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シッコウのネタバレ原作はある?最終回結末までのあらすじまとめ

シッコウのネタバレ原作はある?最終回結末までのあらすじまとめ
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2023年7月4日からテレ朝系火曜夜9時放送のドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官」のネタバレをご紹介します!

「シッコウ!!~犬と私と執行官」のメインキャストはゴールデン帯の連続ドラマ初主演となる伊藤沙莉さん、そして数々のドラマや映画でも活躍されている、織田裕二さん!

執行官」と「」という一見関係なさそうなもの同士がどのように関わるのか、ネタバレ原作や最終回までのあらすじが気になりますよね!

そして「シッコウ!!~犬と私と執行官」は、どんな最終回の結末を迎えたのでしょうか。

この記事では、「シッコウ!!~犬と私と執行官」のネタバレ原作とドラマ各話のあらすじや最終回の結末についてご紹介していきます♪

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目次

シッコウのネタバレ原作は小説?漫画?

「シッコウ!!~犬と私と執行官」の原作(原案)小説をネタバレ!

原作(原案)になったのは小川潤平さんの「執行官物語」という小説です。

小説「執行官物語」ネタバレ

執行官とは斯くも辛く厳しき職業なり! 執行官の仕事にはその性格上、怖いことも面白いこともある…。人生の歓び、悲しみ、怒り、焦り、安らぎにあふれた事件の数々。執行官が綴る52のドキュメント。

引用:honto

執行官という職業を担った人にしか分からない、苦労や歓びを綴っている小説です!

原作があるドラマというのは、元の小説や漫画などの作品の設定を、大きく崩すことなく映像化したものを言います。

「原案」という言い方をしているということは、小説を参考にして脚本を書いたということですね。

「執行官物語」という小説をそのまま映像化したのではなく、この小説をモチーフにして作られたドラマが「シッコウ!!~犬と私と執行官」です!

「シッコウ!!~犬と私と執行官」の脚本をしたのは脚本家の大森美香さんとなっています。

大森美香さんが脚本手掛けた作品

【ドラマ】

  • カバチタレ!
  • ランチの女王
  • きみはペット
  • 連続テレビ小説「あさが来た」
  • マイ☆ボス マイ☆ヒーロー
  • ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜
  • 大河ドラマ「青天を衝け」

【映画】

  • デトロイト・メタル・シティ
  • カイジ 人生逆転ゲーム
  • 宇宙兄弟

どれも人気作品ばかりです!

原案の「執行官物語」は、執行官という仕事の辛さや面白さを綴った内容になっています。

全くの原作という訳はないですが、この小説を元に大ヒット脚本家の大森美香さんがどんなストーリーを描くのでしょうか?

人間関係はもちろん、どのような最終回の結末になるのかドラマの放送から目が離せないですね♪

シッコウ!!~犬と私と執行官の基本情報

執行官」というあまり聞き慣れない職業をテーマにした「シッコウ!!~犬と私と執行官」ですが、どんなドラマなのでしょうか?

基本情報はもちろん、ドラマの設定や、ラブ要素についても考察していきます!

ドラマの設定は?

ひょんなことから「犬担当の執行補助者」として執行官の世界に飛び込んだ女性が、色々な事件と、様々な人間模様に出会っていくリーガルエンターテインメント!

ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官」は、あまり聞き馴染みのない「執行官」の補助者になった主人公と一緒に、執行官という職業を紐解いていきます。

回を追うごとに原作小説に描かれていたような「執行官」が存在する意味や、抱える辛さ、そして何より面白さを知っていくことができるドラマとなっていますよ。

主要キャスト
  • 吉野 ひかり(よしの ひかり)|伊藤 沙莉
    • 保護動物カフェのアルバイト。小原との出会い、執行官の世界に飛び込む
  • 小原 樹(おばら いつき)|織田 裕二
    • 執行官1年目。犬が大の苦手
  • 栗橋 祐介(くりばやし ゆうすけ)|中島 健人(Sexy Zone)
    • 執行官室の事務員。弁護士を目指している。

わー絶対おもしろい!!
キャストが最高だもん梁#シッコウ!! 早くみたいなぁ https://t.co/8SIU4U9Dqj— わっしょいこ (@syo5jknt) June 6, 2023

その他豪華なキャストも出演しています。

犬が苦手な執行官と、犬に好かれる主人公という一見関係のない2人がバディを組むことになります。

犬を通してどのように関わりあって行くのか、各話の内容と最終回の結末が楽しみですね♪

シッコウにラブ要素はある?

まだ詳細はわかりませんが、公式サイトでの栗原祐介の紹介文に気になる文が・・・?

ドラマといえば気になるのは主人公と恋愛関係になる人物はいるのかということですが、まだ詳細はわかっていません。

「シッコウ!!~犬と私と執行官」の執行官という仕事柄、男性キャストの数が多めです。

原作というより原案なので、ラブ要素があるとしたらオリジナルストーリーとなりますね。

その中でも主人公と年齢設定が近そうな、Sexy Zoneの中島健人さん演じる栗橋祐介の紹介文にこのような記述を見つけました!

平均年齢の高いおじさまパラダイスである執行官室の中では、爽やかなオアシス的存在。本人もおじさまたちに囲まれているとホッとする。が、ひかりに対しては、思いがけない感情を抱きはじめ…?

tv asahi シッコウ!!~犬と私と執行官

思いがけない感情とは恋愛感情なのでしょうか?

事務員の栗橋と主人公がどのように関わっていくのか気になりますね!

シッコウ(ドラマ)の全話ネタバレとあらすじ

それではシッコウ!!~犬と私と執行官のネタバレあらすじについてご紹介します!

シッコウのネタバレとあらすじ

ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官」のあらすじはこちら

ドラマ シッコウ!!~犬と私と執行官

とある事情から【執行官】の世界に飛び込んだ主人公は、【“犬担当”の執行補助者】としてさまざまな事件や人々に関わっていく中で、その人たちの人生の“リスタート”を目撃していくことに…。

