます。
事情聴取の前に、本当の事を話して欲しいと加瀬は優に言います。
当時のことは覚えていない優でしたが、渡辺昭の事件に関しては動画が残っている為、自分がやったことだと加瀬に言います。
その頃、 大輝は梨央を心配して電話します。
自分よりも優が心配な梨央。大輝は待っていて欲しいと励まします。
加瀬が梨央宅へやってきて優の様子を伝えます。
優は、加瀬が来たことで安心して眠りにつきます。
そして加瀬は優から受け取った画像の解析を依頼します。
フリーライターしおり
しおりをトランクから出した後藤は、後日しおりに会います。
しおりは後藤の仕業なのかと詰め寄りますが、後藤は否定します。
後藤は見舞金としてしおりに札束を渡します。
しかし、渡辺昭に渡した500万円同様の口止め料だと感じ、「隠し事は許さない」と言います。
後藤はしおりに「何故、新聞社をやめたのか」、「何故、大学を休学したのか」と問います。
しおりは過去を調べる後藤に憤慨し札束をばら撒いて去っていきます。
取調室では優の事情聴取が始まります。
優は加瀬に止められていたにもかかわらず、自分がやったと自白して証拠の動画を渡してしまいます。
梨央は後藤に責任を問われ、弟の実刑が決まったらその責任は取ると告げます。
後藤は1人で歓喜の笑い声をあげます。
加瀬が頼んだ動画の解析結果が出ました。
- 梨央が昭に「康介と最後に何を話したのか」と詰め寄られる場面。
- 梨央が去った後に優が昭に「康介と最後に話し、命を奪ったのは自分だと」告げ、昭に襲われる場面。
- 反撃して優が昭の首を締め、昭が池に転落する場面。
動画を見た加瀬は優の元へ行き、これ以上余計な事を警察に言うなと釘をさして、公園の見取り図を見せます。
そこへ、警察に目撃者の情報が入ります。
大輝と桑田の必至の捜査により、目撃者を発見し聴取します。
目撃者は、池から這い上がり全身びしょ濡れの状態で「康介」と叫ぶ昭の姿を見ていたのでした。
大輝は藤井と昭の事件について話します。
そこで、藤井から得た情報を元に、過去の事件を調べると、女子大生連続暴行事件の被害者ファイルに「松村栞」の名前を見つけます。
その頃、優は釈放され、梨央と加瀬は喜び抱き合います。
大輝は梨央から連絡があり、優が戻ってきたことを感謝されます。
しかし、お互いの立場上もう会わない方が良いと梨央に言われます。
大輝は梨央が近くから連絡している事に気がつきますが、すれ違います。
そして、なんとか梨央に追いつき抱きしめるも、梨央はじゃあねと言って去っていきます。
大輝は、橘しおりの情報を得るために青木と連絡を取ります。
梨央が優と自宅に帰ろうとしたその時、後をつけていた女性が声をかけ名刺を渡します。
「ずっとこの日を待っていた。」そう告げ、手渡した名刺には「橘しおり」の名前が…。
第6話の怪しい人物のネタバレと考察
橘しおり
女子大生連続暴行事件の被害者が「松村栞=橘しおり」であることが判明しました。
真田ウェルネスや梨央をつけ狙う理由は一体なんなのでしょうか?
何か彼女の事件に過去に関わる事が、真田ウェルネスに繋がっているのかも知れないと予想していました。
藤井隼人
刑事として大輝の捜査に協力している様に見えますが、何か裏があるような気がしてなりません。
6話になって出番も増えてきたのでやはり犯人説も消えませんね。
犯人が左利きなのでは?といった考察もあり、隼人が左利きを匂わす演出も見逃せませんでした。
第7話ネタバレ・あらすじと考察
梨央の前に突如現れたしおりは、梨央に真田グループの不正について聞きます。
無視して自宅へ入ろうとする梨央に対して、しおりは自分の事を覚えているか?と確認します。
悲しげな様子のしおりを気にしつつも、自宅で優と姉弟水入らずの楽しいひと時を過ごします。
警察署
警察では、優が不起訴になった事、渡辺康介の殺害に関しての立件はされない事など動きがありました。
大輝は、山尾にしおりが渡辺康介の暴行事件の被害者であり、渡辺昭と接触した可能性を告げて捜査に当たります。
その頃、梨央は優に治験の話を勧めますが、気乗りしない様子の優です。
加瀬も優に治験を受けた方が良いとアドバイスします。
警察署
渡辺昭事件の日のしおりの行動を洗っていた大輝はしおりが居たというバーの聞き込みをするも、口裏を合わせた様な証言しか得られなかったと山尾に報告します。
そして、優が渡辺康介事件では立件されず、渡辺達雄の死体遺棄の可能性で書類送検されたと加瀬が梨央に伝えます。
梨央は加瀬の働きに感謝します。
梨央は驚きつつも大喜びします。
真田ウェルネス
加瀬は後藤に生田誠の正体が梨央の弟であることを明かします。
そして、渡辺昭に渡した500万円の理由を尋ねない代わりに、今後も社長である梨央を支える約束を後藤にさせます。
後藤は何のことか分からないふりをして答えます。
大輝は、桑田の報告のせいで異動になってしまいました。
桑田は大輝に申し訳なく思い謝罪しつつも、栞が真田ウェルネスのネタ探しで老人ホームにも出入りしている事を伝えます。
後藤は田園調布にある有料老人ホーム「ライフヴィラ」で、しおりと会います。
後藤はしおりの過去の事をチラつかせます。
後藤は取引先の家族から情報が漏れたことを知り、出版社にネタを買いたいと記者に持ちかけるもその会話を録音されてしまい絶体絶命に陥ります。
梨央の自宅
大輝が異動になった事で気をきかせた優は、大輝を自宅に招き食事会を開きます。
しかし、自宅に梨央もいるとは知らなかった大輝は慌てて帰ろうとします。
優はお互い逃げてはダメだと説得し、大輝も梨央も渋々承諾します。
梨央は大輝が異動になった事を謝罪します。
しかし大輝は、優と梨央を守りたかったと告げます。
梨央と大輝は見送りの際に、しおりと遭遇します。
都内のホテルの一室
梨央はしおりの過去を聞いて、名刺に記載された連絡先を使ってしおりと会います。
梨央は、陸上部の合宿中にしおりと会っていた事を思い出したのです。
そして、おそらく事件につながるであろう直前にも居合わせていた事も覚えていました。
それを聞いたしおりは録音テープを止めて、「あの事件から人生が一変した、渡辺親子は殺されても仕方がない、報いを受けるべきだ。」と梨央に訴えます。
梨央は「あなたが事件の犯人なのか?」としおりに問うも…しおりは答えません。
絶対絶命の後藤は…
その頃、後藤に電話があり、「こんなことしてどうするつもりですか」と。
後藤は大きなスーツケースを持ち姿を消します…。
早朝、テレビニュースでは、自殺か他殺か不明の女性の遺体が発見されたと報道されています。
梨央と優はそのニュースに気が付かないまま、楽しく朝食の準備をしています…。
第7話の怪しい人物のネタバレと考察
後藤信介
しおりに裏金のネタをつかまれ絶体絶命となった後藤、さらに揉み消しを依頼する証言を録音されてしまいました。
証拠隠滅の為に、しおりを自殺に見せかけて始末する依頼をしたのでしょうか。
異常に大きいスーツケースの中は…しおりの遺体を運んでいたのでしょうか?