tv asahi シッコウ!!~犬と私と執行官

原作(原案)小説にはなかった「」という、一見すると執行官と関係なさそうなものが物語の鍵になってきそうですね♪

第1話ネタバレ

夢の業界へ再就職

吉野ひかりは、笑顔で家族の話をします。

心のどこかで、この世界は悪くはないと信じている」と言いますが、父は浮気し母とひかりを捨てた過去がありました。

その父が残した捨て犬・ボブを16歳まで大切に育て、最期の時まで一緒でした。

ボブが亡くなると、母は「自由に生きる。ひかりも自由に生きなさい」と言われ、転職を決意します。

ひかりは、昔から特に犬に気に入れられており、動物に関わる仕事がしたいと思っていました。

そこで、ペットスパサロン&ホテルの面接を受けに行ったのです。

20社目にして、夢のペット業界に就職を決めたひかり。

就職が決まり、安い新居が決まったことを友人の水戸夏奈に話します。

ただ夏奈は「この2つの話は信用できない」とひかりに忠告しました。

不安な新生活

ひかりは夏奈に言われた事で、急に不安になりながらも、新居の近くの道路まで行きます。

すると、不審者がその新居を双眼鏡で見回していました。

その不審者の行動は、更に不可解なもので……。

ポストの中を覗き込んでいた為、ひかりは犬の鳴き声で脅かすと、不審者はびっくりします。

しかし「聞きたいことがあります」とひかりに話しかけてくる不審者。

不審者は身分を明かそうとしますが、ストーカー?泥棒?暴力団?と警察を呼ぼうとするひかり。

ですが、「私が話そうとするのに、君は初対面の私を犯罪者扱いとは失礼だ」と文句を言われてしまいます。

そのままアパートを後にする不審者の電話が鳴ると「小原さん、今日の事件の状況は?」と電話の相手が尋ねます。

報告をする不審者こと小原樹の元気のない声を感じた事務員・栗橋祐介は「いつもの元気がないですね」と聞きました。

小原は、ひかりに不審者扱いされた事がショックで、栗原に自分はどう見えるかを聞きます。

「眼力のあるヒーロー顔で、犯罪者の顔ではありません」と答える栗橋。

しかし栗橋は「ひとつひとつの圧がインパクトがあり、声も大きいから大丈夫ですよ」と続けます。

小原は、それ以上言われると傷つきそうなので、電話を切りました。

それから数週間後、ひかりは、予定通り引っ越しを済ませます。

隣の二川家と会ったひかりは、とても幸せそうな家族でアパートは大丈夫だろうと安心します。

しかし、その家族が出ていくところを、大家が壁越しに覗き見をするのでした。

ワン!ダフルヘブンに就職したひかり

早速、犬に囲まれた職場に喜ぶひかりですが、社長の上野原美鶴から言われた仕事は、秘書兼事務要員でした。

トリマーやトレーナーの資格のない彼女は、思っていたのと違う仕事をやることに。

ひかりは、犬の役に立つ仕事なのは変わらないので、頑張る決意をします。

小原たちの正体

家で仕事をしていたひかりはその夜、犬の鳴き声と、二川夫妻の喧嘩を聞きます。

翌日、その家の息子さんが元気に登校するのを見て、聴き間違えだったと安堵するひかり。

しかし、同時に小原が二川宅に数人の男を連れてやってきました。

二川家の反応がなく、なんとピッキングをして二川家に入ります。

二川家への不法侵入をひかりは見過ごせず、警察と管理人を呼ぼうとします。

そこに、犬の声と物音に気付くひかりと小原。

小原が襖を開けると、二川がバッチリ目を開けた状態でいました。

二川が出ると、ポメラニアンも一緒に出てきて、小原は驚きます。

ひかりがポメラニアンを抱くと小原はその行動に感動し、そのまま犬を抱いていて欲しいとお願いする小原。

小原は犬が大の苦手でした

小原は、執行官の証明を見せ、二川に隠れていた理由を聞きます。

大家が来たかと思ったら、鍵を無理矢理開けようとした小原たちがやって来た為、隠れていました。

しかし、家賃を滞納していたため、裁判所から明け渡し命令が出ていた二川。

そして、小原は家賃滞納により、動産の差し押さえも行います。

漸く状況を知るひかりは大家さんと話します。

二川は、感じは良いものの解雇され、家賃滞納、夫婦喧嘩があり、さらには犬も飼い始めたことで別の住人が出て行ってしまったのです。

判決を聞かなかった二川に困り果てた大家が、執行官に頼んだのが今回の大騒ぎでした。

小原への勘違いは解けたひかりですが「自分の常識では、ヤミ金のような先程のやり方はおかしい」と小原に話します。

ひかりの考えは間違ってはいないが、小原はこう話します。

「これは誰かがやらなければならない事で、自分の仕事を誇りに思っている」

そして、ワン!ダフルヘブンでも事件が…。

なんと、同時に二人が会社の体制について行けず辞めてしまう。

ひかりは急に犬の面倒をみる係に回されます。

退去日当日

それから一ヶ月後、二川家が退去する日を迎えました。

強制的に出て行かせたら三人は路上生活になってしまう為、「いくらなんでもそんなことはさせない」と二川は考えていたのです。

ですが、小川たち執行官たちは、容赦なく二川家に入ろうとしますが、なんとチェーンロックをされて入れません

同席している弁護士から許可も得て、チェーンロックをカッターで切ります。

小原は一ヶ月前に忠告もしているのに、二川が聞き入れない為、強制的に動く執行官達。

そのやり方が、あまりにも強引すぎると止めに入るひかり。

「正義感はいいけど、公務執行妨害になるよ」と執行補助者の長窪桂十郎にひかりは忠告されます。

ひかりはそれ以上何も言えませんでした。

執行官たちを捕まえてもらおうと、交番に駆け込んで来た妻が警官を連れて戻ってきます。

しかし、執行官の行動は認められたもので、警官が動くことはありませんでした。

諦める二川家は退去の準備を始め、ひかりはその手伝いをします。

二川は、保護施設に二晩だけ身を寄せる事が出来、無事に明け渡しを完了します。

ひかりは、二川家にあった食品ロスを利用し、大家さんが買い取ってくれたお金を渡しました。

二川家は新たなスタートを踏み出します。

「これから、俺たちみんなの再スタートだ」

二度と会わないはずが…

翌日、仕事をしていたひかりの目の前に、またしても小原がやってきます。

上野原社長に会いに来た小原は、インターロック金融からの動産執行に来たのです。

小原はレンタル備品以外に容赦なく差し押えシールを貼ります。

どんどんシールを貼る小原に「話がついている」という上野原社長。

しかし、先方の代理人弁護士から、返済がない為、直ぐに執行するように連絡を受けていたので手を止めません。

念のため、レンタルしているという物の契約書を確認する小原。

しかし「サイズが違うのでは?」と突き詰める小原は、レンタルと言い張るデスクも差し押えをします。

上野原社長は、シールを剥がすようにひかりに命令します。

しかし「封印等破棄罪」に問われると小原がひかりを止めました。

その行動に、上野原社長は「払いますから、止めてください!」と言いますが、「いつまでにお支払いを?」と小原に返されてしまいます。

執行官の仕事

仕事を終えた小原は、立会人の須賀川悟の店で一休みをします。

仕事相手から、血も涙もないと言われることを内心気にしていた小原。

そこに、栗橋がやってきてワン!ダフルヘブンの話になります。

相変わらず支払いをしていない上野原社長に、そろそろ準備をしようとする小原。

ですが、城南信販からも申し立てが出ていたことを知り小原は真っ青になります。

小原がダッシュした先のワン!ダフルヘブンはなんと先週、夜逃げされてしまったのです。

つまり、執行不能になってしまった小原。

執行官は国家公務員ではありますが、出来高制のため、一円もお金が貰えない仕事に……。

その頃、ひかりは保護犬カフェにいました。

この先をどうしようかと思っている所に、家のポストに二川家からの手紙が入っており、再スタート出来ていると安心します。

窓を開けるとそこには小原が立っていました。

職を失ったひかりを裁判所に連れて行く小原は、ひかりを執行補助者と職場の皆に紹介するのでした。

正直なところ、期待をしていなかったのですが、ふたを開けてみたら「なに、これ?!」でした。

想像以上に面白く、勉強にもなるドラマではないでしょうか。

織田裕二さんと伊藤沙莉さんとの絶妙なコンビネーションが良いです!

中島健人さんのキャラがあの電話でちょっと変わった人だな(笑)と確信。

サントラもドラマを凄く盛り上げており、数々のドラマを担当している得田真裕さんでした。

既に2話が待ち遠しいです!

シッコウチェック
  • 執行官…各地方裁判所に所属する裁判所職員で、裁判の執行などの事務を行う仕事です。
    裁判結果が任意に実現されない場合に、強制的に実現することが出来る国家公務員ですが、国から給与を受けるのでなく、事件の当事者から納めた手数料を収入とします。
    つまり、歩合制となり、失敗すれば1話の様に1円も入らないのです。
  • 執行補助者…  強制執行を行う際、荷物を搬出・保管する業者のこと。
  • 立会人…強制執行の公平性を担保するための存在のこと。
  • 動産…土地および建物を不動産といい、それ以外の物のことを言います。
    例:現金・商品・家財などの財産、土地に付着していても定着物でない物、建物の構成部分とされないもの(障子、ふすまなど)。
  • 封印等破棄罪…公務員による封印または差押えの表示を損壊するなどで、公務員の命令・処分を無効にする行為の事。 
    刑法96条に規定されている刑罰は、3年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金またはこれが併科される事になっています。

シッコウ第1話のロケ地も続々と判明しているので、ぜひロケ地巡りの参考にしてくださいね。

第2話ネタバレ

人気動画配信者のハットが相方のブケジョの部屋に突撃訪問。

何故、訪問したかというと、前回アップした動画で相方が「動画今日で辞めます!」と宣言をしたからです。

それに怒ったハットが生配信動画で、自分のカラーのピンクに染めてやろうと画策!

寝ていたブケジョを起こし、部屋中をピンクの液体まみれにします。

その結果どうなったかと言うと…金370万円と裁判費用は被告側のハットが支払う裁判の判決が下りました。

再々就職は執行補助者

小原に突然、東京地方裁判所に連れて来られたひかりにとって、この状況はまさに絶望的でした。

何故なら、夢見て再就職したペットショップが潰れ、その会社を潰した小原に何故か、連れて来られたからです。

まじめに生きてきたひかりの話を聞く栗橋は、ひかりの今の状況を理解出来ました。

ですが「私は執行しかしてないので、ペットショップを潰してません」と小原は言い返します。

そのまま小原は今回の件の話を同僚たちとしますが、ひかりは専門用語のオンパレードにチンプンカンプン。

栗橋はそんなひかりに今回の賃金請求の裁判を簡単に説明しました。

債務者・轟木(ハット)に支払い判決が出るも、債権者・山田(ブケジョ)が幾度か貸金請求をしたものの支払わず

債権者が弁護士に相談し、執行官室に動産執行の申し立てが入ったというもの。

漸く理解出来たひかりですが、自分が呼ばれた理由が分からりませんでした。

犬が苦手な小原は、犬が得意なひかりを護衛という名目で引き抜いたのです。

「頼りにしてますから〜」と不気味に笑う小原。

色々とおかしな所があり、ツッコミどころが多く、栗橋たちも困惑するのでした。

小原はひかりを引き抜く理由を、分かりやすく説明を始めました。

執行官という仕事は、動産執行や競売となる土地建物の現地調査は必須です。

個人宅に行くことが多くなり、そこで時々手に負えないのが”という存在

犬が駄目だから執行できないとは言えない執行官たち。

執行官の研修の項目にも入っている犬問題…。

昔は、手荒い真似が出来たが、今は倫理的にもそれは出来ません。

現に小原は1話の時にケガをしていましたが、それは債務者の家のチワワを目力で威圧するもの失敗

ひかりは「臆病なチワワにその対応は不正解」と伝えます。

今回の債務者の家には大きい犬がおり、2匹以上いると推察されました。

執行補助者&犬担当として自分を守ってほしい。勿論、お給金は弾みます」

小原の提案に、こんな仕事は受けたくないひかりですが、この仕事を引き受けることに。

「小原さんを守るためではなく、犬をあなたから守るためです!」

結果オーライで、二人の関係は続くことになりました。

執行官の仕事

しかし、執行補助者の素人のひかりは、栗橋から執行官の仕事を教わります。

執行官の手順は…。

債権者本人又は代理人が執行官室に裁判結果を守らない人がいるので、支払わせて下さいと申し立てが入ります。

実にその申し立ては月に100〜200件という数

その申し立てを受けた事務員である栗橋が、執行官の小原たちに振り分けるところから始まります。

ひかりは、栗橋の知識から執行官ではないかと聞きますが、栗橋は3度司法試験に落ちている浪人生の事務員と答えました。

とはいうものの、栗橋はとても優秀な事務員で、みんな助かっていました。

事件記録を受け取った執行官の仕事はここからです。

まずは、債務者の住所先に向かい、その家に住んでいるかを確認します。

表札などに名前がない場合は、ポストをのぞき込んだりして、執行官はその家に住んでいるか確認。

そして本人が居住していれば、執行を開始。

執行官の仕事を聞いたひかりは、厳しい現実を知ります。

  1. 執行に失敗すると報酬0。
  2. 債務者がどんなに困っていても必ず執行。

債権者や債務者の事情は、執行官には全く関係ないので、私情を挟むことはありません。

二人の最初の案件

具体的に何をすればいいか分からないひかりですが、執行官は山積みの事件を抱えています。

早速、債務者・轟木家に向かう小原とひかり。

案の定、犬が早速放し飼いで家の階段前に立っていて、小原はひかりを盾にします。

しかし、ひかりは全く犬に動じずに、犬と触れ合いました

その間に、小原は玄関まで行き、轟木の在宅確認をしますが在宅の気配がありません。

家の回りを覗き込む小原の様子を見たひかりは、やはりこの仕事は変だと感じずにはいられませんでした。

差押当日、轟木宅に向かった小原とひかり、須賀川、砥沢。

鍵屋が本業の砥沢は1話と同じように家の鍵開錠のお仕事から始めます。

部屋に入るとさっさと差し押さえシールをどんどん貼る小原。

勝手に人の家に入る行為が泥棒の様で、ひかりは居心地が悪く感じます。

そして、シールを貼り終えた小原たちの前に、隠れていた轟木が現れました。

4人が不法侵入して差し押さえされている」と生配信をするのです。

執行の様子は、他人に見られてはいけないので、配信は止めようとしますが、轟木は聞く耳を持ちません。

轟木の非常識な行動に、全員がドン引きしてしまいます。

轟木の性格は、事前に聞いていましたが「債務者の性格は関係ない」と言っていた小原も悔しがっていました。   

売却の当日

運送係の執行補助者の長窪、長良井も招集し轟木宅に向かう準備をします。

その様子は「まるで必殺〇〇人のようだ」とひかりは感じるのでした。

轟木宅に再訪問し、犬の扱いを見事にこなすひかりに全員感動します。

しかし轟木は、勝手に差し押さえられることにも納得していません

小原は、この状況のままだと、強制執行が出来る話をしました。

すると「全部ちゃんと払えばいいんでしょ」と小原とひかりを部屋にあげる轟木。

轟木が全額払えば執行は終了となりますが、何故今まで払っていなかったのかが気になります。

そして支払うと言って持ってきたものは、小銭が大量に入った瓶。

どう見ても1円玉も混ざってる嫌がらせをしてくる轟木。

小原は仕方なく「再度訪問するから今日の何時に伺えばいいですか」と尋ねます。

23:55に来てくれれば揃えられるよー」と余りにも非常識なことを言ってくるのでした。

ひかりは、流石の轟木の態度にキレそうな小原の考えが伝わります。

そして、裁判所から夜間執行の許可を取ってくれた間々田のおかげで、夜中に執行許可が下りたのです。

夜中なので一人で行こうとする小原ですが、長窪と栗原も一緒に行くと手を上げました。

ドラマの配信を観たいから行きなくないひかりに小原は「ドラマはリアルタイムでみなさい」と言います。

再度23:55に行くが、また小銭を数えるように言ってくる轟木に、長窪も栗橋もキレかけます。

小原は怒りを抑え「この小銭を数え、残りは紙幣で払うよう」にお願いしました。

しかし、轟木は「紙幣は実家だから3日後の23:55に取りに来て」とまた同じ手を使い…。

更に、ひかりに「犬とお散歩デートしない?」とチャラ男発言は続き…。

ひかりは呆れますが「抑えてくれ!今キレたら全てが水の泡!」と小原の心の声が聞こえます。

しかし、長窪は「奴を××したい!」栗橋は「こいつを法的に抹殺する方法は」と顔に怒りがあふれ出ていました。

3日後、やはり小銭を用意する轟木ですが、今度こそ紙幣で用意するように言う小原。

轟木はポケットから取り出した1万円札を放り投げ、小原たちに拾わせます。

小原は堪忍袋の緒が切れそうになりますが、さっきまでは途方のない小銭でした。

しかし「今は1万円札!」とひかりは小原をなだめます。

369万円まで回収し残り1万円という所までいきましたが「残り1万円位は、自分で取りに来いよ…」とボソッと呟く轟木。

本当ならその1万円も回収して執行終了になりますが、執行終了になりました。

全てを終えた小原は腰を痛めてしまい、栗橋に介抱されながら帰路につきます。

すべてが終わり、どこか寂しそうに川沿いの土手を犬たちと歩く轟木は、山田と楽しい時間を過ごしていた事を思い出していました。

そこで、犬を連れた山田と再会し二人はかつての様に、お互いをディスりながら笑い合います。

そして、ひかりが手伝う動物カフェ店で、「怪しい男に追われている」と店長の千尋が慌てながら入ってきます。

どんな男かと外に行くと、そこにいたのは、またしても小原と栗橋だったのです。

執行官とは、大変な仕事であり非情かもしれませんが、彼らはその立場に私情は持ち込まない。

まだ、ひかりは受け入れがたいのでしょう。

ひかりと一緒に、執行官という仕事を視聴者も勉強出来ますね。

そして、皆さん!小原も言ってました。

ドラマはリアルタイムで!」

シッコウチェック
  • 債務者…お金を返す義務を負っている借主のこと。(今回では轟木)
  • 債権者…借用したお金を返してもらう権利(債権)を持っている人のこと。(今回では山田)
  • 債権…人が金銭を借りた時は、返済の義務が発生します。
    この金銭の返却を請求する権利の事を債権と言います。
  • 債権の回収…期限内に支払われなかった債権(債務)を、債権者から行動を起こして回収することです。
    今回で言うと執行官に依頼した事で回収しています。

第3話ネタバレ

千尋が経営する保護動物カフェにやってきた小原と栗橋。

1話ラストに続いて、こんな所まで来たのかと思いましたが、執行ではなくひかりに用があってきたのです。

「私には吉野さんが必要で、君は人生に生きがいを感じたくないか」

実は、再び執行補助者をお願いしたい小原ですが、犬の譲渡会があるので断るひかり。

「知らない赤の他人よりこっちが大切」

犬を理由に断る事が、小原は信じられない様子。

小原が犬と人を差別する発言が気に食わない千尋。

犬も法律では、動産であるため、モノ扱いされています。

昔は、子供の引き渡しも動産にされていた時代もありました。

ここでは、人も動物も同じ立場なのに、動物を人間以下の扱いする発言をする小原。

千尋は「動物をそんな言い方する人はここから出て行ってください」と追い出します。

小原は仕事が空いている時にでも、連絡が欲しいとひかりにメモを渡し出ていきました。

売上金の動産執行

仕事を終えたひかりは、犬が苦手な小原がわざわざ保護動物カフェに来たことが気にかかり、そのまま裁判所の事務室に向かいました。

次の事件はパチンコ店の動産執行で債権額800万円

債務者のパチンコ店のブルドックが店の工事代金をいまだに払っておらず、債権者の大江戸電気から動産執行の申し立てが入りました。

しかし、中古のパチンコ店では、動産執行は難しそうと判断した小原は、閉店後の売上金を動産執行しようと考えたのです。

この大胆な行動に職場は驚きます。

営業中のシッコウは営業妨害の国家賠償の危険があるのです!

しかし小原は裁判官と相談して対策はばっちり。

小原はこの職場の中でも若手ではあるのですが、見事な仕事裁きに一同は感動するのでした。

ただ、一つ問題があります。

店名がブルドックだけに、お店の中に屈強なブルドックが何匹もいる噂があり、それだけが小原にとって壁と感じてました。

しかし、栗橋からひかりが来ていると聞いて問題は解決したと喜びの笑みをこぼしました。

刑事ドラマさながらの23時過ぎの売上金で動産執行しようとパチンコ店に向かう小原たち。

2人の執行官と10人の執行補助官が、閉店後のパチンコ店へ向かいます。

入口をノックする小原ですが、反応のないパチンコ店。

漸く警備員がきて執行官と伝え、中の人間と話しますが「売上金収納時間で非常ベルを鳴らすぞ」と言ってきます。

小原はその売上金を動産執行しに来た事を伝えると、従業員は急いで扉を閉めようとしますが、強制的に店内に入る執行官たち。

売上金735万円を差し押さえしようとしますが、パチンコ店の会計部長は「困る」と訴えます。

小原は、動産執行の経緯を話しますが、部長は支払う意思がある為、納得いきません。

このお金を取ろうとするなんて、強盗じゃないですか!