後藤信介自身がしおりに手をかけたのかどうかも今後の展開のキーになりそうと予想していました。
第8話ネタバレ・あらすじと考察
梨央は、”しおりが転落死した”という衝撃のニュースを、秘書である彩夏からの電話で知る事となります。
そして、亡くなる前日にしおりとホテルで会っていた梨央は、警察による事情聴取が必要だと告げられます。
後藤の元でしおりの調査をしていた優は、梨央にしおりの件を調べてみると伝えますが、梨央は断ります。
警察
しおりが転落したビルでの現場検証が行われています。
山尾は転落死は事故ではなく、他殺説を疑っています。
桑田は現場を見て、事件の関係者として会っていたしおりが亡くなった責任を感じ涙します。
真田ウェルネス
梨央はホテルでしおりに会った時に、しおりから「汚れた会社が作った薬が、薬事審査に通るのか?」と嫌味を言われた事を思い出し、自分を奮い立たせます。
加瀬からは、勝手にしおりの取材を受けた事を責められます。
そして、彩夏が後藤に頼まれ、密かに梨央のスケジュールをしおりに渡していた事実を梨央は知ります。
彩夏はさらに、後藤が老人ホームのライフヴィラでしおりと会い、しおりに寄附金詐欺の件を問い詰められていた事実を加瀬と梨央に報告します。
後藤は音信不通。
社長である梓さえも連絡が取れません。
梨央は、しおりが亡くなったことを母の梓に話します。
しかし、梓は動揺する梨央を社長らしく堂々としなさいと言います。
しおりと後藤の関係に関しても何か知ってそうな母に質問をするも、梓は答えません。
そして、梨央は加瀬と警察へ向かいます。
その頃、後藤は小さな不動産屋で、何やら大量の書類をスーツケースに詰めています。
不動産屋の男に口止めをしてから車を発車させます…。
大輝と梨央
異動となった大輝は、杉並西警察署の生活安全課勤務となります。
大輝の携帯に「しおりが亡くなった」と桑田からメールが届き、大輝は驚きます。
そのタイミングで母から電話が来ます…。
大輝は、母が梨央宛に送ったというお酒を手に梨央宅へやってきます。
お酒を渡して帰ろうとする大輝を梨央は引き留め、一緒に食事する事となります。
懐かしい地元のお酒で話は弾みます。
帰り道、大輝は梨央にこれからの事をきちんと二人で考えようと梨央に伝えます。
梨央もまた同じ気持ちでしたが、事件が解決し、薬が完成してからと優先事項を伝え、大輝も納得します。
二人は手を繋ぎ歩きます。
警察
事件の捜査が進み、しおりのパソコンが見つからない事実が判明します。
山尾は、渡辺昭事件としおりの転落事件の裏には何か関連があると睨んでいます。
そして、大輝とバディだった桑子に大輝からネタを引っ張れと命令します。
真田ウェルネス
後藤の執務室に入った梨央は書類が散乱する部屋を見てただごとでないと察します。
梓は、後藤が会社の別荘にいるかも知れないと加瀬に告げます。
何か隠していそうな梓に加瀬は釘をさします。
しかし、梓は「不正事実が表立つ前に処理するのは加瀬の役割」だと答え、とにかく後藤を探して話を聞き出しなさいと動じずに言い放つのでした。
別荘へ向かう梨央と加瀬。
梓と後藤は30年来の付き合いがあるので、梨央は梓が全て知っているのでは疑い始めます。
桑子と大輝
渡辺昭が死亡した晩に、しおりは真田ウェルネス関連の慈善団体に不法侵入していた証拠が見つかり、しおりのアリバイは立証されたと伝えます。
桑子は判明した新たな情報も伝え協力を仰ぐも、大輝は何も出来ないと言います。
大輝は、桑子からの情報で、しおりの死亡状況を知るため、司法解剖の担当医に会います。
そして、過去にしおりが自殺未遂を繰り返していた事も知ります。
医師は、大輝に山尾には気をつけろと告げます。
真田ウェルネス別荘
梨央と加瀬は別荘で後藤を見つけます。
逃げる後藤を追い、加瀬は後藤を問い詰めます。
それに対し、後藤は「一人でやったが着服はしていない。不足分5億の会社資金を補うために寄附金に手をつけたが不正利用ではなく借用だ。」と言います。