公務執行妨害と伝えると「この現金を奪われたら明日の営業資金もなくなるので、全額はやめてほしい」と訴えますが、1円も値切ることは出来ません

執行官の仕事は、恨まれるし、複雑な思いで報酬を貰うひかり。

そんな悩みをしていても、今日も新たな執行は続きます。

賃料不払いの動産執行

次の案件は、ゴミやペットの臭いのクレームがあり、賃料不払いの動産執行。

立会人の一人として、いとこの女性にも来てもらいます。

昔は交流もあったが、父親が死に母親の介護、葬式のあとから交流は無くなったそうです。

そして、ドアを開けたい砥沢ですが、ドアが細工されていて開きませんでした。

ドアが開かないのでは、執行不可能なのだが「これ以上は困る」と債権者の代理人は小原に言います。

昔、団地に住んでいたひかりは、ある事を思い出します。

学校を休んでいたひかりですが、帰宅した母親が鍵を見つけられず部屋に入れませんでした。

隣の部屋からベランダで自分の部屋に入って娘が無事に寝ていた事に安堵した時の話。

その方法なら、ベランダの扉は壊せると小原たちは管理事務所にその案の許可を貰いに行きました。

許可を貰った小原たちは、いざベランダ移動を始めます。

しかし、結構危ない道のりで、こういう時に限って、執行補助者は長窪たちではないため、誰も行きたくない様子

ひかりは身軽という理由もあり立候補し小原と2人でベランダへ向かいました。

命綱のロープをつけて4階の高さで2軒先の目的地へ向かいます。

砥沢に教わったベランダの窓の開錠をしようとしますが、鍵はかかっておらず普通に入室できるのでした。

そして、扉を開くとtheゴミ屋敷の部屋に二人は引きます。

何重も付けられたドアのロックを解除した小原は、執行補助者たちも入れ動産執行を行います。

部屋には猫がいるだけかと思いましたが、布団の中には部屋の住人が隠れていました

住人の矢上は、おとなしく動産執行に従いますが、突然せき込み倒れこみます。

病人にこのまま執行ができないと流石の小原も延長します。

厳しい介護の現実

病院に運ばれた矢上の状況を聞いた小原とひかり。

矢上が時短勤務をお願いすると会社から辞めるように圧力をかけられ、介護離職した人物でした。

そんな話を聞いたひかりは、その日の夜母親に電話して「人間ってなんなのかわからなくなった」と涙します。

後日、矢上宅の動産執行を無事に済ませるが、問題は残された数匹の猫たち。

動産執行しない物は「捨てて構わない」と言われますがいとこにこう伝えます。

「1カ月間預かっているので、何かあれば取りに来てほしい」

人間たちの身勝手の被害

小原はその猫たちを保護カフェに連れて行きますが、空きがない為、受け入れは難しいとのこと。

人間たちの傲慢で被害を受けてる弱者たち。

ここにいる動物たちは、そんな人間の身勝手が招いたものです。

ただ、千尋は「この猫たちは預かります」と引き受けてくれました。

小原が執行官を続ける理由

ひかりの様子を見た小原は、これ以上ひかりを巻き込むのはよくないと思い始めました。

非道かもしれない、執行の仕事は厳しい現実を目にします。

そんな現場に立ち会ったひかりは、もう辛い気持ちが溢れていました。

だから、執行官として活躍する小原は強い人だと思うひかり。

小原は自分の想いを伝えます。

自分は自己の判断と責任がある執行官になったが、現実は自分の想像を越えた厳しさがあり、責任も大きい事を知りました。

特殊な執行官の仕事は歓迎もされないし、開錠して差し押さえをする仕事は恐怖。

自分でもやられたいとは思わないので、ひかりと同じく傷つくこともあります。

それでも、小原が執行を続ける理由があります。

「これまでの人生に区切りを付け、リスタートしてほしい」

小原はひかりの感情は、執行するにあたって大事な感情だと伝えました。

「機会があればまた仕事を一緒にしてほしい」

「なんなら、友達になりましょう」と一緒にザワザワしたいと話します。

リスタート

そして、矢上は猫の行方を気にして教えてもらった保護動物カフェにやってきます。

ただ、家もない、生活費もない矢上がいくら飼い主とは言え、引き取りは許可できないと千尋は伝えます。

矢上は、これまでの話をします。

「母の介護はいつ終わるのか…早く死んでくれないだろうか」と考える日々。

学生時代の時に倒れた母親の介護を長年続けていた矢上ですが、いざ亡くなってしまうと虚無感に襲われました。

確かに、辛い事は沢山あったけれども「もっと母親と時間を過ごしたかった」という矢上。

これからどうしたらいいか分からない矢上に、ひかりは「リスタートです」と矢上の背中を押します。

そして、猫たちもいつか矢上が迎えに来ることを願っているように鳴き声を出しました。

新たなご近所さん

ひかりは、再就職するために仕事を探しますが、求人をみると上野原社長が載っていて驚きます

そして、1話で空き家になった隣の部屋に引っ越してきた人物が…。

なんと、それは栗橋だったのです。

今回は2つの大きな問題がありましたね。

介護による介護離職と保護動物たち

動物たちは、人間の身勝手でこうなってるかと思うと辛いですよね。

世の中にはそれでもペットショップがあり、保護施設はボランティア。

介護は家族の問題で自力で解決してくださいも辛い。

少しでも、救われる法律が出来る事を祈りたいですね。

第4話ネタバレ

ひかりの部屋の隣に引っ越してきたのは、栗橋でした。

職場に近い部屋を探していた栗橋が、小原の紹介で住む事になります。

引っ越しがひと段落して、大家の青柳と団欒の中で、栗橋が何故今の仕事をしているのか?という話になりました。

弁護士の卵の栗橋が、銀行員時代に債権者の立場で、執行官と一緒に仕事をした事があったのです。

債務者の社長との話し合いが全くならない所、伝説の執行官・大原泰のお陰で無事に引き渡しも完了。

更に、その社長は債務も整理し、規模は小さくなっても会社は継続出来ているという話でした。

「銀行員を辞めるのは勿体ない」という青柳ですが「前よりも最高の職場で癒される場所」と栗橋は嬉しそうに話します。 

栗橋の感覚が信じられないひかりは、ついていけません。

母子家庭の動産執行

その頃、今日も小原は仕事をしていましたが、どうやら債務者は留守の様子。

そこに、娘2人を連れて帰って来た債務者・山家佳菜江が現れました。

明らかに嘘を付いている佳菜江は「うちの家じゃありませんよー」と立ち去ります。

山家の執行の準備をしていた小原ですが、問題は更に増えます。

立会予定だった須賀川の妻が病気で、自分は濃厚接触者で来れなくなってしまいました。

更に、他の人も急だった為、予定が合いません。

困っていた小原に、ひかりが犬を連れて話しかけてきます。

驚く小原に、上野原が再度仕事を始めている事を伝えるひかり。

しかし、前回の件は終了していた為、これ以上追うことはないそうです。

上野原を追いかけるのは債権者のやることであり、執行官は関与しません

そして、ひかりは「もう少し執行官の仕事に触れてみたい」と思っている事を伝えます。

「グッドタイミング」と喜ぶ小原。

そこに、佳菜江の娘達が保育園の散歩で偶然通りかかり、あの家は佳菜江の家だと確信します。

山家家の動産執行

いつもの砥沢譲吉ではなく、今日は砥沢鍵吉が執行補助者の鍵担当で来ました。

緊急事態の為、日野室長にひかりが立会人という許可を取り、問題なく動産執行が可能となります。

いざ、小原はひかりを連れて山家の家に再び突入。

佳菜江に執行の話をしますが、突然の動産執行に戸惑う佳菜江。

今回は、債権者のデルタ商事から97万円の借入債務に基づく動産執行。

佳菜江は「どうやれば幸せはくるのか。返済努力はしてます。1回だけ待って」と泣き落としにかかります。

しかし「差し押さえの延期は不可能」と伝えると、更に泣き崩れて子供たちが近寄ってきました。

小原はやりずらそうに、動産執行を行います。

そして、佳菜江はこうなってしまった原因の話始めました。

生活費がギリギリの中で、友達の結婚式の為にお金を借りた結果でした。

3万円という額だったので、返せると思っていました。

しかし返済のタイミングで、風邪を引き、派遣の時間が少なくなり収入が減ってしまいます。

気づけば、その友達は1年たらずで離婚していて、何とも言えない感情が。

出費はどんどん増えていき、色んな所に借りている日々でした。

小原は、佳菜江の事情を察しアドバイスします。

「債権者に少しでも払えば、売却期日延期されることもありますよ」

それを聞いた佳菜江は「頑張って絶対に払います」と約束します。

そして、小原は動産執行を終えて帰ろうとしますが、子供たちは「もう帰っちゃうのー。淋しい」と声を出します。

佳菜江は「死んだ夫は優しい人で、小原の事をそう見みいるのではないか」と言うのでした。

今日の動産執行で、ひかりは普通の人が債務者になる事に驚きます

この仕事を初めて1年の小原は、仕事をしていて気づいた事がありました。

「それまでは普通であり、どんなタイミングで債務者になるかは分からない」という事。

仕事を終えたひかりは、栗橋に「今度近所の美味しいラーメン屋に連れてって」と言われます。

ひかりは、一緒に行く約束をします。

その様子を、ドアの向こうでニヤニヤしながら見る小原。

茶化す小原にひかりは「佳菜江さんの事、タイプでしょ」と言い放ちます。

分かりやすく動揺する小原ですが「執行官の立場ではありえない」と返しました。

保護犬カフェでの問題

今日も店長の由比は、勘違いしている電話の問い合わせにキレます。

安く買えると思っている電話の問い合わせで、更に適当に送れと言ってきました。

そういう無責任の人から犬を守りたい由比は「無責任に命を扱うな!」と電話を切ります。

売却前日

佳菜江は未だに少しも支払う素振りを見せません。

少しでも支払う意思を見せてくれれば、支払期限の延長が出来るのに。

佳菜江が追い詰められていないか心配する小原。

売却期限当日

重い足取りで、山家家に向かう小原達。

しかし、電気のメーターが止まっている事に気づくひかり。

そして、鍵を開けて中に入ると、中はもぬけの殻でした。

何一つ残っておらず、大家に聞いたところ、3日前に引っ越してしまった事が判明。

部屋には公示書だけが残されてしまう失態を犯してしまう小原。

保育園に行くと、福島の実家に帰ると伝えて退園していたのです。

更に、亡くなったと言っていた夫は生きていました

佳菜江が言っていたことは全て嘘!!

執行不能になってしまって、小原は落ち込む暇はないと思いながらも、落ち込んでいました。

「君は本来犬担当なんだから、帰りなさい」と小原はひかりを帰します。

そう言うのならば「犬以外で呼び出すなー!」と怒ってひかりも帰ってしまいました。

2週間後

あれから、何も連絡がこないひかりは、ざわざわしていました。

そして、栗橋と夏奈と一緒に近所のラーメン屋で食事をしているとある話題になります。

女性の執行官は過去に1度もいないという事です。

応募資格もあれば、受験もしていますが、未だにいません。

翌日、栗橋は、佳菜江の新たな金融機関からの動産執行の依頼が入っているのを見つけます。

再チャレンジする小原は、今度は手を抜く事なく厳しく動産執行を開始。

佳菜江は「悪気はなく、動揺してしまいやってしまった」と言いました。

支払う意思が全く感じられない佳菜江に、次は1カ月後と強く伝えます。

そして、1か月後

ひかりは、長窪の所で執行補助者の契約をして、小原の前に再び現れます。

ひかりの行動が嬉しい小原は「吉野さんは友だ」と感謝しました。

リベンジ差し押さえに、佳菜江は本音をこぼします。

育児が辛いわけではなく、全く育児に協力しない夫に段々呆れてしまった佳菜江

夫の休みの日に「手伝ってほしい」と言っただけで返って来たのは…。

「育児楽しめないの?」や「ご飯は?」や「週1の休みは休ませろよ」

このままでは、相手を恨むだけで、離婚することが1番幸せな方法だと考えました。

そして佳菜江は、もう逃げない事を決め、残りの返済は親や兄弟に相談することを決めました。

佳菜江は小原に疑問を投げかけます。

「税金は何に使ってるの?何で、家事には全く還元されないの?」

その質問に答えられない小原。

そして、子供たちは泣いている母親に駆け寄りました。

ひかりは、そんな姉妹に自分も母子家庭で育っていて、ある約束をしていたことを話します。

「3日に1回は”ありがとう”の感謝の言葉を伝えると家族は幸せになれる」

それを聞いた姉妹は、自分達もそうしようと嬉しそうに話します。

後日、事務所に来た佳菜江たち親子は、家族で楽しんだソファーだけは取り戻したいと思うのでした。

そして、犬の散歩をしていたら、あの上野原がひかりに声をかけてくるのでした

母子家庭の問題ですが、元夫は全く援助してないんですね。

誰もこのお母さんの本当の悩みに親でさえ気づかないなんて酷い。

子供たちと普通の幸せな時間を過ごしたいだけなのに…。

ほんと、税金はどこいってるのでしょうか

そして、女性執行官が漸く1人誕生したというのも、大変なお仕事だからという理由もありそうですね。

シッコウチェック
  • 女性執行官…これまで、女性執行官は一人もいないとドラマでは言われていましたが、
    今年の4月に初の女性執行官が誕生したと番組の最後にテロップされました。