自分にとっては会社が全てだと泣き顔で加瀬に訴える後藤に対し、「通報はしていないから一緒に帰ろう」と説得します。
一人残った梨央は別荘の絨毯の下にある大量の札束を見つけます。
加瀬と梨央は、後藤が持ち出したファイルの情報を洗い出し、8年前から現在に至るまで総額10億以上の資金流出が判明します。
加瀬はその事実を梓に報告します。
公式に謝罪しなくてはと呆然とする梨央に対し、新薬の認証まで時間が必要な事や、不正の事実を明らかにする為の作業はまだ終わっていないと梨央を説得します。
常に梨央に寄り添ってくれる加瀬に対し梨央は申し訳なく思うが、加瀬は家族だと思っていると答えます。
心強い加瀬の言葉にうなずく梨央でした。
帰宅した梨央は、優にまた記憶を無くしたと報告されます。
しかし、治験があると優を励ます梨央でした。
真田ウェルネス
政信はしおりの死亡の報告を受け、母の梓の元へ。
何があっても常に冷静な母に対し、過去に父が死体遺棄をしていたと判明しショックだったと告げるも、梓は「自分も同じことをしたと思う」と答えるのでした。
記念品のペン
その頃、優の勤めるレストランで食事をしていた大輝。
優から借りた”梨央の物”だという「WELLNESSHOME」の文字が刻印されたペンに見覚えがある事に気がつきます。
そして、事件の証拠書類から、渡辺昭事件の遺留品の中に同じものを見つけ、桑子に連絡して確認をさせます。
後日、優の治験がスタートします。
治験終了まで12週間かかると梨央は梓に伝えます。
そして梓は、過労で倒れた後藤を匿っていると梨央に伝え、後藤一人が悪者になってしまうから、不正については騒ぎ立てないで欲しいと梨央に約束させます。
梨央は不正について母が最初から知っていたのでは無いかと疑いますが、母は梨央に話したところでどうにもならないと話を遮ります。
大輝はペンの件を梨央に報告します。
そこへ…突如、藤井が現れ大輝に声をかけます、大輝は電話を切ります。
梨央は母にペンの事を確認します。
そしてその持ち主は…。
第8話の怪しい人物のネタバレと考察
真田梓
後藤の会社資金の不正利用を知っていながら見逃していた可能性がありました。
だとしたら、それは一体なぜなのでしょうか?後藤を守る理由とは?
また、どんな事態になろうとも常に冷静な態度を貫く梓ですが、裏に隠された強い信念と大きな隠し事があるのはと思えてきました。
そして、渡辺昭の事件現場で発見された、梓が特注した、この世にたった5本しかないペン…現場で落とした人物とは一体誰なのか?と予想していました。
第9話ネタバレ・あらすじと考察
母の梓は祖父の「経営に必要なのは情熱」と言う言葉を思い返し、梨央を想います。
「彼女と仕事の為に私がした事に後悔はない」と。
特注のペン
ペンの持ち主が「梓、梨央、政信、後藤、そして加瀬」であるとわかりました。
途中から同席した加瀬は持っている事が判明、梓はどこにあるか分からないと答えます。
警察
そして、警察署で藤井隼士と遭遇した大輝は「仕事で来たのか?」と尋ねます。
桑子と山尾はペンの持ち主とアリバイについて捜査しています。
渡辺昭の事件が起きた時刻の行動が不明なのは「後藤、加瀬、梓」です。
真田グループ
記念パーティーで取締役の政信は挨拶をします。
記者が梨央の元に近づき、明日発売予定の記事を見せます。
そこには真田ウェルネスと寄附金詐欺に関連した記者の不審死について書いてありました。
これは亡くなったしおりが最後に渡したデータからの情報でした。
記者は、「罪を徹底的に追求する」と告げます。
翌日、テレビニュースでは記事の内容が大々的に報道されていました。
警察
しおりの死亡推定時刻が、午後9時から10時であると判明し、梨央のアリバイは裏付けが取れます。
真田グループ
梓の執務室で、不正の事実を謝罪する後藤。
しかし、梓は全て知っていたと告げます。
加瀬は連載の差しどめを提案しますが、梓は週刊誌にわざわざ反応しなくても良いと言います。