第5話ネタバレ

ペット業界の仕事のスカウト

ひかりの目の前に現れたのは、夜逃げしたペットショップの上野原元社長。

ひかりの事が大好きだとグイグイくる上野原。

今度は犬とトリマーのマッチングアプリの起業をしていました。

なんと懲りずに「一緒に仕事をしないか」とひかりをスカウトしにやってきました。

上野原の事は気になりますが、ペット業界で働きたいという思いがあるひかりは悩んでいました。

画像無断使用のアイドルグッズの執行を渋川と行うひかりと長窪たち。

債権者は新日本エンターテイメント、債務者は(株)へプタゴン。

しかし、このグッズたちはどうなるのか。

勿論、債権者が勝訴すれば廃棄になります。

1個でも盗難されれば、国家賠償になる話の為、使えるものでも引き取る事はできません。

友達だから交換しよう

小原は花巻みらいクリニックという病院に動産執行することになります。

そして、そこには子犬がいるので来てほしいとペットショップの手伝いをしているひかりにお願いします。

そして、連絡が取りあえるようにとSNS交換をするひかりと小原。

最初、小原は驚きますが“友達”のようになっていた2人の関係もあり、無事に交換します。

小原のアイコンは20代くらいのモノだったので笑うひかり。

そんな時、15歳のラブくんが引き取られることになり、千尋店長とひかりは大喜びしました。

病院の動産執行

医療器具の代金未払いの為の動産執行と競り売りも行われる日でした。

病院にすんなり入ることができ、3階の自宅に向かいます。

自宅となっている部屋は立派で驚くひかり。

息子で事務担当の康介の説明でこうなった原因は…。

近所に総合病院が出来てしまって、それから売り上げが下がってしまったらしい。

そこに問題の犬を連れてきた康介の妹・利恵。

犬のマリンは11歳で人間でいうと60歳を越えた成犬でした。

「オージザス…大先輩じゃないか…」と小原は驚きます。

競り売りが開始

競り売りとは、いわゆるオークションのようなものです。

絵画の競りの熱が白熱しますが、競り合う1人がおかしい事に気づき止めようとする小原

しかし院長が、競りをしていた絵画を買い取ると言いますが、それは不可能な話でした。

小原が疑った男は、債務者に頼まれて参加していた為、強制退去させられます。

そして、無事に全ての競りを終え、動産執行も終了。

ひかりはその後、面倒を見ていたマリンの腰の様子がおかしいと利恵に伝えるが、どうも上の空。

執行を無事に終えた小原達は、須賀川のお店で夕飯を食べます。

そこで今の時代、病院もインターネットで口コミされる時代という話になります。

花巻みらいクリニックの口コミを見ると…。

★が2.1とかなり低く評判が悪い病院だと判明しますが、執行官には関係ない話でした。

そんな会話の中、長窪に「ひかりにペット業界の再就職の話が来ている」と言われます。

栗橋は好きな仕事が出来て良かったんじゃないかと思いましたが、小原は少し浮かない顔をしていました。

ひかりに言われた通り、動物病院に連れてきた花巻親子。

しかし、病院の経営が上手く行かず愚痴る母親に、娘は待合室で激ギレします。

「お兄ちゃんが受験失敗して、私はこれまでの時間を犠牲にしてきたのに!」

紹介した病院は、夏奈が働いている病院だったので、犬が椎間板ヘルニアと聞いたひかりは心配です。

夏奈は飼い主の方が気になっていて、ひかりから話を聞き出しますが、詳しく話す訳にはいきませんでした。

詳しくは聞かない夏奈ですが、ひかりの再就職は「怪しい」と反対します。

ひかりの話を聞いている最中に、大声で叫ぶ隣の住人の栗橋の部屋が煩くて夏奈は苦情を言いに行きます

大騒ぎをしていたのは渋川、日野、間々田たちでした。

そのまま栗橋の部屋で飲むことになります。

そこで、執行官の仕事を何故しているのかという話になり、渋川達は誇りを持って仕事をしていると話をしました。

民事執行の最後の砦の執行官は、権利の実現を求めるものです。

執行官になる人は、法律の実務のキャリアがある人が試験に合格し、就く事が出来る仕事です。

その為、前職は裁判所の書記官や国税局の徴収職員の人がいます。

ですが、現実は借金取り扱いされる事が多い仕事です。

酔っ払いの渋川たちの帰りを見届けた栗橋とひかり。

仕事を誇れる事はいい事だなと改めて思う栗橋。

そして「ペット業界に戻れそうなのを喜んでいる」と伝えますが、ひかりは少し言葉に悩むのでした。

家賃も滞納していた病院

家賃の滞納をしていた為、債権者のビルのオーナーが裁判を起こしていました。

明け渡しまでも始まった花巻みらいクリニックに残された道は廃業

しかし患者がいる為「そんなことは出来ない」と駄々をこねる花巻親子。

「公共の施設です!簡単に明け渡せなんて!」

ですが、2カ月の猶予のみしか小原には譲ることは出来ませんでした。

そして、小原が帰ると全員が喧嘩をし始め収拾がつきません。

明け渡し期日が迫る中、小原は「診察を続けている病院にどうしたらいいものか」と、裁判官に相談します。

しかし、それでも入院患者にとっては困るものでした。

小原はひかりと一緒に、病院の様子を見に行きます。

ちょっと見に行くだけ補助者の報酬は出ないので、一人で行こうとする小原。

それくらい「友達なので一緒に行く」とひかりもついて行きました。

小原は院長を説得しますが、院長は首を縦に振りません。

医者としての誇りがあるはずです」という小原。

院長は「患者も減り、子供達には疎まれているのに、誇りもへったくれもない」と叫びます。

ですが、本音が話せる院長と娘は、そんなに悪い関係ではないかとおもうひかり。

小原からその考えは、ひかりの主観だと注意されます。

1週間後の引き渡し日

遂にもう1日の猶予も与えられない日を迎えました。

看板はありましたが、診療している様子はない?

真っ暗な病院の鍵を開けて中に入る小原たち。

しかし、待合室をみると何もかももぬけの殻でした。

自宅の3階にも何も残されていませんでした。

院長のデスクに、執行官宛の手紙が残っていてそれを読む小原。

院長は最後に医師としての仕事を済ませた事が書かれていました。

そして“小原のしつこい位の仕事ぶりに、自分が忘れかけていた医師としての誇りを思い出した”と。

更に「今後は恥ずかしくない様に生きていたい」と考えられた事に感謝を述べてありました

こうして無事に引き渡しが完了し、小原は院長の手紙に涙します。

執行官の仕事は、恨まれることがあっても感謝されることはない為、何とも言えない感情になりました。

ひかりは1枚の花巻家の写真を見つけ、きっとこういう家族だったのだろうと思うのでした。

利恵は父の仕事に憧れ、子供たちは医者になりたい夢を抱き、利恵が医者になった事を全員で喜んだであろうと。

そして、ひかりは上野原のスカウトの話を断ります

上野原はひかりが断る理由が分からず動揺しますが、そこに日野が現れるのでした

突然の告白

ペットショップを手伝っていたひかりの元に、長窪がやってきて「付き合ってほしい」というのでした。

しかもひかりが返事する前に、ペットショップから連れ出してしまいます。

病院でもこんなことあるんだ…と思いましたが、ビルのオーナーは大分待ったのでしょう。

裁判の噂を、入院患者たちは知らなかったのが不思議ですね。

にしても、競り売りはまさにオークションですね。

でも、お金がないのに院長が買い戻そうとしたのはツッコミするしかないです。

そして、長窪!どういうことだ?!

シッコウチェック
  • 競り売り…①買いたい金額を申し出る。②その申し出より上の金額の場合は更に先に行く。③申し出が無い場合は、執行官が3度その金額を呼びあげた時点で競りは完了。
    つまり、オークションです。差し押さえ物品をなるべく高く売り、それを債権者に渡す方法のこと。そして、民事執行法によりこ競り売りには債務者は買い受けが出来ません

第6話ネタバレ

日野は、不動産競売の開札期日に参加していました。

その開札にドキドキしていた鶴瀬良樹・芽衣夫婦。

念願のマンションを買うために、頑張ってきた2人。

入札枚数は10枚で、その中で1番高かったのは2803万円の鶴瀬夫妻でした。

買えた事を喜んでいた所に、競売物件の現所有者の佐久山伸司が、孫の真琴を連れて怒鳴り混んできます。

長窪の事情

長窪は「付き合って下さい!」とひかりに言って、保護犬カフェから連れ出します。

実は長窪の母親が会いに来たらしく、恋人のフリをしてほしいというお願いでした。

突然の長窪の告白に、栗橋は2人の後をこっそり追います。

喫茶店に到着した長窪は、母にひかりと結婚する事を伝えそのまま出ていこうとしました。

しかし「結婚相手は神様が決める事で、桂十郎が決める事じゃない!幸せになって欲しいだけなのよ」と怒ります。

ひかりは「もう子供の年齢ではないし、幸せは長窪さんが決める事では?」と言いますが、長窪の母は他人には言われたくない様子。

栗橋も長窪の擁護に入ります。

実は長窪は、勝手に見合いを勧められるのが5回目とうんざり。

長窪と別れたひかりと栗橋も、あの母親は流石にぶっとんでると感じずにはいられない。

ひかりはこれまでの現場で、長窪が子供に優しく接している所をみていたので、こういう事情があるからだと思いました。

明け渡しがされないマンション

鶴瀬は、引き渡しをしない佐久山の件で、小原達に依頼をします。

佐久山の息子が借金の担保にマンションの部屋を抵当に入れていました。

正式な手続きで購入した鶴瀬は、何度か佐久山の家に行きますが、全く相手にされません。

現況調査をしていた3カ月前。

渋川は佐久山に抵当権の話をしますが、佐久山にその記憶はありません

抵当権設定契約をした覚えがないなら、裁判所や弁護士への相談を勧めます

しかし、佐久山は「馬鹿息子がした事なんか知るか!競売なんかさせん!」と怒鳴り返すのでした。

そして、この事件には、犬もいる為、小原はひかりに執行補助者としての同行を依頼するのでした。

明け渡し催告期日

不動産明渡執行をする為に、小原は催告をしに佐久山の家へ向かいます。

やはり佐久山が納得する事はなく、小原は公示書を貼りました。

「剥がしたり破いたりしたりしたら刑事罰です」

佐久山は、全く話を聞かないので、催告書を玄関に置く小原。

家を後にした小原たちを追いかけてきた真琴。

自分達はどうなるのか心配だったのです。

「他に行くところがありません。学校の先生だったおじいちゃんは一生懸命頑張ってました」

祖父は何も悪くないのに、理不尽な話でした。

同情はしますが、執行官たちに出来る事は何もありません

ひかりは真琴と一緒に犬と散歩しに行きます。

そこで、真琴の家庭の事情を聞くのでした。

父が借金を作り、自分を置いて弟と母は出て行ってしまったのです。

まだ小学3年生だった真琴でしたが、何故自分は置いて行かれたのか?

それは、母は再婚相手で、自分とは血が繋がっていなかったのです。

お金が無かった父と真琴は、祖父の家に転がり込みました。

しかし、父は「仕事をしてくる」と言って姿を消してしまいました。

ひかりは、自分も浮気で父が出て言った事を話し、2人は笑い話をします。

真琴は、祖父の優しさが好きです。

真琴は早く大人になって祖父を助けたいという思いがあります。

ひかりに「学校で相談も出来ない話が出来て嬉しかった」という真琴は感謝します。

小原はまだひかりが真琴と一緒にいることに驚きます。

3時間も女子トークをしていた2人。

真琴と別れたひかりは、真琴を抱きしめてあげたかったが、それはやってはいけないかな?と思うのでした。

相手の同意のないものや不快に思うものは強制わいせつ罪だと小原は言います。

不快でないモノまで罪になっていたら、世の恋愛ドラマは成立しないと2人は納得するのでした。

長窪の家庭

長窪は、母親の件のお礼をすべく、須賀川の喫茶店に集まるひかり、栗橋、千尋。

実は、長窪の母親は宗教にハマっていて、お金が家庭に全く入っていないという事でした。

離婚して父親と暮らしましたが、男2人だと喧嘩が耐えません。

ですが、バイトを始め、執行補助の仕事をしてからは気持ちが楽になったと言うこと。

家に帰ってきたひかりと栗橋

その様子を見ていた大家の青柳は、愛の告白現場かとこっそり覗きます。

しかし、ひかりは栗橋に司法試験を頑張って欲しい事を告げるだけで、栗橋も言いたいことが言えませんでした。

青柳は、愛の告白じゃないことにガッカリします。

明け渡し3日前

玄関に入ると、公示書が×と大きく書かれていました

破いたり剥がしているわけではないので、罪にはなりませんでした。

本気で追い出す気なのかと怒る佐久山。

事務所に戻った小原は、渋川から福祉事務所に民事執行法18条・援助請求の依頼を勧められます。

その頃、真琴はこのままでいいのかと祖父に聞きます。

今まで真面目に仕事をして、贅沢もせずコツコツ貯金をして家を買った話をします。

しかし、結果は正直者が損をすると。

大企業のお偉いさんや政治家がよくいう逃げ文句。

「記憶にございません」「事実なら許される事ではありません」

そんな嘘を言ってても、いつの間にか無かった事になっている

真琴の父も実際、借金を祖父に押し付けてなかった事になっているようなもの。

知らんぷりをしていれば、その内なんともないになるはずだと。

鶴瀬夫妻の想い

いよいよ明日が強制執行日となりました。

小原は、佐久山の家の荷物の量が多いと思わるので、明け渡しの費用の明細を鶴瀬に渡します。

鶴瀬は支払う意思を見せますが、安く買えたので仕方ないと思っていました。

そして、芽衣はマンションから出てくる真琴を見かけ、何とも言えない気持ちになっています。

まだ子供の芽衣を追い出すのは、辛いものでした。

しかし、鶴瀬夫妻も一生懸命に貯金をして買ったものです。

そして、真琴は妊娠もして、家族であの家で幸せに暮らすと言う普通の願いを叶いたいだけの鶴瀬夫妻。

明け渡し当日

30年も住んでいるので、大人数で執行に向かう小原たち。

鍵はかかっておらず部屋に入ろうとすると、佐久山が玄関前に座って待ち構えていました。

「ここから一歩も動かない!!」

しかし、小原は強制執行を開始します。

「絶対に止めさせてやる!!」と佐久山は出て行ってしまう。

犬を連れて外に出るひかりは、自分も無力さを痛感します。

鶴瀬夫妻も、マンションの外で執行が終わるのを待ちました。

まだまだ時間がかかりそうでしたが、小原のスマホに連絡が入ります。

なんと、佐久山は事務所に怒鳴り込んで来たのです。

佐久山は、こうなってしまう前に、渋川に言われた通り、区の窓口や弁護士にも相談しました。

しかし、どこも依頼を引き受けてくれませんでした。

恐らく、依頼者を面倒に感じたのではないか?

そして、ハサミを自分に向けて「死んでやる!」と叫ぶ佐久山に栗橋がキレます。

「むしろ被害者は、債権者のご夫婦です!借りたものを返さない人が100%悪い!

更に怒る佐久山は、両手に傘を持ち栗橋達を追いかけまわします。

それを聞いたひかりと真琴は、事務所に向かいます。

2人が入ると佐久山は腰を痛めて椅子に寝転がっていました。

佐久山も息子のせいでこうなった事も、立ち退かないといけない事も分かっていました。

しかし、これまで真面目に生きてきただけに納得はそう簡単に出来るものではありません。

無事に立ち退きを済ませた佐久山は、債権者の夫婦に部屋の弱点を伝えます

給湯器のお湯が火傷レベルなので、水を出しながら使うと良い。

日当たりが悪いので、朝早く乾かせば乾きます。

奥の襖は犬が噛んだので変えた方がいい。

そして、朝陽が綺麗で、よく佐久山は妻と一緒に見ていたそうです。

2人の想いをしっかり受け止めた鶴瀬夫妻。

「私たちも絶対に大切に部屋を使います」

佐久山は、小原たちに福祉施設を紹介されますが、執行官の世話になる事を最後まで拒否してホテルに向かいました。

その後、無料塾で講師を始めた佐久山。

そこは、借り上げ社宅があるので、佐久山は荷物も大分引き取っているのでした。

真琴は、継母から一緒に暮らさないかという連絡が来ますが、祖父と一緒に暮らす事を選択します。

そして、今回の件で、ひかりは小原にあるお願いをするのでした。

色々考えさせられるドラマですね。

おじいちゃんは何も悪いことをしていないのに、バカ息子のせいで…。

買った夫妻も何とも言えませんね。

今リアルタイムで「記憶にありません」「誠に遺憾」って聞きますよね。

そして、ひかりは何をお願いするんでしょうか?

シッコウチェック
  • 不動産競売…住宅ローンが返済不可能となり、担保の土地や家等の不動産を、裁判所を通して強制的に売却した物件のことを言います。「抵当権」で強制的に売却できます。
  • 抵当権…債務者が返済不可能の時に、債権者が担保としたものを弁済権利。
  • 抵当権設定契約…債務を弁済出来ない時に、債権者がその不動産を処分し、債権回収にする事を証明する書類。
  • 民事執行法18条・援助請求の依頼…断交期日に行き場所のない債務者を連れてくるかもしれないお願い。

第7話ネタバレ

めげない上野原

ひかりは、小原にお願い事がありました。

真剣な顔をするひかりは「ほ…ほ…ほ…」と言葉に詰まります。

そこになんと、上野原が犬を連れて現れました

またしても、執行官にやられてすっからかんになったらしい。

(自業自得ではあるが…)

そして、クラウドファンディングを始め、資金を集めているようです。

しかし、その謝礼が自分の顔つきの活動報告というもの。

3千万を募集していましたが、何と27人が既に協力していて、17万も集めていました。

小原を見た上野原ですが、全然覚えてない様子

更にひかりのいる保護犬カフェで、宣伝してほしいと頼み込みます。

千尋はそういう話は聞かないのを知っていたひかりなので、断ろうとします。

しかし結局、話が聞けないまま、ひかりは上野原に連れて行かれるのでした。

職場に戻った小原は、ひかりが何を言おうとしていたのか気になってました。

まさか、自分に惚れてるなんてと思ってしまう。

そんな事はありえない!と頭を冷やす小原の独り言に、周りは驚きます。

話を逸らそうとして、栗橋がひかりの事をどう思っているのかとなりました。

栗橋はただ、ドッグカフェに行って、ご飯を食べただけだと否定します。

栗橋の草食な態度に、人生の先輩たちが持論を持ち出します。

しかし「昨今は草食だの肉食だのはハラスメント」だと渋川は言いました。

昔は、ソース顔と言われた小原とこってり醤油顔の渋川。

薄口とんこつの間々田にナンプラーの日野。

現代の若者は、人生も恋愛もさっぱりしている事に怒る小原。

その話に巻き込まれる栗橋。

「栗橋君は何顔になるのかなー」と言われるので、そもそも本題に戻ろうとする栗橋でした。

今回の動産執行

仕事に戻った小原は、栗橋から債務者の奥さんの朽木さんから手紙を貰いました。

手紙の内容は以下。

債務者の夫はタンタンファイナンスの担当者の取り立てが怖くなり、家族を置いて逃亡

債権者のタンタンファイナンスは闇金ではなく、ちゃんとした消費者金融の町金。

債権者は今回の件に立会希望を出していて、小原は連絡を取りに行きます。

ひかりは、今回の件で債務者を可哀想に思ってしまいます

どうしても、ドラマ等のイメージで、債権者が怖い相手となってしまいます。

しかし、よーく考えてみましょう。

AがBから借りましたが「返せませーん!」と言ってBが「じゃー諦めます」なんて事はありえません。

それぞれの事情はありますが、執行官は中立の立場。

「借金は溶ける雪とは違い、どんどん大きくなる雪だるまと同じだ」と長窪は言いました。

執行当日

タンタンファイナンスの担当者・土山次郎も立会に参加します。

債務者の奥さんの朽木睦子は、もう参っている様子でした。

突然夫が消え、裁判所から通知、町金からの連絡でパニックに。

「夫が帰ってこないのは嘘だ」という土山が、奥さんを怒鳴りつけます。

3日前にも帰ってきた事を見張っていた土山。

小原やひかりの静止も聞かないので、小原は換価価値がないと判断し「執行不能案件です!」と宣言します。

冷蔵庫やテレビやエアコン等でも何でも差し押さえさせようとする土山。

ですが、差押禁止動産の生活必需品は出来ない決まりです。

車に戻った小原達を睨みつける土山は、車から出てくる様に怒鳴ります。

そして、小原が仕方なく出ると、土山は納得いかないと脅しかけてきます。

ひかりは機転を利かせて、警察を呼び、パトカーの音が聞こえてきました。

急いで車に乗る小原とひかり。

そして、少し離れるとパトカーの音は収まります。

実は、それはパトカーの音がする防犯アプリの音だったのでした。

今回の土山の問題をどうするかと考えるひかりたち。

公務執行妨害で訴える事は出来ますが、小原は乗り気ではない様子。

裁判所に相談すると、誰も怪我をしていないのと、直接危害が及んでないので、厳重注意で済む事になりました。

これで、しばらくタンタンファイナンスは来ないだろうと思う渋川達。

上野原が保護カフェへ

その頃、ひかりは保護犬カフェに仕方なく上野原を連れて来ました。

上野原は自分の新しい事業に協力してくれないかと相談。

お金儲けの上野原の考えに理解はない千尋。

千尋と上野原の口喧嘩は、まるで怪獣同士の言い争いでした。

そこに、動物虐待の通報が入り、千尋達は現場に向かいます。

多動飼育放棄の1人暮らしの頑固なおばあさんの家が現場でした。

犬が窓をカリカリしていた事を心配する高校生からの通報。

緊急事態とはいえ、一般人のひかり達は不法侵入になってしまいます。

行政は平日の17時を過ぎたら動かない!

警察は人間の命の危機以外は動かない!

これだからお役所は役立たず!と思う一同。

ひかりも、こういう時、執行できたら…と思いながら、双眼鏡でおばあさんが倒れている事に気づきます。

急いで、おばあさんの家に入ると、まだ息があり、急いで警察と救急車を呼ぶのでした。

夜通しだったのか、翌日アパートの玄関で疲れ切って寝ていたひかりを見つける栗橋。

つい、彼女の寝顔に、顔を近づけようとしてしまうのです。

しかし、そこに青砥がおにぎりを持って来たので、栗橋は急いでひかりから離れます

ひかりが、徹夜して犬たちの救助していた事を聞く栗橋。

目を覚ましたひかりは、犬の臭いがするので、お風呂に入りに部屋に戻りました。

栗橋は、司法試験の予備試験もあるので、休みを増やして欲しいと相談をします。

職場の皆はそれを応援する為、快く承諾。

「今度こそは合格だ!」という小原は栗橋の顔をみて「今年は大丈夫だ」と言い直しました。

再びタンタンファイナンスが

そこに、タンタンファイナンスの弁護士がやって来ました。

実は、債権回収ではなく別のお願いでした。

ボヤ騒ぎと賃金が幾度も未払いの為、怒ったビルの持ち主が激ギレし、電気を止められてしまったらしい。

しかし、電気を止めた事に対しての裁判を起こし、裁判所から電気を再度流すように命令が下りました。

ひかりは、あんな取り立てをするような会社を助けるのは、いい気分ではないと思います。

しかし、今回の件と前回の件を繋げてはいけないと小原に言われてしまいました。

タンタンファイナンスのビルへ

電気を通すためにビルに来た小原達。

電気工事の人は、このビルはあっち系と繋がっている為、恐怖を感じ…。

小原は、念の為、警察を呼んで万全な態勢を取るのでした。

そして、いざビルの中に入った小原達。

タンタンファイナンスが入っている階は全ての電気が止められ、真っ暗でした。

この状態が実に3週間続いており、その中で従業員は働いていました。

その中には、そろばんをはじく土山の姿も。

屋上の電気室に行っていた長窪は、やはり電気室入口の荷物が多くて入れませんでした。

荷物をどかそうとした時、いかにもあっち系が現れました。

社長の鹿山田の勢いにも負けずと頑張る小原!