そして梨央は不正の事実を訴えるも、梓は資金は戻したから問題ないとはっきり答えます。
後藤は体調が悪くなり病室で休みます。
その後藤に付き添う加瀬は「居場所は守りましょう」とつぶやき、一人になった後藤は涙します。
警察
桑子がペンの所持の確認に執務室へやって来ます。
政信も梓も分からないと答えます。
そして、10月21日の9時から10時の間にどこにいたかについて聞くと、梓はあっさりと「記者のしおりの亡くなった日の事ね」と答えます。
政信は仕事、梓は一人で家にいた事がわかります。
エレベーターで梨央に卵サンドを渡す梓。
梨央はしおりと最後にいつ会ったかと梓に聞くも「覚えていない」と言われます。
警察
山尾は蕎麦屋で大輝と合流。
大輝は山尾にペンを持たず、昭としおりの事件でアリバイが無いのは梓であると報告します。
大輝と梨央
大輝はその後梨央に会い、梨央から警察に母が疑われている事を伝えます。
大輝はそれが警察の仕事だと答えます。
梨央は普通に生活し、これからの事を考えたいのにと大輝に告げます。
加瀬と梨央
その頃、加瀬は名誉毀損で週刊誌を訴えるとして記事の差しどめに成功します。
梨央に伝えると、不正は事実である事、そして梓を怖く感じると打ち明けられます。
梓の信念は「誰かの正義は誰かの悪」…。
記事は抑えたものの、テレビでは梨央がしおりの事件に絡んでいる事や新薬の研究についての悪いニュースが流れてしまいます。
疑惑はさらに深まってしまいマスコミに追いかけれる梨央を加瀬は心配します。
梨央の自宅前にも大勢のマスコミが来ています。
大輝と梨央
大輝が現れ、食事もままならないであろう梨央の為に優がバイト先で作ったお弁当を届けます。
梨央の自宅で、梨央は大輝に嘘をついて隠し事もしてきた人生だと告げます。
しかし、大輝は「真面目に生きてきた梨央が好きだ」と答えます。
そして、大輝の母の話で盛り上がると梨央は自分の母の梓の事が今だによく分からないと複雑な思いを語ります。
真田グループ
梨央の元に梓から電話があり、二つの約束を言い渡されます。
- 後藤と協力して真田グループを支える事。
- 新薬の開発を絶対に諦めない事。
最後に自分は母親には向いていないと告げて電話を切りました。
そして、社長の梓は一連の報道に関しての記者会見を開きます。
寄附金詐欺の事実を認め、責任は自分に全てあると記者に対して謝罪する梓。
しかし、梨央も真田家の人間も殺人事件に関係なく、これ以上の誹謗中傷や取材は止めて欲しいと訴えます。
梓を見て政信は涙を堪えます。
そして、梓は警察へ向かう前に加瀬に感謝の言葉と「政信と梨央をよろしく」と伝えます。
しかし、梨央は梓が全ての責任を負う覚悟があるのだと「二人で真田グループを守ろう」と言って後藤を止めようとします。
二人はもみ合い、階段から後藤が転落し、頭部から大量の出血をします。
駆け寄る梨央の手に後藤の血がつきます。
呆然となる梨央は加瀬に電話しますが、そのタイミングで警察が梓の事情聴取があると梨央の元にやって来ました。
警察の声を電話越しに聞いた加瀬は梨央の元へ向かいます。
大輝と隼人
その頃、大輝は藤井隼人と会っていました。
大輝は梓が出頭する事を伝え、梓と藤井が会っていた事を聞きます。
加瀬は雨の中を梨央を追って走る。
梓と梨央はそれぞれがパトカーに乗って警察へ向かう…。
第9話の怪しい人物のネタバレと考察
真田梓
覚悟を決めて、真田グループの闇を認めて謝罪した梓。
警察での事情聴取では、寄附金詐欺の件だけが語られるのでしょうか。
真田家の殺人事件の関与は全てキッパリと否定しましたが、彼女自身も本当に無関係なのでしょうか?と予想していました。
宮崎大輝
常に梨央に寄り添い、事件の真相を暴こうと奔走していた大輝。
しかし、大学時代の友人である藤井隼人が「15年前の現場にいたのでは無いか」と聞かれます。
大輝が渡辺康介の事件の関係者である可能性が出て来ました。
- 大輝と渡辺康介の事件の関係とは?
- 事件の真相を知りながら梨央には全てを秘密にして接していたのか?
- 康介殺害の告白動画を残した梨央の父との関係は?
気になる展開になって来ました。
第10話ネタバレ・あらすじと考察
後藤の怪我は事故として処理され、梨央は警察での事情聴取を終えて帰宅します。
大輝と藤井
大輝は藤井から15年前に、事件の現場いたのでは無いかと疑われていました。
藤井は個人的に事件の真相を調べていたのでした。
梓と会っていたのも事件の聞き込みの為であったと判明します。
そこへ、藤井から呼び出された青木菜奈が、事件当日に拾った現場に落ちていた瓶の存在を明かします。
大輝は事件の犯人の手がかりとなる証拠品として瓶を菜奈から預かり鑑識へ回します。
しかし、指紋は不明瞭で決定的な証拠にはなりませんでした。
事件の進展
真田梓が詐欺を認める会見で、真田グループが殺人事件に関わっていない事をメディアにアピールした事で真田グループに対するバッシングは収束に向かいます。
しおりの事件や渡辺昭事件も決定的な証拠が出ないため捜査は打ち切りとなってしまいます。
そんな最中、上司の山尾は裏で根回しをした結果、殺人事件の解決に至らなかったにも関わらず真田グループの詐欺事件を引っ張ったとして昇進し、桑子はそんな山尾を睨みます。
しかし、大輝も桑子も事件解決を諦めず独自の捜査に当たっていました。
梨央の決意
梨央は株主や出資者を納得させて真田グループを立て直す為に大きな決断をします。
入院中の後藤に改めて相談しその決意を明かし、後藤も納得します。
梨央は、真田グループにいる親族を全て退任させ、血縁関係のない経営のプロを社長に立てる事で真田グループのイメージを一新させる事にしたのです。
梨央は後藤と共に兄の政信にその退任の件を納得させます。
二人は記者会見で発表し、役職としてではなく普通の社員として真田グループに残ります。
事件の進展
その頃、大輝はしおりのカルテからしおりが常用していた薬を変えた事で、慣れない薬の副作用によって事件当日に発熱していたのではないかと疑います。
発熱をしていた場合の死亡推定時刻は2時間以上前倒しになる事に気がついた桑子と大輝。
改めてしおりの死亡時刻にアリバイが無かった人物を見つけます。
その人物とは…。
真田ウェルネス
梨央は、真田ウェルネスのいち研究員として働き、ついに新薬の承認の申請日がやってきました。
梨央は願うように結果を待っています。
弁護士の加瀬
その頃、大輝は加瀬に電話をかけます。
そして、加瀬に改めて梨央の父の達雄といつ出会ったのかや、しおりの亡くなった日に何処に居たのかを聞きます。
加瀬の回想
15年前の台風の日、加瀬は梨央の父の達雄と会っていました。
その時、達雄は息子の優から「人を刺した」と言う電話を受け、達雄と加瀬は慌てて共に寮に戻ります。
そこには血だらけになった渡辺康介の下敷きになる梨央の姿と、泣きじゃくる優の姿がありました。
加瀬は救急の為に電話をかけようとしましたが、達雄に止められます。
しかし弁護士の加瀬は、優が未成年なので罪は軽くなることや実名報道はされないと告げます。
それでも達雄は一度報道されてしまったら優も梨央も人生が狂ってしまうと叫びます。