「裁判所から電気を流す様という命令を受けているはずです!ご協力を!」

しかし、小原の心の中ではもうマズイと思ってました。

それを感じ取るひかりは「えぇーー」と感じます。

長窪はやる気満々ですが、小原は腰痛持ちの自分には無理!とネガティブに。

囲まれた小原達は、万事休す!そこに、警察官2名が現れました。

流石に、鹿山田も折れ、裁判所の命令ならと引きます。

電気室の周りの荷物を退け、無事に電気開通をさせようとしますが、古い為か中々うまくいきません

ケーブルが切れている為、思った以上に時間がかかりそうです。

しかし、この執行の見届けに、なぜ警察の自分達が来るのだろうかと思う若い警察官。

先輩警官は、それを丁寧に説明します。

本来、民事不介入の警察で、裁判所の決定に従えば問題ない

しかし、上手くいかない事があります。

問題が起きた時、警察がいると、執行しやすい為、執行官が呼んだんじゃないかと話しました。

無事に、電気の修理を終えた後、鹿山田に「同じ様な事が無い様に」と忠告する小原。

そんな小原を睨みつけながら「二度としねーよ」と睨みつけるのでした。

そして、無事に電気を開通させるのでした。

※小原がやるはずでしたが、腰を痛めひかりが代行。

今回、債務者の立場になった事で、土山もこれからは債務者の事も考えたいと小原達に伝えます。

無事の執行完了報告を受ける栗橋。

仕事の出来る栗橋がいないと不安だと思う執行室のメンバーたち。

そして、一件落着後に小原は、あの時のひかりの言葉が何だったのか聞きます。

ひかりは「法律の事をもっと知りたい!」というお願いでした。

自分が思った以上に、世の中は困っているけど、今の自分では助けられない。

でも、法律を知ってれば役に立つかもしれないと考えていました。

そんなひかりに、物凄く感激する小原。

小原は、抱きしめたくなる程の感動ですが、抱きしめたら犯罪になるからだと握手しました。

ひかりは、執行官や補助者には永遠には就かないのかな。

でも、法律の事を知りたい!というのは、小原も感動してましたね。

今回、ちょっと気になったのは、生活必需品は差し押さえしないんですね。

その中にテレビがあったのはビックリですね。

シッコウチェック
  • 差押禁止財産…債務者の必要不可欠なモノの事。それは法律で差し押さえは出来ないものです。今回でいうなら、テレビや冷蔵庫やエアコン等。

第8話ネタバレ

栗橋は司法試験に向けて準備をしていました。

3度目の試験なので、栗橋の本気は今まで以上です。

そのやる気を見た友人の弁護士は、その様子に“いつもと違うな“と感じます。

例年と違う雰囲気は、ひかりの効果によるものでした。

今日ひかりが行く事になったのは、19歳の大学生の執行です。

18歳が成人になってから、借金も出来る為、近年増えている社会問題。

しかし、若い女性の執行は気を遣うもので…。

何故なら、怖がられたり警察を呼ばれたりもするからです。

それにしても、ひかりは執行室が散らかっている様子に唖然。

栗橋がいないだけで、全く片付かないそうです。

小原は、ひかりを呼び出して廊下でプレゼントを渡します

帰宅してからその中身を開けると「子供用の六法」と「老子」が入っていました。

ひかりがもっと法律の事を知りたいと聞いた小原は、この2冊を渡しました。

翌日、ひかりと青砥と栗橋は、栗橋の予備試験の話になります。

実は、司法試験を受ける前に、3つの試験をクリアーしなくてはいけません。

栗橋がまず来週受けるのは、短答式試験。

栗橋は、これだけの試験があるのは“法律は人生を左右されるもの”だからこそ、それだけの試験があると説明しました。

大学生への動産執行

債権者・ジャパンクレジットから債務者・白河杏奈への動産執行の日。

娘が借金している事を知らなかった母親は、まさか…と思いました。

そこに、外出先から帰ってきた杏奈は、慌てて逃げます。

娘のその様子に、本当に借金をしたのだと、母親は動産執行に応じるのでした。

今日の執行を終えた小原は「今後もあるかもしれないので、よく相談を」と言って家を後にします。

杏奈は母親に謝りますが「女子大生はお金がかかる」と言って部屋に閉じこもってしまいました。

周りの女子大生と違い、新しい物も変えず、奨学金で学校に通い、家庭教師のバイトもしている杏奈。

しかし、実際借金を抱えてしまった杏奈は、どうしたらいいか分からずにいました。

めげない上野原

上野原が、今度保護犬ホテルを始める事を聞いたひかり。

そして、この前の一件で、上野原と千尋は親睦を深めたそうです。

今度は上手く行くんじゃないかと千尋も資料を渡したりしていました。

次は成功することを祈るひかりと千尋。

お金がない杏奈

投資の儲けが出るはずだったのに「出ない」と言われて、紹介してきた先輩に文句を言います。

預けた30万円も返ってこない…。

友人の助けにより、その先輩のそれ以上の詐欺には遭わずに済みました。

友人に詐欺と言われるまで、それが詐欺とも気付かない杏奈の感覚は既に麻痺

しかし、既に30万円の借金をなんとかしなくてはいけない…。

そこで、友達に教えてもらった掲示板に書き込みをすると、多くのレスがきました。

自分の予想よりも、無利子でお金を貸してくれると言う掲示板。

杏奈は、その掲示板がどういうものかまだ判っていませんでした

栗橋のお願い

栗橋に頼まれたものを執行室に持って行ったひかり。

気が利く栗橋に癒される執行室の面子。

そして、ひかりが持っていた小原から貰った本の話題になります。

“天地不仁 以萬物為芻狗”→天地は不仁なり。萬物を以て芻狗と為す。

と書いてあるこの「老子」は、伝説の執行官の大原から貰った事がある渋川は、懐かしそうに語りました。

そこに、びしょ濡れで帰ってきた小原

実は、返事がないので、いつものようにアンロックして入って部屋を動産執行を始める小原。

しかし、実はシャワーを浴びていた債務者。

知らない男が家に入って来た為、債務者がシャワーを浴びせてきたのです。

どうしてもお金が欲しい杏奈

杏奈は、掲示板のレスが気持ち悪いものばかりで、何処からも借りれずにいました。

しかし、1件だけ大丈夫そうなレスがあり、それに返信してしまいます。

いざ、その人物との待ち合わせをしていると、電話がかかってきました。

電話に出ると、10万円を渡せるのと、大人の関係なら20万円なら無利子で貸せると言ってくるのでした。

思っていたのと違い、急に恐怖を感じ、呼吸が荒くなる杏奈。

その彼女を偶々見付けて声をかけるひかり。

杏奈は、走ってその場から離れますが、杏奈の様子が心配なひかりは、杏奈を追いかけます。

杏奈は男から20万貸せるとメッセージが来ていましたが、どうすべきか考えてしまいました。

そこに、追いついたひかりが「困っている事があれば相談して」と話しかけます。

しかし「余計なお世話です、ほっといて」と去ってしまいました。

栗橋に相談するひかり

どうしても杏奈の事が気になるひかりは、友人の相談として栗橋にアドバイスを貰いに行きます。

栗橋は、的確なアドバイスをひかりに授けました。

まずは、債権者への返済の目途を付ける事

そうすれば、無謀な借り入れの反省の意志、時給1500円のバイトで月3万円の返済をするので、和解をお願いするもの。

とにかく、借金を返すための借金である負のスパイラルを断つのが先決

話を終えた栗橋は、ひかりの膝元に突然倒れてしまいます

そこに小原がやってきて、現場を見られてしまうタイミングの悪さ…。

一旦は、立ち去ろうとしますが、試験前に何をしてるんだととやはり帰れない小原。

実は、栗橋は予備試験みたいなイベントの前は、必ずと言っていいほど高熱を出すそうで…。

追い詰められた杏奈

家に帰って来た杏奈に、さっきの相手からメッセージがきます。

学生証とマイナンバーカードと自分の下着姿の要求をされた杏奈。

最初は嫌悪感を抱きますが、追い詰められた杏奈は、その準備を始めてしまいます

しかし、そこに母親が帰ってきました。

杏奈は、母親にドア越しで泣き崩れながら謝ります。

翌日、追い詰められた杏奈は、ひかりに渡された名刺に書かれた保護犬カフェにやってきます。

そして、杏奈の事情を聞いたひかりは、一緒に杏奈の母親にこの件を話します。

その後、債権者へ母親と杏奈は謝罪に行き、先輩からの詐欺の相談を警察にします

警察が動き出した事で、先輩も任意同行され、新聞には特殊詐欺グループ10人が逮捕された記事が掲載。

被害総額はなんと280億円を超えていました。

でも、まだ終わっていません。

ひかりは杏奈と一緒に、メッセージを送った男を捕まえる為に動きます。

その男はどこにでもいるサラリーマンでした。

男は5回の関係を迫ってきて、自分は親切でやっているだけだと言ってきます。

他にも同様の事をしていると口にしたところで、ひかりが2人の前に現れました。

男がやっている個人が不特定多数に金銭を貸すことは法律違反。

ひかりは、更にこの男は既婚者だという事に引きます。

男の写真をスマホで撮影すると、逃げる男。

そこに、小原も偶然を装ってやってきます。

「正確に言うと、貸金を生業にしている場合は、貸金業法で定められている登録をしなくてはいけない」

ひかりの宣言

そして、熱も下がった栗橋は試験を無事に終わらせます。

プチ宴会を栗橋の部屋で行う執行室メンバーたち。

結果は、一か月後…。

ひかりは、さっき助けてくれた事のお礼を言いました。

そして「私も執行官になります!」と皆の前で宣言をするのでした。

18歳の成人問題が描かれましたね。

これは正直、20歳の成人であっても起きていた事です。

ただ、高校卒業したばかりの大学生って元々狙われやすいですね。

私も大学生の頃に、怪しい人たちはいっぱいいましたが、それを見抜く力はどうしてもまだ身に着けてない人が多い。

ドラマだから大げさに書いているわけではなく、これが現実なのかもしれない。

シッコウチェック
  • 司法試験…栗橋が受けようとしている司法試験。しかし、それを受ける為には、2通りの手段があります。法科大学院修了した人or予備試験に合格した人だけが受けられます。これに合格した事により法曹三者(裁判官・検察官・弁護士)になれる。
  • 予備試験…栗橋の様に法科大学院に通わない人は、予備試験というものに合格しなくてはいけない。試験は全部で3つ(短答式試験→論文式試験→口述試験)。全部順番通りに合格した1年後に漸く司法試験の受験資格を得る。