そして、法律だけでは子供達を守ることは出来ないと必死の形相で加瀬に訴えたのでした。
加瀬は父親が子供達を必死に守ろうとする姿に心を打たれ、通報をやめて決心します。
加瀬は達雄と共に渡辺康介の遺体を山へ運び、事件の隠蔽を手伝ったのです。
そして、15年後。
加瀬は、優の前に現れた渡辺康介の父・昭に公園で遭遇します。
水に落ちた昭を一度は助けようとした加瀬でしたが昭の「息子はちょっとしたイタズラをしただけだ」と言う言葉に激昂します。
康介のせいで梨央を含め、多くの被害女性がいる事を全く理解していない父を加瀬は公園の池に沈めます。
池の底にあった石に頭部をぶつけた昭はそのまま沈んでいったのでした…。
その後、加瀬はフリーライターのしおりとビルの非常階段で話し合います。
しおりは優が昭の事件に関わっている事実を掴んでいたのです。
そして、優と梨央の過去を暴くような記事を世に出すと加瀬に迫ります。
加瀬はやめてほしいと、しおりともみ合いになり、しおりは非常階段の手すりから転落してしまします。
慌てた加瀬はしおりの元へ向かい、救急連絡の為に携帯を取り出します。
しかし、しおりの傍に落ちた記事の原稿を拾い上げ、そのまましおりを見捨てて去ります…。
加瀬が持っていたペンは社長室に落ちていた梓のペンを拾ったものでした。
全ての事件に関わり裏で暗躍していたのは弁護士の加瀬だったのです。
梓と後藤
刑務所で梓の面会に訪れた後藤は、やはり自分も罪を認めて梓と同じく刑に服すと告げます。
梓はいくら反対しても頑なな態度の後藤に対して切なげに微笑み返します。
そして梓はペンが無くなった事で加瀬が事件に関与している事に勘付いていた様です。
大輝と加瀬
大輝は、加瀬との電話を刑事達が加瀬の身柄を確保するまで繋げていたのでした。
大輝は、梨央と優にとって加瀬の存在がどれだけ大切であったかを伝えます。
そして、加瀬は大切だからこそ守りたかったと大輝に答えたのでした。
そして、刑事達が加瀬のいる商業施設へ到着し、後を追いますが…取り逃してしまいます。
梨央と大輝
その頃、真田ウェルネスでは新薬が認可された通知が届き、梨央は加瀬に連絡をしますが繋がりません。
そして大輝に電話して認可の知らせを告げます。
犯人が加瀬であった事は警察内部の機密である為、大輝は承認されて喜ぶ梨央に真実を伝える事は出来ません。
大輝は涙を流しながら、梨央に「幸せか?」と問い、梨央は満面の笑みで「幸せだ」と答えたのでした…。
事件は、加瀬につながる決定的証拠が無いまま、加瀬の行方不明で幕を閉じます。
その後、優は新薬のおかげで記憶を無くしてしまう症状が改善され、弁護士になるための勉強を続けています。
梨央は加瀬がいつか戻ってきて真実を打ち明けてくれる事を信じています。
梨央は大輝と共に父親の墓参りに行き、加瀬が失踪した理由がなんとなく分かると大輝に告げます。
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最終回の予想はこちらでした!
以上、最愛(ドラマ)のネタバレと最終回の結末の考察予想まとめでした。
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今回の役とはまた違う、新たな高橋文哉さんに期待です♪