第9話(最終回)ネタバレ

ある日、興津大輔は、娘の碧唯を連れて家を出ていきました。

娘には、母親の凪咲は「後からね」と嘘をついて…。

執行官を目指す決意

ひかりは、皆に「執行官を目指したい」と言いますが、突然の事に言葉が出ない小原達。

執行官は、裁判官や検事、弁護士の様に最初から目指すものではないからです。

更に試験を受けるだけでも、ハードルが高い事を説明されます。

まず、法律に関する実務経験が10年以上必要

ひかりは、信用組合で5年間働いていた職歴があり、これから5年法律に関わる仕事をすれば、受験資格を得るはず。

ただ、それだけではないのです。

悲哀を知っている人生経験があり、タフな精神と体力が必要。

しかも、採用があるのは、欠員が出た裁判所のみという狭き門

小原は、嬉しいけれども執行官という現実の厳しさを知っているので、手招きして喜べません。

大事な女性の友達に「よし!がんばれ!」と無責任な発言は出来ない小原。

「犬と戯れている時間の方が、笑っていられる!」

ペット業界も大変な仕事ですが、執行相手の人間は、平気で傷つく事を言ってくる。

少なくても、犬ならばそんな事を言ってこない。

ひかりもそれは十分理解していますが、これまでの執行現場を見て、自分は勇気が貰えたと感じていました。

そして、執行官になって、もっと人間というものを知りたいと。

ひかりは、母親から送られて来たいぶりがっこを取ってくると部屋に戻ります。

栗橋は、きっとひかりは小原に喜んでもらいたかったから、決意してくれたんじゃないかと思いました。

そして、日野、間々田、渋川はひかりのその想いを、素直に嬉しいと感じていたのです。

ノックの音がして、ひかりが戻って来たんじゃないかと喜ぶ日野ですが、入って来たのは長窪と奈良井でした。

空気を読まない2人の登場に、日野達は“お前じゃないと”言いたそうに2人を見ます。

翌日、ひかりは夏奈にも執行官になる相談をすると「犬の仕事を諦めたのか!」とキレられます。

更に母親も、執行官の仕事を知らないため反対しました。

賛成してくれたのは、長窪だけでした。

ですが、千尋も法律の大事さに気付き、ひかりを応援します。

子供の執行

今回の事件は、債権者の興津凪咲が、債務者の夫・興津大輔から娘・碧唯を取り戻す事です。

ですが、凪咲は夫と似ている小原とは、どうしても話がしづらいらしく、代理人弁護士・串木田は、担当変えを願い出ます。

ですが、執行官は男性しかいない為、そうともいかず…。

凪咲は、ひかりがいる事に気づき、一緒に来てくれないか頼むのでした。

別件で来ていたひかりですが、今回の件に関わる事を決めます。

凪咲から、大輔の話を聞く一同。

IT企業で働いていましたが、独立をするとの事で、会社を退職した大輔

専業主婦だった凪咲は、会社が軌道に乗るまでの間、家庭を支える為に仕事を始めます

家事・育児は分担で行っていましたが、慣れない家事に大輔は悪戦苦闘。

凪咲も仕事が認められ、残業も増えてきた事で、会話が減り、喧嘩も絶えなくなりました。

離婚の話も出た頃、大輔は碧唯を連れて家を出て行ってしまったのです。

大輔の母親から、自分の家に2人はいると連絡がありました。

家裁の結果、母親が子供の監護者となったのに、引き渡しがされません。

そこで、今回の執行依頼が来たのです。

子供の執行に、やはり小原もひかりも重い気持ちでした。

ひかりは、執行官の事をもっと知ろうと思って本屋に行きますが、執行官の本は一冊もありませんでした。

大輔の言い分

栗橋の大学の先輩がひかり達の住むアパートにやってきました。

そのタイミングで、栗橋の試験の合否発表の時間になり、急いで確認すると見事合格

皆が喜ぶ中、先輩が子供の名前を「碧唯」と呼んで、先ほどの事件の子供と名前が同じだとひかりは気づきます。

大輔から今回の話を聞いた栗橋は、全く印象が違うものでした。

会社の人間関係で疲れた大輔は仕事を辞め、慣れない家事も頑張っていました。

今まで碧唯との時間が作れなかった為、今回の事で作れた事を喜びます。

ですが、凪咲は仕事のストレスを大輔にぶつけるようになり、それだけならいいと大輔は感じていました。

しかし、凪咲は碧唯にもキツイ言い方で当たるようになり、危険が及ぶ前に大輔は家を出て行ったと言うのです。

両者とも嘘を言っているようには、ひかりも栗橋も思えませんでした。

子供の引き渡し当日

後日、素直に子供を引き渡すと大輔の考えが変わり、スムーズに行くと思った小原たち。

しかし、インターホンを鳴らしても無言のまま…。

偶々開いたエントランスから自宅前まで行けますが、大輔は「子供は会いたくないと言っている、考えが変わった」と言ってきます。

小原はなんとか、娘と母親を会わせようと大輔にお願いをしますが、全く話を聞いてくれません。

それどころか、大輔の母が入ってきて、近所迷惑だと小原達を追い返すのでした。

執行室に戻った小原は、執行中止になった事で複雑な感情で頭がおかしくなりそうになります。

どんなベテランの執行官でも、子供の引き渡し執行が一番難しい

小原は、ひかりに確定申告の経験はあるかと聞いてきます。

執行官は給料ではない、パソコンは以前貸してもくれなかった。

全てが自前で用意していた苦労があった小原

それを伝えた上で、小原は、ひかりが執行官になる事を応援するのを決めます。

そして、あるシミュレーションが行われます。

碧唯と大輔が来た所で、碧唯を凪咲に会えるようにする為です。

しかし、これでは大輔が碧唯を無理に連れ帰る可能性がありました。

挟む事も可能ですが、男性だけで囲もうとするのは威圧的…。

なので、ひかりにも協力してもらう事に。

保育園に協力してもらって、凪咲がいる所で碧唯を連れて行こうと渋川は提案します。

ですが、それは大輔がやった事と同じで、いくら裁判所から許可されていても子供には関係ありません。

少しでも、子供が傷つかないようにすればいいと思うひかり

後日、保護動物カフェに急いでやってくるひかり。

そこには、仕事の営業で来ていた凪咲がいたのです。

ひかりにはどうしても凪咲に伝えたいことがありました

凪咲は、大輔に「父親の資格はあなたにない!」と言った事に疑問に思っていて…。

立ち入った事になりますが、ひかりは「旦那さんへの恨みを晴らすための者にはしないでほしい」と伝えます。

碧唯にとっては、どちらも大好きなママと大好きなパパだから。

子供の引き渡し期日(2度目)

栗橋の送り出しを受け、小原達は、いざマンションへ。

今度は、強制的にアンロックをし、大輔達がいる階へ行くと、大輔と碧唯が帰宅して来たので、上手く包囲しました。

何とか家の中に入る事が出来、漸く家を出て行った理由を話す大輔。

裁判では、幼い子の側には父親より母親という暗黙のルール

娘とただ離れたくないと思っていた大輔は、行動したのです。

そして、碧唯の本心を聞くことになりました。

母親の事を話すと、祖母も父親も悲しい顔をしているを感じていた碧唯。

ですが、母親にあったら、ギュッと抱きしめたいと話します。

その言葉に、凪咲は碧唯を強く抱きしめるのでした。

それを見た大輔は、もう終わった事を悟り、碧唯を凪咲に引き渡します。

ですが、碧唯は何故ママとパパを選ばなきゃいけないのか?

そんな単純かもしれないけど、難しい質問に、簡単に答えられるものではありません。

凪咲は、以前大輔に「父親の資格はあなたにない!」と言った事を謝ります。

そして、大輔と凪咲は、碧唯にママはママで、パパはパパで碧唯が大好きだと伝えます。

大人の勝手に娘を巻き込んでしまった事を反省する2人。

離婚はしますが、ずっと碧唯のパパとママでいる事を決めるのでした。

しかし、1つ疑問が残ります。

大輔と凪咲の証言は、どちらも良いママと良いパパ。

そして、傷つけたのは相手側だと考えられるものでした。

どちらかが嘘を言っているから、辻褄が合わないのか?

ですが、そうではなく、どちらも真実なのではないだろうか。

目線が違うだけで、そう見えていたのかもしれない。

しかし、それは本人にしか分からない…いや、本人達も分からないかも…。

こうして、事件は解決するのでした。

栗橋の合格祝い

ささやかな合格祝いを皆で行いました。

そして、栗橋は弁護士ではなく、裁判官を目指そうかと考えていました。

「安心して執行官の皆さんに、執行してもらえる裁判官になりたい」

更に、もし裁判官になれたらと、ひかりに告白をしようとしますが、うまく言えません。

長窪は「裁判官になれたら犬を飼うとか?」と横やりをいれます。

それはいいアイディアだと盛り上がります。

そんな中でふと思う事が…栗橋が司法試験でいなくなった時、誰が栗橋の後を継ぐのか…。

栗橋は「その件は問題ない」と自信をもって答えます。

1年後の執行室…

栗橋の仕事は、ひかりが事務員として仕事をしていました。

今日も多くの案件を執行官に配布するひかり。

ひかりが生き生き過ごしている姿を、こっそり覗き見る栗橋。

そして、ひかりを応援する小原は、ひかりに民事執行法等の本をプレゼント。

本を渡した後、今日も変わらず、小原達の執行は続くのでした。

ラストシーン

長窪、須賀川、砥沢を連れてひかりは、執行官になって、執行へ出向くのでした。

「おはようございます。私は裁判所の執行官の吉野です」

遂に終わってしまいましたね。

ひかり!執行官合格おめでとう!!

続編は難しいかな…?

でも、勉強になるからやってほしいな。

あっ、そしたら中島君があまり出ないw

シッコウの最終回結末予想

ネタバレ原作がない「シッコウ!!~犬と私と執行官」ですが、最終回の結末が気になりますよね!

犬がきっかけで執行官の世界に飛び込んだ主人公は最終回でどんな結末を迎えるのか予想してみました!

結末予想:ひかりも執行官を目指す

執行官という職業を間近で見ていく中でやりがいを感じる?

執行官の仕事を見ていく中で、自分も執行官としてやっていきたいという気持ちが芽生えるのではないかと予想します。

苦労や大変さは多くある職業ですが、同じくらい魅力があると気づく結末もあるのではないでしょうか。

こんな最終回結末を予想していましたが、実際には・・・

ひかりが執行官になる最終回結末を迎えました!

最初は執行についても乗り気ではなかったひかりでしたが、やはり小原たちを側で見てやりがいに気付いたんですね♩

このドラマを観るまで、執行官というものをそもそも知りませんでしたがかなり勉強になりました!

債権者と債務者の立場、両方の目線でしっかり書いていて、決してあっちが正しい正義!みたいなものではないこと。

誰も好き好んで、借金はしたくないし、踏み倒そうともしたくない。

動産執行されて終わりでもない。

本来ならちょっと堅苦しくなりそうな内容でしたが、犬とひっかけている点がまた良かったと思います。

そして一番は織田さんと伊藤さんの掛け合いが面白すぎて・・・難しい仕事だからこそちょっとコメディーなのがよかったですよね!

織田さんの今回のようなキャラは初めて見ましたが、めちゃくちゃ似合っていました♩

1つ残念だったのは、最終的にひかりが執行官にはなりましたが、数秒でそれが終わってしまったのが残念だった~!

栗橋君との関係とともに続編を期待してます!

シッコウのネタバレ原作と最終回結末予想のまとめ 

シッコウ!!~犬と私と執行官まとめ

  • ネタバレ原作は無く、小説「執行官物語」を原案としている
  • 脚本は大河ドラマも手掛ける大森美香さん!
  • 主要キャストは伊藤沙莉さん、織田裕二さん、中島健人さん!
  • 主人公は「犬」がきっかけで執行補助者になる!

その他、最終回の結末についての予想・考察もご紹介しましたよ♪

「シッコウ!!~犬と私と執行官」は、今まで題材にされたことのない「執行官」という職業にフォーカスを当てたドラマでした。

お堅い職業のような響きですが、そこに「犬」が絡んできて、さらに主人公達のコメディ要素ありの絡み合いで面白いドラマでしたよね♩

執行官という職業を通して主人公が出会う様々な人間模様もすごく良かったです。

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